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風
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痛(いて)ぇ。砦の周りに風が吹いてんのか平身でも当たるぞ。
進もう。
おい、彼奴どこにいんだ?
わからん。見失った。
御疲れ。
デヴィッド、御疲れ。
何事もなかったか?それがなんかスパイみたい奴が。
なるほど、そうでしたか。
凡庸かだろって。風強ぇー。強(つえ)ぇー。
ははん、つうことは(なんにしても)俺たちの記憶ではないわけだ。なんの死活かって。すると……ペンで彫琢してんだろ。さて。
「デヴィッド」、俺やってやった。そうか。
……おかしいです。
なにが?何故なら沽券と関係ない。誰が?
やっ聞いたことあるからな。といいますと?ヴィダンっていう術師がおったらしいんだ。はるか昔。
御関係が?
ちょっとな。随分とまぁなめた真似を。
限りにおいては一端ですものね……。
やってやったよ。まぁ。
私利、ったく。2kmといったところか。
風も止まらんし誰も居ないし(知覚すること)。
いらっしゃい。
誰ですか?
ダナンの末裔に充たります。
っていうと。
いまの本国ですが、どうですか?
どう?うーん、食事も旨い。親切。いうことなしかな。
よかった。何故(なにゆえ)ここに?
探し物で(警戒する必要はなさそうだ)。
居やがる。まーた発端か?
なんだ、これ?
構わんがな。
行きましょう。上へ。
回避できたぜ。悠長なこといってられないが。
プイスが異界と交信した時、なにかもらったと聞いて。
そうですか?四枝石のことですか?
っていうんですか?
試練を伴いますよ。
待ってくれよ。デヴィッド。
着け。
さてと。数にして8人といったとこ。肉弾は分が悪し。
あぁ。
そのまま動くな。そして。
おい、なんだ。
知らね。
6人か。土壇場――。
あの風は?
いえ違います。風土と死者の意志です。
……どうして?
権威と別だからです。
迷うぜ。
焦らずに。
進もう。
おい、彼奴どこにいんだ?
わからん。見失った。
御疲れ。
デヴィッド、御疲れ。
何事もなかったか?それがなんかスパイみたい奴が。
なるほど、そうでしたか。
凡庸かだろって。風強ぇー。強(つえ)ぇー。
ははん、つうことは(なんにしても)俺たちの記憶ではないわけだ。なんの死活かって。すると……ペンで彫琢してんだろ。さて。
「デヴィッド」、俺やってやった。そうか。
……おかしいです。
なにが?何故なら沽券と関係ない。誰が?
やっ聞いたことあるからな。といいますと?ヴィダンっていう術師がおったらしいんだ。はるか昔。
御関係が?
ちょっとな。随分とまぁなめた真似を。
限りにおいては一端ですものね……。
やってやったよ。まぁ。
私利、ったく。2kmといったところか。
風も止まらんし誰も居ないし(知覚すること)。
いらっしゃい。
誰ですか?
ダナンの末裔に充たります。
っていうと。
いまの本国ですが、どうですか?
どう?うーん、食事も旨い。親切。いうことなしかな。
よかった。何故(なにゆえ)ここに?
探し物で(警戒する必要はなさそうだ)。
居やがる。まーた発端か?
なんだ、これ?
構わんがな。
行きましょう。上へ。
回避できたぜ。悠長なこといってられないが。
プイスが異界と交信した時、なにかもらったと聞いて。
そうですか?四枝石のことですか?
っていうんですか?
試練を伴いますよ。
待ってくれよ。デヴィッド。
着け。
さてと。数にして8人といったとこ。肉弾は分が悪し。
あぁ。
そのまま動くな。そして。
おい、なんだ。
知らね。
6人か。土壇場――。
あの風は?
いえ違います。風土と死者の意志です。
……どうして?
権威と別だからです。
迷うぜ。
焦らずに。
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