密約

Yamaoka

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杞憂

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 何事もありません。平穏です。
 わかった。
 しかし王が出るまでも。……先陣こそ王が。
 尤もです。条理からいって。休むがよい。
 えぇ。きょうの謁見は?ありません。
 むしゃくしゃする。まぁまぁ。なんだってのさ。
 見ろ。皆忙しそう。
 そりゃこれだけ頑張ってりゃ忙しいはず。そうだ……。なんだ(いつもの)?棲み家にするよ。それは画策なんだよ。それがドワーフってもんさ。
 コンドはこんだろう。おつかれ。いけ。ねっ?
 詠唱だろ。いいぞ。1m(メートル)先を見ながら。イメージを破棄して魔力を高め。
 再捻出。やってみろ。
 出来ました。
 せっかくの感動を。いいさね。家庭は?そんなもん知るわけない。うん。家庭から来てない。
 あんた。織物どんだけ時間がかかるか知ってんのかい!すっすまん。貰っとくからね――。
 平和だ。もう少し狭くしたいところだが。宮は広すぎる。
 で。で?居場所かなにか……。
 「居場所」
 どんな?危険をわかった上、と。
 こういう?排他して追いやろうと。
 ……。メモは?ある。
 「魔導士の派遣を許すこと。両論を許すこと。」
 「継時したい。」
 やっぱ当たった。両論ってなんだ?魔道士に対して?
 いや連中をいうんだろ。
 「連中」
 な。?
 まぁ俺もだが。
 それ以上に魔力を高めることにある。身辺も出来ずしてなにが王か?
 当たり前です。
 杞憂だ。王にあって。
 そんなとこだ。
 たまの休暇がこんなにいいものとは。花でも植えてみようか?さて。
 おっ知人。おっ要人。しかしこんなとこを歩いていてはいけませぬ。
 いけませぬぞ。
 わかってる。
 ドワーフは独自の考慮がある。心配はいらない。ただ。
 これもまた異常者……しかしまた否定。
 ドワーフは撤退しました。大いに。
 総本山さね。そうだよな。代目(だいめ)でもあんのかね……。
 カユイ。たいくつで。
 否国事において命題でなし。
 確証を。見積もったとして幾許もなく。
 ツマラナイ。ツブシテヤル。
 いかな開闢もいわんが。
 ――街
 あー糞。だから連中の(俺を含み)居場所ってんだろ。
 確かです。命題!
 「自我」
 きゃー。グオララララ。
 おい。水持ってこい。すぐ。
 まつ。
 街にドラゴンが。……そうか?騎士団は?
 リーブ。バルバロスともに向かわせてます。
 ふむ。
 おい。右は御前がいったんだ。行く?言う?あー。
 きゃー。フヌケが。この前のゴリラがまだマシとイえ。
 ニーチャン。
 この。網は?ないです。としたらアイスストライド。
 火が凍った。
 詠唱の時間はないぞ。断。
 ぬッ?
 固すぎる……。
 まだだ。
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