異世界転移したんだけど周りが全員過保護なホモだった件

メル

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権力系ホモ★グリス王国編

のちに語り継がれる【古龍加護宣言】である

 
 
※後半グロ注意


********************



コンコン

「失礼します。セバスです。起床のお時間になりました。朝食はいかがなさいますか?」

朝の7時。
扉の外から聞こえたセバスさんの声で、俺は目を覚ました。
ボーッとしながらぬくぬくふかふかのベッドから出ようとするも、ぐーすか寝ているセキにガッチリ掴まれていて、うごうごするしか出来ない。
おはようございます。いもむしコージくんです。

「セバスさんおはようございます! ご飯は食堂に食べに行きます!!」
「…承知致しました。お部屋に入っても?」

セキの腕から逃げられず、声を張って扉の向こうのセバスさんに伝えた俺。セバスさんが何かを察したのか、入って良いか聞いてくる。
完全に夢の中のセキを、ご飯が出来る前に起こせる自信のない俺は、大人しく助けを求めた。

「セバスさん助けて~」
「失礼します」

ガチャ

俺のヘルプを聞いて、セバスさんが部屋に入ってきた。
ちなみに、夜の間は扉に鍵を掛けている。セキがいるから多分大丈夫だとは思うけど、念のためな。
部屋の鍵は俺とセキ、ルークさん、セバスさんが持っている。
ま、セバスさんのはマスターキーで、どの部屋にも入れる鍵なんですけど。

「おや、これは大変微笑ましいですが…。古龍が眠るというのは初耳ですね」
「そうなんですか? あ、でも確かにセキが眠る所、初めて見たかも…」
「古龍や龍、妖鬼、神獣などの強力な種族は、眠る必要がないと言われております。天使や悪魔も眠らないと聞いていますが、精霊だけは娯楽として睡眠を取っているそうですね」
「睡眠が娯楽とかすげぇ…」
「さて、ではセキ様を起こしましょう。私が近付いても起きられないと言う事は、余程安心して熟睡しているのでしょう。これは大仕事になりそうです…」

セバスさんの目がキラリと光った。









「申し訳御座いません。自身の不甲斐なさに打ちひしがれております…」
「いえ…、俺もここまでとは思いませんでした」

俺の腹に腕を回して、幸せそうにぐーすかしているセキ。俺がジタバタ暴れても、セバスさんが絞め技を仕掛けても、まったくビクともしねぇ。
いや、最早コイツ起きてるんじゃね? 俺とセバスさんが奮闘してる所を見て内心爆笑してるんじゃね?
もう目潰しして良いかな?

「ん? 中々起きてこないと思ったら…。何をやっている?」

と、ここで救世主の登場!! その名もセイとオウ!!

「おはようございます。セイ様、オウ様。セキ様がアヤマ様を抱き締めたまま、起きられず…」
「わぁお、セキったら眠ったんだー! コージと一緒だからかなー? 羨ましー!」
「コージも執事長も、優しすぎだな。殺す気で起こさねば」

朝から物騒なセイさん。
殺す気って言うけどね? セバスさんも結構殺す気だったと思うんだよ。思いっきりセキの気道締め上げていたし。

「コージ、自分と執事長、この城全体に『絶対防御』を張れるか?」
「おう? 良いけど…、何すんの…?」

ニヤリと意味深に笑って、セバスさんに窓を開けるよう指示したセイ。オウは部屋のすみっこに避難している。
俺が『絶対防御』を張った事を確認すると、セイが俺に張り付いて離れないセキに向かって、何やら長い詠唱を始めた。
……結構強めの魔法みたいだけど、セキ殺さないでネ。

「…~~『轟げ 神の号砲よ』。さっさと起きろアホ」

セイがそうセキに言い放った途端。

風の塊がセキにぶつかったと思ったら、物凄い勢いでセキが窓の外へ飛んで行った。


「セキィーーーーッッッ!!?」

ビビって急いで窓まで駆け寄るも、セキはあっという間にキランとバイバイキンしてしまった。もう遠くに行き過ぎて、青空と一体化してる。
………威力やべぇ。セキ無事だよな…。

カッ

俺がセキが飛んで行った方向と吹っ飛ばしたセイを交互に見て驚いていると、一瞬遠くの空が赤く光った。
そして現れる赤い鱗を持った巨大なドラゴン。セキがやっと起きたみたいだった。

『何をするのだセイーーー!!! ちょっと擦りむいたぞーーーー!!!!』

空に轟ぐセキの大声。部屋も体もビリビリ震えて、様子を見に来たばかりのガランさんが腰を抜かした。
この声量、多分近所迷惑どころじゃない。王都迷惑だ。

「さっさと起きぬお前が悪いわーーーーー!! コージに引っ付き執事長の老体に鞭を打たせる者の言葉など知った事かーーーーー!!!」

セイまで王都迷惑レベルの大声を張り上げて、俺とガランさんは耳を塞ぐ。セバスさんは…、すげぇ。平然と微笑んでいる…!! ただ者じゃねぇ…!!!

『執事長はまだ60だろうがー!!!!』
「古龍で言う所の4万歳だ無知を大声で晒すなーーー!!!」
『執事長すまんかったーーーー!!!』
「ほっほっほっ」

鼓膜大ピンチな謝罪に、セバスさんは未だ穏やかに笑ってる。いや純粋にすげぇ。
…というか、この声ってきっと王都だけじゃなくて王都周辺にも聞こえてるよね? 古龍って魔の象徴で忌み恐れられてんだよね? これ大丈夫? 突然王都の上空に巨大な喋るドラゴンが現れて大丈夫? 大丈夫じゃないよね? 大パニックだよね?


ズササッドガァァァン

と派手な音を立てて部屋に入って来たのは、ロイの兄ちゃんである王国騎士団長さんと、近衛兵(?)が数名。
多分、セイが放った魔法の轟音と、セキとセイの言い合いを聞いて駆け付けて来たんだろう。朝から大変申し訳ない。


「何事です」
「これはアルバート。朝から元気があって大変よろしいですね」
「執事長殿。おはようございます。…そして、一体何が?」
「セキ様が中々起きられずに困っていた所を、セイ様にぶっ飛ばして頂いたんですよ」
「………なる、ほど。それであんな上空に」

表情も顔色を変えずにそう言ったロイの兄ちゃんだけど、言葉の端々から戸惑う様子が伺える。
ごめんなさい。

「…流石は序列91位と92位……。…『王国と和平を結びに来た古龍である』と各部隊に伝達。市民達を落ち着かせる事が最優先だ」
「「はっ!」」

ロイの兄ちゃんの言葉に、近衛兵さん達が鎧を鳴らして部屋を出て行った。

「ほっほっほっ。それよりもアルバート。セキ様に直接声を放って頂いた方が市民は信じるのでは?」
「えぇ、そうですね。実際、騎士団に不平不満を抱いている市民も多い。耳を傾けず『討伐しろ』などとデモが起こる事は目に見えています。だから私も、セキ様に直接言って頂きたいのですが……」

チラッと俺とセイとオウを見るロイの兄ちゃん。でもすぐに視線を戻し、考え込んでいる。

「大丈夫ですよ、アルバート。アヤマ様も、セキ様も、セイ様も、オウ様も。貴方が思っているよりもずっと寛大な方々です。この程度で貸しなどと思われますまい」
「……………………アヤマ様。今の提案を、受け入れて頂けますか」
「はいそれはもうはい当然! こっちが起こした事件なんで!!」
「コージ、セキに『俺はこの国を攻撃しない』って言わせるよ?」
「うん!」
「セキーーー!!! その場で自身の無害をヒトに証明しろーーーー!!!」
『あい分かったーーーー!!!!』

セイの大声にあっさりと頷いたセキ。俺と部屋のすみっこのガランさんは耳を塞いでいたけど、やっぱりセバスさんとロイの兄ちゃんは平気みたいだ。
身分の高い人は許容量以上の声量をカットする機能を兼ね備えているのか??



『俺は世界序列91位の赤古龍、セキである!!! グリス王国の民よ! 俺は貴様らに危害を加えるつもりはない!! 我が主が住むこの国を、壊すつもりもない!!! この国は俺を筆頭とする多数の序列入りの住処だ!!! 加護を受けていると考えて貰っても構わぬ!!!! 安心して暮らすが良い!!! もう1度繰り返す!! この国に住む古龍が、この国を脅かす事はあり得ぬ!! 今後500年、一切ないと約束しよう!!!』



…そう言えば、小さい頃に見たアニメの悪役、あんな感じだったな。巧みな話術で、民衆みーんな味方に付けちゃう奴。
結局、最後まで民衆に手は出さなかったし、地味に好きだったんだよなぁ。

つか『約束しよう』って言い切ったな。かっけぇ。






********************




ガレ「第2回、ガレ・プリストファーによる、人体拷問講座~★」

サヴァ「ふざけんなよオイ!! これ外せよ!!! オイ聞いてんのグベッ!!!」
ジャック「ちょっと黙ってろ」
ガレ「おぉ綺麗にキマッたな。はいッ、第2回のゲストは【読者人気投票を行えば間違いなく最下位】、【何でコイツがコージとセックス出来たのか不思議】、【モブでも可笑しくない】と評判のジャック・ケイザーです~」
ジャック「何でそれ言っちゃうの? おじさんのハートって意外と繊細だよぉ?」
ガレ「うるせーんな事言ってお前、『むしろ好都合。コージくんかっ拐って全員に吠え面かかせてやる』とか思ってんだろ」
ジャック「やっぱ盗賊頭にでもなると心読めるもんなんだなぁ」
ガレ「え~このサヴァさん、前回のダビデルさん同様、人拐いの1人ですね~。バックに巨大犯罪組織の『ユニコーン』がいるとかなんとか喚いていますが無視して殺していきます」
ジャック「えっ『ユニコーン』!? …大丈夫なのかよ」
ガレ「巨大組織っつってもウチの3分の1程度だ。こんな下っぱを殺されて俺らに歯向かう程バカじゃねぇ」
ジャック「んじゃ、遠慮なく」
ガレ「前回同様、非人道的な行為がいとも容易く行われますので、メンタル弱めのコージを心に宿しているという奴は今すぐ読むのを止めろ。お前の中のコージが悲しむ」
ジャック「前回はリイサスさん? どんな拷問を?」
ガレ「毒。最終的には人間とは思えない形状で死んでいったよ。お前はどうする?」
ジャック「ん~、見るからに痛そうな拷問」
ガレ「典型的な拷問でもやるか。あ、そうだ難易度選べ」
ジャック「難易度?」
ガレ「お前は拷問なんかに関しちゃ素人だからな。イージー・ノーマル・ハード・アルティメイトから選ばせてやる。最もぬるいのがイージー。ある程度慣れてるうち死神の吐息の連中でも胃の中ぶちまけんのがアルティメイト」
ジャック「おー…。それどこの言葉?」
ガレ「知らん。コージが言ってたからあえて言うならコージ語だな」
ジャック「コージ語か…。それは是非とも使いてェな。つか選べとか言われてもなぁ。俺、拷問とかした事ないし。アルティメイトいってみたいけど吐けば途中離脱を余儀なくされるし…」
ガレ「イージーは睾丸潰し程度。ノーマルは錆びたノコギリで手足全部輪切り程度。ハードは…あー、串刺しあたりか。ただなァ、これ時間掛かるんだよなァ…。終わった後の処理大変だし。アルティメイトは凌遅刑くらいかね」
ジャック「凌遅刑って何だ?」
ガレ「華国の拷問。簡単に言えば、数日かけて表面の肉を削ぎとります。ちんこも削ぎます」
ジャック「え! 何だそれしたい! レッツアルティメイト!」
ガレ「待ってましたアルティメイト!!!」






※凌遅刑は検索しないように。
フリじゃないです。特に写真とか絶対にやめましょう。グロ耐性の無い人は本当にやめた方が良いです。耐性あるって方は覚悟を決めてから見る事を推奨します。フリじゃないです。

********************




サヴァ「やめろ…! やめろ!!! やめろって!!!! やめてくれ!!!!!!」
ジャック「往生際が悪いぞ~サヴァちゃ~ん」
ガレ「そうだぞサヴァちゃ~ん。大人しく削ぎ削ぎされてなって! 内臓まで到達したら内臓さん『痛い痛い』言っちゃうよ~」
サヴァ「ぁあぁぁああぁあぁぁあああぁぁぁあぁこのド変態どもおぉぉおおぉぉぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛お゛」

ザクッ

サヴァ「ほぎゃぁぁッッッ!!!」
ジャック「あっズレた!」
ガレ「あらぁ結構深くいったな…。腕で良かった良かった」
サヴァ「何も良くね痛ぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!!」
ガレ「お! なぁ見ろジャック! 上手く出来た!! なぁこれ上手くね!?」
ジャック「アンタ盗賊頭だから慣れてんだろ?」
ガレ「凌遅刑はこれが初めてなんだよ! だって華国ってほら、あれだろ? いっぱい拷問あるだろ? 色々試してたけど、凌遅刑は時間掛かるし面倒だから後回しにしてたんだよな。だからほら、これ凄くねェ? 俺才能あんだろ」
ジャック「いや俺の方が才能あるわ。ほら見ろこれ。もはや芸術だわ」
ガレ「おう、筋が良いぜ。つかお前、肝据わってんな。これしながら茶番始めるとか中々の逸材だわ。ウチ来ねェ?」
ジャック「いやー、ありがたいけど俺カイルさんと手ぇ組んじゃってるし。一応オーディアンギルドでも稼げてるし。そもそもコージくんが何て言うか…」
ガレ「あー…。マ結局はコージの意向次第だよな」
ジャック「コージくん会いたいぃ…」
ガレ「分かる~~~まだ4日とか信じたくない~」
ジャック「は? 4ヶ月の間違いだろ」
ガレ「いや4年だったかも」

ザクッザクッブチブチブチィィィィ

サヴァ「う゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!!」


ガレ「つか、お前コージを洗脳しようとしたんだってェ?」
ジャック「………洗脳されなかったんだから結果的にOKでは?」
ガレ「んな訳あるか強姦は犯罪だぞ」
ジャック「えぇ~アンタがそれ言っちゃう~? アンタも強姦まがいだったんだろどーせ!」
ガレ「俺の場合、コージが『ほら、俺を喘がせたいんだろ!!? さっさとヤるぞ!!』って言ったんだよ。つまりコージから誘ったんだぜワハハ」
ジャック「ミゲルとコナーの命を盾にだろー俺知ってんだぞ!」
ガレ「ア? この世界に来てからギルドに帰って来るまでの事、コージがお前らに説明する時にそこは言ってなかっただろ」
ジャック「アンタの部下から聞いたんだよ。同じ酒飲みとして意気投合してなぁ。色々喋ってくれたぜ」
ガレ「…オヤか? レジムか?」
ジャック「さぁ。つーかアンタ、結局セックスするように誘導したんだろ。強姦とかわんねぇだろ! 俺がアンタに責められるのはおかしい!」
ガレ「あー聞こえねー」

ザクザクッザクッガツンッベリッ


サヴァ「~~~~~~~~ッッッッ!!!!!」




********************




~3日後~



サヴァ「………………」
ジャック「ガレ、昼飯交代。…ありゃ、もう叫ぶ気力もねぇか」
ガレ「死んだな、こりゃ」
ジャック「人間ってこんなに切り刻まれて削がれても3日生きれるんだなぁ。人体って不思議」
ガレ「合計で2900回刃を入れた。まぁ持った方じゃねェの?」
ジャック「途中でクソと小便漏らした時は流石に引いたけど、吐く程でもなかったな」
ガレ「オメーが特殊なんだよ。普通は吐くっつぅの。…ま、中盤からコージに謝りまくってたし、後悔させられただろ。おーし後片付けすっぞ」
ジャック「おう。…この1日目の血とか固まってて厄介そうだなー」
ガレ「地下だし、コージは入っては来ないだろうが、念には念を入れてピッカピカに磨くぞ」
ジャック「…俺とアンタの2人でか?」
ガレ「今屋敷にいる俺の部下は4人だ。2人に死体処理をさせて、1人は見張り」
ジャック「残り1人は?」
ガレ「死体を見れば隙を見て犯し、血を見ればその場でシコり、1人きりにすれば全裸で自傷行為に走る奴だが」
ジャック「なんで雇ってんの????」
ガレ「ちげェ。付きまとわれていつの間にか馴染んでたんだよ。俺の側にいれば死体に事欠かないらしい」
ジャック「そりゃあコージくんには会わせられねぇな」
ガレ「まったくだ。敵対者に恐怖心を抱かせる為に狂ったアイツを容認してるっつぅのに、コージと言葉を交わせば『殺さない愛』に目覚めちまうかも知れねぇ」
ジャック「そうなっちまったら殺すしかねーもんな」
ガレ「まぁ、俺もお前も他の旦那候補達も、これ以上のライバルはごめんだしな…」
ジャック「…でも今頃、王様王子様あたりでも堕としてそうだな。あ~やっぱり行かせたくなかった…」
ガレ「………はぁ~……会いてェな……」




*******************




はぁい(* ̄∇ ̄)ノ
メルです。


お待たせしましたーーー!!!
遅れたのは許してください!!!!今後の人生に関わる事がですね!あったんですよ!はい!スーパー言い訳タイムです!!

そして凌遅刑知らない方は本当にマジでガチめに本気で検索はオススメしません。検索は自己責任です。



感想 963

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