帰還のヘルズゲート

生獣屋 芽怠

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第8話 ライバルはママ?

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「……え?」

「あらあら、聞こえなかった?」

 時は夜、食事も終わり、私達家族はテレビを見ていた。番組は心霊写真特集、それを心は震えながら見ている。震える心がもう可愛い。
 じゃなくて!
 私は驚いていた、ママが突然予想外の事を言ったからだ。

「だからね、明日土曜日でしょ? 彼を家に招待しましょう!」

「か、彼って?」

「うふふ、まことさんたら、彼よ、峻さんよ!」

「えーー!」

 叫んでしまった。それはそうだ、ママは何で峻くんを呼ぼうと言うのかな?
 真意は何?

「き、急にどうしたの? どうして峻くんを家に?」

「私ね、もう一度峻さんに会いたいの。だってあんなに美味しそうにカレーライス食べてくれたでしょ? 何故か懐かしい感覚がしたの。変な感じだけど、また作ってあげたいのよ! うふふ!」

 ママの考えが読めない。一体何を考えているの?
 心がなんだか嬉しそうにしているし。

「お~! 峻か~、明日来るのかぁ~?」

「そうですよ、峻さんが来るのよ!」

 テンション高いよ?

「よ~し~、峻~とジャンケンだー!」

 心の最近のマイブームはジャンケンだ。出すのが遅くて一回も勝ってないけど、じゃなくて!

「じゃあ頼みますね、ま・こ・と・さ・ん! うふふ、いっぱい美味しいもの作らなくちゃ!」

 こんなテンションのママ見た事ないよ。
 とにかく自分の部屋に戻り、峻くんに電話するはめになっちゃった。
 携帯のボタンを押し、峻くんが出るのを待つ。

『お~まこちゃん、どうしたの?』

 はぁ、人の気も知らないで何て呑気な声だ。
 とにかく、明日の予定を尋ねなきゃ。

「あ、あのね、明日って暇?」

『ん~、別に何もないよ?』

 それなら良かったかな。あれ? 今思ったんだけど、昼間って何してるのかな? 

「そう言えば昼間って何してるの?」

『昼間? そうだな……前に話したよね? 能力はすごく体力を消耗するって、昼間はひたすら寝てるよ。体力回復には寝るのが一番! まぁ簡単に言えば夜型なんだよ俺』

「じゃあ、夜は戦って、昼は寝てるの? それってきつくない?」

『なはは、確かにきついけど、やるって決めたんだ……それに、敵が弱い奴なら次の日は遊び回ってるよ!』

「何して遊んでるの?」

「気になる~?」

「べ、別に……」

『そんな事言わないでよ……で? 明日がどうこうって』

「いやね、ママが峻くんにご馳走したいから来ないかって?」

「わお! マジですか!」

 こいつもテンション高い。

「なんか、すごく、嬉しそうですね?」

 ちょっと嫌味っぽく言ってやる。何よ、ママって単語聞いただけでテンション変えちゃって。

『え? いや、ほら、まこちゃんのお母さん料理うまかったから~』

 明らかに動揺しまくってる。一瞬、彼が持っていたエロ本を思い出す。人妻好きか。
 あれ? ママも好意があるから、何かヤバイ方向になるんじゃない? 私の馬鹿、ないよ、そんな訳絶対にない!
 何だろう、この嫌な気持ちは?

『もしもし? まこちゃん?』

「ひゃ! な、何?」

『どうかした?』

「な、何でもない! 絶対ないもん! ……そんな事」

『へ?』

 もう、恥ずかしいやら、不安やらで、私はごちゃごちゃ。

「と、に、か、く、明日は来るの? 来ないの? どっち!?」

『行きます!』

「あっそ、ばいばい!」

 何か知らないけどイライラしたので素っ気なく電話を切ってやった。ふん、浮かれちゃって。
 明日、何が起きるか分からない。いろんな感情に揉まれる私は混乱が頭から離れなかった。
 

 

 翌日、彼の第一声はこんにちはだ。玄関のドアを開けた向こうに彼、峻くんはやって来ていた。
 その表情はニコニコしていて、何だか間抜けな顔。
 峻くんを確認したママは満面の笑みで彼をお出迎え。

「あらあら、いらっしゃい! さぁ上がって下さい!」

 ママはすごく機嫌がいいみたいだ。峻くんを家に上がらせた。

「お~! 峻~よく来たな~!」

心が喜んでる。テンションマックスだ。

「よお、元気にしてたか心! ……あ、まこちゃん、お邪魔するね」

「……いらっしゃい」

 何よ、今私に気付いた見たいな言い方でムカついた。三人はワイワイとリビンクに入って行く、
 私だけ機嫌が悪い。

「わお! すっごい、ご馳走!」

 テーブルにはママの手料理が並んでいた。何処かのパーティー料理みたいに豪勢、得意のカレーライスや私の好物のエビフライ、ハンバーグやオムライスが並ぶ。
 ママは笑みを浮かべていた。

「うふふ、さぁ、召し上がれ!」

 さっそく峻くんが料理に手を出し口に。

「うわ、このエビフライ、外がサクサクで、中のエビも具がおっきい! 美味しいです!」

「よかったです、お口に合って!」

「峻~、これもうまいんだぞ~!」

「マジか? ……う、うまい!」

 何だろう、私の周りは光り輝いているのに、ぽつんと暗い闇がここにいる見たいで孤独。
 何だか知らないけど峻くんがママに取られちゃう!
 焦る私はあるものが目に入る。それは食卓に並んでいる私が作った卵焼きだった。瞬時にこれだと思った。よし、いざ勝負。

「し、峻くん、これ私が作った奴」

「え! マジ? まこちゃんの手作り!」

 お、好感色だ! ふふふ、私特製の卵焼きは自信はあるんだから。彼がパクリと食べると「うまい!」と笑顔で答えてくれた。
 よし! 心の中でガッツポーズをする。

「あらあら“そんなの”より私のハンバーグの方が美味しいですよ?」

 そ、そんなの?
 これって宣戦布告?
 この時から話がおかしな方向に転がり始める。
 このピリピリの状況に一番早く気付いたのが予想外に何と私の溺愛する弟、心だった。

「あわわ、竜と虎の対決だ~」

 食事も終わり、リビングのソファーに私とママが彼を挟む様に座る。こんな所にいたら峻くんがママの餌食になっちゃう。ここから離れなければ。

「峻くん、私の部屋に行こうよ!」

 今思うと、恥ずかしい事ばっかり言ってたような気がする。

「あらあら、ここにいれば、まことさんの小さい時の写真があるんですよ?」

「え! 本当ですか! 見たいです!」

 ぐぅ、卑怯者! 写真で釣るなんて!
 しばらくして、アルバムがやって来た。そのアルバムに写っていたのは幼稚園の時の私、顔を真っ赤にしながらママと手をつないでいる写真や、海で遊んでいるものなどがそこにあった。
 確かに懐かしい。

「わぁ、まこちゃん小さくて可愛い!」

「あ、あんまり見ないでよ……恥ずかしいな」

「この頃のまことさん、小学校上がるまで、おねしょが治らなかったのよね~」

「な、ママ!」

 顔が熱い! 私が忘れていた事を。恥ずかしい、峻くんは笑ってるし、心はおねしょを私より早く終わってたし、穴があったら入りたい! 
 よくもやってくれたね、仕返しにママの恥ずかしい事を言ってやる。

「マ、ママだって、今だに子犬のぬいぐるみを抱っこしないと眠れないじゃない!」

 空気が乾いて行くのが分かった。この時になって、ようやく峻くんが2人の異変に気付く。
 ママは顔をニコニコさせているが、あれはかなり怒ってるね。

「まことさん……話し合いましょうか?」

「私は、いつまでもママに負けてるわけじゃないんだから!」

 この場所に雷がまわりを飛び交い、2人の背後に竜と虎が現れる、そんな感じをイメージ出来る。

「分かりました、なら勝負しましょう。峻さんを賭けて!」

「望むところよ!」

「な、なんで俺?」

「峻は~あそびにんだ~」

「はぁ?」

 火蓋は切って落とされた。

「で、勝負の方法は?」

「そうね、どうしましょう?」

 勝負の方法に悩んでいると、心が「じゃんけん~」と叫んでくれた。そうか、じゃんけんなら公平に勝負出来る。
 私達はその勝負方法に了承する。

「負けませんよ、まことさん」

「私だって!」

「ど、どうなってるんだ?」

 何が何だか分からない峻くんは混乱する以外、何も出来ない。
 私が三回勝負だとママに提案したが、ママはニコリと笑ってこう言い返す。

「うふふ、まことさん、勝負は何でも一瞬で決まるものですよ? 一発勝負です」

 お互い顔は笑っているが、中は闘志で燃えていた。そして、対決が決行される。

「「最初はグー、じゃんけんポン!!」」

 緊張が走る。その手はチョキとチョキ、あいこだ。「やりますね」とママが健闘を称えている。
 負ける訳にはいかないんだから、その余裕の表情を崩すからね!

「なあ、心、何が起きてるんだ?」

 心に助けを求める峻くん。心はただ「竜虎の戦いだ~」と言うばかりで、峻くんを更に訳分からなくしていく。
 それからずっとじゃんけんする2人、10分間はあいこだけ。でも、これだけやり合ってあいこだけってすごくない?
 長い時間が経過していった。
 そして、激しい戦いの中、ようやく決着が付く。その結果は……。

「うわああ! 負けたー!」

 負けたのは私だった。
 うう、悔しい。後一歩だったのに、もう少しだったのに! 激しく後悔する。
 これでママが峻くんを独占しちゃう! ママはニコリと笑っていた、余裕で。

「うふふ、私に勝とうなんて一億年早いですよ! さて、今日だけ峻さんは私のものですね? いっぱい、いっぱい可愛がってあげる、うふふ……」

「ええ! ママ、可愛がるって何するの!?」

 ママはゆっくりと峻くんに近付く。彼は顔を真っ赤にし、激しく動揺している。当たり前だよ、あんなセリフを聞いて近付かれたら、男はみんなああなる。

「え? あの……ママさん?」

「真美(まみ)です、私の名前は……真美って呼んでくれなきゃ嫌です」

 そう言うと、ママの右手は峻くんの顔に近付く。
 あ、だだ、駄目ー! 私は叫んだ!
 しかし目の前の光景に訳が分からなくなった。
 ママは峻くんの頭を愛しく撫でていた。

「ん~! いい子、いい子ですね~!」

 はい? 峻くんは顔を真っ赤にしていた。何が何やらで分からないよ。恐る恐る峻くんはママに今ある疑問をぶつける。

「あ、あの、ママさん?」

「うふふ、だから真美ですよ」

「あ、あの真美さん……これは一体?」

 さぁ、何て答えるのママ!

「あなたは似てるんです」

「似てる? 誰にですか?」

「ケンに似てるんです!」

 誰?

「ママ、ケンって誰?」

「もう昔ですけどね……愛していたのケンを」

「えー! マ、ママが惚れたの?」

 パパはママと結婚するまでとても大変だったらしい。ママがあまり結婚に興味が無かった。今日を楽しく過ごせればいいと、話していた事があった。
 パパの猛烈なアタックで、ようやく付き合う事になり、今に至る。
 でも、結婚して良かったってママは言ってた。私や心に出会う事ができたから。
 もちろんパパとはラブラブだ。こっちが恥ずかしいくらいに。そんなママが惚れた奴って、一体?

「どんな男なの?」

「男……そうですね、そんな言い方もありますね」

「え?」

 ママはそう言うと、ポケットから写真を取り出した。

「大切な存在でした。だからね、いつも写真を持っているんですよ」

 その写真をみんなが一斉に覗く。 

「こ、これって……」

 そこに写っていたのは……。
 小さい頃のママと……犬。
 犬が写ってる。種類はブルドックで、ママのホッペをペロペロと犬がしている場面の写真。

「私が小さい時に飼っていたケンです。家族として愛していたんです」

「な、何だ、そう言う事かぁ~、びっくりした」

 あれ? ちょっと待って、峻くんが似てるって……ブルドックに?

「ちなみに何処が似てるの?」

「うふふ、目がそっくりじゃない、よし、よし、いい子、いい子~」

 峻くんは微妙な表情をしていた。何だかがっかりしている見たい。
 まぁ、鼻の下を伸ばした罰って事でいい気味ね。
 この後、ずっと可愛がられた。
  



 それから時間が過ぎ、家を後にした帰り道、私と峻くんはマンションに向かう。峻くんは私に何かを訊きたい様だ。

「なぁ、まこちゃん、俺ってブルドックに似ているか?」

 ぜんぜん! そんな事無い。
 そう言をうとしたけど、今日の事思い出した。
 ママに赤い顔してた……イライラする。

「そっくり! 瓜二つ!」

「な!」

 さすがに顔はショックで変な顔になっている。いい気味だよ!
 でも、何でイライラしたんだろうか? そんな事を考えて、私は彼の横を歩く。
 もう辺りは夕日で赤い色が広がっていた。
 
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