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どこからだろうかと思い周囲を見渡すが誰もいないようだ。
気のせいかなと思っていると、今度ははっきりと視線を感じた。それも複数人の。
その方向を見てみると、廊下の角から覗いていた侍女達が慌てて逃げていくところだった。
あれは確か、最近入ったばかりの新人さんたちだ。
私は不思議に思って首を傾げるが、すぐに陛下に向き直る。
陛下はそんな私の肩を掴むと、真剣な表情をしてこういった。
「アリスティア、君は俺だけのものだ」
「はい」
「他の男になんて渡さない」
「……」
「たとえ相手が神であろうと、魔王であろうと、俺は絶対に負けない」
「陛下」
「だから安心してくれ」
「……はい」
私は陛下の言葉にうなずくと、その乳房に顔を埋めた。
私は今、幸せを感じていた。
私が陛下と結婚してから約三年経った頃、私は子供を身籠っていた。
私はそのことを陛下に伝えると、とても喜んでくれた。
私も嬉しかった。
でも、陛下の方がもっと嬉しそうだ。
私はそれを見ると、思わず笑ってしまった。
陛下はどうして笑うんだい?って聞いてくるけど、私はなんでもないですって誤魔化した。
陛下はそのことについてそれ以上は何も聞かなかった。
私達はしばらくの間、子供の名前について話し合った。
男の子でも女の子でも使える名前が良いですねって言うと、陛下はそうだねって言ってくれる。
私達の子供が生まれて来るのはもうすぐだと思う。
私はそれを考えるだけで幸せになれるのだった。
私と陛下の子供が生まれたのはそれから半年後のことだった。
生まれたのは元気な男の赤ちゃん。
陛下はその子のことを私に預けると、仕事へと戻っていった。
出産を終えたばかりで疲れているはずなのに、陛下は私の傍を離れようとしなかった。
むしろ、前よりも過保護になっているような感じさえする。
私はそれを申し訳なく思いながらも、その優しさに感謝していた。
私は息子を抱くと、陛下の帰りを待った。
陛下は夕方になると、部下の人達を連れて帰ってきた。
皆、私の息子の顔を見るなり驚いている様子だった。
特に、女性陣は大騒ぎをしている。
私はそれを止めると、陛下にありがとうございますと伝えた。
陛下も私にありがとうと返してくれた。
そして、私の隣に来ると、息子のことを抱きしめる。
私はそれを見ると、微笑むのだった。
やがて、夜になり、陛下は寝室に戻ってきた。
陛下はベッドの上で眠っている我が子を見つけると、優しく微笑む。
そして、私の方を振り向くとこういった。
今日は頑張ったかいがあったよと。
私も陛下にありがとうございますと伝える。
そして、二人でベッドに入ると、そのまま眠りにつくのだった。
私と陛下の間に生まれて来た子はスクルドと名付けられた。
由来は北欧神話の女神の名であり、運命や未来を司る女神でもある。
陛下曰く、私と子供の将来に幸多きことを願ってこの名前にしたらしい。
私もその名前に納得した。
そして、陛下と私の愛の結晶であるこの子を何があっても守ろうと誓った。
それから一年後、スクルドは二歳になった。
私はスクルドの成長を喜びながら日々を過ごしていった。
しかし、そんなある日の事、事件は起きた。
その日、私はいつものように政務をこなしていた時の事だ。
その最中、部屋の扉が激しくノックされたかと思うと、一人の男性が飛び込んできた。
それは、この国の騎士団長を務める人物で、名前はロザリーといった。
彼は私の姿を確認すると、慌てたように駆け寄ってきた。
「陛下! 一大事でございます!」
「一体何が起きた?」
「王都の城壁の一部が何者かによって破壊されました」
それを聞いて私は椅子から立ち上がった。
陛下も驚きのあまり固まってしまっている。
気のせいかなと思っていると、今度ははっきりと視線を感じた。それも複数人の。
その方向を見てみると、廊下の角から覗いていた侍女達が慌てて逃げていくところだった。
あれは確か、最近入ったばかりの新人さんたちだ。
私は不思議に思って首を傾げるが、すぐに陛下に向き直る。
陛下はそんな私の肩を掴むと、真剣な表情をしてこういった。
「アリスティア、君は俺だけのものだ」
「はい」
「他の男になんて渡さない」
「……」
「たとえ相手が神であろうと、魔王であろうと、俺は絶対に負けない」
「陛下」
「だから安心してくれ」
「……はい」
私は陛下の言葉にうなずくと、その乳房に顔を埋めた。
私は今、幸せを感じていた。
私が陛下と結婚してから約三年経った頃、私は子供を身籠っていた。
私はそのことを陛下に伝えると、とても喜んでくれた。
私も嬉しかった。
でも、陛下の方がもっと嬉しそうだ。
私はそれを見ると、思わず笑ってしまった。
陛下はどうして笑うんだい?って聞いてくるけど、私はなんでもないですって誤魔化した。
陛下はそのことについてそれ以上は何も聞かなかった。
私達はしばらくの間、子供の名前について話し合った。
男の子でも女の子でも使える名前が良いですねって言うと、陛下はそうだねって言ってくれる。
私達の子供が生まれて来るのはもうすぐだと思う。
私はそれを考えるだけで幸せになれるのだった。
私と陛下の子供が生まれたのはそれから半年後のことだった。
生まれたのは元気な男の赤ちゃん。
陛下はその子のことを私に預けると、仕事へと戻っていった。
出産を終えたばかりで疲れているはずなのに、陛下は私の傍を離れようとしなかった。
むしろ、前よりも過保護になっているような感じさえする。
私はそれを申し訳なく思いながらも、その優しさに感謝していた。
私は息子を抱くと、陛下の帰りを待った。
陛下は夕方になると、部下の人達を連れて帰ってきた。
皆、私の息子の顔を見るなり驚いている様子だった。
特に、女性陣は大騒ぎをしている。
私はそれを止めると、陛下にありがとうございますと伝えた。
陛下も私にありがとうと返してくれた。
そして、私の隣に来ると、息子のことを抱きしめる。
私はそれを見ると、微笑むのだった。
やがて、夜になり、陛下は寝室に戻ってきた。
陛下はベッドの上で眠っている我が子を見つけると、優しく微笑む。
そして、私の方を振り向くとこういった。
今日は頑張ったかいがあったよと。
私も陛下にありがとうございますと伝える。
そして、二人でベッドに入ると、そのまま眠りにつくのだった。
私と陛下の間に生まれて来た子はスクルドと名付けられた。
由来は北欧神話の女神の名であり、運命や未来を司る女神でもある。
陛下曰く、私と子供の将来に幸多きことを願ってこの名前にしたらしい。
私もその名前に納得した。
そして、陛下と私の愛の結晶であるこの子を何があっても守ろうと誓った。
それから一年後、スクルドは二歳になった。
私はスクルドの成長を喜びながら日々を過ごしていった。
しかし、そんなある日の事、事件は起きた。
その日、私はいつものように政務をこなしていた時の事だ。
その最中、部屋の扉が激しくノックされたかと思うと、一人の男性が飛び込んできた。
それは、この国の騎士団長を務める人物で、名前はロザリーといった。
彼は私の姿を確認すると、慌てたように駆け寄ってきた。
「陛下! 一大事でございます!」
「一体何が起きた?」
「王都の城壁の一部が何者かによって破壊されました」
それを聞いて私は椅子から立ち上がった。
陛下も驚きのあまり固まってしまっている。
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