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第24話 来訪者との別れ
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「予想以上にすごい街でした……。このような街や牧場が無平原にあったとは……トオル殿。あなたはもしや異国からの開拓者か何かなのですか?」
「いやまあ、ある意味、そうかもですね」
あれから一通り街を案内した後、ケインは満足した様子でオレにそう問いかける。
ちなみにギルドの内部を案内している最中も終始彼は驚いた様子で、特に魔術ギルドや職人ギルドを案内した際は彼らの成果を見てはひどく驚いていた。
「私もこの大陸のあちらこちらを旅しているのですが、それでもこのような街や場所に出会ったのははじめです。どうやら、まだまだこの世界には知らないことがたくさん多いようで自らの未熟を知りました。トオル殿との出会いには感謝いたします」
「いえいえ、それほどのことは。それよりも、ケインさんはこれからどうするのですか?」
「ああ、それですか。私は故郷に戻っている途中でして、なるべく早く届けなければいけないものがあるのです。トオル殿の街や村に興味が沸いて、ついつい寄り道をさせていただきました。もうそろそろ発たなくてはいけません」
「そうですか、残念です。出来れば一泊して欲しかったのですが」
「私としても本音は是非ともここへ泊まり、この素敵な街をもう少し体験したかったのですがこれ以上時間を食うわけにはいかないのです」
残念がるオレにケインは笑って答えてくれた。
そういうことならば仕方がないと納得する。
しかし、せっかくの縁ということなので、オレはケルちゃんとアメジストに頼んで弁当をカゴに入れて、それを渡し、牧場の方で余っていた馬をケインに進呈した。
「これは……! こんな立派な馬を本当にいいのですか? トオル殿」
「構いませんよ。正直、馬に関しては使い道がそれほどなかったですから、ケインさんのお役に立てるならぜひ使ってやってください」
「トオル殿……。感謝いたします。この御恩はいつか必ずお返しします!」
そう言ってオレに深々と頭を下げた後、渡されたかごを背負い馬に乗るとそのまま街を出て平原へとかけていく。
オレやケルちゃん達はケインの姿が消えるまで、それを眺めていた。
「それにしても初めての外からの来訪者でしたが、思いのほか、友好的な方で良かったですね。ご主人様」
「ああ、そうだな」
アメジストの呟きにオレは頷く。
確かにこれならこの世界の住人とのうまくやっていけそうだ。
あわよくば、あの人を繋がりとして、あの人の故郷とやらにも接触してみたいものだが、今はそれよりも自分の国を建てることが先決だ。
「けど、あの人のおかげでちょっと自信出てきたよ。正直、オレの作った街ってギルドくらいしか見所がなかったんだけど、あそこまで驚いてくれたんだから、うまく結果が出てるってことかな」
「それは勿論ですよ! ご主人様が作った街は最強ですよ!」
「ぼ、僕もそう思います! それになんといってもご主人様にはアレがありますから!」
「ははっ、確かにな」
アメジストが呟いたアレの存在をオレはすぐに思い浮かぶ。
確かに、アレはある意味、オレの街やギルドと同じくらい、いやそれ以上の大きな価値を持つものだ。
アレのおかげで現在のギルドも最初に出来た時よりも、ドンドン進化していってる。
これをうまく街の発展に繋げていくのがオレの役目だ。
「それじゃあ、セバス達に負けないようにオレ達で街の発展に繋がりそうなことがあれば手伝っていくか」
「はい!」
「了解です!」
オレの呼びかけにケルちゃんとアメジストは元気よく答え、そのままギルドへと向かうのであった。
◇ ◇ ◇
その者は馬の背に乗り草原をかけていた。
遥か後方では彼を向かい入れてくれた街の姿がドンドン遠ざかり気づいた時には四方全てが地平線という何もない無の平原が広がる。
そう、無平原。
それがこの場所に付けられた名前である。
大陸のちょうど中間に位置するこの平原は古くから何もない土地であり、森や川などそうした自然物すらなく、ひたすらに平原のみが広がる場所。
普通であれば、開拓するのにちょうどいい場所であったのだが、なぜか昔から人々はこの場所へ足を運ぶことがなかった。
なぜか、その場所に人が立ち入るのは本能的に拒否感を覚えたからである。
例えるなら、工事中の道や建設途中の家に入るような奇妙な違和感。
まるでここは不可侵の領域かのように、ここを訪れる者はそうした感覚を感じてしまうからだ。
無論それだけが理由ではなかった。
ケインが所属する王国。ギルテンド王国の他にもうひとつの国がこの大陸にはある。
それこそがシュナーデル帝国と呼ばれる国。
この二つは古くから互いの領土を広げるための小競り合いをしており、その中間に無平原があるため、両軍が戦をするに絶好の場所であったため、ここをどちらかが開拓しようとすれば、たちまち片方からの攻撃を受けるため、ある意味不可侵の領域となっていたのだ。
そんな場所にいつの間にかあのような街や村、更には牧場が出来上がっている。
この点がケインが感じた奇妙な違和感の理由であり、最大の疑問であった。
確かにここ数年、王国と帝国との間に争いはなく互いに領土を守り、国の繁栄に集中していた。
無平原に手を出す余裕もなく、またその暇もない。
その大きな理由としてはやはり『アレ』の発見である。
『アレ』のおかげで王国と帝国の発展は大きく変化していっている。
無平原などという何もない平原よりもまずは『アレ』の確保。
それこそが大陸の覇権を握る鍵である。
現在、王国が所有する数は二つ。
対して帝国が所有する数は三つ。
すでに所有する数の上で帝国に負けている以上、国の発展と繁栄も一歩遅れていると言える。
故にこの状況を打開するべく王国は新たなる『アレ』の発見に全力を挙げ、各地に極秘に兵や騎士を派遣した。
そのかいもあってケインはようやく、辺境の地にて手づかずの『アレ』の発見に成功した。
しかし、その途中魔物の襲撃や、同じく『アレ』の発見を行っている帝国兵との遭遇に合い、なんとかここまでたどり着けたのはケイン一人のみであった。
その際、力尽きて気を失った時はもうおしまいかと諦めたのだが、天は自分を見捨てなかったと、あの少年トオルとの出会いにケインは深く感謝をする。
あとはこのまま国へ戻り『アレ』の場所が書かれたこの地図を届けるだけ。
ケインは喜びに笑みを浮かべ、馬を走らせ無平原の先を行く。
もうすぐ王国領が見える。
その瞬間であった。
「ッ!?」
ケインは走らせていた馬を停止させ、その顔に緊張の色を浮かべる。
それもそのはず。
なぜなら、彼が向かおうとしたその先にいたのは――
「これはこれは王国騎士団長のケイン殿。そんなに慌ててどちらへ行かれるのですか?」
黒い鎧に身を包む複数の兵士達。
それを引き連れたのは小太りの醜悪な顔をした小男。
「帝国騎士団長ブルズン……」
名を呼ばれた男は三日月の笑みを浮かべ、目の前のケインへと舌なめずりを行う。
「いやまあ、ある意味、そうかもですね」
あれから一通り街を案内した後、ケインは満足した様子でオレにそう問いかける。
ちなみにギルドの内部を案内している最中も終始彼は驚いた様子で、特に魔術ギルドや職人ギルドを案内した際は彼らの成果を見てはひどく驚いていた。
「私もこの大陸のあちらこちらを旅しているのですが、それでもこのような街や場所に出会ったのははじめです。どうやら、まだまだこの世界には知らないことがたくさん多いようで自らの未熟を知りました。トオル殿との出会いには感謝いたします」
「いえいえ、それほどのことは。それよりも、ケインさんはこれからどうするのですか?」
「ああ、それですか。私は故郷に戻っている途中でして、なるべく早く届けなければいけないものがあるのです。トオル殿の街や村に興味が沸いて、ついつい寄り道をさせていただきました。もうそろそろ発たなくてはいけません」
「そうですか、残念です。出来れば一泊して欲しかったのですが」
「私としても本音は是非ともここへ泊まり、この素敵な街をもう少し体験したかったのですがこれ以上時間を食うわけにはいかないのです」
残念がるオレにケインは笑って答えてくれた。
そういうことならば仕方がないと納得する。
しかし、せっかくの縁ということなので、オレはケルちゃんとアメジストに頼んで弁当をカゴに入れて、それを渡し、牧場の方で余っていた馬をケインに進呈した。
「これは……! こんな立派な馬を本当にいいのですか? トオル殿」
「構いませんよ。正直、馬に関しては使い道がそれほどなかったですから、ケインさんのお役に立てるならぜひ使ってやってください」
「トオル殿……。感謝いたします。この御恩はいつか必ずお返しします!」
そう言ってオレに深々と頭を下げた後、渡されたかごを背負い馬に乗るとそのまま街を出て平原へとかけていく。
オレやケルちゃん達はケインの姿が消えるまで、それを眺めていた。
「それにしても初めての外からの来訪者でしたが、思いのほか、友好的な方で良かったですね。ご主人様」
「ああ、そうだな」
アメジストの呟きにオレは頷く。
確かにこれならこの世界の住人とのうまくやっていけそうだ。
あわよくば、あの人を繋がりとして、あの人の故郷とやらにも接触してみたいものだが、今はそれよりも自分の国を建てることが先決だ。
「けど、あの人のおかげでちょっと自信出てきたよ。正直、オレの作った街ってギルドくらいしか見所がなかったんだけど、あそこまで驚いてくれたんだから、うまく結果が出てるってことかな」
「それは勿論ですよ! ご主人様が作った街は最強ですよ!」
「ぼ、僕もそう思います! それになんといってもご主人様にはアレがありますから!」
「ははっ、確かにな」
アメジストが呟いたアレの存在をオレはすぐに思い浮かぶ。
確かに、アレはある意味、オレの街やギルドと同じくらい、いやそれ以上の大きな価値を持つものだ。
アレのおかげで現在のギルドも最初に出来た時よりも、ドンドン進化していってる。
これをうまく街の発展に繋げていくのがオレの役目だ。
「それじゃあ、セバス達に負けないようにオレ達で街の発展に繋がりそうなことがあれば手伝っていくか」
「はい!」
「了解です!」
オレの呼びかけにケルちゃんとアメジストは元気よく答え、そのままギルドへと向かうのであった。
◇ ◇ ◇
その者は馬の背に乗り草原をかけていた。
遥か後方では彼を向かい入れてくれた街の姿がドンドン遠ざかり気づいた時には四方全てが地平線という何もない無の平原が広がる。
そう、無平原。
それがこの場所に付けられた名前である。
大陸のちょうど中間に位置するこの平原は古くから何もない土地であり、森や川などそうした自然物すらなく、ひたすらに平原のみが広がる場所。
普通であれば、開拓するのにちょうどいい場所であったのだが、なぜか昔から人々はこの場所へ足を運ぶことがなかった。
なぜか、その場所に人が立ち入るのは本能的に拒否感を覚えたからである。
例えるなら、工事中の道や建設途中の家に入るような奇妙な違和感。
まるでここは不可侵の領域かのように、ここを訪れる者はそうした感覚を感じてしまうからだ。
無論それだけが理由ではなかった。
ケインが所属する王国。ギルテンド王国の他にもうひとつの国がこの大陸にはある。
それこそがシュナーデル帝国と呼ばれる国。
この二つは古くから互いの領土を広げるための小競り合いをしており、その中間に無平原があるため、両軍が戦をするに絶好の場所であったため、ここをどちらかが開拓しようとすれば、たちまち片方からの攻撃を受けるため、ある意味不可侵の領域となっていたのだ。
そんな場所にいつの間にかあのような街や村、更には牧場が出来上がっている。
この点がケインが感じた奇妙な違和感の理由であり、最大の疑問であった。
確かにここ数年、王国と帝国との間に争いはなく互いに領土を守り、国の繁栄に集中していた。
無平原に手を出す余裕もなく、またその暇もない。
その大きな理由としてはやはり『アレ』の発見である。
『アレ』のおかげで王国と帝国の発展は大きく変化していっている。
無平原などという何もない平原よりもまずは『アレ』の確保。
それこそが大陸の覇権を握る鍵である。
現在、王国が所有する数は二つ。
対して帝国が所有する数は三つ。
すでに所有する数の上で帝国に負けている以上、国の発展と繁栄も一歩遅れていると言える。
故にこの状況を打開するべく王国は新たなる『アレ』の発見に全力を挙げ、各地に極秘に兵や騎士を派遣した。
そのかいもあってケインはようやく、辺境の地にて手づかずの『アレ』の発見に成功した。
しかし、その途中魔物の襲撃や、同じく『アレ』の発見を行っている帝国兵との遭遇に合い、なんとかここまでたどり着けたのはケイン一人のみであった。
その際、力尽きて気を失った時はもうおしまいかと諦めたのだが、天は自分を見捨てなかったと、あの少年トオルとの出会いにケインは深く感謝をする。
あとはこのまま国へ戻り『アレ』の場所が書かれたこの地図を届けるだけ。
ケインは喜びに笑みを浮かべ、馬を走らせ無平原の先を行く。
もうすぐ王国領が見える。
その瞬間であった。
「ッ!?」
ケインは走らせていた馬を停止させ、その顔に緊張の色を浮かべる。
それもそのはず。
なぜなら、彼が向かおうとしたその先にいたのは――
「これはこれは王国騎士団長のケイン殿。そんなに慌ててどちらへ行かれるのですか?」
黒い鎧に身を包む複数の兵士達。
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