日常怪談

学校の七不思議

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第二章【走る人体模型編】

第九談【特訓!】

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第九談【特訓!】

人体模型に能力を与えられてから2日経った。
阿部は能力のコントロールの特訓を続けていた。

【夜中9時15分-グラウンド-】

阿部「やっぱコントロール難しすぎないか!?」

阿部がコントロールをミスってまたネットにぶつかる。
顔にはネットの型が出来ていた。

阿部「あいつらも最初は訓練手伝ってくれてたのに途中から来ないし、、、」

阿部は悲しそうにまた走る訓練を始めた。

【夜中9時15分-パソコン室-】
近藤が一人で能力の訓練を行っていた。

近藤「やっぱ引き寄せとすり抜けって攻撃向きじゃないよなぁ、、、」

近藤は怪異が出た時の対策のために攻撃技の訓練を行っていた。

近藤「何かいい策無いかな、、、」

【9時15分-人体模型前-】
井上は人体模型に話を伺っていた。

井上「人体模型さんって名前とか無いの?」
人体模型「人体模型っていい名前があるだろ」
井上「長く無い?良いあだ名考えてあげようか?」
人体模型「面白そうだけどやめとく」
井上「なんで?」
人体模型「今の名前が気に入ってるんだよ」
井上「そんなぁ、、、!」

井上が不満そうに視点を横に向けると井上が棚の上にある塩を見つけた。

井上「そう言えばここ理科室だし亮介が言ってた花子さんを倒した時の塩があるんだ、、、」

井上が塩を確認すると量は少なかった。

井上「最近の授業で塩を使うのは無いしあいつらで減らしたのかな?」
人体模型「その塩をこっちに向けるなよ」

人体模型が拘束されながら嫌がる。

井上「弱まっちゃうから?」
人体模型「そうだ。その特殊な塩がなんでここに置いてあるのか本当に分からんがな」

井上が不思議そうに質問する。

井上「特殊な塩?これが?」
人体模型「気付いてないのか?その塩は霊力が弱まる効果が付いてる。普通の塩にそんな効果は無いだろ」
井上「そんなの分からないし知らないよ!」

井上は何故ここにそんなものがあるのか考えた。

井上(心の中)「理科室の先生ならなにか知ってるかな?」

【次の日-通学路-】

三人が眠そうに登校していた。

近藤「昨日の夜は頭使ったぁ~!」
井上「私も~」
阿部「俺は足の筋肉痛がひどい」

全員が不満を伝えた後井上が話し出す。

井上「そう言えば悟は訓練してたの知ってるけど亮介は何してたの?」

近藤が目を開けて話し出す。

近藤「ん?ああ、新しい技とか考えてたんだ」
井上「新しい技ってなんか出来たの?」
近藤「思い付いてはいるんだけどうまく出来ないんだよなぁ」
阿部「俺もだ。イメージはできても体が追いつかないよな」
近藤「井上は何してたんだ?」
井上「私は人体模型と話してた」
近藤「それで頭使ったとか言ってたのかよ!」

近藤が呆れたように話す。

井上「それだけじゃ無いよ!」

井上が話そうとした時学校に着いた。

阿部「もう学校かぁ、、、。じゃあまた部活の時にな!」
井上「はーい!」
井上(心の中)「まあ塩のことは後で説明すればいいか」

【放課後-職員室-】
井上「理科の先生っていますか?」

井上は先生が帰ってしまう前に一人で話をしようとしていた。

他の先生「安達先生なら理科室に用があるって言ってたよ」
井上「わかりました!ありがとうございます!」

職員室を後にして理科室に向かう。

井上(心の中)「安達先生って言うんだ。そういえば先生が自己紹介してる時聞いてなかった!」

井上がそんなことを考えながら歩いていると理科室に着いた。
井上が理科室のドアを開ける。

井上「安達先生いますかー?」

井上がドアを開けると先生が返事をした。

安達先生「いるよ。何か用事かい?」

先生が明日の実験の用意を止めて話す。

井上「少し聞きたいことがあるだけです!」
安達先生「聞きたいことって?」
井上「理科室に置いてある塩について何か知りませんか?」

安達先生はメガネを整えて答えた。

安達先生「あれはただの市販の塩だよ」

井上が少し考えた後答えた。

井上「...そうですか!何かわかったら教えてください!私の名前井上奈緒です!それじゃあ!」

井上が理科室を出て部活に向かう。
井上が立ち去ったことを確認した安達先生はゆっくり塩の所に行き塩を見つめる。
そしてあることに気がつく。

安達先生「塩が減ってる、、!?」

安達先生は怒りながら呟く。

安達先生「誰だ、、この塩を使ったのは!!」

安達先生は突然止まるとまた呟いた。

安達先生「...井上..奈緒......!!!」

さっきまで落ち着いていたとは思えないほど安達先生は苛立っていた。

第九談【特訓!】-完-
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