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「ユータ様!」
駆け寄ってくる俺のハーレムメンバー。
今夜は眠れないな。
また徹夜だろうけど俺は神だから寝なくても問題ない。
「ユータ!私をそろそろ許して!」
裏切り者のリンとはいえそろそろ許してやってもいいはずはないな。
まあ俺を裏切ったのだから永遠に反省すればいい。
だが俺に奉仕することは許してやろう。
せいぜい奉仕して反省していることをアピールしろ。
「ユータ様!抱いてください!」
もちろんミツナは遠慮なくいただくに決まっている。
まあおっぱいが大きいから当然だな。
やはりミツナを奴隷にした俺の判断は正しかった。
まあ俺の判断が間違えるはずないのだから当然の結果だな。
「ご主人様!邪神リョーカスを倒すなんてさすがはご主人様です!」
そうか、ならついでに貧乳エルフもそろそろ滅ぼすとしよう。
世界を平和にする一環だ。
まあ十分な時間を与えたのだから俺へ感謝できる奴は感謝しているだろう。
だからこれから滅びる貧乳エルフは世界の敵だ。
ロレイエの復讐にもなるからロレイエのためにも俺が手を貸してやろう。
「さすがですわ、ユータ様。神として世界を守ってくださり感謝いたしますわ」
フランソワーズのおっぱいが成長するかもしれない未来を守ったことが誇らしい。
俺はフランソワーズのおっぱいには期待しているんだ。
期待を裏切るなよ?
俺は裏切り者を許さないからな?
「さすがボスにゃん。でもリョーカスは何度でも蘇るからボスの戦いに終わりはないにゃん。今はあたいを抱くといいにゃん」
ミネット意味深な発言が多いな。
Aカップなのに排除できない理由はそこにあるのかもしれない。
「俺がユータだ!」
この世界を救った神、それが俺だ。
俺なら奇跡を何度でも起こせる。
「ユータ様!」
「これで世界が平和になったのね!」
「すげぇユータ様マジぱねぇ!」
「ユータ様の偉大な愛に感謝を!」
ユータパンツの街に住む信者たちも俺の活躍を見て興奮して祭りを行いたいようだな。
いいだろう。
「俺がユータだ!!!」
パンツが飛び交い人々が熱狂した。
今日はリョーカスを異世界送りにした記念日だからパンツを無料で振る舞ってやろう。
ごく少数派のふんどし派にも考慮してふんどしも混ぜておく。
まあ俺はふんどしを好まないのでふんどしは街の外目がけて飛んでいくようにしよう。
そうだ、病みつきシチューも振る舞わないとな。
違法な成分は入らないのに食べた人が依存するすごいシチューだ。
そのシチューを提供する俺が神であり俺を崇めるのも当然だな。
人はパンツとシチューで生きるのだろう。
俺には理解できない世界だな。
まあ俺は神なのでこの世界の人間とは価値観が違って当然だからな。
まあいいけどな。
俺は違いを受け入れるだけの度量があるからな。
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「さすがはご主人様です」
「さすがですわ、ユータ様」
「ボスはさすがだにゃん」
まあな。
まあこうして世界は平和になったし祭りで俺への感謝を証明されたし人々は幸せになった。
まあハーレムメンバーはいつも幸せだけどな。
俺が相手をする大変さを知らないのかもしれないけど報いるのも神として当然のことだから仕方ない。
やれやれ、結局また世界を救ってしまったか。
俺は静かに異世界を旅したいだけだったのに世界が俺という存在を許さないのだな。
まあいいけどな。
「ロレイエ、フランソワーズ、ミネット」
「何でしょうか?ご主人様」
「お呼びですか?ユータ様。ですわ」
「ボス、どうしたにゃん?」
「この世界で出会えたお前たちは貧乳だな」
これがこの世界の仕打ちかよ。
散々俺を利用しやがって。
こんな世界滅べば良かったのかもしれないが俺は慈悲深い。
まあこんな世界どうでもいいな。
飽きたらまた別の異世界に行くのもいいな。
「次こそユータに許してもらうわ」
残念だったな、リン。
俺は裏切り者を決して許したりはしない。
まあ俺に奉仕するのは許してやるからその調子で俺へ反省の態度を見せろよ?
「わたしはずっとユータ様と一緒です」
ミツナはおっぱいが大きいからな。
また何かあれば連れて行こう。
「こうして俺の旅も終わった」
だがな、覚えておけ。
俺は神だ。
「俺がユータだ!!!!」
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