ユータ漫遊記 ~異世界を旅しながら世直ししてやろう~

ヨシダダダ

文字の大きさ
13 / 45

13

しおりを挟む
「私はエルフの価値観では底辺に位置します」
その程度の大きさでもエルフ社会では忌み嫌われるのか。
まあ俺から見ても大きくはないけど忌み嫌うほどではないだろう。
それに小さいほうが好きという趣味だって認めてやる。
「安心して。ここではそんな差別はしないから」
「ユータ様は慈悲深いのであなたの存在も許されるでしょう」
リンのほうが大きいから優しく接してやってるんだな。
ミツナは絶対に負けるはずがないから余裕どころか人としての在り方を伝えているように思える。
まあ俺としてもせっかく苦労して手に入れたロレイエを手放すつもりはないし虐げるつもりもないし不当な扱いをするはずもない。
「こんな私でもご主人様に抱いていただけるのでしょうか?ご不快であれば他のことを何でも申しつけください」
「俺は別にロレイエを奴隷扱いするつもりはない。抱くかどうかは俺が決めることだからロレイエが考えることではない」
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「ご主人様がそうおっしゃられるのでしたら」
「少なくともここでは巨乳が蔑まれるようなことはない。だからロレイエも堂々としていろ。なんなら露出しても構わない」
「ありがとうございます、ご主人様」
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
Cカップ程度で大きいという罪悪感を抱くなんてエルフの価値観は狂ってるな。
ここではエルフの価値観が通用しない。
ロレイエにとっては信じられない世界かもしれないな。
まあそのうち慣れるだろう。
でも親睦を深めるために何かイベントを考えるべきか?
「そうだ、ロレイエがされたことを考えるとエルフに復讐しないとな」
「そんな、私ごときのためにご主人様の手を煩わせてしまうわけにはいきません」
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「気にするな、ロレイエ。それよりも俺の考えに反対したな?」
「申し訳ありません、ご主人様」
「ロレイエは全力で反省しなさい。ユータでも怒るわよ?」
「奴隷だということを忘れないでください。ユータ様は寛大ですが改善する見込みのない愚か者には慈悲を与えるお方なのですから」
「まあまあ、まだ慣れていないんだ。ロレイエの境遇を考えれば仕方ないだろう?やはりエルフどもには苦しんでもらわないとな」
俺はやるときはやる男だ。
「私とする?」
「するならわたしでお願いします」
「ミツナとは後でな」
「はい、お待ちしています、ユータ様」
「ミツナばっかり羨ましいわ…」
慣れ過ぎるのもどうかと思うけどな。
これは悪い見本だからロレイエは真似するなよ?
「わかりました、ご主人様」
よし、こうやって人は成長していくからな。
まあいいだろう。
エルフどもにも成長の機会を与えてやらないとな。
「最近晴れが多いからたまには雨もいいよな」
俺は魔法でエルフの集落付近に強烈な酸性雨を降らせた。
木々が枯れればエルフも森では暮らせないだろう。
住む場所を失ったエルフは人間と交流することになるはず。
そこで自分たちの価値観がおかしいことに気付けばいい。
街では村の常識が通用しないことを理解すればいい。
「貧乳だと蔑まれればいいんだ」
そうすればロレイエの気持ちが少しくらい理解できるかもしれない。
まあこれも成長の機会だから俺に感謝してほしい。
ロレイエの敵討ちにもなるから効率的だな。
俺の奴隷を苦しめた責任は取ってもらわないとな。
「そうだ、ロレイエも辛かった記憶を消して新たな人生を歩めるようにしよう」
「ありがとうございます、ご主人様」
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
ついでに裏切らないよう洗脳もするし隷属魔法で安心だ。
あとは俺に抱かれれば本当の意味で仲間に迎え入れられる。
ロレイエの歓迎会はみんなでしよう。
お取り寄せ魔法で山小屋を取り寄せたので適当に設置した。
大自然の中で歓迎会をするのもいいけど俺は文明人だから場所を選ぶ男だ。
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「さすがはご主人様です」
まあな。
家具と寝具も揃えておこう。

その夜は大運動会だった。
2人相手にしても何も問題はなかった。
まあいろいろと余裕だったな。
「さすがユータね。やはり私は許されないのね…」
「さすがです、ユータ様」
「さすがはご主人様です」
まあ俺だからこれくらい当然だな。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。

Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。 現世で惨めなサラリーマンをしていた…… そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。 その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。 それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。 目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて…… 現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に…… 特殊な能力が当然のように存在するその世界で…… 自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。 俺は俺の出来ること…… 彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。 だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。 ※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※ ※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※

エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~

シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。 主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。 追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。 さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。 疫病? これ飲めば治りますよ? これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

S級冒険者の子どもが進む道

干支猫
ファンタジー
【12/26完結】 とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。 父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。 そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。 その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。 魔王とはいったい? ※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

処理中です...