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第5章 地下都市編
第84話 神学校
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「それでは新たに入学してきました、アトラス君です。アトラス君、皆さんに挨拶をして」
「アトラスといいます。北のヤムール村から来ました。よろしくお願いします」
「ちなみにアトラス君は神官候補になります。みなさんよろしくね。それではアトラス君のお席はあの空席となっている席になりますからどうぞ」
そのクラスの担任が述べた神官候補をという文言が発せされるとその教室の生徒たちからざわめきが生じた。
アトラスはゆっくりと教師から指し示された自席へと向かう。
生徒たちはアトラスのその見た目、白髪と白眼とを物珍しいものでも眺めるように視線を集中させていた。
ここは神聖教徒教会の祭司、ならびにその上位役職となる神官を養成する為の学校であった。
アトラスは幼少期に魔力鑑定屋によってその才能が見いだされ、将来は神学校へと通ってゆくゆくは神官職となる事がその時点で確約されたらしい。
そんな事は露知らずにスクスクと育ち、12歳を迎えたその歳となって両親からそれを突然、告げられ、涙を伴う別れ、もっともその涙はアトラスではなく両親や友人たちが流したものであるが、を経たのち全寮制の神学校へと特待生として入学する事となった。
特待生としての入学であるがアトラスが特別な教育を受けたわけでもないし、また魔術に於いてもその才は認められてはいるが、辺境の田舎町に高級な魔術書などがあろうはずもなく、生活魔法のいくつかが使用できるという有様であった。
彼が特待生として入学できたのはその才能を神級と見積もられた幼少期の鑑定結果、並びにその鑑定書があるからであって、またその将来を教会が青田買いして、鑑定屋にたいしての莫大な報酬や、彼の両親に対しても一生働かなくても困らないような報酬がすでに支払われていた。
「おい、お前、神官候補って何ができるんだよ」
最初の授業終わり。
血気盛んな祭司候補の学生たちによってアトラスは囲まれていた。
「何がって? それをこれから学びに来たんだけど?」
「は? お前、入学試験受けてないのか?」
「……入学試験? なにそれ?」
ありえねえ、とか、コネ入学だ、とか、金でも積んだんだろという声が生徒たちから上がる。
「なんでそれでお前神官候補なんだよ!」
「知らない、両親に言われて神学校に来たらそうだって言われただけだから」
神官と祭司。両者の報酬の地位は天と地ほどの差がある。
神官は教皇を別にしたら枢機卿に近いほどの権勢を持つ。
教会から受け取る報酬だけでいえばおそらく枢機卿を超える。
実際、今、神学校にアトラス以外で神官候補とされている人間は一人しかいなかった。
その生徒は幼少期より英才教育を受けた貴族出身の天才と名高い男の子であり、彼は自分以外のすべての祭司候補生すべてを見下していた。
彼の名はセラフという。セラフは学校では嫌われ者で祭司候補生たちを見下すその過激な言動はトラブルを生む事もあったが、彼はその圧倒的な実力でそれを黙らせてきたのであった。
よってセラフの功績もあって神官候補というのは鼻持ちならない奴、という認識が彼の学年の生徒には形成されており、さらに特に実力を有していないものが神官候補というその事実も、祭司候補の生徒たちの嫉妬心を駆り立てるのに有り余る効果を発揮した。
実際に授業を重ねるにつれてアトラスはその無能ぶり、というか彼はそれまで何も教育を受けておらず、それまで初等教育を経て神学校へと入学してきた生徒たちとはそのスタートラインからして全くの周回遅れ以上の状況であったために、仕方のない事ではあるが、教師から質問の回答に指名されるたびにそれを答える事ができず、落第生のような様を見せる彼に対して、他の生徒たちから彼に向かうヘイトは益々強固に強化されていくに至った。
そしてそれは魔術の実践授業でいじめという形で一気に顕在化する事となった。
「それでは今回はファイアーボールでの攻撃とそれをバリアで防御を行うという授業になります。それではヤギン君に、後は……アトラス君二人に最初は実践をしてもらいます。ヤギン君はファイアーボール、アトラス君はバリアをお願いしますが、それぞれ大丈夫ですか?」
ヤギン君ははいっと返事をするがアトラスはその首を横に振った。
生徒たちから失笑をかう。
「初等教育で習うことなんですがね……それではアトラス君、術式の復習から入りましょうか」
まさか特待生で入学してきた人間が辺境の田舎出身で初等教育すら受けていないとは露知らず、教師はアトラスに辛抱強く術式のレクチャーを行う。
ちっという舌打ちや、不平や不満の声が生徒たちから漏れ出る。
「そう、そうです。よくできましたね! それではヤギン君、アトラス君、実践をお願いします!」
教師のその言葉にヤギンはほんの一瞬ではあるがニヤリとその口元を緩ませる。
アトラスが先にバリアを構成すると、そこにヤギンはファイアーボールを打ち込んだ。
バリアがそのファイアーボールを弾き、そしてその役割を終えて消滅する。
がしかし、もう一つのファイアーボールがアトラスへと迫っていた。
アトラスは咄嗟にバリアを構成しようとするが、習ったのはつい先程の事、その構成は間に合わずアトラスはファイアーボールの炎に包まれる事になる。
『ウォーターボール/水球』
『ヒーリング/治癒』
教師は直ぐさまウォーターボールによってその炎を鎮火させて、ヒーリングによって負った火傷を治癒する。
「ヤギン君、連続魔法なんて私は一言も言ってませんよね!」
「でも先生はファイアーボールを打てといっただけで連続魔法を打つなとも一言も言ってませんよ」
「…………くっ!」
ヤギンは反省の様子なく教師にむかってそう言い放った。
神学校には貴族の息子も通っている。ヤギンもその一人であった。
親族に祭司、神に仕えるものがいるという事は一種のステータスとなる為、貴族であっても長男以外の子弟を神学校へ送り込むという事はままあることであった。
そして神学校の教師などヤギンほどの貴族であれば父に頼めば容易に首をすげ替える事ができたのである。
「そうですか……仕方ないですね、この授業では連続魔法は無しでお願いします。それでは次は……」
ヤギンはその顔をニヤニヤとさせながら仲間の方へと戻っていく。
ざまあみろ、いいざまだ、死ねばよかったのに、などと聞くに堪えないようなアトラスへの罵詈雑言が教師の耳には届かないように呟かれる。
アトラスは自己主張の少ない大人しい生徒であった為、ヤギンとその取り巻きのようにクラスの全員が全員、アトラスの事を強く嫌悪していた訳ではないが、でもその勢力は少なくとも過半数を超えた多数派ではあった為、また有力な貴族のヤギンという筆頭者がいた為、そのいじめを咎めたり、止めたりする者が現れる事はなかった。
アトラスは感情を顕にする事は滅多になかったが、だからといって感情を持たないという事ではない。
心無い発言に対しては傷ついたし、痛いものは痛い。
アトラスのその瞳からはいつしか入学当初にはあったその光が失われていき、暗い深淵を伴うような淵を深めていく。
そんな日々が続いた入学から三ヶ月ほど経ったある日の事。
その日は遂にその神学校の要諦とも言える、聖魔法の実践授業が始まる日であった。
聖魔法の習熟によって祭司として派遣される先も決まるし、あまりに適正が低いと判断されたものは祭司に合格できない事もある。
座学によって聖魔法の術式について、初級から上級まで一通り、生徒たちは把握済みであった。
後は実践あるのみである。
「それではまず最初に……アトラス君から実践をやってみましょうか」
どっと一部の生徒たちが湧く。
「先生ー、いきなり自身喪失させてあげたら可愛そうでーす」
「落ちこぼれのアトラス君には荷が重いと思いまーす」
「なっ! やってみないと分からないでしょう! …………じゃあ、アトラス君、やってみてくれる?」
アトラスはこの三ヶ月間で火属性から始まって、風、水、雷などの属性の魔法の実践を授業を通しておこなってきたが、いずれも中の下くらいの適正を見せればいい方で、3段階評価であれば1評価となるような適正がほとんどであった。
よってこのクラスでのアトラスの評価は落ちこぼれ、で神官など夢のまた夢でおそらく祭司にすらなれないだろうという共通認識が培われていた。
「初級から始めてもらって……できれば中級、そして上級へとお願いね」
先生がアトラスにかけた、そのできれば中級という言葉の言外には、たぶん無理だろうけどという意味合いが含まれていた。
それを知ってか知らずか好奇の目に晒されたアトラスは代表として生徒たちの前に進み出る。
「アトラスといいます。北のヤムール村から来ました。よろしくお願いします」
「ちなみにアトラス君は神官候補になります。みなさんよろしくね。それではアトラス君のお席はあの空席となっている席になりますからどうぞ」
そのクラスの担任が述べた神官候補をという文言が発せされるとその教室の生徒たちからざわめきが生じた。
アトラスはゆっくりと教師から指し示された自席へと向かう。
生徒たちはアトラスのその見た目、白髪と白眼とを物珍しいものでも眺めるように視線を集中させていた。
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そんな事は露知らずにスクスクと育ち、12歳を迎えたその歳となって両親からそれを突然、告げられ、涙を伴う別れ、もっともその涙はアトラスではなく両親や友人たちが流したものであるが、を経たのち全寮制の神学校へと特待生として入学する事となった。
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彼が特待生として入学できたのはその才能を神級と見積もられた幼少期の鑑定結果、並びにその鑑定書があるからであって、またその将来を教会が青田買いして、鑑定屋にたいしての莫大な報酬や、彼の両親に対しても一生働かなくても困らないような報酬がすでに支払われていた。
「おい、お前、神官候補って何ができるんだよ」
最初の授業終わり。
血気盛んな祭司候補の学生たちによってアトラスは囲まれていた。
「何がって? それをこれから学びに来たんだけど?」
「は? お前、入学試験受けてないのか?」
「……入学試験? なにそれ?」
ありえねえ、とか、コネ入学だ、とか、金でも積んだんだろという声が生徒たちから上がる。
「なんでそれでお前神官候補なんだよ!」
「知らない、両親に言われて神学校に来たらそうだって言われただけだから」
神官と祭司。両者の報酬の地位は天と地ほどの差がある。
神官は教皇を別にしたら枢機卿に近いほどの権勢を持つ。
教会から受け取る報酬だけでいえばおそらく枢機卿を超える。
実際、今、神学校にアトラス以外で神官候補とされている人間は一人しかいなかった。
その生徒は幼少期より英才教育を受けた貴族出身の天才と名高い男の子であり、彼は自分以外のすべての祭司候補生すべてを見下していた。
彼の名はセラフという。セラフは学校では嫌われ者で祭司候補生たちを見下すその過激な言動はトラブルを生む事もあったが、彼はその圧倒的な実力でそれを黙らせてきたのであった。
よってセラフの功績もあって神官候補というのは鼻持ちならない奴、という認識が彼の学年の生徒には形成されており、さらに特に実力を有していないものが神官候補というその事実も、祭司候補の生徒たちの嫉妬心を駆り立てるのに有り余る効果を発揮した。
実際に授業を重ねるにつれてアトラスはその無能ぶり、というか彼はそれまで何も教育を受けておらず、それまで初等教育を経て神学校へと入学してきた生徒たちとはそのスタートラインからして全くの周回遅れ以上の状況であったために、仕方のない事ではあるが、教師から質問の回答に指名されるたびにそれを答える事ができず、落第生のような様を見せる彼に対して、他の生徒たちから彼に向かうヘイトは益々強固に強化されていくに至った。
そしてそれは魔術の実践授業でいじめという形で一気に顕在化する事となった。
「それでは今回はファイアーボールでの攻撃とそれをバリアで防御を行うという授業になります。それではヤギン君に、後は……アトラス君二人に最初は実践をしてもらいます。ヤギン君はファイアーボール、アトラス君はバリアをお願いしますが、それぞれ大丈夫ですか?」
ヤギン君ははいっと返事をするがアトラスはその首を横に振った。
生徒たちから失笑をかう。
「初等教育で習うことなんですがね……それではアトラス君、術式の復習から入りましょうか」
まさか特待生で入学してきた人間が辺境の田舎出身で初等教育すら受けていないとは露知らず、教師はアトラスに辛抱強く術式のレクチャーを行う。
ちっという舌打ちや、不平や不満の声が生徒たちから漏れ出る。
「そう、そうです。よくできましたね! それではヤギン君、アトラス君、実践をお願いします!」
教師のその言葉にヤギンはほんの一瞬ではあるがニヤリとその口元を緩ませる。
アトラスが先にバリアを構成すると、そこにヤギンはファイアーボールを打ち込んだ。
バリアがそのファイアーボールを弾き、そしてその役割を終えて消滅する。
がしかし、もう一つのファイアーボールがアトラスへと迫っていた。
アトラスは咄嗟にバリアを構成しようとするが、習ったのはつい先程の事、その構成は間に合わずアトラスはファイアーボールの炎に包まれる事になる。
『ウォーターボール/水球』
『ヒーリング/治癒』
教師は直ぐさまウォーターボールによってその炎を鎮火させて、ヒーリングによって負った火傷を治癒する。
「ヤギン君、連続魔法なんて私は一言も言ってませんよね!」
「でも先生はファイアーボールを打てといっただけで連続魔法を打つなとも一言も言ってませんよ」
「…………くっ!」
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親族に祭司、神に仕えるものがいるという事は一種のステータスとなる為、貴族であっても長男以外の子弟を神学校へ送り込むという事はままあることであった。
そして神学校の教師などヤギンほどの貴族であれば父に頼めば容易に首をすげ替える事ができたのである。
「そうですか……仕方ないですね、この授業では連続魔法は無しでお願いします。それでは次は……」
ヤギンはその顔をニヤニヤとさせながら仲間の方へと戻っていく。
ざまあみろ、いいざまだ、死ねばよかったのに、などと聞くに堪えないようなアトラスへの罵詈雑言が教師の耳には届かないように呟かれる。
アトラスは自己主張の少ない大人しい生徒であった為、ヤギンとその取り巻きのようにクラスの全員が全員、アトラスの事を強く嫌悪していた訳ではないが、でもその勢力は少なくとも過半数を超えた多数派ではあった為、また有力な貴族のヤギンという筆頭者がいた為、そのいじめを咎めたり、止めたりする者が現れる事はなかった。
アトラスは感情を顕にする事は滅多になかったが、だからといって感情を持たないという事ではない。
心無い発言に対しては傷ついたし、痛いものは痛い。
アトラスのその瞳からはいつしか入学当初にはあったその光が失われていき、暗い深淵を伴うような淵を深めていく。
そんな日々が続いた入学から三ヶ月ほど経ったある日の事。
その日は遂にその神学校の要諦とも言える、聖魔法の実践授業が始まる日であった。
聖魔法の習熟によって祭司として派遣される先も決まるし、あまりに適正が低いと判断されたものは祭司に合格できない事もある。
座学によって聖魔法の術式について、初級から上級まで一通り、生徒たちは把握済みであった。
後は実践あるのみである。
「それではまず最初に……アトラス君から実践をやってみましょうか」
どっと一部の生徒たちが湧く。
「先生ー、いきなり自身喪失させてあげたら可愛そうでーす」
「落ちこぼれのアトラス君には荷が重いと思いまーす」
「なっ! やってみないと分からないでしょう! …………じゃあ、アトラス君、やってみてくれる?」
アトラスはこの三ヶ月間で火属性から始まって、風、水、雷などの属性の魔法の実践を授業を通しておこなってきたが、いずれも中の下くらいの適正を見せればいい方で、3段階評価であれば1評価となるような適正がほとんどであった。
よってこのクラスでのアトラスの評価は落ちこぼれ、で神官など夢のまた夢でおそらく祭司にすらなれないだろうという共通認識が培われていた。
「初級から始めてもらって……できれば中級、そして上級へとお願いね」
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