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第1章 貴族興亡編
第43話 エピローグ
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「誰だぁああああああああっ!!! 私の秘密の部屋から金銀財宝を盗んでいったものはぁ!!! 殺してやる…………絶対に殺してやるぞぉおおおおっ!!!!」
バッサーノ家の屋敷では主のアクセレイが発狂したかのように喚いている。原因はレオンの強制執行によってアクセレイが溜め込んでいたすべての金銀財宝が返済に回されたことだった。アクセレイはまだ気づいていないがこれ以外にもアクセレイ家の現金化できる資産はすべてレオンの手へと渡っている。
「父上、呼び出しに上がり参上いたしました」
長男のブレダンと次男のエリックが久しぶりの本宅へと戻ってきた。
「わしが溜め込んでいた金が何者かによって盗まれた。まさかお前ら犯人を知らないよな」
アクセレイは暗い目をして息子たちにたずねる。ゾッとするような暗い目だ。それはもし息子が関わっていたら躊躇なく命を奪うと予測されるような目だった。
「え? あ、はい、今知りましたのでもちろん検討もつきません」
アクセレイは続けて息子をじーっと見つめる。その不気味な様子にブレダンたちは居心地の悪さを感じる。その時のことだった――
どこからか突然現れたルディが父であるアクセレイの脇腹の方へ抱きつくようにする。こいつは何をやってるんだ? とブレダンが訝しんでいると。
「父上が悪いんですよ。私を勘当だなんていう父上が。私は最善を尽くして善処したにも関わらず」
ルディが持っているナイフから血痕が床に撒き散らされる。父のアクセレイは胸部を抑え、口からは血を吹き出し、その場に崩れ落ちる。
「こいつ…………なんでこんなことを…………」
それがアクセレイの最期の言葉だった。ルディに心臓を一突きされて絶命していた。
「おいっ!!! てめぇ何しやがる!!!」
ブレダンはルディを壁に押し付ける。
「に、兄さん……ルディはプラチナ級の冒険者なんだからそんな乱暴したら……」
武力では到底かなわないとみているエリックが止めに入るが。
「大丈夫だエリック。この野郎は経験値貸与してたとかで、その経験値の返済を怠って強制的に返済させられて今はレベル0らしいからな」
「な、なんで兄さんそれを?」
「洗脳魔法くらいじゃ拷問をされたら謳うんだよ、ルディ!」
ルディの腕をブレダンは捻り上げ、ルディは悲鳴を上げる。
「おい、エリック、父上は強盗に殺されたことにするぞ。こいつの罪は国になんかに裁かせねえ。俺たちで苦痛の限りを与えて裁いてやる。ガキの頃から散々手を焼かせた挙句の果てに俺たちを公爵家から追放するだと? てめえは苦しめて苦しめて苦しめ抜いてから殺してやる!!」
アクセレイの血を色濃く受け継ぐブレダンが暗い欲望を口にする。
「ふふふふふふ、はははははははは、ひひひひひーーーーーーひゃーーーーっひゃっひゃっひゃっ!!!!」
「何が面白えてめぇ!!!!」
ブレダンはルディを殴り、ルディの鼻からは血が吹き出す。だがルディが笑うの止めない。止められない。すべてを失い更に自らの先に絶望しかないことに今になって完全に気づいたからであった。
バッサーノ家の本宅には発狂した不快なルディの笑い声とブレダンがルディを殴打する音が響き渡る。ブレダンのルディへの殴打はもう死んでしまうと使用人が止めるまで止むことはなかった。
「なにやらバッサーノ家について火急の知らせがあるじゃと?」
「はい、お忙しい中、お時間頂き誠にありがとうございます」
国王には事前にドマーゾの不祥事についてと仄めかしている。
更に心象を良くするために多額の献上金を事前に渡していた。
「バッサーノ家に囲われていた大公閣下の息子、ドマーゾ様が人体実験と称し数十人もの一般市民たちを犠牲にしていたことがわかりました」
「ドマーゾは大公家を追放された身。今更何をしようと我々の知ったことではないわ」
「その通りでございます。ただ国民は王様と同じように考えますでしょうか?」
ダガール国王はしばし思考する。
「このことは他の誰かに?」
「まだ公にはなっておりませんが、もみ消すことは不可能で時間の問題かと」
「うーーむ」
国王といえど人気商売だ。国民の声を無視できない。
「そしてドマーゾ様にダガール国民を提供していたのが、裏で奴隷商を営んでいたバッサーノ家ということもリークされるかと思います」
「なにバッサーノ家がだと?」
「はい」
ダガール国王は更に熟考する。
国王に取れる選択肢はあまり多くない。
もみ消すことは不可能であるとすでに伝えてある。
事件を無視して国民からの不満不平を無視するか。
或いはドマーゾとバッサーノ家に罰を与えるか。
「レオンよ、お前は確か伯爵位だったよな」
「はい、その通りでございます」
「どうだバッサーノの所の公爵位をやってみんか? ことが公になった時に国民の不満を抑え、王族にその火の粉が飛び移らないようにできるか?」
「ありがたき幸せに存じます。精一杯尽力させて頂きます」
「よし! バッサーノ家は今回の罪で廃嫡とし、当主は斬首刑に処す。…………それとドマーゾはどうしている? あのクズは」
「死にました」
「そうか。なら頼んだぞレオンよ。ダガール国王の名の元にお前に公爵位を授ける。領地は現領地に加えてバッサーノ家の領地を与える」
「御意にて」
こうして俺はついに公爵位まで上り詰めた。
その後、風の噂でルディは当主だった父の殺害と公爵の廃嫡に激怒した兄弟たちに地獄の苦しみを負わせられていると聞く。
ルディは最早正気を失って発狂しているとも。
公爵位の手続きで色々と大変だったが、俺たちはソフィの遺品を探しにドマーゾの邸宅があった森へ向かう。
恐らくは何も残っていないだろうが、もしかしたらという一抹の期待を込めて。
ドマーゾの邸宅は俺の攻撃によって綺麗サッパリなくなっていたが、地下室は意外と綺麗な状態で残っていた。
ほぼ当時の戦闘の時のままの状態だ。
「きゅぅぅ…………」
ニーナに抱かれたキュイはあれから全く元気がない。
食事もほとんどとらないので心配になる。
結局、地下室の中をひっくり返して探してみたが、ソフィの遺品にあたるようなものは見つけ出すことができなかった。
その時、プシュー―っという音が地下の研究室中央の一番大きな容器から聞こえてくる。
「あれ、まだこれ動作してたっすか……」
金属製の大きな容器の小窓が閉まっていたのでそこを開けてみると裸の少女がその中に見えた。
「おい、誰かいるぞ」
「ちょっ、レオンは見ちゃダメっす!」
ライラとニーナが容器をあけて中の少女を保護する。
「ここは……どこなのですか…………?」
「きゅぅうううううう!!!」
いつか聞いたことがあるような声。
「レオンもう振り返ってもいいっすよ」
少女は大きな布を被せられていた。
キュイは少女の胸に飛び込む。
「あら…………かわいいのです。お名前はなんですか?」
「キュイちゃんよ」
「キュイ……いい名なのです……」
「きゅぅううぃいいいい!!!」
元気を失っていたキュイが嘘のように元気な鳴き声を上げる。
「ねえ、あなたってソフィじゃないよね……」
ありえないことだ。だがニーナは俺たちみんなが抱いた微かな希望によって問いかける。
「ソフィ……わからないのです…………でもソフィとはいい名前なのです」
少女はそういってニッコリと微笑む。
その少女の顔に俺が開けた地上の大穴から陽光が差し込む。
「ぐす……」
その少女の笑顔は今の俺たちには少し眩しすぎたようだった。
====================
新作を連載開始しました。(2022/11/4)
よければこちらもお願いします!
魔王様は転生して追放される。今更戻ってきて欲しいといわれても、もう俺の昔の隷属たちは離してくれない。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/980968044/481690134
(ページ下部にもリンクがあります)
バッサーノ家の屋敷では主のアクセレイが発狂したかのように喚いている。原因はレオンの強制執行によってアクセレイが溜め込んでいたすべての金銀財宝が返済に回されたことだった。アクセレイはまだ気づいていないがこれ以外にもアクセレイ家の現金化できる資産はすべてレオンの手へと渡っている。
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長男のブレダンと次男のエリックが久しぶりの本宅へと戻ってきた。
「わしが溜め込んでいた金が何者かによって盗まれた。まさかお前ら犯人を知らないよな」
アクセレイは暗い目をして息子たちにたずねる。ゾッとするような暗い目だ。それはもし息子が関わっていたら躊躇なく命を奪うと予測されるような目だった。
「え? あ、はい、今知りましたのでもちろん検討もつきません」
アクセレイは続けて息子をじーっと見つめる。その不気味な様子にブレダンたちは居心地の悪さを感じる。その時のことだった――
どこからか突然現れたルディが父であるアクセレイの脇腹の方へ抱きつくようにする。こいつは何をやってるんだ? とブレダンが訝しんでいると。
「父上が悪いんですよ。私を勘当だなんていう父上が。私は最善を尽くして善処したにも関わらず」
ルディが持っているナイフから血痕が床に撒き散らされる。父のアクセレイは胸部を抑え、口からは血を吹き出し、その場に崩れ落ちる。
「こいつ…………なんでこんなことを…………」
それがアクセレイの最期の言葉だった。ルディに心臓を一突きされて絶命していた。
「おいっ!!! てめぇ何しやがる!!!」
ブレダンはルディを壁に押し付ける。
「に、兄さん……ルディはプラチナ級の冒険者なんだからそんな乱暴したら……」
武力では到底かなわないとみているエリックが止めに入るが。
「大丈夫だエリック。この野郎は経験値貸与してたとかで、その経験値の返済を怠って強制的に返済させられて今はレベル0らしいからな」
「な、なんで兄さんそれを?」
「洗脳魔法くらいじゃ拷問をされたら謳うんだよ、ルディ!」
ルディの腕をブレダンは捻り上げ、ルディは悲鳴を上げる。
「おい、エリック、父上は強盗に殺されたことにするぞ。こいつの罪は国になんかに裁かせねえ。俺たちで苦痛の限りを与えて裁いてやる。ガキの頃から散々手を焼かせた挙句の果てに俺たちを公爵家から追放するだと? てめえは苦しめて苦しめて苦しめ抜いてから殺してやる!!」
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「ふふふふふふ、はははははははは、ひひひひひーーーーーーひゃーーーーっひゃっひゃっひゃっ!!!!」
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ブレダンはルディを殴り、ルディの鼻からは血が吹き出す。だがルディが笑うの止めない。止められない。すべてを失い更に自らの先に絶望しかないことに今になって完全に気づいたからであった。
バッサーノ家の本宅には発狂した不快なルディの笑い声とブレダンがルディを殴打する音が響き渡る。ブレダンのルディへの殴打はもう死んでしまうと使用人が止めるまで止むことはなかった。
「なにやらバッサーノ家について火急の知らせがあるじゃと?」
「はい、お忙しい中、お時間頂き誠にありがとうございます」
国王には事前にドマーゾの不祥事についてと仄めかしている。
更に心象を良くするために多額の献上金を事前に渡していた。
「バッサーノ家に囲われていた大公閣下の息子、ドマーゾ様が人体実験と称し数十人もの一般市民たちを犠牲にしていたことがわかりました」
「ドマーゾは大公家を追放された身。今更何をしようと我々の知ったことではないわ」
「その通りでございます。ただ国民は王様と同じように考えますでしょうか?」
ダガール国王はしばし思考する。
「このことは他の誰かに?」
「まだ公にはなっておりませんが、もみ消すことは不可能で時間の問題かと」
「うーーむ」
国王といえど人気商売だ。国民の声を無視できない。
「そしてドマーゾ様にダガール国民を提供していたのが、裏で奴隷商を営んでいたバッサーノ家ということもリークされるかと思います」
「なにバッサーノ家がだと?」
「はい」
ダガール国王は更に熟考する。
国王に取れる選択肢はあまり多くない。
もみ消すことは不可能であるとすでに伝えてある。
事件を無視して国民からの不満不平を無視するか。
或いはドマーゾとバッサーノ家に罰を与えるか。
「レオンよ、お前は確か伯爵位だったよな」
「はい、その通りでございます」
「どうだバッサーノの所の公爵位をやってみんか? ことが公になった時に国民の不満を抑え、王族にその火の粉が飛び移らないようにできるか?」
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「死にました」
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「御意にて」
こうして俺はついに公爵位まで上り詰めた。
その後、風の噂でルディは当主だった父の殺害と公爵の廃嫡に激怒した兄弟たちに地獄の苦しみを負わせられていると聞く。
ルディは最早正気を失って発狂しているとも。
公爵位の手続きで色々と大変だったが、俺たちはソフィの遺品を探しにドマーゾの邸宅があった森へ向かう。
恐らくは何も残っていないだろうが、もしかしたらという一抹の期待を込めて。
ドマーゾの邸宅は俺の攻撃によって綺麗サッパリなくなっていたが、地下室は意外と綺麗な状態で残っていた。
ほぼ当時の戦闘の時のままの状態だ。
「きゅぅぅ…………」
ニーナに抱かれたキュイはあれから全く元気がない。
食事もほとんどとらないので心配になる。
結局、地下室の中をひっくり返して探してみたが、ソフィの遺品にあたるようなものは見つけ出すことができなかった。
その時、プシュー―っという音が地下の研究室中央の一番大きな容器から聞こえてくる。
「あれ、まだこれ動作してたっすか……」
金属製の大きな容器の小窓が閉まっていたのでそこを開けてみると裸の少女がその中に見えた。
「おい、誰かいるぞ」
「ちょっ、レオンは見ちゃダメっす!」
ライラとニーナが容器をあけて中の少女を保護する。
「ここは……どこなのですか…………?」
「きゅぅうううううう!!!」
いつか聞いたことがあるような声。
「レオンもう振り返ってもいいっすよ」
少女は大きな布を被せられていた。
キュイは少女の胸に飛び込む。
「あら…………かわいいのです。お名前はなんですか?」
「キュイちゃんよ」
「キュイ……いい名なのです……」
「きゅぅううぃいいいい!!!」
元気を失っていたキュイが嘘のように元気な鳴き声を上げる。
「ねえ、あなたってソフィじゃないよね……」
ありえないことだ。だがニーナは俺たちみんなが抱いた微かな希望によって問いかける。
「ソフィ……わからないのです…………でもソフィとはいい名前なのです」
少女はそういってニッコリと微笑む。
その少女の顔に俺が開けた地上の大穴から陽光が差し込む。
「ぐす……」
その少女の笑顔は今の俺たちには少し眩しすぎたようだった。
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