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それから数日後の事になりまして、ミミリィはマハティスと一緒に散歩をしていた時に
ふと湖の方角を見ると、何かが泳いでいるのが見えまして、二人は立ち止まってじっと見つめます。
すると、それは大きな魚でした。
それを二人は見て呟く。
「ねぇ、マハティス。あの湖の主ってどんな魚なんだろうね?」
「さあな、俺にはわからん」
「でも、大きいよね」
「そうだな」
「食べれるかな」
「無理だろうな」
「それは残念」
と、ミミリィは言いました。
そうして、二人はまた歩き出して家に帰るといつものように過ごして、 夜は一緒にお風呂に入り体を綺麗にしてから寝室に戻ってきて、 お互いに寄り添いながら眠りにつくのでしたが、 その翌日となりまして、ミミリィは朝早くに目が覚めて寝室から出て行きました。
そうして、台所に行くと、朝食の準備を始めて、 それが終わりましたら、次は洗濯物を干す作業を始めて、 それも終わった後に、ミミリィはお昼ご飯を作り始めましたのですが、 マハティスは起きてきませんし、起こしに行きましょうか? とも思いましたが、 マハティスを起こすのは何となく気が引けますので、 そのままにしておく事にしました。
(たまになら良いですよ)
と、思いつつ、昼食が出来上がりましたので、マハティスを起こしに向かいます。
「マハティス、そろそろ起きる時間だよ」
と、ミミリィがマハティスの肩に触れようとした瞬間、 マハティスがミミリィの手を握ってきた。
それに驚いたミミリィは思わず手を離して後ろに下がってしまう。
すると、マハティスはミミリィの方を見て言う。
「ミミリィ、おはよう」
と、マハティスが挨拶をする。
ミミリィは戸惑いながらも返事をした。
「えっと、うん、マハティス、起きたんだ」
とミミリィが言うもマハティスは何も言わずにじっとミミリィを見つめていた。
(あれ?)
と、ミミリィが思っていると、マハティスがミミリィの事を抱きしめてきた。
ミミリィはその事に驚いてしまいます。
(どうしよう。マハティスが変だわ。昨日までは普通だったはずなのに、急にどうしたのかしら? 
とりあえず、今はマハティスの事を落ち着かせないと駄目だもの。
このままだとマハティスに何をされるかわからないし、ここは一度距離を置いて様子を見るべきかしら?)
と、思いましたので、ミミィはマハティスに言う。
「ちょっと待って。マハティス、落ち着いて」
と、ミミィが言うと、マハティスはミミリィの頬にキスをして言う。
「ミミリィ、俺はもう我慢できないんだ。
ミミリィの事が好きだ。
ミミリィの全てが欲しい。
ミミリィの全てを貰いたいんだ」
と、マハティスが言うと、マハティスはミミリィの唇に口づけをしてきた。
そうして、マハティスが舌を入れてくると、その行為に対して驚きつつも受け入れてしまうのですけども、
マハティスはミミリィの服を脱がしていきます。そうしている間に下着姿になってしまいましたのですけども、
その姿を見てマハティスは興奮してしまいます。
そうしていると、マハティスは自分の服を全て脱いで裸体になっていました。
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