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第15話 メイドに名前を付けよう
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「おー!」
キッチンへ行くとそこには豪華な料理の数々があった。
和食、中華、洋食と色んな料理のフルコースであり、よく限られた材料でこれだけ作ったなと思わせるほど。
「どうでしょうか、ご主人様? この料理は私達三人で作らせていただきましたが」
「ご、ご主人様の好みがわからなかったので……色々作ったけれど、お口に合わなかった無理に食べないでくださいね」
「というか、ご主人様の好みも知りたいっすから、好きな料理とかあればぜひぜひっすー!」
「ありがとう三人共。好みというのはそれほどないから、美味しければオレはなんでもいいよ」
そう答えながら、オレは早速テーブルにつき用意された食事を口にする。
うん! これは美味い!
ケルちゃんの料理もかなりのレベルだったが、これも負けず劣らず。
さすがはメイドといったところか。
気づくとオレは次々と料理を口にいれ、それを見ていたメイド達も嬉しそうな顔をしていた。
「いやー、こりゃ美味しい。三人共、料理上手なんだね」
「いえ、それほどのことは……メイドとして当然の義務です」
「ほ、本当ですか? ぼ、僕すごく嬉しいです」
「マジっすか? ご主人! いやー超嬉しいっすー! これからは私、毎日ご主人の料理担当するっすねー!」
オレの感想に三人共、嬉しそうにそう答えるが、それを見ていたケルちゃんがなにやら不服そうに頬を膨らませていた。
やがて、食事を全部平らげたオレは「ごちそうさま」と感謝を伝える。
「そういえば、君達三人の名前についてなんだけど、どうしようか」
ふとオレは三人のメイドにそう尋ねる。
それに対し、彼女達はしばし悩むような素振りを見せるが、何かを期待するようにオレを見る。
「その、よろしければご主人様につけて欲しいなーなんて」
「うーん」
やはり、そう来たか。しかし、三人ともなるとなんと名前を付けようか。
三人はそれぞれ特徴的とも言える髪や容姿をしている。
まず一人は赤髪のポニーテール。三人の中で一番背が高く、年齢も二十代くらい。いかにもお姉さんといったしっかり者の印象だ。
事実、先ほどからの三人の行動を見ていると、この赤髪のメイドが率先して行動をしていた。
次に薄紫のボブカットをした少女。こちらは年齢十五、六。頭にカチューシャではなく、花冠みたいなものをかぶっており、目立つがそれが似合っている。あと先ほどの一人称からこの子は『僕っ子』のようだ。
最後に水色の髪をしたセミロングの少女。年齢は恐らく十四、五。三人の中で一番幼い容姿だが、可愛らしく、活発なイメージを与える。あと先ほどから語尾に「~っす」とつけていたのもこの子だ。
うーむ。それぞれの目立つ特徴と言えば、やはり髪の色か。
そこから連想してオレが思い浮かんだ名前は――
「それじゃあ、ガーネット、アメジスト、アクアマリンでどうかな?」
「ガーネットですか」
「アメジスト……僕の名前……」
「おー! アクアマリンってなんかカッコ可愛い名前っすー! 私は今日からアクアっすー!」
三人共、それぞれオレがつけた名前を喜んで名乗る。
名前の由来は勿論、誕生石から。三人とも髪の色がそれぞれ宝石のように美しかったので、そう名付けた。
少し単純すぎるかなとも思ったが、三人とも喜んでいるみたいでなによりだ。
「それでは主様。今日のところはそろそろお風呂に入り、お休みになられてはいかがですか?」
「ん、ああ。そうだな。じゃあ、後のことは任せるよ」
セバスからの進言にオレは頷き、そのまま風呂へと向かう。
が、この時、ガーネットを始めとするメイドとケルちゃん達が飢えた獣のような眼差しをしていたのにオレは気付かなかった。
◇ ◇ ◇
「いやー、いい湯だなー」
この豪邸のお風呂は文字通り温泉のような広さでゆったりと全身を浸かれる。
おかげで一日の疲れが癒される。
ブクブクと唇まで湯に浸かって遊んでいると不意に温泉の扉が開かれる。
その先から現れたのは裸にバスタオルを巻いたケルちゃん、ガーネット、アメジスト、アクアマリン達の姿。
「ご主人様。お背中を流しに来ました」
「え、えっと、そのお邪魔します……」
「ちーっす、ご主人! 一緒にお風呂入ろっすー!」
「ちょっと! なんでお前達まで一緒に来るのよ! ご主人様のお世話は私だけで十分って言っただろうー!」
「んぐっ!?」
思わぬ彼女達の乱入に驚くが、そんなオレをよそにケルちゃん達が次々とお湯に入ってくる。
「ちょ、な、なんでケルちゃん達が入ってくるの!?」
「それはメイドとしてご主人様のお世話をするのは当然です」
「ぼ、僕も……」
「私もっすー! というわけで、ささっ、お背中お流しするっすよー」
「こらー! それは私がするって言ってるだろうー! お前達はいいから出て行けー!!」
いや、あのケルちゃん。それ言うなら君もなんだけど……。
とりあえず、オレをよそに四人で誰が背中を流すかという口論になり始める。
アカン、これは止めなければ……!
「ち、ちょっとストップー! 気持ちは嬉しいけど、四人ともそういうのはいいから出て行ってー!」
「え、ですがご主人様の背中を流すのはメイドとしての義務で……」
「そういうの本当にいいから! というか、女の子と男の子が同じお風呂に入っちゃダメでしょう! 四人とも気持ちは嬉しいけれど、オレはお風呂はゆっくり入りたいんだ! だから、今後ここでは混浴禁止ー!!」
「え、ええー! そ、そんなー! ご、ご主人様ぁ……!」
涙目になるケルちゃんであったが、ここははっきりと宣言しておかないと。
いくらなんでもこういうのはまだ早いというか……とにかく一線は引いておくべき!
オレは四人をなんとかお風呂から追い出すと、そのまま体を洗うべく椅子に座って一息つく。
「ふぅー」
「大変でしたね、ご主人様。こちらスポンジです」
「ああ、すまない。助かったよ」
「いえいえ」
渡されたスポンジを使い体を洗うオレ。
やれやれ、今後もあんなふうにオレに迫って来るのかと思うと嬉しい判明、対処が大変だなぁ。
思わずため息をつくオレであったが、
「ん?」
ちょっと待った。
今、誰がオレにスポンジを渡した?
恐る恐る隣を見ると、そこには追い出したはずのメイドの一人、アメジストが何食わぬ顔で椅子に座って同じようにスポンジで体を洗っていた。
「? どうしました、ご主人様」
「どうしましたじゃないだろうー! なんで君、ここにいるの!? ねえ、ねえ!? さっき混浴はダメって言っただろう!!」
慌てて叫ぶオレであったが、それに対しアメジストは「あははー、なんだそういうことですか」と笑顔を浮かべる。
「大丈夫ですよ。これ、混浴じゃないですから」
「はぁ、それってどういう……」
と、そこで改めて目の前の真っ裸のアメジストの体をマジマジと見つめる。
薄紫の髪は水にしたたり、普段よりも色気が出ており、唇もピンク色で艶かしい雰囲気を出している。
しかし、その胸は平らであり、一切の起伏がない。
だが、オレが驚愕したのはその下。
アメジストの下半身。そこには女性にはないはずのものがしっかりとついていた。
「そ、そのー、僕はこのとおり、ご主人様と同じ性別なので混浴じゃないですよね……。な、なので、今後お風呂のお世話は僕がしてもいいでしょうか……?」
恐る恐る頬を赤らめながら問いかけるアメジスト。
あー、えっとー、そのー、つまり……そういう事?
オレはアメジストの思わぬ属性、いわゆる『男の娘』というやつに驚愕しつつ、すぐにダメと“彼”を追い出すのであった。
残り通貨:12518円
【創造物】
豪邸×1
村×1
野菜畑×1
りんごの樹×1
魚達がいる川×1
動物達の森×1
聖剣×1
ケルベロス×1
執事×1
メイド×9
塔×6
村人×50
牧場×1
稲作×1
キッチンへ行くとそこには豪華な料理の数々があった。
和食、中華、洋食と色んな料理のフルコースであり、よく限られた材料でこれだけ作ったなと思わせるほど。
「どうでしょうか、ご主人様? この料理は私達三人で作らせていただきましたが」
「ご、ご主人様の好みがわからなかったので……色々作ったけれど、お口に合わなかった無理に食べないでくださいね」
「というか、ご主人様の好みも知りたいっすから、好きな料理とかあればぜひぜひっすー!」
「ありがとう三人共。好みというのはそれほどないから、美味しければオレはなんでもいいよ」
そう答えながら、オレは早速テーブルにつき用意された食事を口にする。
うん! これは美味い!
ケルちゃんの料理もかなりのレベルだったが、これも負けず劣らず。
さすがはメイドといったところか。
気づくとオレは次々と料理を口にいれ、それを見ていたメイド達も嬉しそうな顔をしていた。
「いやー、こりゃ美味しい。三人共、料理上手なんだね」
「いえ、それほどのことは……メイドとして当然の義務です」
「ほ、本当ですか? ぼ、僕すごく嬉しいです」
「マジっすか? ご主人! いやー超嬉しいっすー! これからは私、毎日ご主人の料理担当するっすねー!」
オレの感想に三人共、嬉しそうにそう答えるが、それを見ていたケルちゃんがなにやら不服そうに頬を膨らませていた。
やがて、食事を全部平らげたオレは「ごちそうさま」と感謝を伝える。
「そういえば、君達三人の名前についてなんだけど、どうしようか」
ふとオレは三人のメイドにそう尋ねる。
それに対し、彼女達はしばし悩むような素振りを見せるが、何かを期待するようにオレを見る。
「その、よろしければご主人様につけて欲しいなーなんて」
「うーん」
やはり、そう来たか。しかし、三人ともなるとなんと名前を付けようか。
三人はそれぞれ特徴的とも言える髪や容姿をしている。
まず一人は赤髪のポニーテール。三人の中で一番背が高く、年齢も二十代くらい。いかにもお姉さんといったしっかり者の印象だ。
事実、先ほどからの三人の行動を見ていると、この赤髪のメイドが率先して行動をしていた。
次に薄紫のボブカットをした少女。こちらは年齢十五、六。頭にカチューシャではなく、花冠みたいなものをかぶっており、目立つがそれが似合っている。あと先ほどの一人称からこの子は『僕っ子』のようだ。
最後に水色の髪をしたセミロングの少女。年齢は恐らく十四、五。三人の中で一番幼い容姿だが、可愛らしく、活発なイメージを与える。あと先ほどから語尾に「~っす」とつけていたのもこの子だ。
うーむ。それぞれの目立つ特徴と言えば、やはり髪の色か。
そこから連想してオレが思い浮かんだ名前は――
「それじゃあ、ガーネット、アメジスト、アクアマリンでどうかな?」
「ガーネットですか」
「アメジスト……僕の名前……」
「おー! アクアマリンってなんかカッコ可愛い名前っすー! 私は今日からアクアっすー!」
三人共、それぞれオレがつけた名前を喜んで名乗る。
名前の由来は勿論、誕生石から。三人とも髪の色がそれぞれ宝石のように美しかったので、そう名付けた。
少し単純すぎるかなとも思ったが、三人とも喜んでいるみたいでなによりだ。
「それでは主様。今日のところはそろそろお風呂に入り、お休みになられてはいかがですか?」
「ん、ああ。そうだな。じゃあ、後のことは任せるよ」
セバスからの進言にオレは頷き、そのまま風呂へと向かう。
が、この時、ガーネットを始めとするメイドとケルちゃん達が飢えた獣のような眼差しをしていたのにオレは気付かなかった。
◇ ◇ ◇
「いやー、いい湯だなー」
この豪邸のお風呂は文字通り温泉のような広さでゆったりと全身を浸かれる。
おかげで一日の疲れが癒される。
ブクブクと唇まで湯に浸かって遊んでいると不意に温泉の扉が開かれる。
その先から現れたのは裸にバスタオルを巻いたケルちゃん、ガーネット、アメジスト、アクアマリン達の姿。
「ご主人様。お背中を流しに来ました」
「え、えっと、そのお邪魔します……」
「ちーっす、ご主人! 一緒にお風呂入ろっすー!」
「ちょっと! なんでお前達まで一緒に来るのよ! ご主人様のお世話は私だけで十分って言っただろうー!」
「んぐっ!?」
思わぬ彼女達の乱入に驚くが、そんなオレをよそにケルちゃん達が次々とお湯に入ってくる。
「ちょ、な、なんでケルちゃん達が入ってくるの!?」
「それはメイドとしてご主人様のお世話をするのは当然です」
「ぼ、僕も……」
「私もっすー! というわけで、ささっ、お背中お流しするっすよー」
「こらー! それは私がするって言ってるだろうー! お前達はいいから出て行けー!!」
いや、あのケルちゃん。それ言うなら君もなんだけど……。
とりあえず、オレをよそに四人で誰が背中を流すかという口論になり始める。
アカン、これは止めなければ……!
「ち、ちょっとストップー! 気持ちは嬉しいけど、四人ともそういうのはいいから出て行ってー!」
「え、ですがご主人様の背中を流すのはメイドとしての義務で……」
「そういうの本当にいいから! というか、女の子と男の子が同じお風呂に入っちゃダメでしょう! 四人とも気持ちは嬉しいけれど、オレはお風呂はゆっくり入りたいんだ! だから、今後ここでは混浴禁止ー!!」
「え、ええー! そ、そんなー! ご、ご主人様ぁ……!」
涙目になるケルちゃんであったが、ここははっきりと宣言しておかないと。
いくらなんでもこういうのはまだ早いというか……とにかく一線は引いておくべき!
オレは四人をなんとかお風呂から追い出すと、そのまま体を洗うべく椅子に座って一息つく。
「ふぅー」
「大変でしたね、ご主人様。こちらスポンジです」
「ああ、すまない。助かったよ」
「いえいえ」
渡されたスポンジを使い体を洗うオレ。
やれやれ、今後もあんなふうにオレに迫って来るのかと思うと嬉しい判明、対処が大変だなぁ。
思わずため息をつくオレであったが、
「ん?」
ちょっと待った。
今、誰がオレにスポンジを渡した?
恐る恐る隣を見ると、そこには追い出したはずのメイドの一人、アメジストが何食わぬ顔で椅子に座って同じようにスポンジで体を洗っていた。
「? どうしました、ご主人様」
「どうしましたじゃないだろうー! なんで君、ここにいるの!? ねえ、ねえ!? さっき混浴はダメって言っただろう!!」
慌てて叫ぶオレであったが、それに対しアメジストは「あははー、なんだそういうことですか」と笑顔を浮かべる。
「大丈夫ですよ。これ、混浴じゃないですから」
「はぁ、それってどういう……」
と、そこで改めて目の前の真っ裸のアメジストの体をマジマジと見つめる。
薄紫の髪は水にしたたり、普段よりも色気が出ており、唇もピンク色で艶かしい雰囲気を出している。
しかし、その胸は平らであり、一切の起伏がない。
だが、オレが驚愕したのはその下。
アメジストの下半身。そこには女性にはないはずのものがしっかりとついていた。
「そ、そのー、僕はこのとおり、ご主人様と同じ性別なので混浴じゃないですよね……。な、なので、今後お風呂のお世話は僕がしてもいいでしょうか……?」
恐る恐る頬を赤らめながら問いかけるアメジスト。
あー、えっとー、そのー、つまり……そういう事?
オレはアメジストの思わぬ属性、いわゆる『男の娘』というやつに驚愕しつつ、すぐにダメと“彼”を追い出すのであった。
残り通貨:12518円
【創造物】
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牧場×1
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