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第4話
個室②
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「エレナ!!タクシー呼ぶから待ちなさい!ちょっと!もう、終電も無いのよ!?」
「だいじょーぶ、だいじょーぶ」
「そんなフラフラな足でどこが大丈夫よ!‥あ!こら、待ちなさっ‥!?」
制止する一生の声を最後まで聞かずに、私は夜の街へと飛び出した。
キラキラと光るネオンが花火みたいで美しい。
こうして、真夜中に自分の意志で道を歩くのがいつ振りかも思い出せない。
携帯電話の着信も気にしなくていい。
私は‥私は‥
「自由らーーー!!」
「おおっと‥!?ビックリしたー」
前のめりによろけた私の体をいとも簡単に受け止めてみせた男の声が頭上から聞こえ、私はゆっくりと顔を上げた。
「あ、ラッキー。お姉さん超美人だねー。これから出勤?」
「‥へ?」
ネオンに照らされキラキラと光る金色の髪、色白な肌、大学生位の若い男がきゅうっと目を細めて笑う。
「あ、ごめんね。あんまり綺麗だからこの辺のキャストさんかなって」
「キャ、スト‥?」
ホステスとかそうゆう事かな‥?
「あはは。ううん、気にしないで。」
「これからどこ行くの?」
「これから‥お家に…帰りま、しゅ‥」
そこまで言って、私はその場にしゃがみこんだ。
足に力が入らないし、視界も頭もグラグラだ。
「おーい、お姉さーん‥おーい‥」
男が何か言ってるようだけれど、もう無理‥
眠たい‥
疲れたよ‥
──────
「‥ン、ンッ‥」
次に目を覚ました時、私は薄暗く四平を板張りが囲う個室のような場所に仰向けに寝そべり、吹き抜けた先にある天井を見上げていた。
遠くに聞こえるのはジャズセッションのBGM。
そして、時折聞こえるピチャリ、ピチャリと艶かしい水音。
どうも下半身の中央部、アソコが熱い。
ヌルヌルと動く生ぬるいモノが敏感な部分に吸いついた。
それが唇だとわかるやいなや
「‥ンアッ、あっ‥んんンアッッーー!!?」
「危なッ‥」
私が腰を反り上げビクビクとカラダを震わせ頂点に達した瞬間、何者かの手のひらが口を塞いだ。
「‥ハァッ、‥ハァッ‥」
「お姉さん、静かにしないと追い出されちゃうよ?」
小さな優しい声色でそう言って、色気たっぷりに舌なめずりするその男が私の額を撫でる。
「‥え?ここは‥?てゆうか、アナタ、誰‥?」
「だいじょーぶ、だいじょーぶ」
「そんなフラフラな足でどこが大丈夫よ!‥あ!こら、待ちなさっ‥!?」
制止する一生の声を最後まで聞かずに、私は夜の街へと飛び出した。
キラキラと光るネオンが花火みたいで美しい。
こうして、真夜中に自分の意志で道を歩くのがいつ振りかも思い出せない。
携帯電話の着信も気にしなくていい。
私は‥私は‥
「自由らーーー!!」
「おおっと‥!?ビックリしたー」
前のめりによろけた私の体をいとも簡単に受け止めてみせた男の声が頭上から聞こえ、私はゆっくりと顔を上げた。
「あ、ラッキー。お姉さん超美人だねー。これから出勤?」
「‥へ?」
ネオンに照らされキラキラと光る金色の髪、色白な肌、大学生位の若い男がきゅうっと目を細めて笑う。
「あ、ごめんね。あんまり綺麗だからこの辺のキャストさんかなって」
「キャ、スト‥?」
ホステスとかそうゆう事かな‥?
「あはは。ううん、気にしないで。」
「これからどこ行くの?」
「これから‥お家に…帰りま、しゅ‥」
そこまで言って、私はその場にしゃがみこんだ。
足に力が入らないし、視界も頭もグラグラだ。
「おーい、お姉さーん‥おーい‥」
男が何か言ってるようだけれど、もう無理‥
眠たい‥
疲れたよ‥
──────
「‥ン、ンッ‥」
次に目を覚ました時、私は薄暗く四平を板張りが囲う個室のような場所に仰向けに寝そべり、吹き抜けた先にある天井を見上げていた。
遠くに聞こえるのはジャズセッションのBGM。
そして、時折聞こえるピチャリ、ピチャリと艶かしい水音。
どうも下半身の中央部、アソコが熱い。
ヌルヌルと動く生ぬるいモノが敏感な部分に吸いついた。
それが唇だとわかるやいなや
「‥ンアッ、あっ‥んんンアッッーー!!?」
「危なッ‥」
私が腰を反り上げビクビクとカラダを震わせ頂点に達した瞬間、何者かの手のひらが口を塞いだ。
「‥ハァッ、‥ハァッ‥」
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