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マハティスの話を聞き終えたミミリィは言う。
ミミリィは少しだけマハティスに質問をした。
マハティスはそれに答えていく。
ミミリィはマハティスに尋ねる。
マハティスの両親はどんな人たちだったのかと。
マハティスは答える。
マハティスの両親はとても素晴らしい人で、いつも明るくて優しい人達だったと。
マハティスは続けて言う。
特にマハティスの母親は美しく、そして、とても賢くて優しかったと。
マハティスの母親が亡くなる前、マハティスの父親はマハティスの事を頼みますと、
マハティスの母親の事を頼まれたので、マハティスは約束を守る為に頑張ると言った。
その話を聞いたミミリィは何故かマハティスの事が気になってしまった。
(一体、マハティスは私のお母さんに何を頼んでいたのだろう?)
マハティスの過去を聞いたミミリィはふと思った。
マハティスは自分に何かを隠しているのではないかと。
そして、その隠し事はマハティスにとって大切なものなのではないかと思うと、
ミミリィは急に興味がわいてしてきて、マハティスの事を知りたくなってきた。
マハティスは自分との過去の話をミミリィに聞かせていく。
マハティスが自分の出生について語り始めると、ミミリィは自分の耳を疑った。
それは、マハティスが自分がハーフエルフだと知らなかったからだ。
マハティスには父親が居らず、母はマハティスが小さい頃に病を患って亡くなってしまったので、
その後は一人で生きてきたそうだ。
その頃にマハティスを拾ってくれたのは冒険者で今は引退をしているのだが、
元々は腕利きの冒険者だったのでマハティスは何度も命を助けてもらったことがある。
ただ、母が死んだ後に父が残した遺言で、もし自分を拾い育ててくれる者が現れたら、
必ず恩返しをしなさいと言われていたそうなのだ。
それ故にマハティスは父に教えられていた武術を学び、剣術も学び、魔法を習得していった。
しかしある日、マハティスは偶然に母の持っていた本を読んでしまう。
そこには、自分の血の繋がった実の父親の名前と顔写真が載っていたので、マハティスは驚愕してしまう。
自分の父は、かつてマハティスの母に救われて一緒に暮らしていたが、
ある時に病気になってしまい、治療の為に多額のお金が必要になったのだけど、
それを工面することが出来なくて、仕方なくマハティスの実母を捨ててしまう。
その後、マハティスの実父は病死してしまい、残されたのは借金だけだった。
マハティスの生母はマハティスの父の借財を肩代わりする事を条件に、
とある人物に引き取られて行ったがその後の行方は不明。
マハティスの実母はその後、ある男と出会い、結婚をする事になった。
しかし、マハティスの実父が亡くなった事により、その男の家に行くことになったのだったが、
そこで、マハティスの実母は夫に捨てられることになるのです。
マハティスの義父となった男は妻帯者であり、その妻は、マハティスの義姉に当たる女性で、
義理の兄はマハティスの異母弟で、マハティスの異腹の弟でした。
マハティスは両親と弟と妹が一人ずつおり、マハティスの異母兄は、
元々、別の家に養子に出されたのですが事情があった。
そんなお話をしている最中に気付けば、決勝戦が始まるようで
今の今までミミリィはマハティスのお話に食い入っていたのですから
それだけ興味津々のお話だったのでしょう。
決勝戦が終わるとミミリィもマハティスも席を立ち上がって闘技場から出るとそのまま
お食事デートへと移行する訳ですけど、ミミリィとマハティスは何処に行くのでしょう。
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