勇者パーティーを追放された俺は辺境の地で魔王に拾われて後継者として育てられる~魔王から教わった美学でメロメロにしてスローライフを満喫する~

一ノ瀬 彩音

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まず最初に狙うのは野うさぎなどの小動物だが、これは罠を仕掛けることで簡単に捕まえることができるし、
比較的安全に狩ることが出来るため初心者向けと言えるだろう。
ただし、数があまり取れないという欠点があるため、
「今日もまたウサギ肉だけかよ」
不満そうに呟くが、文句ばかり言っても仕方がないので諦めるしかない。
それに今日はまだマシな方なのだから贅沢は言えないだろうと自分に言い聞かせつつ、 仕留めた獲物を持って帰ることにした。
帰り道では何事もなく無事に帰り着くことが出来たのでホッと胸を撫で下ろすと、 早速解体を始めることにした。
まずは血抜きを行うために首を切って逆さに吊るすと、血が滴り落ちて来たのでそれを容器に入れておく。
次に皮を剥ぐのだが、この時に内臓を傷つけないように注意しなければならない。
間違えてしまうと、せっかくのお肉が食べられなくなってしまう可能性があるからだ。
慎重に行う必要があった。
しかし、途中で手こずってしまい、時間がかかってしまったせいで、既に日が暮れ始めていた。
仕方なく作業を中断することにして、その日は眠ることにしたのだった。
翌日になると再び森へと向かうことになったのだが、昨日と違っていたのは、そこに一匹も魔物の姿がなかったことである。
おかげでスムーズに進むことができ、あっという間に目的の場所まで辿り着くことができたのだ。
そこには巨大な洞窟があったのだが、そこから漂ってくる匂いでそれが何なのかを理解した。
俺は愕然とした表情になると同時に冷や汗を流し始めた。
何故ならそこはドラゴンの巣だったからだ。
もし見つかったりしたら間違いなく殺されてしまうことだろうと思い、急いでこの場から離れようとしたその時だった。
背後から声が聞こえてきたのである。
振り返るとそこにいたのは、一人の女性だった。
年齢は20代前半といったところだろうか?
とても美しい容姿をしており、スタイル抜群の美女だった。
髪は金色で腰まであり、瞳は青く透き通るような輝きを放っており、肌の色は白く、顔立ちは非常に整っており、
まるで人形のように可愛らしい見た目をしていた。
服装は黒いドレスのような服を身に着けており、頭には赤いリボンを付けていた。
そして背中には大きな翼が生えていて、お尻からは尻尾が伸びていた。
その姿はまさに本物の悪魔そのものだった。
それを見て恐怖を感じたが、同時に魅了されてしまったのも事実であった。
彼女が何者なのか気になったので話しかけようとしたが、
「それ以上近づくんじゃないわよ!」
と怒鳴られてしまったことで躊躇してしまったんだ。
そんなことを考えているうちに彼女は近づいてきて俺の腕を掴むとそのまま引っ張っていったかと思うと、
強引に家の中に連れ込まれてしまったようだ。
一体どういうつもりなのだろうかと思っている間に寝室らしき場所に連れてこられたのだが、
そこで押し倒されてしまったのだった。
突然のことに驚いていると、彼女は妖艶な笑みを浮かべながら舌なめずりをしたのを見て嫌な予感を覚えた俺は慌てて抵抗しようと
したのだが遅かったらしくあっさりと組み伏せられてしまい身動きが取れなくなってしまったところで服を脱がされ始めてしまったことに
気づいた時にはすでに手遅れでどうすることもできなかったんだ。
それからしばらくの間されるがままになっていたんだが、やがて満足したのか解放してくれたようでホッとした反面残念にも
思ってしまったことは内緒だ。
「うふふ、美味しかったわ」
そう言って微笑む姿は天使のようで見惚れていると不意に唇を奪われてしまってドキドキしていると、
今度は耳元で囁かれたのでビクッと反応してしまい変な声が出そうになったところをなんとか堪えることに成功したんだが、
その様子を見ていた彼女に笑われてしまったことで顔が真っ赤になってしまったような気がするぜ。
恥ずかしいったらありゃしないんだが、当の本人は全く気にしていない様子だったんで少し安心したよ。
ただ、いつまでもこうしているわけにもいかないと思った俺は意を決して話しかけることにしたんだ。
「なあ、そろそろ話を聞かせてもらってもいいかい?」
そう尋ねると、ようやく落ち着いてくれたみたいでゆっくりと話し始めたので黙って耳を傾けることにしたんだ。
その内容はとても信じられないような内容ばかりだったんだが、
「実は私、人間じゃないの」
と言われてしまって混乱してしまうことになるとはこの時はまだ知る由もなかったんだよなぁ……。
(おいおいマジかよ!? 冗談だろ……?)
いや待てよ、もしかしたら嘘かもしれないじゃないか!
「いや、でも……」
それでも信じきれない俺に、彼女は追い討ちをかけるように続けた。
「信じてもらえないなら、証明してあげようか?」
そう言うと、突然服を脱ぎ捨てて下着姿になったかと思うと、次の瞬間にはその姿が変化していくのが見えた。
全身が光に包まれたと思ったら、その中から現れたのは、紛れもなく人間の少女の姿だったのだ。
それを見た俺は驚きのあまり言葉を失ってしまったが、その間にも彼女の体はどんどん成長していき、遂には完全に元の姿に戻ったようだった。
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