ユータ漫遊記 ~異世界を旅しながら世直ししてやろう~

ヨシダダダ

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やれやれ、朝からうるさいな。
まったく王都なのに民度は最低だな。
「外が騒がしいな」
「人々の流れが一方的ね。同じところに向かっているのかな?」
「妙に表情が生き生きとしていますね。あまり好ましい印象は受けませんね」
「私たちも行ってみます?どうします?ご主人様」
「あちらは貧民街のほうですわね」
貧民街に向かっているのか。
まあ俺は金持ちだから貧民街に用はないな。
「せっかくだから見に行くか」
まあ急ぐこともないだろうし宿で朝食を堪能した。

「高級宿だったはずだけどいまいちだったな」
「そうね、残念だわ」
「お取り寄せ魔法のほうが上です。さすがユータ様の魔法です」
「エルフの集落はもっと酷かったです。さすが高級宿です」
「王都の高級宿ならこれくらいが普通ですわ。もちろんユータ様のお取り寄せ魔法に勝てるはずもありませんわ」
まあこれも勉強だな。
勉強ついでに貧民街の様子も見にきたけど酷い有り様だな。
「兵士は略奪するのが仕事なのか?」
「敵から略奪するのはあると思うけど」
「ユータ様がどう考えるかです。ユータ様が絶対に正しいのです。ユータ様は正義の裁きをする神ですから」
「ご主人様も略奪したいのですか?」
「兵士とはいえ末端はこのようなものですわ。自国の民から略奪することも稀にありますわ」
まあいろいろと酷いな。
特にロレイエ、俺は略奪なんてしないからな?
どういったイメージで俺を見ているのか気になるな。
あとで解剖して頭の中を確かめてやろうか?
「まあ略奪するのも仕事なのかもしれないな。だが俺は許さない。貧民をバカにするような行為は断じて許さない!」
貧民なんて金で簡単に感謝するような奴らだ。
俺の信者になるために存在するような奴らだぞ?
俺の信者から略奪するなんて許せるはずがない。
「アーク王国は俺を怒らせた。超広域範囲魔法、遅延即死魔法、対象指定、アーク王国の兵士全員」
俺は慈悲深いので悔い改める時間を与える。
2時間後に即死だ。
まあそれだけ時間があれば休憩して子孫を残す余裕くらいはあるかもな。
今なら略奪乱暴狼藉無銭飲食し放題だ。
黄金でできた貧民街が無残な姿になっていく。
俺が貧民のために黄金にしてやったというのに盗むとは俺への反逆だな。
「盗みは重罪だ。黄金の建材を盗んだ奴は黄金になれ。黄金が好きなんだろう?黄金にしてやろう」
こうして貧民街は黄金が溢れた。
そんなことを気にせず凌辱に勤しむ兵士もいる。
兵士だけではなく民間人もだな。
やれやれ、こんな下種な人間ばかりいるなんてこんな街滅んだほうがいいな。
「面倒だから貧民街にいる俺への敬意がない奴らは全員即死」
魔法で問題解決だ。
これで貧民街に平和が戻ったな。
「うおおおお!貧民街にはお宝が山のようにあるぜ!」
だが新たな住民により歴史は繰り返される。
「もう面倒だから放置しておこう」
俺は貧民街を隔離すべく結界を張った。
俺たちは必要なときに結界に穴を空けるから問題ない。
「ひどい街ね。住民も兵士もみんな最低だわ」
「ユータパンツの住人とはまるで違いますね。ユータ様の素晴らしい治政が証明されました」
「これだから愚かな人間と蔑まれるのです。ご主人様を崇めることもできない下等な人間は滅べばいいです」
「国の恥ですわ。こんな国の貴族の娘だったかと思うと恥ずかしくて出歩けませんわ」
まあな。
でもな、全員が全員酷いわけじゃないんだ。
「聞いたか?ユータパンツという街は楽園みたいな場所らしいぞ」
「こんな街にいられるか!俺はユータパンツを目指す!みんな、逃げ出すなら今のうちだ!」
「ユータ様さえいえばこんなことにならなかったはずなのに…。これもみんなユータ様を信じないからだ。愚民は神敵!アーク王国は悪の国!」
このようにまともな人間だっていないわけじゃない。
まあ3人はいるけど全員で何人なのかは不明だ。
まあ15人くらいはいるんじゃないのか?
「まあこんな街はもういる必要はないだろう。さっさと帰るか」
「そうしましょう」
「ユータ様と一緒ならどこでも喜んで」
「こんなゴミみたいな街からさっさと出たいです。さすがご主人様です」
「ユータパンツの素晴らしさがよくわかりましたわ。人は知ることで人になれるのですわね」
まあ帰るのは決定だ。
でもな、俺は不思議に思うんだ。
クズみたいな奴らが多いのは予想通りだったけど凶悪な奴が予想よりも多かった。
まるで邪神でも存在して影響を受けたかのような印象を受けた。
「クズの考えることは理解できないからなぁ…」
俺にだってわからないことはあるんだ。
俺は神だけどもっと上位の神になればクズのことを理解できるのだろうか?
もしかしたらクズのことを理解できるのはクズだけなのかもしれない。
「俺は無力だな」
まだ救えていない人がたくさんいる。
そんな俺を気遣ってミツナがおっぱいを押し付けてきた。
大きいことはいいことだ。
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