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ただでさえ目隠しされていて心細い状態なのに耳まで封じられてしまったのです。
それでも何とかして欲しい一心で口を開いたのだが パク そんな音が聞こえるだけで
私の望みの一言が出てこない。
「こ、怖い」
「助けて、サディエル様」
しかし、いくら叫んでみてもその声は私の口から漏れることは無く。
「うーううぅ」
そんな風に喉から空気が溢れるだけなのでした。
「何言っているかわかんないね、どうしようかな」
その声を聞いてか、サディエル様は少し困っているように思えた。
でも、その次の瞬間、私の体を反転させられたのだけは分かったのだけどその後すぐに
背中からお腹に手を差し込まれ抱き抱えられたのだ。そして ピト そう音を鳴らしたそれは
 ヌルッとして柔らかく少し暖かく、でも少しばかりひんやりしていた
「うわ、びちょびょ」
そう言いながらその感触を楽しんでいた。
それが舌なのだと気がつく頃には私の体はもう準備ができてしまって居るのでした。
1度、舌を引き抜かれると今度は何かが中に入って行きます、それはイボイボしていて
ぬめぬめしているのですして
「やぁぁぁあ」
「すごい締め付けてくるね」
「言わな、やめてぇ」
その異物が何なのか、考える前に動き出した。
ゆっくりとした律動、奥深くに届き、その度に体が跳ね上がる。
そうしてその度に 卑猥な音を奏でて行く。
「あっ、ダメ、怖い」
「こうするとどう反応するのかな」
ズンっと大きく振動したと思うと強い突き上げに身体事揺すられている感じがしてしかも、
彼のモノでない様ないぼぃほした感触に絶句する。
「やだ、何これ、怖い」
「お尻のアナに入れてみたんだけど気持ちいい?さっきから痙攣が止まらないみたいだし
凄く締まりっぱなしだよ」
そう言われながらまた大きなストロークが始まる。
パンパンと皮膚の当たる音が部屋中に鳴り響くのであった。
そうしてしばらくすると、中から出て行くのが分かる。
「何今の」
「今度はこれを使ってみようか」
(まだ終わらないんですね!もう限界なのに!でも逆らえないし)
先程よりも小さい、柔らかい棒の様な物が入っていく、その長さは30センチくらいだと思う。
それを見て私は震え上がっていた。なぜなら
「ひゃあああ、そこぉ駄目です」一番敏感な所に当たってしまったからだ。
しかもその場所は尿道だった。
「だめぇぇぇぇぇぇぇ」
私はその刺激に頭がチカチカとするのを感じながら気を失っていくのだった。
目を覚ました時には私はサディエル様に抱きついていました。
「もう許して」
尿道に管の様な物を差し込まれて中身を吸い取られる感覚に絶句する。
「こんな事普通出来ませんよね」
「ゲームマスター権限ね」
「鬼です、離婚してやる」
「あはは、無理だな、俺が夢中だからね」
私はその言葉に嬉しくなって顔がにやけてしまうのである。
しかし、その時ふと思ったのですが そもそも私はゲームの中でどの様な立ち位置なのでしょうか?
確かメイン攻略キャラは6人で ヒロインがユリナさん、私は悪役令嬢なのでしょう……
あっでもこの世界では逆か、主人公が私で聖女のライバルがユリナさん、後は全て攻略対象者なのでした。
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