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地元のイメチェン同級生はワンチャン狙いの純愛ネットストーカー
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「やっとあたしにもチャンスが巡ってきたと思ったのに……っ」
地元に帰ったあなたが、彼女似の綺麗な女性に恋心とストーカーであることを打ち明けられるフリー台本。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
久しぶりだね、こんなところで会えるとは思えなかった。
元気にしてた? SNS見た感じじゃ、仕事が大変みたいだけど。何でもすぐに書いちゃうのは不用心だと思うけど。
……え、なに、その怯えた反応、わたし、わたしだよ?
オレオレ詐欺じゃないって、小中高ってクラスもクラブも一緒だった、
わっ、急に大きな声出さないでよ。その反応、ようやく思い出した?
そっ、いわゆる幼馴染みってやつだよ。ひどいやつだなぁ、ちょっと地元から離れただけで忘れちゃうなんて。その様子じゃ、わたしのSNSも見てないでしょ。
いいよ、いいよ、あんた、フォロー数多いもんね。昔から、友達に囲まれてたし。
そんな申し訳なさそうな顔させたら、私がいじめてるみたいじゃん。やめてよ、あんた、そういうの嫌いだったじゃん。
クラスで揉め事が起こっても、おちゃらけて空気変えちゃって……ほんと、そういうところがあたし、
うんうん、こっちの話、気にしないで。
それにしてもそっか、…………ふっ、ふふ、そんな思い出せないぐらいなんだぁ。
「雰囲気変わった」? へぇ、どう変わったのか、教えてよ。
……ほら、ほら、二人しかいないんだから、恥ずかしがることないじゃん。
…………そっ、……「綺麗になった」、か。きれいに、あたしが、綺麗、に。んっ、ふふ、はは。
あー、ごめんごめん、え、涙? ……笑いすぎて、泣けてきちゃっただけ。そんなビビらないでよ、も、深刻に捉えすぎ。真面目だなぁ。
でも、分かるよ、あんたがそうい反応すんのも。だって、ねぇー? 私、高校時代ダサかったし、垢抜けない感じぃ?
こうやって会うのは三年ぶりぐらいだし、見違えるには十分な時間経ってるよねー。
……いろいろ努力したかいはあったかも。あんたのその反応見えただけで。
…………ほんとに、……がんばって、よかった。
…………あのさ……!
あっ、言葉被っちゃった。なに? 私が先に喋っていいって?
じゃあ、遠慮なく……。……こんなところであったのもなんかの縁じゃん。よ、良かったら、飲みに行かない……?
最近、この辺にしたらいい店ができてさ、せっかくなら行きたいって思ってたから、ちょうどよくて、ゆっくり話したいことが……。
…………え……? 飲みには行けない……? ……誤解させるとまずいから……?
誤解って、誰に、え? いや、だってさ、彼女と別れたって、書いてたじゃん。
「よく見てるね、恥ずかしいな」じゃないよ、え、え。
あの後、「縋り付いて復縁してもらった」……「あんまりにも情けなかったから、誰にも言えてなかった」、って、え……?
なにそれ、あたしに話せて、肩の荷が下りたって、…………信じらんない。
勝手に吐き出し役にしてごめん? ちがう、ちがう、そうじゃない、そうじゃないのっ。
なんで、なんで……ッ!!!!
やっとあたしにもチャンスが巡ってきたと思ったのに……っ。
君が別れたって、地元に戻ってくるって、だから、あたし、必死になったんだよ。
いつか君に会えたらって伸ばして髪、この時のために長くしてたんだって思った。
SNSに彼女が映る度に、どこのブランドものを身につけてて、どういう服の系統なのかリストアップしたんだよ。
ほら、今のコーデだって、彼女が着てそうでしょ?
君がこういうのが好きなんだって思って、持ってた服ぜーんぶゴミ袋に叩き込んで、一新したんだよ。
メイクだって必死に練習して、このナチュラル感を演出してる。
それに、このピンクのリップっ!
かわいいって、彼女の贈り物にしてたのだって見た。だから、それをわざわざ取り寄せたのに。
似てるでしょ、君の彼女にそっくりでしょう、ねえ、そっくりだって、言って、言ってよ……!!
だって、だって、だってぇ……!
こういう自然体の女の子が好きって、昔言ってたから。
あたし、覚えてる。レクリエーションの罰ゲームで、好きなタイプを話さないといけなくなった君が、照れた笑顔を浮かべながら、そう言ってたの。
ただ真っ赤なだけの夕陽が、君に注ぐときはきれいだったから。
そんな君の理想に、なりたくて……。
ほら、もっと近くで見て。ダサくて笑われてたあの頃の面影ないでしょ、君だって気が付かないぐらい変われたでしょ。
全部ここで出会って、やり直すためにやったの。
何も言えなかった学生のときのあたしはいらない。
こうやって綺麗になったわたしなら、「付き合ってください」って、口に出す資格を手に入れられたと思ってたのに。
…………してない、あたしは、むりなんてしてない。
ただ、きみが、きみがすきで、……となりをあるきたかった。
地元から出れないあたしが、都会にいった君に、好きだなんて、言えるわけないから。
……前のほうが好きだった、なんて言わないでよ。
無理にお世辞とか…………え、無理してるのはあたし……?
あ、あたしには、リップはピンクよりボルドーが似合う?
強い態度を取らなくたって、どんな話にも控えめな拍手しだしてくれるところがありがたかった……?
そんな、細かい所まで見て、覚えてくれてたの……。
……だめだ、やっぱり、まぶしすぎて、勝てない……。恋人じゃかくてメッキみたいな強がりに縋るあたしじゃ。
……………………あー、もう、さー。
誰にでも優しい、君の、そういところが……ほんとに、…………すきで、きらい。
……こんな激重ストーカー発言してる女に、そんなこと言ったら、危ないじゃん。
……「送ろっか」とか、あのさー、ほんとまじ、もう……。危機感、持と。
私に襲われるところだったんですけど?
はい、そーですよ、既成事実ってやつ。……玉の輿に乗りたかったし、田舎にはそれぐらいの手しかないでしょ。
でも、もーやーめた。私と君じゃ、何もかも違うからさ。そのほうがいってよくわかった。付き合いきれないしさ。
彼女さんと幸せに、そんでもうここには帰ってくんな。
……あたしに、幸せ、壊されたくなかったらさ。
◆クレジット例
久遠真己
「【男性向けシチュボ】地元のイメチェン同級生はワンチャン狙いの純愛ネットストーカー【フリー台本】」
pixiv:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24017836
使用する場合は利用規約をご確認ください。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20583775
地元に帰ったあなたが、彼女似の綺麗な女性に恋心とストーカーであることを打ち明けられるフリー台本。
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久しぶりだね、こんなところで会えるとは思えなかった。
元気にしてた? SNS見た感じじゃ、仕事が大変みたいだけど。何でもすぐに書いちゃうのは不用心だと思うけど。
……え、なに、その怯えた反応、わたし、わたしだよ?
オレオレ詐欺じゃないって、小中高ってクラスもクラブも一緒だった、
わっ、急に大きな声出さないでよ。その反応、ようやく思い出した?
そっ、いわゆる幼馴染みってやつだよ。ひどいやつだなぁ、ちょっと地元から離れただけで忘れちゃうなんて。その様子じゃ、わたしのSNSも見てないでしょ。
いいよ、いいよ、あんた、フォロー数多いもんね。昔から、友達に囲まれてたし。
そんな申し訳なさそうな顔させたら、私がいじめてるみたいじゃん。やめてよ、あんた、そういうの嫌いだったじゃん。
クラスで揉め事が起こっても、おちゃらけて空気変えちゃって……ほんと、そういうところがあたし、
うんうん、こっちの話、気にしないで。
それにしてもそっか、…………ふっ、ふふ、そんな思い出せないぐらいなんだぁ。
「雰囲気変わった」? へぇ、どう変わったのか、教えてよ。
……ほら、ほら、二人しかいないんだから、恥ずかしがることないじゃん。
…………そっ、……「綺麗になった」、か。きれいに、あたしが、綺麗、に。んっ、ふふ、はは。
あー、ごめんごめん、え、涙? ……笑いすぎて、泣けてきちゃっただけ。そんなビビらないでよ、も、深刻に捉えすぎ。真面目だなぁ。
でも、分かるよ、あんたがそうい反応すんのも。だって、ねぇー? 私、高校時代ダサかったし、垢抜けない感じぃ?
こうやって会うのは三年ぶりぐらいだし、見違えるには十分な時間経ってるよねー。
……いろいろ努力したかいはあったかも。あんたのその反応見えただけで。
…………ほんとに、……がんばって、よかった。
…………あのさ……!
あっ、言葉被っちゃった。なに? 私が先に喋っていいって?
じゃあ、遠慮なく……。……こんなところであったのもなんかの縁じゃん。よ、良かったら、飲みに行かない……?
最近、この辺にしたらいい店ができてさ、せっかくなら行きたいって思ってたから、ちょうどよくて、ゆっくり話したいことが……。
…………え……? 飲みには行けない……? ……誤解させるとまずいから……?
誤解って、誰に、え? いや、だってさ、彼女と別れたって、書いてたじゃん。
「よく見てるね、恥ずかしいな」じゃないよ、え、え。
あの後、「縋り付いて復縁してもらった」……「あんまりにも情けなかったから、誰にも言えてなかった」、って、え……?
なにそれ、あたしに話せて、肩の荷が下りたって、…………信じらんない。
勝手に吐き出し役にしてごめん? ちがう、ちがう、そうじゃない、そうじゃないのっ。
なんで、なんで……ッ!!!!
やっとあたしにもチャンスが巡ってきたと思ったのに……っ。
君が別れたって、地元に戻ってくるって、だから、あたし、必死になったんだよ。
いつか君に会えたらって伸ばして髪、この時のために長くしてたんだって思った。
SNSに彼女が映る度に、どこのブランドものを身につけてて、どういう服の系統なのかリストアップしたんだよ。
ほら、今のコーデだって、彼女が着てそうでしょ?
君がこういうのが好きなんだって思って、持ってた服ぜーんぶゴミ袋に叩き込んで、一新したんだよ。
メイクだって必死に練習して、このナチュラル感を演出してる。
それに、このピンクのリップっ!
かわいいって、彼女の贈り物にしてたのだって見た。だから、それをわざわざ取り寄せたのに。
似てるでしょ、君の彼女にそっくりでしょう、ねえ、そっくりだって、言って、言ってよ……!!
だって、だって、だってぇ……!
こういう自然体の女の子が好きって、昔言ってたから。
あたし、覚えてる。レクリエーションの罰ゲームで、好きなタイプを話さないといけなくなった君が、照れた笑顔を浮かべながら、そう言ってたの。
ただ真っ赤なだけの夕陽が、君に注ぐときはきれいだったから。
そんな君の理想に、なりたくて……。
ほら、もっと近くで見て。ダサくて笑われてたあの頃の面影ないでしょ、君だって気が付かないぐらい変われたでしょ。
全部ここで出会って、やり直すためにやったの。
何も言えなかった学生のときのあたしはいらない。
こうやって綺麗になったわたしなら、「付き合ってください」って、口に出す資格を手に入れられたと思ってたのに。
…………してない、あたしは、むりなんてしてない。
ただ、きみが、きみがすきで、……となりをあるきたかった。
地元から出れないあたしが、都会にいった君に、好きだなんて、言えるわけないから。
……前のほうが好きだった、なんて言わないでよ。
無理にお世辞とか…………え、無理してるのはあたし……?
あ、あたしには、リップはピンクよりボルドーが似合う?
強い態度を取らなくたって、どんな話にも控えめな拍手しだしてくれるところがありがたかった……?
そんな、細かい所まで見て、覚えてくれてたの……。
……だめだ、やっぱり、まぶしすぎて、勝てない……。恋人じゃかくてメッキみたいな強がりに縋るあたしじゃ。
……………………あー、もう、さー。
誰にでも優しい、君の、そういところが……ほんとに、…………すきで、きらい。
……こんな激重ストーカー発言してる女に、そんなこと言ったら、危ないじゃん。
……「送ろっか」とか、あのさー、ほんとまじ、もう……。危機感、持と。
私に襲われるところだったんですけど?
はい、そーですよ、既成事実ってやつ。……玉の輿に乗りたかったし、田舎にはそれぐらいの手しかないでしょ。
でも、もーやーめた。私と君じゃ、何もかも違うからさ。そのほうがいってよくわかった。付き合いきれないしさ。
彼女さんと幸せに、そんでもうここには帰ってくんな。
……あたしに、幸せ、壊されたくなかったらさ。
◆クレジット例
久遠真己
「【男性向けシチュボ】地元のイメチェン同級生はワンチャン狙いの純愛ネットストーカー【フリー台本】」
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