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陛下の話によると、数日前に突然、黒い鎧を着た集団が現れて暴れまわったのだという。
最初は魔物かと思われたが、襲われた兵士の証言から人間だということが分かり、 国王陛下の指示の元、
騎士団を中心とした討伐隊が組織された。
そして、精鋭部隊を引き連れて王都に潜入したのだという。
そこまで話を聞いた私は陛下に質問をした。
彼らは一体どこへ向かったのですか?と。
陛下はしばらく考えたのち、私にこういった。
実は、この街に黒い鎧を着ていた集団が現れたと聞いた私はピンと来た。
それは、きっと彼らが目指している場所だと。
だから私は陛下にこう尋ねたのだ。
彼らの目的は何かと。
陛下は私の問いかけに対して首を横に振った。
彼らの目的は分からないが、少なくとも何かを探しているということだけは分かったという。
ただ一つ言えるのは彼らは私兵を連れて行動しているので、その規模が大きいという事だった。
その言葉を聞いて私は確信を持った。
彼らは間違いなくこの国に向かって来ていると。
私は陛下にお願いをして、自分もその捜索隊に加えてもらえないか頼んでみる。
陛下は最初、渋っていたが最終的には許可してくれた。
そのかわり、絶対に自分から離れることは許さないと言われた。
私はそれを聞くと素直にうなずき、陛下と共に屋敷を出るのだった。
その後、騎士団長は陛下に呼び出されて別室へと向かった。
残された私はしばらくの間、一人で待っていることにした。
すると、しばらくして陛下が戻ってきた。
陛下は部屋に入ってくると、私の隣に座ってきた。
「待たせたね」
「いえ、大丈夫です。それよりも話というのは?」
「あぁ、君には話しておこうと思ってな」
そう言うと、陛下は真剣な眼差しで私を見つめる。
「王位をエリスとエリオのどちらかに譲ろうと思う」
「えっ!?」
いきなり告げられた内容に驚きの声を上げてしまう。
「……そろそろ、潮時だと思ったのだ」
そう言って、陛下は語り始めた。
今まで隠してきた秘密を。
「私はもう、王政を動かせるほど若くはない、だから彼らが育つまで、君に代わりをしてもらいたい」
「えぇっと……」
陛下の言葉に戸惑ってしまう。
まさか、そんな大事なことを打ち明けてくれるとは思わなかった。
「もちろん、無理強いするつもりはないが……」
「い、いいですよ!」
陛下の言葉を遮るように私は口を開いた。
「……引き受けてくれますかな?」
「はい! 任せてください!!」
私は元気よく返事をする。
陛下はそんな私の姿を見ると、
「本当に君が妃で良かったよ」
と微笑むのだった。
その後、陛下は騎士団長を呼び出すと、彼にこれからのことを説明した。
騎士団長は何も言わずにただ黙って聞いていた。
陛下が話し終えると、彼は私達に向かって敬礼をすると、部屋を出て行った。
「さて、我々は我々で準備をしようではないか」
「はい」
私と陛下はうなずき合うと、今後のことについて相談を始めた。
私達は陛下が退位した後の体制について話し合いを始めるのだった。
「……以上が今回の報告になります」
「ご苦労」
「はっ」
そう言いながら、男は部屋を後にする。
彼の後ろ姿を眺めながら、私は椅子に座りなおすと、小さくため息をついた。
「まさか、このような事態になるとは……」
そう呟くと、私は目の前にある机の上に置かれている一枚の写真を手に取る。
最初は魔物かと思われたが、襲われた兵士の証言から人間だということが分かり、 国王陛下の指示の元、
騎士団を中心とした討伐隊が組織された。
そして、精鋭部隊を引き連れて王都に潜入したのだという。
そこまで話を聞いた私は陛下に質問をした。
彼らは一体どこへ向かったのですか?と。
陛下はしばらく考えたのち、私にこういった。
実は、この街に黒い鎧を着ていた集団が現れたと聞いた私はピンと来た。
それは、きっと彼らが目指している場所だと。
だから私は陛下にこう尋ねたのだ。
彼らの目的は何かと。
陛下は私の問いかけに対して首を横に振った。
彼らの目的は分からないが、少なくとも何かを探しているということだけは分かったという。
ただ一つ言えるのは彼らは私兵を連れて行動しているので、その規模が大きいという事だった。
その言葉を聞いて私は確信を持った。
彼らは間違いなくこの国に向かって来ていると。
私は陛下にお願いをして、自分もその捜索隊に加えてもらえないか頼んでみる。
陛下は最初、渋っていたが最終的には許可してくれた。
そのかわり、絶対に自分から離れることは許さないと言われた。
私はそれを聞くと素直にうなずき、陛下と共に屋敷を出るのだった。
その後、騎士団長は陛下に呼び出されて別室へと向かった。
残された私はしばらくの間、一人で待っていることにした。
すると、しばらくして陛下が戻ってきた。
陛下は部屋に入ってくると、私の隣に座ってきた。
「待たせたね」
「いえ、大丈夫です。それよりも話というのは?」
「あぁ、君には話しておこうと思ってな」
そう言うと、陛下は真剣な眼差しで私を見つめる。
「王位をエリスとエリオのどちらかに譲ろうと思う」
「えっ!?」
いきなり告げられた内容に驚きの声を上げてしまう。
「……そろそろ、潮時だと思ったのだ」
そう言って、陛下は語り始めた。
今まで隠してきた秘密を。
「私はもう、王政を動かせるほど若くはない、だから彼らが育つまで、君に代わりをしてもらいたい」
「えぇっと……」
陛下の言葉に戸惑ってしまう。
まさか、そんな大事なことを打ち明けてくれるとは思わなかった。
「もちろん、無理強いするつもりはないが……」
「い、いいですよ!」
陛下の言葉を遮るように私は口を開いた。
「……引き受けてくれますかな?」
「はい! 任せてください!!」
私は元気よく返事をする。
陛下はそんな私の姿を見ると、
「本当に君が妃で良かったよ」
と微笑むのだった。
その後、陛下は騎士団長を呼び出すと、彼にこれからのことを説明した。
騎士団長は何も言わずにただ黙って聞いていた。
陛下が話し終えると、彼は私達に向かって敬礼をすると、部屋を出て行った。
「さて、我々は我々で準備をしようではないか」
「はい」
私と陛下はうなずき合うと、今後のことについて相談を始めた。
私達は陛下が退位した後の体制について話し合いを始めるのだった。
「……以上が今回の報告になります」
「ご苦労」
「はっ」
そう言いながら、男は部屋を後にする。
彼の後ろ姿を眺めながら、私は椅子に座りなおすと、小さくため息をついた。
「まさか、このような事態になるとは……」
そう呟くと、私は目の前にある机の上に置かれている一枚の写真を手に取る。
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