異世界転移したんだけど周りが全員過保護なホモだった件

メル

文字の大きさ
28 / 160
ハローおホモ達★ギルド入会編

お仕事☆増えた

緊急ミッションをクリアした俺は、ルークさんに連れられてギルドクエストの詳しい説明を受けた。

「クエストにはそれぞれ『級』があり、ギルドクエストはその級によって受注出来るものが限られています。基本的には、自分より下の級のクエストと、1つ上の級しか受けられません。例えば…、B級冒険者はA級クエストまで。コージ様はF級ですので、E級クエストまでしか受けられない…という事です」

へぇ…ちゃんと安全面は考えてあるんだなぁ…。まぁ、田舎のガキ大将がS級クエストを受注しても死ぬだけだしな…。
うー…ん…、でもE級までって…薬草採取ばかりじゃん…。仕方ないとは思うけど…魔物と戦ってみたかったなぁ。

「…本来コージ様はE級クエストまでですが、ギルドマスターやリイサス様など、高レベルな方がご同行されるのであれば、受けられるクエストの1つ上のD級クエストまで受けられます」

えっ、いいの?
落ち込んだ雰囲気が伝わったのか、説明してくれていた受付の青年が微笑みながらD級クエスト一覧の掲示板を指差してくれた。

くぅっ…、いい人ばかりで俺は感動ですっ! D級クエストと言ったら、何と言ってもゴブリンとかの魔物討伐がある! 経験値を獲得して、レベルアップして、スキルの『媚び』を成長させて、レベル50以上の人にも通じるように………………………。
…………………あれ、待って、ジャックさんってレベルなんだっけ…。
…………………………4…7……?
………え……………『媚び』……使えた……?




コージは激怒した。




…うっわぁ……ルークさんに効かなかったから完全に使えないスキル認定してた……。
ショック……。超ショック……。必死に言い訳した意味ないじゃん……。

「…コージくん? どうしたのかね、そんな餌を盗られた猫のような顔をして…」

追い打ちかけないでよルークさん…。どーせ俺はネコですよ…。男の下でにゃにゃん鳴いてましたよぉ…!

「なんもないっす…」

「うむ、クエストには必ず誰かが同行する。レベルが10になれば私の権限でC級まで昇格させよう」

あ、そっか! ルークさんってギルマスだからそこら辺はどうとでもなるのか!

「クエスト成功の条件は、採取ならば実物を指定数ギルドへ提出する事、討伐なら対象を討伐し、身体の1部をギルドへ提出する事です。そうすれば成功報酬としてお支払します。余分に取ってしまった薬草や鉱石魔石、魔物の死骸などはギルドで買い取りをしております。状態が良ければ良いほど高値で買い取らせて頂きますので、報酬の足しに持ち込まれる方も多いんですよ!」

ほうほう、固定給+出来高払いみたいなものか。結構良いな、冒険者って。
つまり、薬草採取でも山ほど採れば多くお金が入ってくるんだろ?本人の努力次第ってのは俺の理想なんだ。生前バイトしてた所は年功序列だったから。

「良いですね…。あの、回復薬とかは…」

「あっ、ポーションや解毒薬などはギルドで販売しております! …ただ…最近、品不足が続いておりまして…初級ポーションでも銀貨8枚はするんです…。ですので、ギルドでは自然魔法が使える者を探しているのですが…自然魔法は神聖魔法同様、大変珍しく、見付けたとしても魔力量が少なかったりしまして……」

ぎ、銀貨8枚!?たっか!
…というか、何で品不足なんだ?今までは普通にあったんだよな…。

※金貨…1万円
銀貨…1000円
銅貨…100円

ああ、自然魔法ってのはな? 植物と心を通わせる事が出来るから、農家に滅茶苦茶向いてる魔法なんだよ。最上級魔法になると、枯れた大地に森林を作るなんて事も出来る。けど数が圧倒的に少ない上に、最上級自然魔法を使える者は、過去に1人しかいない。
で、自然魔法が使えると、ポーションや解毒薬など、自然の植物や鉱物を使った調合の成功率がかなり高いんだ。だから色んなものを自作出来て、パーティでは物凄く重宝される。
…………まぁ、俺は使えるんですけどね。


「………品不足なんて、大変ですね…。自然魔法師と知り合ったら紹介してみます…」

「良いんですか!? ありがとうございます!」

ペコペコ頭を下げる受付のお兄さん。
…大変だなぁ……。こんな若いのに頭下げて…。偉いなぁ…。

「…シーガル、ポーションと解毒薬の基本材料採取を緊急クエストとして出してくれ。多ければ多い程良い。報酬は薬草10本1束で銀貨5枚。無毒蔓5本1束で銀貨6枚。その他は正規報酬で頼む」

「へっ!? 銀貨5枚に無毒蔓は6枚ですか!?」

ルークさんの指示にシーガルと呼ばれた受付の青年がビックリ!! と言った顔で聞き返す。よく分からないけど…普通じゃないんだろう。しかも緊急クエストって…。

「…自然魔法師に心当たりがある。彼が協力してくれれば、オーディアンギルドのみ売ってくれるだろう…」

「ほ、本当ですか!!?」

「うむ…。魔力も私より高い」

おお…。ルークさんがお仕事してる…!
…でも、その自然魔法師って……。

「(後で詳しい話はするが…どうか協力してほしい)」ボソッ

うーんやっぱり俺かぁ~☆
まぁ良いよ? うん、ルークさんにもリイサスさんにもオーディアンギルドの人達にもお世話になったからね! 出来る事はしますよ! 

「さっそく出してきます!!」

シーガルくんが紙に何かをばばばっと書き込み、「緊急クエストでーす!」と大声で主張しながら掲示板に張り付けた。
広場にいた冒険者が掲示板付近にわらわらと集まっては驚きの声を上げる。

「材料が集まるまでクエストに行こう。まずは…このD級クエストなんかどうだね?」

次々と緊急クエストを受注する冒険者たちを横目にルークさんが差し出したのは、西の森でのゴブリン討伐クエスト。報酬は銀貨5枚だ。

「…ルークさん、一緒に来てくれますか?」

「勿論だ。装備はギルドの予備を使いたまえ。なるべく手は出さないようにする」

「おいおい、何話進めてるんだ。俺も行く」

ひょっこりと表れたリイサスさん。
心強いなぁ。ゴブリン相手にちょっと過剰な気もするけど…。

……レベル、上がると良いなぁ。






********************


はぁい(* ̄∇ ̄)ノ

メルです。


お気に入りが1200いきましたぁぁぁ!!

増えているのを見ると嬉しくなります!



皆様、本当にありがとうございます!!

これからもよろしくお願い致します!
感想 963

あなたにおすすめの小説

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される

マンスーン
BL
​王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。 泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜

春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、 癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!? トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。 彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!? 
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて―― 運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない! 恋愛感情もまだわからない! 
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。 個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!? 
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする 愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ! 月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新) 基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!

義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!

ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。 「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」 なんだか義兄の様子がおかしいのですが…? このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ! ファンタジーラブコメBLです。 平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。   ※(2025/4/20)第一章終わりました。少しお休みして、プロットが出来上がりましたらまた再開しますね。お付き合い頂き、本当にありがとうございました! えちち話(セルフ二次創作)も反応ありがとうございます。少しお休みするのもあるので、このまま読めるようにしておきますね。   ※♡、ブクマ、エールありがとうございます!すごく嬉しいです! ※表紙作りました!絵は描いた。ロゴをスコシプラス様に作って頂きました。可愛すぎてにこにこです♡ 【登場人物】 攻→ヴィルヘルム 完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが… 受→レイナード 和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。

ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!

由汰のらん
ファンタジー
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。 しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。 そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。 「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」 やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった。しかしハルの血が特殊だと知ったダンピールはハルを連れ帰って? いっそ美味しい『血』(治癒)と『体液』(バフ)と『癒し』を与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!

牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!

ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。 牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。 牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。 そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。 ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー 母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。 そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー 「え?僕のお乳が飲みたいの?」 「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」 「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」 そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー 昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!! 「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」 * 総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。 いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><) 誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。