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「まずはこのクソ飲食店の前に露店を出す」
必要な物は取り寄せ魔法で何でも揃う。
「レトルトシチューを大量に用意したので鍋に移してくれ。その後は加熱だ。リン、頼んだぞ」
「わかったわ」
カセットコンロの火を使うくらいならリンだってどうにかなるはず。
IHしか使ったことがないというマウントを取るようだったら永久追放してやる。
魔法で解決するとリンの出番がなくなるから効率は悪いけどリンの見せ場を用意してやった。
料理ができなくても温めるくらいならどうにかできるだろう。
「ミツナは注文があったらどんぶりによそって渡してやってくれ」
「わかりました、ユータ様」
使い捨ての紙容器のどんぶりだ。
もちろん使い捨てのスプーンも付けてやる。
この世界の人間は素手で食べそうなくらい野蛮だけどスプーンを使う知能くらいはあるだろう。
「ロレイエは客引きだ。エルフは珍しいから勝手に客のほうからやってくるだろう。おっぱいは露出するなよ?」
「わかりました、ご主人様」
ロレイエの常識は怪しいから念のため注意しておいた。
やれやれ、文化の違いには気を使うな。
気疲れしたよ。
疲れたから俺は監督だし偉そうに椅子に座っていよう。
「ふぅ」
そうだ、一度食べたら依存するような成分を入れておこう。
この世界の法では問題ないだろう。
俺はルールを守る人間だからな。
魔法でそういった成分を生成しシチューに混ぜ込んだ。
これで準備完了だな。
「よし、営業を開始する」
「わかったわ」
「がんばります、ユータ様」
「せいいっぱい客引きします。ご主人様のために」
「おい、この露店は許可を取っているのか?」
不意に男に声をかけられた。
この様子だと客ではないな。
もちろん許可なんて取っているはずがない。
知らないんだから当然だろう?
そんなこともわからない人間と話が通じるとも思えない。
「沈黙魔法。何か問題があるなら言ってくれ」
俺は男が何も言えないようにした。
「そうか、何もないなら問題ないということだな」
これで問題がないことが明らかになった。
もし問題があるとしたらこの男に騙されたということになる。
いや、最初から俺を騙すつもりだったに違いない。
俺は騙されないからな。
「ゴミは異世界へ」
まあ命までは奪わない。
このゴミは異世界送りだ。
異世界でどうしようが俺の責任ではないから好きにすればいい。
「おい、俺の店の前で何やってる?」
今度は料理人か。
面倒なので店の中に押し返す魔法を使って店から出入り不可能になるよう移動範囲制限の魔法を使った。
騒がれると面倒なので消音の魔法で静かにしてもらった。
言いたいことがあるなら言えばいい。
こちらには聞こえないけどな。
「これで静かになるな。でもすぐに客が殺到して賑わうだろう」
俺の言葉はすぐに証明された。
「こんなうめぇシチュー初めてだ!」
「あの店のシチューは詐欺だな。あんなゴミみたいなもの食わせやがって」
「悪徳料理人とは大違いね。これが本物のシチューなのね」
もう客が山のようで俺たちはフル回転で対応にあたった。
レトルトパウチを開ける作業が微妙に面倒なんだよな。
リンの仕事だったけど追い付かないので俺も手伝った。
ロレイエも客引きをする必要がなくなったので俺の代わりに椅子に座らせた。
ミツナも当然問題はない。
だが男どもの視線がミツナのおっぱいに集まるのは仕方がない。
「だって大きいからな」
「具がでけぇな」
「あの料理人が作っていたのは具なんて入ってたっけ?詐欺みたいなものじゃない」
ちなみに俺のはデカいぞ。
「ユータ様、もう在庫がありません」
まあ面倒になってきたからもう閉店でいいだろう。
「なら閉店だな」
だが客が抗議の声を上げた。
「ふざけるなよ?なんで俺が働かないといけないんだ?」
料金を決め忘れたので無料でシチューを提供したんだ。
俺をタダ働きさせてまだ文句があるというのか?
「まあ後はどうなろうと俺の知ったこっちゃない。みんな、帰るぞ」
テーブルとかは異世界へのゲートを開いて放り込んでおいた。
カセットコンロはこの世界にはまだ早いだろうし処分しておかないと何が起きるかわからないからな。
使い捨てのどんぶりと使い捨てスプーンも消去しておく。
再利用されると衛生面が不安だ。
食中毒になっても自己責任だけど俺のせいにされたら堪らない。
あいつらは何かあれば他人のせいにするに決まっているからな。
まあ後は好きにすればいい。
俺たちが去ったあと、暴徒と化した客たちがクソ食堂に火を放った。
悪徳料理人は今までやってきたことの報いを受けたということだ。
悪いことをすると後で自分に返ってくるということを証明したな。
やれやれ、悪徳料理人のくせに道徳心を育む材料になるとはな。
まあ料理されてしまったのはこの世界なりの冗談なのかもしれないな。
「ご主人様、私もシチューを食べてみたかったです…」
そうか、そういえば客に振る舞うだけでロレイエには食べさせてなかったな。
今回も俺の椅子を守る大役を果たしたから褒美を与えないとな。
その夜はロレイエに無茶苦茶食べさせた。
俺のは美味いだろう?
俺はミツナを味わった。
だって大きいほうがいいじゃないか。
必要な物は取り寄せ魔法で何でも揃う。
「レトルトシチューを大量に用意したので鍋に移してくれ。その後は加熱だ。リン、頼んだぞ」
「わかったわ」
カセットコンロの火を使うくらいならリンだってどうにかなるはず。
IHしか使ったことがないというマウントを取るようだったら永久追放してやる。
魔法で解決するとリンの出番がなくなるから効率は悪いけどリンの見せ場を用意してやった。
料理ができなくても温めるくらいならどうにかできるだろう。
「ミツナは注文があったらどんぶりによそって渡してやってくれ」
「わかりました、ユータ様」
使い捨ての紙容器のどんぶりだ。
もちろん使い捨てのスプーンも付けてやる。
この世界の人間は素手で食べそうなくらい野蛮だけどスプーンを使う知能くらいはあるだろう。
「ロレイエは客引きだ。エルフは珍しいから勝手に客のほうからやってくるだろう。おっぱいは露出するなよ?」
「わかりました、ご主人様」
ロレイエの常識は怪しいから念のため注意しておいた。
やれやれ、文化の違いには気を使うな。
気疲れしたよ。
疲れたから俺は監督だし偉そうに椅子に座っていよう。
「ふぅ」
そうだ、一度食べたら依存するような成分を入れておこう。
この世界の法では問題ないだろう。
俺はルールを守る人間だからな。
魔法でそういった成分を生成しシチューに混ぜ込んだ。
これで準備完了だな。
「よし、営業を開始する」
「わかったわ」
「がんばります、ユータ様」
「せいいっぱい客引きします。ご主人様のために」
「おい、この露店は許可を取っているのか?」
不意に男に声をかけられた。
この様子だと客ではないな。
もちろん許可なんて取っているはずがない。
知らないんだから当然だろう?
そんなこともわからない人間と話が通じるとも思えない。
「沈黙魔法。何か問題があるなら言ってくれ」
俺は男が何も言えないようにした。
「そうか、何もないなら問題ないということだな」
これで問題がないことが明らかになった。
もし問題があるとしたらこの男に騙されたということになる。
いや、最初から俺を騙すつもりだったに違いない。
俺は騙されないからな。
「ゴミは異世界へ」
まあ命までは奪わない。
このゴミは異世界送りだ。
異世界でどうしようが俺の責任ではないから好きにすればいい。
「おい、俺の店の前で何やってる?」
今度は料理人か。
面倒なので店の中に押し返す魔法を使って店から出入り不可能になるよう移動範囲制限の魔法を使った。
騒がれると面倒なので消音の魔法で静かにしてもらった。
言いたいことがあるなら言えばいい。
こちらには聞こえないけどな。
「これで静かになるな。でもすぐに客が殺到して賑わうだろう」
俺の言葉はすぐに証明された。
「こんなうめぇシチュー初めてだ!」
「あの店のシチューは詐欺だな。あんなゴミみたいなもの食わせやがって」
「悪徳料理人とは大違いね。これが本物のシチューなのね」
もう客が山のようで俺たちはフル回転で対応にあたった。
レトルトパウチを開ける作業が微妙に面倒なんだよな。
リンの仕事だったけど追い付かないので俺も手伝った。
ロレイエも客引きをする必要がなくなったので俺の代わりに椅子に座らせた。
ミツナも当然問題はない。
だが男どもの視線がミツナのおっぱいに集まるのは仕方がない。
「だって大きいからな」
「具がでけぇな」
「あの料理人が作っていたのは具なんて入ってたっけ?詐欺みたいなものじゃない」
ちなみに俺のはデカいぞ。
「ユータ様、もう在庫がありません」
まあ面倒になってきたからもう閉店でいいだろう。
「なら閉店だな」
だが客が抗議の声を上げた。
「ふざけるなよ?なんで俺が働かないといけないんだ?」
料金を決め忘れたので無料でシチューを提供したんだ。
俺をタダ働きさせてまだ文句があるというのか?
「まあ後はどうなろうと俺の知ったこっちゃない。みんな、帰るぞ」
テーブルとかは異世界へのゲートを開いて放り込んでおいた。
カセットコンロはこの世界にはまだ早いだろうし処分しておかないと何が起きるかわからないからな。
使い捨てのどんぶりと使い捨てスプーンも消去しておく。
再利用されると衛生面が不安だ。
食中毒になっても自己責任だけど俺のせいにされたら堪らない。
あいつらは何かあれば他人のせいにするに決まっているからな。
まあ後は好きにすればいい。
俺たちが去ったあと、暴徒と化した客たちがクソ食堂に火を放った。
悪徳料理人は今までやってきたことの報いを受けたということだ。
悪いことをすると後で自分に返ってくるということを証明したな。
やれやれ、悪徳料理人のくせに道徳心を育む材料になるとはな。
まあ料理されてしまったのはこの世界なりの冗談なのかもしれないな。
「ご主人様、私もシチューを食べてみたかったです…」
そうか、そういえば客に振る舞うだけでロレイエには食べさせてなかったな。
今回も俺の椅子を守る大役を果たしたから褒美を与えないとな。
その夜はロレイエに無茶苦茶食べさせた。
俺のは美味いだろう?
俺はミツナを味わった。
だって大きいほうがいいじゃないか。
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