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第4章 帝国編
第63話 両親の真実
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「あの頃、俺は前宰相の部下として帝国の中枢へと潜り込んだばかりだった。
事の発端は、お前の母、勇者エレインが魔族と和平を結ぶと言い出した事だった。
魔族と和平を結び、お互い共存の道を進もうとな。
その提案に対して最初は誰もが夢物語だと思ったが、勇者が魔王を連れてきてから、その提案は一気に現実味を帯びる事となる」
スコッドはそこでヘヴィンにチラリと視線を向けた後に話しに戻る。
「人間と魔族が共存する世界。
勇者と魔王が手を取り合えるのであれば、そんな世界も可能なのではないかという希望が帝国の上層部に広がる中、それを好ましく思わない勢力もいた。
例えば俺の上司の宰相のようにな。
魔族と対立しているからこその利権がある。
武器商であったり、傭兵であったり、警護であったりな。
これは当然の考えだ。
誰が平和や見ず知らずの者の安息の為なんかに自身の利益が減る事を許容できようか。
一部の偽善者共は賛成していたようだがな。
俺は前宰相の密命を受けて、魔族側に魔王の裁定、人間との共存に不満を持っている魔族がいないか探ってみることにした。
すると非常に大きな不満を持ち、場合によってはクーデターも辞さないとしていたそこにいるヘヴィンにたどり着いたという訳だ」
スコッドにそう振られたヘヴィンは不快感を隠そうとせず話しを繋ぐ。
「最初魔王様より、人間どもと共存を目指すという言葉を聞いた時には我が耳を疑ったぞ。
そもそも人間は魔族に取って不倶戴天の敵。
俺は両親を人間共に殺されている。
たかだか村を数村潰してそこにいた村民を殺しただけで俺の両親は討伐という名目で殺された。
そのようにして魔族については近親者のいずれかかが人間に殺されているものたちばかりだ。
そもそもそういったケースで初めに手を出したのは魔族側だと魔王様は言われていたが、魔王様の人間との共存という提案に賛成していた魔族はほとんどいなかった。
最も賛成はしていないが逆らえる訳ではなかったがな。
魔族で最強のものが魔王。
魔王様にこれは命令だと言われれば逆らえるものはいない」
「魔王の裁定に対して共感と同意を示している魔族が極めて少ないという状況は我々にとっても僥倖であった。
早速、俺たちはヘヴィンと繋がり、そして勇者と魔王をいかに排除するかという検討に入った。
しかし、当時、世界で最強の二人。
生半可な戦力では返り討ちに合う可能性が高く、返り討ちに合った場合は取り返しがつかない。
俺たちは熟考していい案を捻り出そうとしていた時、思わぬ方向から起死回生のアプローチがあった。
……まあ、これについては喋る訳にはいかないのだがな。
こうして俺たちは勇者と魔王を罠にはめてその息の根を止める事に成功したという訳だ」
罪の意識など微塵も感じていないのだろう。
二人はいけしゃあしゃあと言い放った。
彼らが話した内容を要約すると俺の両親の仇の主要人物の二人が目の前にいるという事だった。
そしてアムール地方の住人の虐殺の首謀者であり、なんの罪の無い人々に筆舌に尽くしがたい苦痛と辛苦を追わせた者たちが。
怒りの炎が心の奥底から自然と燃え上がってくる。
「スコッド、お前がクズというのはもうよく分かってるんだけど、一つ聞いていいか?」
「命乞いか? 俺の足を舐めれば考えてやれんでもないぞ」
「お前は宰相という立場で、今回の光の教団の虐殺と、子供たちの誘拐行為を一体どんな正当性をもって隠蔽していたんだ?」
「は!? そんなものはたった一つしかないだろ? 考えるまでもない事だと思うが……。我に利があり。その理由だけで例え何人の人間が死のうと俺の正当性となる」
「………………」
俺は腰にかけていた妖精王の剣を抜き去る。
ミミとソーニャもそれぞれ戦闘体勢へと入っていく。
「おい、まずはこいつらを動けない状態にしろよ! 何年もかけて築いた帝国での俺の地位と基盤を破壊しやがって! 動けない状態にした後はたっぷり俺が楽しむ。女の方は穴という穴を犯し、自ら死を懇願するまで苦痛と辛苦を与え続けてやる。男の方は自らの臓物をその口に突っ込んで、あらん限りの方法で惨たらしく殺してやるわ!」
「……そんなにお前たちは自分たちの勝利を疑わないのか?」
「勘違いするなよ? これから始まるのは戦闘ではなくて圧倒的な強者による弱者に対してのお楽しみだ。元魔王軍幹部の我と、上級魔族のグアリムとファビオラ。凡百の冒険者など子供と大人、象と蟻ほどの力の差がある。何人いようが敵ではない! 捻り潰してくれるわ」
「…………」
俺はミミとソーニャに制止するようジェスチャーを送り――
「ミミ、ソーニャ、俺一人でやらせてくれ」
「「分かった」」
二人の同意を得る。
「は!? 何を血迷った世迷い言をほざいてる?」
「俺一人でお前ら……圧倒的強者だっけ? を殲滅してやるって言ったんだよ!」
ヘヴィンはその額に青筋を立て頭から湯気が出そうな怒気をはらむ。
俺は問答の隙に妖精王の剣に風属性の魔法剣の魔法効果を込めていく。
「良いじゃねえか、活きの良い獲物でよう。ただの肉袋を蹂躙するのは飽きた所だ」
「坊やには世間の厳しさをたっぷりを教えてあげるわね」
妖精王の剣からは少し保持しきれなくなった風が漏れ出している。
「グアリム、ファビオラ、すぐには殺すなよ。そうだな、まずはお前の手足を切り落としてだるまにしてやる。その後に仲間の女どもが蹂躙されるのを観戦させてやるわ……ん? なんだ、お前のその剣は?」
魔法剣からは抑えきれなくなった豪風と凄まじい魔力がオーラとなって目視できる状態にまでなっていた。
「グアリムとファビオラ! す、すぐにこいつを……」
「もう遅い!!」
『瞬神』
瞬時に3筋の剣閃が凄まじい裂空波を伴って煌めいた。
俺の姿は向かい合っていた3体の魔族の後方位置に瞬時に移動している。
キン、という小気味よい音をたてて妖精王の剣を鞘に収める。
何が起こったか理解できていないスコッドはその瞳をパチパチとしばたかせている。
すると勢いのいい鮮血が吹き出すと同時に3体の魔族の首が地面へと転がり、その胴体はそれぞれ地面に崩れ落ちた。
「ひぃひぃーーーッ!!」
スコッドは恐怖の余りに腰を抜かしてその場に尻もちをついた。
地面に手をついて後ろずさりながらスコッドは、信じられないといった風に驚愕の表情で地面に横たわったその屍となったものに目を向けている。
「ば、ば……馬鹿な、瞬殺だと!?」
スコッドはそのままの腰を抜かした体勢から四つん這いで這うようにして無様に、俺たちから逃げ出して部屋から出ていった。
「口ほどにもない奴らじゃったな。しかし、この結界まだ解かれんのか。死後しばらく経っても継続するタイプかのう」
エヴァはその結界に手をつきながら、うんざりといった表情をしていた。
エヴァをその場に置いて俺たちも部屋を出る。
スコッドは階段を2階へと上がり、2階部の左手にある一室の中へと入っていった。
俺たちもその部屋の中へと続く。
「全く往生際が悪いですね、この畜生は」
「女の方は自ら死を懇願するまで苦痛と辛苦を……だっけ? お前自身で思い知らせてやる」
部屋の入り口を背にして左右にソーニャとミミ。
スコッドにもう逃げ場はなかった。
事の発端は、お前の母、勇者エレインが魔族と和平を結ぶと言い出した事だった。
魔族と和平を結び、お互い共存の道を進もうとな。
その提案に対して最初は誰もが夢物語だと思ったが、勇者が魔王を連れてきてから、その提案は一気に現実味を帯びる事となる」
スコッドはそこでヘヴィンにチラリと視線を向けた後に話しに戻る。
「人間と魔族が共存する世界。
勇者と魔王が手を取り合えるのであれば、そんな世界も可能なのではないかという希望が帝国の上層部に広がる中、それを好ましく思わない勢力もいた。
例えば俺の上司の宰相のようにな。
魔族と対立しているからこその利権がある。
武器商であったり、傭兵であったり、警護であったりな。
これは当然の考えだ。
誰が平和や見ず知らずの者の安息の為なんかに自身の利益が減る事を許容できようか。
一部の偽善者共は賛成していたようだがな。
俺は前宰相の密命を受けて、魔族側に魔王の裁定、人間との共存に不満を持っている魔族がいないか探ってみることにした。
すると非常に大きな不満を持ち、場合によってはクーデターも辞さないとしていたそこにいるヘヴィンにたどり着いたという訳だ」
スコッドにそう振られたヘヴィンは不快感を隠そうとせず話しを繋ぐ。
「最初魔王様より、人間どもと共存を目指すという言葉を聞いた時には我が耳を疑ったぞ。
そもそも人間は魔族に取って不倶戴天の敵。
俺は両親を人間共に殺されている。
たかだか村を数村潰してそこにいた村民を殺しただけで俺の両親は討伐という名目で殺された。
そのようにして魔族については近親者のいずれかかが人間に殺されているものたちばかりだ。
そもそもそういったケースで初めに手を出したのは魔族側だと魔王様は言われていたが、魔王様の人間との共存という提案に賛成していた魔族はほとんどいなかった。
最も賛成はしていないが逆らえる訳ではなかったがな。
魔族で最強のものが魔王。
魔王様にこれは命令だと言われれば逆らえるものはいない」
「魔王の裁定に対して共感と同意を示している魔族が極めて少ないという状況は我々にとっても僥倖であった。
早速、俺たちはヘヴィンと繋がり、そして勇者と魔王をいかに排除するかという検討に入った。
しかし、当時、世界で最強の二人。
生半可な戦力では返り討ちに合う可能性が高く、返り討ちに合った場合は取り返しがつかない。
俺たちは熟考していい案を捻り出そうとしていた時、思わぬ方向から起死回生のアプローチがあった。
……まあ、これについては喋る訳にはいかないのだがな。
こうして俺たちは勇者と魔王を罠にはめてその息の根を止める事に成功したという訳だ」
罪の意識など微塵も感じていないのだろう。
二人はいけしゃあしゃあと言い放った。
彼らが話した内容を要約すると俺の両親の仇の主要人物の二人が目の前にいるという事だった。
そしてアムール地方の住人の虐殺の首謀者であり、なんの罪の無い人々に筆舌に尽くしがたい苦痛と辛苦を追わせた者たちが。
怒りの炎が心の奥底から自然と燃え上がってくる。
「スコッド、お前がクズというのはもうよく分かってるんだけど、一つ聞いていいか?」
「命乞いか? 俺の足を舐めれば考えてやれんでもないぞ」
「お前は宰相という立場で、今回の光の教団の虐殺と、子供たちの誘拐行為を一体どんな正当性をもって隠蔽していたんだ?」
「は!? そんなものはたった一つしかないだろ? 考えるまでもない事だと思うが……。我に利があり。その理由だけで例え何人の人間が死のうと俺の正当性となる」
「………………」
俺は腰にかけていた妖精王の剣を抜き去る。
ミミとソーニャもそれぞれ戦闘体勢へと入っていく。
「おい、まずはこいつらを動けない状態にしろよ! 何年もかけて築いた帝国での俺の地位と基盤を破壊しやがって! 動けない状態にした後はたっぷり俺が楽しむ。女の方は穴という穴を犯し、自ら死を懇願するまで苦痛と辛苦を与え続けてやる。男の方は自らの臓物をその口に突っ込んで、あらん限りの方法で惨たらしく殺してやるわ!」
「……そんなにお前たちは自分たちの勝利を疑わないのか?」
「勘違いするなよ? これから始まるのは戦闘ではなくて圧倒的な強者による弱者に対してのお楽しみだ。元魔王軍幹部の我と、上級魔族のグアリムとファビオラ。凡百の冒険者など子供と大人、象と蟻ほどの力の差がある。何人いようが敵ではない! 捻り潰してくれるわ」
「…………」
俺はミミとソーニャに制止するようジェスチャーを送り――
「ミミ、ソーニャ、俺一人でやらせてくれ」
「「分かった」」
二人の同意を得る。
「は!? 何を血迷った世迷い言をほざいてる?」
「俺一人でお前ら……圧倒的強者だっけ? を殲滅してやるって言ったんだよ!」
ヘヴィンはその額に青筋を立て頭から湯気が出そうな怒気をはらむ。
俺は問答の隙に妖精王の剣に風属性の魔法剣の魔法効果を込めていく。
「良いじゃねえか、活きの良い獲物でよう。ただの肉袋を蹂躙するのは飽きた所だ」
「坊やには世間の厳しさをたっぷりを教えてあげるわね」
妖精王の剣からは少し保持しきれなくなった風が漏れ出している。
「グアリム、ファビオラ、すぐには殺すなよ。そうだな、まずはお前の手足を切り落としてだるまにしてやる。その後に仲間の女どもが蹂躙されるのを観戦させてやるわ……ん? なんだ、お前のその剣は?」
魔法剣からは抑えきれなくなった豪風と凄まじい魔力がオーラとなって目視できる状態にまでなっていた。
「グアリムとファビオラ! す、すぐにこいつを……」
「もう遅い!!」
『瞬神』
瞬時に3筋の剣閃が凄まじい裂空波を伴って煌めいた。
俺の姿は向かい合っていた3体の魔族の後方位置に瞬時に移動している。
キン、という小気味よい音をたてて妖精王の剣を鞘に収める。
何が起こったか理解できていないスコッドはその瞳をパチパチとしばたかせている。
すると勢いのいい鮮血が吹き出すと同時に3体の魔族の首が地面へと転がり、その胴体はそれぞれ地面に崩れ落ちた。
「ひぃひぃーーーッ!!」
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地面に手をついて後ろずさりながらスコッドは、信じられないといった風に驚愕の表情で地面に横たわったその屍となったものに目を向けている。
「ば、ば……馬鹿な、瞬殺だと!?」
スコッドはそのままの腰を抜かした体勢から四つん這いで這うようにして無様に、俺たちから逃げ出して部屋から出ていった。
「口ほどにもない奴らじゃったな。しかし、この結界まだ解かれんのか。死後しばらく経っても継続するタイプかのう」
エヴァはその結界に手をつきながら、うんざりといった表情をしていた。
エヴァをその場に置いて俺たちも部屋を出る。
スコッドは階段を2階へと上がり、2階部の左手にある一室の中へと入っていった。
俺たちもその部屋の中へと続く。
「全く往生際が悪いですね、この畜生は」
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