異世界転生したい!

アルパカ

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これから始まる冒険 6章

7話 道中…

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あの後、父さんが騒ぎを聞きつけて来ない間にと門まで走った。

「よし!じゃあ行くか!」

「おー!」

簡単に門を抜けて、外へと飛び出した。
…これはある意味ラッキーといえる。
もし、父さんが門から出る事を知っていて出られないようにでもされていたらこうも簡単に出れなかっただろう。
雅人を連れてきておいてよかった…。


なんというか、外の世界と中は全く持って別だった。
あるきにくい道、人通りは少ない。
だけど…

「きっもちいい!」

「だね!」

空気もいいし、壁が見えないし、自然が溢れている感じがする。
馬車で通ったこの道だが、その時は馬車の中だったからあまり実感は無かったが、外に出れば嫌でもわかる。
場所によっては地平線さえ見える。

「外へ出たのは初めてですね!」

「そうだな!そういや…お前ら武器かなんか持ってるか?」

ちょっと不思議に思い、聞いてみた。
まあ、そりゃあこれから魔物やら獣やら沢山出てくるしな!持っていなきゃ危ないだろうし…。
あ!俺は、部屋においてた愛剣を持ってきた。

「僕は、商人さんに進められた短剣とか、颯の魔石とか持って来といたよ?」

お!気が利くな!
あれだけいい魔石を使った奴だ、持ってきておいて損はない。

「あの…、私は何も持っていないんですけど…?」

「あ!!忘れてた!どうしよ…」

ジルの武器忘れてた?!

「…近くにある村で何か買う?」

「いや…金ないし…」

「すいません…」

雅人は吹っ切れているようだが、ジルはまだ責任がどうのこうの…と思っているらしい。
雅人とジルを足して二で割った奴が一番いいな…。

じゃなくて!どうしよ…。

雅人と二人で考えた。
刻々と、時間だけが経っていく。
そんな中、

「あ!颯が作った魔法の中に何か使えそうなのない?」

「う〜ん…そうだな…」

ステータス画面を開いてみる。
適当に作ったやつばかりが溜まっていっていて、中は魔法の倉庫と化している。
最初から最後まで見てみると、不意に目に映ったのは…

「あ!そうか!これにも使えるんだ!」

「え?なに?」

「『創作スキル』だよ!これは、何も書いてないから多分魔法以外でもなんか作れるんだと思う」

「なるほど!」

目に映ったのは、創作スキル。
何も説明書かれてないし、辞書にも何か作れる…みたいなことしか書かれてなかったし…。

「ものは試しだ!」

「元の素材はどうするんだよ?」

………。
何かないか…あ!あれがあるじゃん!

「あの魔石は?」

「え?それって無駄に高価なやつ?」

「そうそう!それを元に武器でも作れば!」

「強い武器が作れそう!」

う〜ん…何がいいかな?

「ジル!何か希望はある?」

「え!…出来れば長剣がいいです。それなら一応扱えます!」

「オッケー!」

「…?」

ついつい零した日本語に不思議そうに思ったジルだったが、持っていた魔石を手渡してくれた。

…想像するのは、ジルっぽくてカッコイイ長剣…。

ある程度のイメージがついたところで、

『創作スキル』

そう呟くと、急に魔石が光り始める。

「うわ!」

魔石が青白く光り始めて、でもそれは一瞬で…
すぐに見えたのは、

「「「おぉ〜!」」」

魔石で出来ているせいか、真っ白でゲームで出てきそうで、違和感のない輝かしい装飾品が綺麗に目立っている。
目立つ装飾品にも関わらず、繊細で、強そうで…

正に理想の剣。

「すごいです!」

「颯にしてはなかなか…」

「だろ?だろ?」

俺は鼻高々だ。
…まあ、実際にしてたゲームを真似て作っただけなんだけど…

「じゃあ、これを使っとけ!鞘は…無いけど、適当にベルトにでもつければいいよ!」

「あ、ありがとう…ございます」

もうジルの目は剣に釘付けだ。
そりゃあ、こんなカッコイイ剣この世界探してもないだろう。

「よし!取りあえず馬見つけるぞ!」

「歩いていくのも疲れるしね!」

そう言って、歩き続けること数十分。
野生の馬の群れを見つけたから、買っていた馬用の餌で誘き寄せて楽々三体ゲットした。

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 最後までお読み頂きありがとうございました。
 前回同様、誤字•脱字などがあれば感想などを通じてお知らせください。
 これからもよろしくお願いします。

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