5 / 38
5.
「は、はい。大丈夫です」
「動くよ」
「はい」
王子は徐々に動きを早めていく。
「んっ、はっ、んっ」
アイリスは声を押し殺しながらも、その表情には快楽の色を浮かべていた。
「アイリス、そろそろいいか?」
「はい。中に出して下さい」
王子は最後に腰を打ち付けると、奥深くに欲望を吐き出した。
「んっ、はああああああ」
同時にアイリスも再び絶頂を迎えた。
「ああ、温かい……」
アイリスはそのまま王子に抱きつくと、耳元で囁いた。
「愛しています」
「私もだよ」
王子はアイリスを抱きしめると、そのまま眠りについた。
「うっ、ううっ」
翌朝、アイリスは頭痛とともに目を覚ました。
(昨日は飲み過ぎてしまったみたいね)
二日酔いで痛む頭をなんとか働かせようとする。
(そういえば、私はいつの間に寝たんだろう?)
アイリスはゆっくりと記憶を辿る。
「あっ!」
アイリスは思い出した。
自分は王子に抱かれたのだ。
それも一度ではなく何度も……。
(どうしよう。まさかこんなことになるなんて)
アイリスは王子に嫌われることを恐れた。
だから、王子の求めに応じたのだが、まさかこんな事態になるとは……。
(とにかく、謝らないと)
アイリスは急いで身支度を整えると、王子の部屋に向かった。
「おはようございます」
「ああ、アイリス。起きたんだね」
王子は笑顔で迎えてくれた。
「王子、申し訳ありません」
「うん? どうして謝るんだい? 君は何も悪くないじゃないか」
「いえ、でも……」
「まあまあ、そんなことより朝食にしないかい?
君が好きなものを用意したから一緒に食べよう」
王子は上機嫌で言った。
「は、はい……」
釈然としないまま席に着くアイリス。
程なくして食事が始まった。
しかし、アイリスの心は晴れなかった。
なぜなら、自分は王子の婚約者でありながら他の男と関係を持ったのだ。
本来なら婚約破棄されて当然である。
だが、今朝の王子の様子を見る限り、そのような気配は無い。
むしろ、以前にも増して自分に優しく接してくれているような気さえする。
それが余計に恐かった。
「アイリス、どうかしたのかい?」
王子が心配そうな顔で言う。
「いえ、なんでも……」
慌てて誤魔化そうとするアイリスだったが、その時ふとあることに思い至った。
(もしかすると……)
王子が自分に対する態度が変わらない理由……。それは……。
(もしかすると、私が王子の子を身籠もっているからかもしれないわ)
確かにそれならば辻妻も合う。
ただでさえ王子は王位継承権を持つ唯一の男子であり、自分の腹に宿った子が次の王になる可能性は高い。
それ故、彼は自分が次期国王になることを確信しているのではないだろうか?
(だとしたら大変だわ。私はなんとしてもこの子を産まないと!)
だがどうやって?
(そうだ。あの薬を使えば……)
アイリスは密かに決意を固めたのだった。
「アイリス、最近調子はどうだい?」
王子はある日、いつものようにアイリスの元を訪れた。
「おかげさまで元気ですよ」
アイリスはにっこり笑って答える。
「そうか。それは良かった」
王子は嬉しそうに微笑むと、おもむろに服を脱ぎ始めた。
「王子?」
「実はアイリスにプレゼントがあるんだ」
裸になった王子はベッドの上に横たわる。
「アイリス、おいで」
「はい……」
アイリスは王子に覆い被さると、キスをしながら身体をまさぐり始めた。
やがて王子の下半身に到達すると、舌を使って丁寧に舐め始める。
「ちゅっ、れろ」
「いいよ。アイリス」
やがて王子の分身は完全に勃起すると、先端からは先走りの汁が溢れ出した。
それを指ですくって口に含むと、アイリスはにこっと笑みを浮かべた。
「いただきます」
アイリスは大きく口を開けると、王子のモノを口に含んでいった。
そして、舌を使いながら上下に動かしていく。
「くっ」
王子が僅かに顔を歪める。
アイリスは口をすぼめて前後に動かしながら、時折裏筋を舌先で刺激していった。
「動くよ」
「はい」
王子は徐々に動きを早めていく。
「んっ、はっ、んっ」
アイリスは声を押し殺しながらも、その表情には快楽の色を浮かべていた。
「アイリス、そろそろいいか?」
「はい。中に出して下さい」
王子は最後に腰を打ち付けると、奥深くに欲望を吐き出した。
「んっ、はああああああ」
同時にアイリスも再び絶頂を迎えた。
「ああ、温かい……」
アイリスはそのまま王子に抱きつくと、耳元で囁いた。
「愛しています」
「私もだよ」
王子はアイリスを抱きしめると、そのまま眠りについた。
「うっ、ううっ」
翌朝、アイリスは頭痛とともに目を覚ました。
(昨日は飲み過ぎてしまったみたいね)
二日酔いで痛む頭をなんとか働かせようとする。
(そういえば、私はいつの間に寝たんだろう?)
アイリスはゆっくりと記憶を辿る。
「あっ!」
アイリスは思い出した。
自分は王子に抱かれたのだ。
それも一度ではなく何度も……。
(どうしよう。まさかこんなことになるなんて)
アイリスは王子に嫌われることを恐れた。
だから、王子の求めに応じたのだが、まさかこんな事態になるとは……。
(とにかく、謝らないと)
アイリスは急いで身支度を整えると、王子の部屋に向かった。
「おはようございます」
「ああ、アイリス。起きたんだね」
王子は笑顔で迎えてくれた。
「王子、申し訳ありません」
「うん? どうして謝るんだい? 君は何も悪くないじゃないか」
「いえ、でも……」
「まあまあ、そんなことより朝食にしないかい?
君が好きなものを用意したから一緒に食べよう」
王子は上機嫌で言った。
「は、はい……」
釈然としないまま席に着くアイリス。
程なくして食事が始まった。
しかし、アイリスの心は晴れなかった。
なぜなら、自分は王子の婚約者でありながら他の男と関係を持ったのだ。
本来なら婚約破棄されて当然である。
だが、今朝の王子の様子を見る限り、そのような気配は無い。
むしろ、以前にも増して自分に優しく接してくれているような気さえする。
それが余計に恐かった。
「アイリス、どうかしたのかい?」
王子が心配そうな顔で言う。
「いえ、なんでも……」
慌てて誤魔化そうとするアイリスだったが、その時ふとあることに思い至った。
(もしかすると……)
王子が自分に対する態度が変わらない理由……。それは……。
(もしかすると、私が王子の子を身籠もっているからかもしれないわ)
確かにそれならば辻妻も合う。
ただでさえ王子は王位継承権を持つ唯一の男子であり、自分の腹に宿った子が次の王になる可能性は高い。
それ故、彼は自分が次期国王になることを確信しているのではないだろうか?
(だとしたら大変だわ。私はなんとしてもこの子を産まないと!)
だがどうやって?
(そうだ。あの薬を使えば……)
アイリスは密かに決意を固めたのだった。
「アイリス、最近調子はどうだい?」
王子はある日、いつものようにアイリスの元を訪れた。
「おかげさまで元気ですよ」
アイリスはにっこり笑って答える。
「そうか。それは良かった」
王子は嬉しそうに微笑むと、おもむろに服を脱ぎ始めた。
「王子?」
「実はアイリスにプレゼントがあるんだ」
裸になった王子はベッドの上に横たわる。
「アイリス、おいで」
「はい……」
アイリスは王子に覆い被さると、キスをしながら身体をまさぐり始めた。
やがて王子の下半身に到達すると、舌を使って丁寧に舐め始める。
「ちゅっ、れろ」
「いいよ。アイリス」
やがて王子の分身は完全に勃起すると、先端からは先走りの汁が溢れ出した。
それを指ですくって口に含むと、アイリスはにこっと笑みを浮かべた。
「いただきます」
アイリスは大きく口を開けると、王子のモノを口に含んでいった。
そして、舌を使いながら上下に動かしていく。
「くっ」
王子が僅かに顔を歪める。
アイリスは口をすぼめて前後に動かしながら、時折裏筋を舌先で刺激していった。
あなたにおすすめの小説
夫が運命の番と出会いました
重田いの
恋愛
幼馴染のいいなづけとして育ってきた銀狼族の族長エーリヒと、妻ローゼマリー。
だがエーリヒに運命の番が現れたことにより、二人は離別する。
しかし二年後、修道院に暮らすローゼマリーの元へエーリヒが現れ――!?
結婚式に結婚相手の不貞が発覚した花嫁は、義父になるはずだった公爵当主と結ばれる
狭山雪菜
恋愛
アリス・マーフィーは、社交界デビューの時にベネット公爵家から結婚の打診を受けた。
しかし、結婚相手は女にだらしないと有名な次期当主で………
こちらの作品は、「小説家になろう」にも掲載してます。
側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません!
花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」
婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。
追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。
しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
「離縁する気か? 許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」
凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
冷酷公爵と呼ばれる彼は、幼なじみの前でだけ笑う
由香
恋愛
“冷酷”“無慈悲”“氷の貴公子”――そう恐れられる公爵アレクシスには、誰も知らない秘密がある。
それは、幼なじみのリリアーナの前でだけ、優しく笑うこと。
貴族社会の頂点に立つ彼と、身分の低い彼女。
決して交わらないはずの二人なのに、彼は彼女を守り、触れ、独占しようとする。
「俺が笑うのは、お前の前だけだ」
無自覚な彼女と、執着を隠しきれない彼。
やがてその歪な関係は周囲を巻き込み、彼の“冷酷”と呼ばれる理由、そして彼女への想いの深さが暴かれていく――
これは、氷のような男が、たった一人にだけ溺れる物語。
【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
強面夫の裏の顔は妻以外には見せられません!
ましろ
恋愛
「誰がこんなことをしろと言った?」
それは夫のいる騎士団へ差し入れを届けに行った私への彼からの冷たい言葉。
挙げ句の果てに、
「用が済んだなら早く帰れっ!」
と追い返されてしまいました。
そして夜、屋敷に戻って来た夫は───
✻ゆるふわ設定です。
気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。
いなくなった伯爵令嬢の代わりとして育てられました。本物が見つかって今度は彼女の婚約者だった辺境伯様に嫁ぎます。
りつ
恋愛
~身代わり令嬢は強面辺境伯に溺愛される~
行方不明になった伯爵家の娘によく似ていると孤児院から引き取られたマリア。孤独を抱えながら必死に伯爵夫妻の望む子どもを演じる。数年後、ようやく伯爵家での暮らしにも慣れてきた矢先、夫妻の本当の娘であるヒルデが見つかる。自分とは違う天真爛漫な性格をしたヒルデはあっという間に伯爵家に馴染み、マリアの婚約者もヒルデに惹かれてしまう……。
悪役令嬢だとわかったので身を引こうとしたところ、何故か溺愛されました。
香取鞠里
恋愛
公爵令嬢のマリエッタは、皇太子妃候補として育てられてきた。
皇太子殿下との仲はまずまずだったが、ある日、伝説の女神として現れたサクラに皇太子妃の座を奪われてしまう。
さらには、サクラの陰謀により、マリエッタは反逆罪により国外追放されて、のたれ死んでしまう。
しかし、死んだと思っていたのに、気づけばサクラが現れる二年前の16歳のある日の朝に戻っていた。
それは避けなければと別の行き方を探るが、なぜか殿下に一度目の人生の時以上に溺愛されてしまい……!?