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第1章
21.ルイスとユリア
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ヘルマンに抱かれたまま、ルイスはユリアが寝ているという部屋に連れてこられた。
ノックへの返事は、ない。
ヘルマンはドアを開けて中に入った。ふわりと消毒薬の匂いが漂ってくる。ルイスは緊張でヘルマンの首に回した手に力が入った。
「――ユリア」
ヘルマンがベッドサイドまで来て声をかけた。
返事はないが、衣擦れの音は聞こえた。
「ルイスを連れてきた。無理に起き上がらなくてもいい」
「ルイス……?」
ユリアの声が聞こえた。少し掠れているが、いつもの穏やかなユリアの声だった。
ルイスは衝動的に、勢いよく振り返った。あまりに急に反転したのでバランスを崩しそうになったが、ヘルマンはそっと床に下ろしてくれた。
ベッドの横から見上げると、いつもと同じ、自分を見てくれるユリアがいた。
「リア……」
呼びかけてみると、微笑んでくれる。ユリアは上体を起こした。ヘルマンがそれに手を添える。
「ルイス、フェルナンド様のところにお世話になってるんだって?」
ルイスは黙ってうなずいた。
「心配したよね。一人にしてごめんね?」
そういって腕を広げてくれる。ルイスはよじ登って、恐る恐るその腕の中に入っていった。
あちこちに包帯が巻かれている。いつものユリアの匂いはしなかった。それでもこの感触はユリアのものだ。ルイスは黙ってしがみついた。
温かい、久しぶりのユリアの感触だった。
よかった。また会えた。大丈夫だった。
ユリアも、久しぶりのルイスの感触にほっとしていた。
温かくて、ぷにぷにの頬、腕。いい匂いのするふわふわの髪にすりすりと頬を寄せてみる。
「あー、ルイスだ。きもちいい……」
「リア、だいすき……」
「うん。僕も。ルイス大好き」
少し強めの抱きしめだった。
目を閉じればあの恐ろしくおぞましい出来事を思い出す。小さな物音にもびくびくとしていた。知らない人が入ってくるんじゃないか、その人が、暴力をまた……。
ルイスを抱くと、昔、抱きしめてやり過ごした毎日を思い出す。
たった一人の家族。
どれくらいそうしていたのか、かなり長い間黙って二人は抱き合っていた。
ドアのノックの音がして、ユリアがびくりと肩を震わせた。
ルイスが見上げると、その視線に気づきユリアが微笑む。
ヘルマンがドアまで行き、トレイに乗せられたスープをもって戻ってきた。
「昼だな。食べられそうか?」
「あ、はい」
「ルイスも食べていくか?用意するよう言ってこよう」
ヘルマンに尋ねられ、ルイスは黙ってするするとベッドから降りた。
「ううん。かえる」
あまりにあっさりとそう言ったのでヘルマンも驚いたようだった。
「まだいたらいい、久しぶりなんだ」
「ううん。だいじょうぶ。リア、起きて、よかった。かえる」
ルイスはヘルマンに両手を伸ばした。
抱っこ、ということだ。
「――ルイス!」
ユリアが慌てて声をかけたが、ヘルマンも当然のように抱き上げた。
「ではフェルナンドに送らせよう。――ユリア、いいか」
「あ、はい。すみません。ありがとうございます」
「食べられるようなら、食べておきなさい」
ヘルマンの背中越しに、ルイスはユリアに手を振った。
「ルイス、またね」
「うん」
ヘルマンがルイスを連れて行ってくれたので、ユリアはそのままベッドに倒れるように横になった。
少し起き上がっていただけなのに、身体は重怠く疲労を感じた。まだ体の調子は戻っていない。
ユリアは重い眼を閉じた。
「泊まっていってもよかったんだが」
ルイスを抱きながら歩きヘルマンが言う。ルイスは首を振った。
ふむ……とヘルマンは立ち止まってルイスの顔を見る。今はもう何の感情も読めない。ただ何かを考えるようにしているだけだ。
「けがをしているユリアを見て、怖くなったか?」
ルイスはまた首を振った。
「けがしてるってしってた」
「そうか。――ユリアはもう大丈夫だ。あとはよく食べて寝て、回復するだけだから」
「うん」
「だから、またいつでも会いに来なさい。しばらくはユリアはこっちにいることになるから」
「うん。でも……リア、すごくしんどそう。でもルイが来ると、リア、笑わないといけないから……」
ヘルマンは少し目を見開いた。思いがけない台詞だったから。
「それで遠慮したのか」
ルイスは黙っているが肯定と同じだった。
包帯を巻いていただけではない。たった六日だというのに痩せ細り、顔色も悪く、ルイスも驚いたのだろう。
「無理して笑っているようには見えなかったが。寂しいのを我慢する必要はない。本当はもっと早く来たかったんだろう?」
「うん、でも……リアがいるのが、あたりまえじゃ、ないから」
ルイスは消えそうな声で言った。
その台詞がどこまでを意味してるのかは分からなかったが、たった五歳の子供が心配することにしては深刻だ。
「当たり前と思ってもいいんだ。――ルイス、ユリアがいて、お前と共に過ごすことが当たり前で、いなくなったりしないと思っても、いいんだ」
ルイスはそれへは反応しなかった。
「――ユリアはお前がいた方が元気になる。また来なさい」
ルイスは小さく頷いた。
ぽんぽん、とヘルマンに背中を撫でられる。
ヘルマンが寝起きする居住エリアと、補佐官らと仕事をする執務スペースは少し離れている。長い廊下を歩いていると、ぽつりとルイスが言った。
「リア、けんかしたの?」
「喧嘩じゃない。ユリアは何も悪くないから」
「侯爵の人が、リアをあんなにしたの?」
「……どこでそんなことを」
完全に人の口を止めることはできないが、それでもかなり厳しく統制していたはずだ。
こんな小さな子供の口からそれを聞くとは思わなかった。
「パーティにいた子に、リア、外にいなくて、たぶんその人といたって」
「ああ……」
ルイスは自分なりに子供たちに聞いて回っていたのか。――ただ大人しく待っていたのではないらしい。それは大人しい印象のルイスとは違って、少し意外だった。
「けんかしてるの、知らないかってきかれたって」
「なるほど、ルイスは優秀な捜査官になれそうだ」
「ベンと」
「ああ、ベンとで捜査官になれるな」
どちらかと言うとベンは考えるより先に動くタイプに見えたが。
「公爵さま」
ルイスは金の瞳をひた、とヘルマンに向けた。
妙に大人びた、子供らしくない眼だった。
「リアをあんなにした人、ゆるさないでね」
「ああ、許さない」
「公爵さま、えらいから、やっつけてくれる?」
「心配するな。――私も、これ以上ない程、怒ってるし、許せないと思っている」
ルイスは再びヘルマンの肩に頭をもたれさせた。
「ありがと……」
執務室についてフェルナンドに会うと、フェルナンドは非常に驚いた。
「えっ、ルイ君!?ヘルマン様!?なんで」
先ほどユリアに会ってきたことを簡単に説明すると、フェルナンドはまた驚いて、その後ルイスに謝ってくれた。
「ルイ君……そうだよね。寂しくないわけないよね。ごめんね、ちゃんと気にしてあげれてなくって」
「ううん。ルイの方が、ごめんなさい。もうしない」
「あー、そう言わず、明日も来ようよ。ルイ君悪くないよ。ちょっとはわがまま言ってほしいなあ」
フェルナンドの顔をじっと見つめて、ルイスは言った。ヘルマンに抱かれているからいつもよりフェルナンドの顔がよく見える。疲労の色が濃いのが。
「フェルさま、おしごと大変だから。ルイは、まてるから」
「ルイス、明日からは毎日施設からの帰りにこっちに寄って、ユリアに会うといい。その後、フェルナンドを一緒に連れて帰ってやれ。そうすればフェルナンドも休める」
「ええ!!」
驚きの声を上げたのはフェルナンドだった。
「ヘルマン様……そんな、いいんですか?あ、何も言わないでください。撤回しないでくださいね。――ルイ君、君は救世主だよー。帰ろう、帰ろう」
ヘルマンはやれやれ、とため息をついた。
「いいか?ルイス」
「うん」
ルイスが久しぶりに笑った。
ヘルマンとフェルナンドは顔を見合わせるようにしてほっと頷いた。
今日のところは迎えを連絡するようにして、それぞれ仕事に戻ることになる。
「もうすぐヒリスが着くだろうから、ユリアのところで待っている。私も明日から執務を本格的に再開するから。各地の補佐官も呼び戻して、手分けして仕事にあたれ」
「はい」
ノックへの返事は、ない。
ヘルマンはドアを開けて中に入った。ふわりと消毒薬の匂いが漂ってくる。ルイスは緊張でヘルマンの首に回した手に力が入った。
「――ユリア」
ヘルマンがベッドサイドまで来て声をかけた。
返事はないが、衣擦れの音は聞こえた。
「ルイスを連れてきた。無理に起き上がらなくてもいい」
「ルイス……?」
ユリアの声が聞こえた。少し掠れているが、いつもの穏やかなユリアの声だった。
ルイスは衝動的に、勢いよく振り返った。あまりに急に反転したのでバランスを崩しそうになったが、ヘルマンはそっと床に下ろしてくれた。
ベッドの横から見上げると、いつもと同じ、自分を見てくれるユリアがいた。
「リア……」
呼びかけてみると、微笑んでくれる。ユリアは上体を起こした。ヘルマンがそれに手を添える。
「ルイス、フェルナンド様のところにお世話になってるんだって?」
ルイスは黙ってうなずいた。
「心配したよね。一人にしてごめんね?」
そういって腕を広げてくれる。ルイスはよじ登って、恐る恐るその腕の中に入っていった。
あちこちに包帯が巻かれている。いつものユリアの匂いはしなかった。それでもこの感触はユリアのものだ。ルイスは黙ってしがみついた。
温かい、久しぶりのユリアの感触だった。
よかった。また会えた。大丈夫だった。
ユリアも、久しぶりのルイスの感触にほっとしていた。
温かくて、ぷにぷにの頬、腕。いい匂いのするふわふわの髪にすりすりと頬を寄せてみる。
「あー、ルイスだ。きもちいい……」
「リア、だいすき……」
「うん。僕も。ルイス大好き」
少し強めの抱きしめだった。
目を閉じればあの恐ろしくおぞましい出来事を思い出す。小さな物音にもびくびくとしていた。知らない人が入ってくるんじゃないか、その人が、暴力をまた……。
ルイスを抱くと、昔、抱きしめてやり過ごした毎日を思い出す。
たった一人の家族。
どれくらいそうしていたのか、かなり長い間黙って二人は抱き合っていた。
ドアのノックの音がして、ユリアがびくりと肩を震わせた。
ルイスが見上げると、その視線に気づきユリアが微笑む。
ヘルマンがドアまで行き、トレイに乗せられたスープをもって戻ってきた。
「昼だな。食べられそうか?」
「あ、はい」
「ルイスも食べていくか?用意するよう言ってこよう」
ヘルマンに尋ねられ、ルイスは黙ってするするとベッドから降りた。
「ううん。かえる」
あまりにあっさりとそう言ったのでヘルマンも驚いたようだった。
「まだいたらいい、久しぶりなんだ」
「ううん。だいじょうぶ。リア、起きて、よかった。かえる」
ルイスはヘルマンに両手を伸ばした。
抱っこ、ということだ。
「――ルイス!」
ユリアが慌てて声をかけたが、ヘルマンも当然のように抱き上げた。
「ではフェルナンドに送らせよう。――ユリア、いいか」
「あ、はい。すみません。ありがとうございます」
「食べられるようなら、食べておきなさい」
ヘルマンの背中越しに、ルイスはユリアに手を振った。
「ルイス、またね」
「うん」
ヘルマンがルイスを連れて行ってくれたので、ユリアはそのままベッドに倒れるように横になった。
少し起き上がっていただけなのに、身体は重怠く疲労を感じた。まだ体の調子は戻っていない。
ユリアは重い眼を閉じた。
「泊まっていってもよかったんだが」
ルイスを抱きながら歩きヘルマンが言う。ルイスは首を振った。
ふむ……とヘルマンは立ち止まってルイスの顔を見る。今はもう何の感情も読めない。ただ何かを考えるようにしているだけだ。
「けがをしているユリアを見て、怖くなったか?」
ルイスはまた首を振った。
「けがしてるってしってた」
「そうか。――ユリアはもう大丈夫だ。あとはよく食べて寝て、回復するだけだから」
「うん」
「だから、またいつでも会いに来なさい。しばらくはユリアはこっちにいることになるから」
「うん。でも……リア、すごくしんどそう。でもルイが来ると、リア、笑わないといけないから……」
ヘルマンは少し目を見開いた。思いがけない台詞だったから。
「それで遠慮したのか」
ルイスは黙っているが肯定と同じだった。
包帯を巻いていただけではない。たった六日だというのに痩せ細り、顔色も悪く、ルイスも驚いたのだろう。
「無理して笑っているようには見えなかったが。寂しいのを我慢する必要はない。本当はもっと早く来たかったんだろう?」
「うん、でも……リアがいるのが、あたりまえじゃ、ないから」
ルイスは消えそうな声で言った。
その台詞がどこまでを意味してるのかは分からなかったが、たった五歳の子供が心配することにしては深刻だ。
「当たり前と思ってもいいんだ。――ルイス、ユリアがいて、お前と共に過ごすことが当たり前で、いなくなったりしないと思っても、いいんだ」
ルイスはそれへは反応しなかった。
「――ユリアはお前がいた方が元気になる。また来なさい」
ルイスは小さく頷いた。
ぽんぽん、とヘルマンに背中を撫でられる。
ヘルマンが寝起きする居住エリアと、補佐官らと仕事をする執務スペースは少し離れている。長い廊下を歩いていると、ぽつりとルイスが言った。
「リア、けんかしたの?」
「喧嘩じゃない。ユリアは何も悪くないから」
「侯爵の人が、リアをあんなにしたの?」
「……どこでそんなことを」
完全に人の口を止めることはできないが、それでもかなり厳しく統制していたはずだ。
こんな小さな子供の口からそれを聞くとは思わなかった。
「パーティにいた子に、リア、外にいなくて、たぶんその人といたって」
「ああ……」
ルイスは自分なりに子供たちに聞いて回っていたのか。――ただ大人しく待っていたのではないらしい。それは大人しい印象のルイスとは違って、少し意外だった。
「けんかしてるの、知らないかってきかれたって」
「なるほど、ルイスは優秀な捜査官になれそうだ」
「ベンと」
「ああ、ベンとで捜査官になれるな」
どちらかと言うとベンは考えるより先に動くタイプに見えたが。
「公爵さま」
ルイスは金の瞳をひた、とヘルマンに向けた。
妙に大人びた、子供らしくない眼だった。
「リアをあんなにした人、ゆるさないでね」
「ああ、許さない」
「公爵さま、えらいから、やっつけてくれる?」
「心配するな。――私も、これ以上ない程、怒ってるし、許せないと思っている」
ルイスは再びヘルマンの肩に頭をもたれさせた。
「ありがと……」
執務室についてフェルナンドに会うと、フェルナンドは非常に驚いた。
「えっ、ルイ君!?ヘルマン様!?なんで」
先ほどユリアに会ってきたことを簡単に説明すると、フェルナンドはまた驚いて、その後ルイスに謝ってくれた。
「ルイ君……そうだよね。寂しくないわけないよね。ごめんね、ちゃんと気にしてあげれてなくって」
「ううん。ルイの方が、ごめんなさい。もうしない」
「あー、そう言わず、明日も来ようよ。ルイ君悪くないよ。ちょっとはわがまま言ってほしいなあ」
フェルナンドの顔をじっと見つめて、ルイスは言った。ヘルマンに抱かれているからいつもよりフェルナンドの顔がよく見える。疲労の色が濃いのが。
「フェルさま、おしごと大変だから。ルイは、まてるから」
「ルイス、明日からは毎日施設からの帰りにこっちに寄って、ユリアに会うといい。その後、フェルナンドを一緒に連れて帰ってやれ。そうすればフェルナンドも休める」
「ええ!!」
驚きの声を上げたのはフェルナンドだった。
「ヘルマン様……そんな、いいんですか?あ、何も言わないでください。撤回しないでくださいね。――ルイ君、君は救世主だよー。帰ろう、帰ろう」
ヘルマンはやれやれ、とため息をついた。
「いいか?ルイス」
「うん」
ルイスが久しぶりに笑った。
ヘルマンとフェルナンドは顔を見合わせるようにしてほっと頷いた。
今日のところは迎えを連絡するようにして、それぞれ仕事に戻ることになる。
「もうすぐヒリスが着くだろうから、ユリアのところで待っている。私も明日から執務を本格的に再開するから。各地の補佐官も呼び戻して、手分けして仕事にあたれ」
「はい」
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