悪役令嬢は国王陛下のモノ~蜜愛の中で淫らに啼く私~

一ノ瀬 彩音

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しかし、陛下はそんなことを無視して私を抱き寄せてくる。
「陛下」
「そんな怖い顔しないでくれ」
「誰のせいですか」
「君のせいじゃないか」
そう言うと、再び唇を重ねてくる。
私は抵抗しようとしたが、腕を押さえられて逃げられない。
結局、良いようにキスされている。
「陛下、そろそろお止め下さい」
「ならその他人行儀な言い方を辞めて頂こうか?」
その言葉に唖然とする。
「家臣に言われたよ、妃なのに、君からは妻としての自覚が足りないのではとね」
「それは……」
「だから、態度を改めてくれないか?」
「わかりました、これからは陛下のことを『あなた』と呼びます」
「よろしい、それでこそ我が妃だ」
「それと、もう一つお願いがあるのですが」
「なんだい?」
「この国には奴隷制度があると聞きました、もし良ければ私を奴隷として買って
はいただけないでしょうか?」
「ほう、何故だ?」
「貴方の妻に相応しい女性になりたいからご教授を賜りたくて、その為には
対等ではいけませんので」
「奴隷等にはしなくても教わりたいのなら、教えてあげるよ」
その言葉に驚く。
「少なくとも、あなたはそ言うプレイがお好きなのだと思っていたのに」
「そんなわけないよ」
「そうかしら? 私は別に構わないけど」
「そんなこと言うと、本当にやるよ」
「いいですよ」
「わかった、覚悟しろよ」
そう言ってから陛下は私に覆いかぶさってきた。
「あなた」
私はそう言ってから、彼の首に手を回す。
彼はそんな私を見て言った。
「君は僕のモノだ」
私はその言葉にうなずいて言った。
「そうだね、今日は今日はうんと甘えさせてあげる」
そう言いながら頭を撫でてくれる。
私はそれに安心しながら、彼に身を委ねる。
「ふわぁ、眠い……」
私はそう言いながらあくびをした。
昨夜は遅くまで愛して貰ったからまだ体が重い。
隣を見ると、既に陛下の姿はなかった。
どうやら、先に起きてしまったようだ。
私は体を起こすと、服を着替えた。それから、部屋を出ると陛下を探し始めた。
陛下は玉座の間に居た。どうやら、何か考え事をしている様子だった。
私が声を掛けると、陛下はすぐに私に気づいたようで、こちらに歩み寄ってきて言った。
「どうしたんだい?」
「いえ、なんでもありません」
「そうかい、ところで一つ頼みがあるんだが」
「なんでしょうか?」
「今度の休日に街に行きたいのだが付き合ってくれないか?」
「はい、もちろんです」
「ありがとう、助かるよ」
そう言うと、陛下は私に微笑んでくれた。
ああ、なんて素敵な笑顔なのだろう。私はそう思いながら、その微笑みに見惚れていた。
私は陛下に頼まれたことを実行するため、街に繰り出した。
ちなみに服装は動きやすい格好をしている。
王であり夫である、アルヴィン陛下に手を引いてもらいながら街中を歩く。
「陛下、どこに向かうのですか?」
「ああ、服屋だよ」
「私に似合う洋服を選んでくれるのですね」
「いや、違うよ」
「え?」
「君にプレゼントしたいものがあるんだよ」
「何でしょう?」
「ああ、着けばわかるよ」
「わかりました」
私はそう言うと、大人しく陛下について行くことにした。

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