ユータ漫遊記 ~異世界を旅しながら世直ししてやろう~

ヨシダダダ

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「こんなところに小屋があっても不自然だな。燃やすか」
俺はケチではないので小屋を再利用する気はない。
粗大ごみを放置するような無法者でもない。
俺は綺麗好きのユータだ。
覚えておけ。
「ユータ様ファイアー!」
俺の作り出した火の玉が小屋にストライク。
小屋は炎に包まれた。
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「さすがはご主人様です」
山火事にならないようにしないとな。
「ユータ様退場!」
異世界へのゲートが開き燃える山小屋を飲み込んだ。
山小屋は退場した。
これで火事の心配もないな。
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「さすがはご主人様です」
まあな。
「ついでに掃除もするか」
社会のゴミの盗賊たちがいてもおかしくないからな。
俺は探知魔法でゴミの存在を調べた。
「まあまあそれなりにいるようだ」
こんな山奥に隠れ住むなんて可哀そうな奴らだ。
どうせ集団の中では生きていけないような問題のある奴らなのだろう。
きっとゴミみたいな性格なのだろう。
そんな奴らが集団にいると集団にとって迷惑で邪魔でしかない。
「ゴミは焼却処分だな」
俺は探知した場所に向かってファイアーボールを撃ち出した。
俺くらいになれば一度に大量のファイアーボールを生成し異なる対象目がけて誘導することも楽勝だ。
まあ神だからな。
「汚物は消毒だ!」
魔法による誘導で目標地点に着弾した周囲を巻き込み全てを無に帰した。
死体を放置しておくとゾンビになるかもしれないし野生動物の餌になってしまうかもしれない。
焼却するよりも消滅させたほうが確実だし残り物も存在しない究極のクリーンな掃除方法だからな。
まあ面倒ごとを放置して見て見ぬ振りをするような俺ではないからな。
最初から魔法で全部片づければそれほどの手間でもないからな。
「見事な魔法だったわ。さすがユータね」
「さすがです、ユータ様。後始末も完璧です」
「さすがはご主人様です。さすがはご主人様です」
「まあな」
こうやって少しずつ世の中を良くしていくのがこの世界で旅する目的だ。
地道な活動だけど各地を旅してみるのは面白いからな。
まあどこも同じようなクソ田舎みたいなものだけど、ここは異世界だから何があるかわからない。
「俺は未知のものを求めているんだ」
「ハーレム要員を増やすの?」
「わたしでは満足していただけないのですか?」
「ご主人様は隠し事がお好みなのでしょうか?」
残念だけど全員ハズレだ。
俺はハーレム要員を増やす気はあるしミツナで満足しているし不満もあるし隠し事は嫌いだ。
「こんな山奥にいるから頭がおかしくなるんだ。今度は街へ行くぞ」
「わかったわ。さすがユータね」
「ユータ様にはこんな田舎は似合いません。名案です、ユータ様」
「さすがはご主人様です。私は奴隷になれて幸せです」
そうと決まれば街の近くに転移だ。
歩くのは面倒だし馬車も飽きた。
「よし、転移門が開いたから行くぞ」
あえて見た目重視で門を開いた。
こうやって俺の偉大さを見せつけてやらないとロレイエが俺のすごさを理解できないかもしれないからな。
新参者に配慮する俺は気を遣える男だ。
まあこれが人の上に立つべき者の在り方という奴だな。
まあそれを自然にできてしまう俺は生まれながらにして存在の格が違う。
まあそれを自慢するようなことはない謙虚さを持つ俺は人間ができているということだ。
まあそれくらい伝えなくてもみんなには伝わっていると思うけどな。
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「さすがはご主人様です」
まあな。
「それよりも移動だ」
転移門の先には遠くに外壁に囲われた街が見えた。
いきなり街の前に通じると街の人を驚かせてしまうかもしれないからな。
俺は配慮できる男だ。
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「さすがはご主人様です」
まあ当然だな。
「まあいい。街へ行くぞ」
でもな、どうも違和感を感じるんだ。
あの街から不快な何かが感じられる。
気のせいではない。
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