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第45話 これからも続いていく異世界創生
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「うっ……」
次の瞬間、まばゆい光が収まると目の前に広がったのは地上の光景であった。
すぐ近くにはケルちゃんがおり、やや離れた位置にはセバスと忍び達の姿もあった。
「セバス!」
「これはトオル様。どうやら無事にダンジョンの攻略を出来たようですね」
「ああ、そっちも無事なようで何よりだよ」
オレに気づくとセバスと忍び達がすぐに近づく。
よく見るとセバス達のすぐ近くに数名の冒険者達が倒れており、それは先ほどオレ達の行く手を阻んでいた漆黒の翼だと気づく。
「あいつらセバスが倒したのか?」
「はい。以前、トオル様が創造していただきました聖剣を使い、なんとか撃退させて頂きました」
そう言ってセバスは手に持っている剣を恭しくかざす。
ああ、そういえば前にゴブリンを撃退しようとして百円を使って聖剣を作っていたな。
結局オレには使えずにセバスにあずけていたが、こんなところで役立つとは思わなかった。
「それで彼らは生きているのか?」
「無論、全員気絶にとどめております。とはいえ、皆かなりの使い手でした。この剣がなければ逆に私の方が危なかったかもしれません」
そう言って冷や汗を流すセバス。
そうか、セバスほどの者でもオレが創造した武器なしでは危ないほどだったのか。
となると、今後はダンジョン攻略者について、もっと注意を払わなければならないな。
そんなことを思っていると、街からこちらに近づく人影がある。
「トオル様ー!」
「あれは……カテリーナさん?」
それはギルテンドの王国の王女カテリーナであり、彼女は複数の騎士達を連れてオレ達の方へと近づいてくる。
「トオル様。話は聞きましたわ。帝国からあの『漆黒の翼』が派遣されたと! もし、漆黒の翼にトオル様のダンジョンを攻略されれば、その所有権を奪われ、やがてはこの街への進出の足がかりにもなりかねません! 私達では不足かもしれませんが、我が王国が誇る騎士団をお貸ししますので、どうかダンジョン攻略のお手伝いを……!」
「えーと」
意気揚々としている王女様を前にオレはすぐ近くで倒れている漆黒の翼達のメンバーを見せた後、このダンジョンの攻略を果たしたことを告げるのだった。
◇ ◇ ◇
「皇帝陛下!」
「どうした、騒がしいぞ」
「そ、それが……例のホープに送り込んだ漆黒の翼が皆、返り討ちとなりダンジョン制覇に失敗いたしました!」
「……なに?」
部下からの報告を聞くやいなや、不快に顔を歪ませるカイネル。
だが、すぐに何もなかったかのように落着き払うと冷静な態度を見せる。
「そうか。下がってよい」
「はっ? し、しかし……」
「たかが一地方に存在するダンジョンの攻略に失敗した程度でなにを慌てる。それに協定では向こうのダンジョンは我々帝国も共同で使用が可能のはず。もしや、向こうがダンジョンを制覇したからといって我ら帝国だけそこへ入れないようになった、などはないだろうな?」
「はっ、それはありません……。ホープの領主は引き続き、我ら帝国の人間達にもダンジョンの使用を許可しているようです」
「ならば、何も問題はない。そのまま向こうの好意に甘え、ダンジョンの探索を続けよ。使用出来るダンジョンも、そこから採れる資材もどれも多ければ多いほどいい」
「はっ、了解いたしました」
部下が下がったのを確認すると、シュナーデル帝国皇帝カイゼルは手元の資料を置き、窓の向こうにあるホープの方角へと目を移す。
「ホープ……。そして、そこにいる神の通貨なるものであらゆるものを創造する領主か……。あるいは奴こそが、この世界に変革をもたらす……いや、新たな創造主なのか……?」
そう呟いた自らのセリフに失笑するようにカイゼルは再び手元の資料へと目を移し、新たなる政策を進めるのであった。
◇ ◇ ◇
「それにしても、よかったのですか。トオル様? あのままダンジョンの共有を帝国と続けて」
「ああ。元々帝国とはそういう取り決めだったし、一応ダンジョンの権利をこっちが持っている以上は向こうもそれ以上は何も出来ないだろうから。まっ、必要があったらまた新しくダンジョンとか作るさ」
「さ、さすがはトオル様ですわ……」
あれから一週間。ダンジョンの制覇を為したオレ達はいつもどおりの日常を過ごしている。
漆黒の翼はあれからすぐに帝国本土へと戻り、この街に滞在している帝国の人達には変わらずダンジョンの使用と街の滞在を許可している。
最近ではこのホープの居心地の良さに当てられたのか、何人かの帝国兵達がこのままこの街に腰を下ろしたのだがとオレに相談をしてきた。
少しずつだが、王国帝国問わず様々な人々がこの街に移動して起きており、その規模もだんだんと大きくなっており、国と呼ばれるのもそう遠くはないかもしれない。
「とは言え、やることは山済みですな。トオル様」
隣ではそんなオレの考えを読んだのかセバスがメガネを上げる。
「ああ、確かにな。とは言え、今は地盤を固めつつ少しずつ街を発展させていこう」
「はっ、それがよろしいかと」
「私も賛成です! ご主人様のために頑張りますね!」
「あー、ケル姉さまずるいー! 私達だって頑張りますよ!」
「そうですよ」
「は、はい! 僕も頑張ります……!」
「ちょっとー! なんでアンタ達まで引っ付くのよー!」
「及ばずながら主様。我ら忍び一同も同様です」
そう言ってケルちゃんがオレに引っ付くと近くにいたガーネット達も抱きつき、少し離れた位置ではカエデ率いる忍び達の姿もある。
気づくとオレ一人で始まった街づくり……もとい、この異世界の作りかけの創生も色々と大きくなったものだ。
とは言え、さっきも言ったとおり、まだまだオレがやるべきことは残っている。
それを果たすためにも、ここにいる皆の協力は不可欠だ。
「それじゃあ、皆。これからも力を貸してくれよ」
『はい!』
そうしてオレはケルちゃん達を引き連れ、街の入口へと移動する。
まだまだこの世界におけるオレの創生の道筋は始まったばかりだ。
この先、どんな出会いと創造があるのか。それを胸にオレは今日も神の通貨を握り締めるのだった。
次の瞬間、まばゆい光が収まると目の前に広がったのは地上の光景であった。
すぐ近くにはケルちゃんがおり、やや離れた位置にはセバスと忍び達の姿もあった。
「セバス!」
「これはトオル様。どうやら無事にダンジョンの攻略を出来たようですね」
「ああ、そっちも無事なようで何よりだよ」
オレに気づくとセバスと忍び達がすぐに近づく。
よく見るとセバス達のすぐ近くに数名の冒険者達が倒れており、それは先ほどオレ達の行く手を阻んでいた漆黒の翼だと気づく。
「あいつらセバスが倒したのか?」
「はい。以前、トオル様が創造していただきました聖剣を使い、なんとか撃退させて頂きました」
そう言ってセバスは手に持っている剣を恭しくかざす。
ああ、そういえば前にゴブリンを撃退しようとして百円を使って聖剣を作っていたな。
結局オレには使えずにセバスにあずけていたが、こんなところで役立つとは思わなかった。
「それで彼らは生きているのか?」
「無論、全員気絶にとどめております。とはいえ、皆かなりの使い手でした。この剣がなければ逆に私の方が危なかったかもしれません」
そう言って冷や汗を流すセバス。
そうか、セバスほどの者でもオレが創造した武器なしでは危ないほどだったのか。
となると、今後はダンジョン攻略者について、もっと注意を払わなければならないな。
そんなことを思っていると、街からこちらに近づく人影がある。
「トオル様ー!」
「あれは……カテリーナさん?」
それはギルテンドの王国の王女カテリーナであり、彼女は複数の騎士達を連れてオレ達の方へと近づいてくる。
「トオル様。話は聞きましたわ。帝国からあの『漆黒の翼』が派遣されたと! もし、漆黒の翼にトオル様のダンジョンを攻略されれば、その所有権を奪われ、やがてはこの街への進出の足がかりにもなりかねません! 私達では不足かもしれませんが、我が王国が誇る騎士団をお貸ししますので、どうかダンジョン攻略のお手伝いを……!」
「えーと」
意気揚々としている王女様を前にオレはすぐ近くで倒れている漆黒の翼達のメンバーを見せた後、このダンジョンの攻略を果たしたことを告げるのだった。
◇ ◇ ◇
「皇帝陛下!」
「どうした、騒がしいぞ」
「そ、それが……例のホープに送り込んだ漆黒の翼が皆、返り討ちとなりダンジョン制覇に失敗いたしました!」
「……なに?」
部下からの報告を聞くやいなや、不快に顔を歪ませるカイネル。
だが、すぐに何もなかったかのように落着き払うと冷静な態度を見せる。
「そうか。下がってよい」
「はっ? し、しかし……」
「たかが一地方に存在するダンジョンの攻略に失敗した程度でなにを慌てる。それに協定では向こうのダンジョンは我々帝国も共同で使用が可能のはず。もしや、向こうがダンジョンを制覇したからといって我ら帝国だけそこへ入れないようになった、などはないだろうな?」
「はっ、それはありません……。ホープの領主は引き続き、我ら帝国の人間達にもダンジョンの使用を許可しているようです」
「ならば、何も問題はない。そのまま向こうの好意に甘え、ダンジョンの探索を続けよ。使用出来るダンジョンも、そこから採れる資材もどれも多ければ多いほどいい」
「はっ、了解いたしました」
部下が下がったのを確認すると、シュナーデル帝国皇帝カイゼルは手元の資料を置き、窓の向こうにあるホープの方角へと目を移す。
「ホープ……。そして、そこにいる神の通貨なるものであらゆるものを創造する領主か……。あるいは奴こそが、この世界に変革をもたらす……いや、新たな創造主なのか……?」
そう呟いた自らのセリフに失笑するようにカイゼルは再び手元の資料へと目を移し、新たなる政策を進めるのであった。
◇ ◇ ◇
「それにしても、よかったのですか。トオル様? あのままダンジョンの共有を帝国と続けて」
「ああ。元々帝国とはそういう取り決めだったし、一応ダンジョンの権利をこっちが持っている以上は向こうもそれ以上は何も出来ないだろうから。まっ、必要があったらまた新しくダンジョンとか作るさ」
「さ、さすがはトオル様ですわ……」
あれから一週間。ダンジョンの制覇を為したオレ達はいつもどおりの日常を過ごしている。
漆黒の翼はあれからすぐに帝国本土へと戻り、この街に滞在している帝国の人達には変わらずダンジョンの使用と街の滞在を許可している。
最近ではこのホープの居心地の良さに当てられたのか、何人かの帝国兵達がこのままこの街に腰を下ろしたのだがとオレに相談をしてきた。
少しずつだが、王国帝国問わず様々な人々がこの街に移動して起きており、その規模もだんだんと大きくなっており、国と呼ばれるのもそう遠くはないかもしれない。
「とは言え、やることは山済みですな。トオル様」
隣ではそんなオレの考えを読んだのかセバスがメガネを上げる。
「ああ、確かにな。とは言え、今は地盤を固めつつ少しずつ街を発展させていこう」
「はっ、それがよろしいかと」
「私も賛成です! ご主人様のために頑張りますね!」
「あー、ケル姉さまずるいー! 私達だって頑張りますよ!」
「そうですよ」
「は、はい! 僕も頑張ります……!」
「ちょっとー! なんでアンタ達まで引っ付くのよー!」
「及ばずながら主様。我ら忍び一同も同様です」
そう言ってケルちゃんがオレに引っ付くと近くにいたガーネット達も抱きつき、少し離れた位置ではカエデ率いる忍び達の姿もある。
気づくとオレ一人で始まった街づくり……もとい、この異世界の作りかけの創生も色々と大きくなったものだ。
とは言え、さっきも言ったとおり、まだまだオレがやるべきことは残っている。
それを果たすためにも、ここにいる皆の協力は不可欠だ。
「それじゃあ、皆。これからも力を貸してくれよ」
『はい!』
そうしてオレはケルちゃん達を引き連れ、街の入口へと移動する。
まだまだこの世界におけるオレの創生の道筋は始まったばかりだ。
この先、どんな出会いと創造があるのか。それを胸にオレは今日も神の通貨を握り締めるのだった。
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