【完結】淋しいなら側に

サイ

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6黒国に戻って

2(※)

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 この時から丸一日、毅旺は千を側から離さなかった。というより、千を観察するようにずっと側について離れなかったのだ。
 食事や、睡眠など、剣を片手に見られているのは落ち着かないがまだ耐えられる。何より千が耐えられなかったのは、排泄の時にさえついてくることだった。
 毅旺は、千のすべてを見ることによって、千の心を再び屈服させようとしているかのようだった。
 千がどれほど嫌がっても、千を一人にはしてくれなかった。
 千を後ろから抱きすくめ、今まで聞いたこともないような甘い声で囁く。
「どうした。同じ事だろう、ここから出すだけだ。そんなもの、私は見慣れているぞ」
 毅旺に陰茎を取り出され、ますます身は強張った。
「嫌です、毅旺様。お願いです。こんなところを見られていて、とても出ません」
「それはどうかな」
 毅旺の低い声に、千はどきりとする。身を固くする千に、毅旺は袂から一輪の花を取り出した。
「出ないというなら、手伝ってやろう」
「やっ、いや、嫌です!」
 何をされるか分からない恐怖に、本気で身を捩り抵抗するが、毅旺に前を握られていては痛くて逃れられない。
「じっとしていろ。使い物にならなくなったら、お前の姉も悲しむ」
 急に姉の名を出され、千は身体の自由を奪われる。もとより、毅旺に逆らうことなどできなかったのだ。
「痛くはない。じっとしていればな」
 毅旺は、千のものの先端を、花の茎で刺激した。千はぶるっと身震いする。ゆっくりと、茎は千の小さな穴に入っていく。
「あ、いっ……ふあ」
 入れたかと思えば、出したり入れたり、尿道を刺激されている。初めは鋭い痛みだったが、それはすぐに快感に変わった。射精時の感覚がぞくりと呼び覚まされる。そんなところを押し広げられて感じるなんて、信じられない。
 今まで感じた快楽とはまた種類の違う、鋭い快感が全身を走る。足の指の先まで電流を感じ、立っていられない。千はいつの間にかもたれかかるようにして身体を毅旺に押しつけていた。
「どうだ。感じるか?———お前はどこをいじっても、感じやすいからな」
「そんな、こと……やっ、もうやめ……て。んっ———」
 強烈な刺激が走って、千は首をのけぞらせた。
「もっ、でる……お願い、でちゃ、うっ」
 すうっと、ゆっくり毅旺は茎を抜いた。
「はああっ………」
 千は知らず毅旺の着物を握りしめて、達した。毅旺は満足そうな声で、また千にささやいた。
「駄目だ。そうじゃないだろう?お前は本当に感じやすくて、すぐに精液を出す。おまえが出したかったのはそれだったのか?」
「ちがっ……」
 だってあんなに刺激されたら、嫌でも出てしまうではないか。何とか体勢を立て直し、まだ息も荒いままの千の首筋に、毅旺は唇を押し当てた。
「では、早くやってしまえ。それとも、もう一度手伝ってやろうか?」
 千は震える身体を叱咤して、必死で声を絞り出した。
「やる……やります。ちゃんと、だ、出しますから」
「そうか?———では早くしろ。私は待つのは得意じゃない」
 千は屈辱の中、目を閉じた。
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