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第33話 VS双子の聖十騎士②
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「うおおおおおおおおおおおお!!」
「はああああああああああああ!!」
無数に迫り来る万を越す武器の数々をオレとアリアが必死に捌く。
だが、あまりにも数が多い。
しかも、その中にはただの武器ではなく特殊な力を宿した武器まである。
オレが一本の剣を弾くとそれまるでゴムのようにオレの腕に絡みつき、オレの腕を柱に固定する。
「ッ!? しまった!」
「言ったアルよ、お兄さん。私達が収集したのは伝説の武具ばかりアル」
「そうネ。いくらお兄さんでも、それら全てを破壊するのは骨アルよ」
それを証明するように次々と惜しみない武器を投射しているルルとネネ。
アリアの方も後ろにいるシュリをかばいながらのため自由に戦えない。
このままではまずい。
なんとかこの状況を打開する方法を考えなければ。
武器。これだけのアイテムを自在に操るスキル。それに対抗できるのは――
「アリア! 一分でいい、時間を稼いでくれないか!?」
「え、どういうこと!?」
「いいから頼む! オレが今からあいつらに対抗出来る『真名スキル』を生み出す!」
オレの発言に一瞬驚くアリア。
だが、すぐさま「分かった!」と告げると一人でオレとシュリ、さらに自分と三人に向かってくる武器を相手にする。
「えー? 真名スキルー? 私達に対抗するアルかー?」
「無理無理ー。そんな簡単に対抗出来る『真名スキル』を作れるわけないアルよー。そもそも真名スキルの土台となるには最低でも三つ以上のスキルが必要ある。うち一つはレベル10のスキルが基盤とならないといけないアル。すでにお兄さんはさっきの『加速』っていうスキルのためにそれらのスキルを消費しているはずアルよ。そこからさらにスキルを取得して複合するなんて、とんでもないスキルポイントが必要アルね」
「お生憎様だな。そのスキルポイントなら大量にあるんだよ、腐るほどな」
無論それはハッタリでもなんでもない事実だ。
スキル『睡眠』によってオレが得たのはレベル999の肉体だけではない。それによって得られた膨大なスキルポイント。
そして、花澄の助言に従い、オレはこれまで最低限のスキルしか取得していない。
つまり、その分のスキルポイントも余っている。
オレが真名スキル『加速』を生み出すために取得したスキルは肉体強化LV10・五感強化・縮地・格闘術LV10の四つ。
これらを複合し組み合わせることで『加速』を生み出した。
それと同様に今ここで生み出すスキルのために、オレはステータス画面を開き、取得するべきスキルを選択する。
「仮にお兄さんに真名スキル取得のためのポイントが余っていたとしても、生み出す真名スキルのイメージはアルか?」
「そうネ。真名スキルはただのスキルじゃないアル。自分の経験、あるいは実際にその目で見てきたものが真名スキルの強さになるアル。付け焼刃で生み出した真名スキルで私達のこの『千却卍礼』には勝てないアルよ!」
「お生憎だな。こいつは付け焼刃なんかじゃないさ」
そう。
オレには生み出すべき明確なイメージがあった。
この異世界に来てすぐ、オレが目にしたのはとある『三つ』のスキル。
一つ、それは己の持ちスピード、あらゆる速度を何倍にもする固有スキル『加速』。
それを持っていたのはオレ達の中でスポーツ万能な男・字野壮一。
そして、二つ目。
異世界に転生したばかりで武器や防具、更にはアイテムを揃えようにも王様から与えられた金貨では足りなかった時、店先やあるいは展示物などに飾られていた伝説の武器を“見ただけ”でコピーし、それを自在に創生したオレ達のリーダーにして、チートスキルの極み。
その再現のために、取得するべきスキルは錬金術LV10・鑑識眼・ポーション生成、そしてアイテム複製。
そこから生まれし複合スキルに与える名前は――
「真名スキル――『創生』!」
刹那、オレの周囲に生まれたのは双子の聖十騎士が生み出した万を超える武器。
それらとまったく同じもの。
「なッ!?」
「こ、こんなことが!?」
オレが生み出した武器を前に一瞬、武器の操作が揺らぐ。
その隙を見逃すことなく、オレは周囲に生み出した武器を全て投射する。
「うおらあああああああああああああああッ!!」
『くッ!?』
慌てた様子で双子も残った武器を全て打ち込む。
だが、オレが生み出した武器は双子が展開した武器とまったく同じもの。それらがぶつかり合えば、当然その二つは砕け散る。
まったく同じ速度、威力、硬度、品質、量によって鏡合わせのように次々砕ける万の武器。
そうして、双子の周囲に張り巡らされたスパイダークイーンの魔糸も同じ魔糸が絡むことによって互いに千切れ、糸はバラバラに四散していく。
「そ、そんな!?」
「バカなアルッ!?」
文字通り全ての武器が砕け散り丸裸となった双子の騎士。
その隙を逃すオレではなかった。
「真名スキル『加速』!!」
『ッ!?』
双子が残った武器をカバンから取り出そうとする前に速く、オレは彼女達の眼前に接近し、その両腹に拳を打ち立てる。
「がッ――」
「――っは」
両者ほぼ同時に口から吐瀉物を流し、そのまま仰向けに倒れる。
彼女達の意識が完全に途切れたのを確認し、オレはようやく一息をついた。
「ふぅー……危なかった。見た目以上の使い手だったな。これが聖十騎士か……」
オレはすぐさまステータスを開き、自分のレベルを確認する。
『レベル:855』
思ったよりも消費している。
これはやはり、それ相応の苦戦をしたということか。真名スキルの使用、あるいは創造に思いのほか力を消費するということだろうか。
いずれにしろ、残る聖十騎士は二人。それとネプチューンを合わせれば三人。
……いけるか?
いや、行かせてみせる。
たとえ、ギリギリでも勝てればそれでいい。
なんとしてもここで『四聖皇』ネプチューンの元に行き、全ての謎を聞き出してみせる。
オレは倒れたままの双子を縛った後、彼女達のバックをあさり、その中から一番いい品質の剣を拝借する。
「悪いな、これ借りるぜ」
先程覚えた真名スキル『創生』を使ってもいいのだが、レベルのこともあり、なるべく真名スキルの消費は最小限にしたい。
オレはそのままアリアとシュリのもとへ移動し、この階層に奥にあった転送陣にて更なる階層へと移動する。
残る聖十騎士は――あと『二人』
現在のオレのレベルは『855』
「はああああああああああああ!!」
無数に迫り来る万を越す武器の数々をオレとアリアが必死に捌く。
だが、あまりにも数が多い。
しかも、その中にはただの武器ではなく特殊な力を宿した武器まである。
オレが一本の剣を弾くとそれまるでゴムのようにオレの腕に絡みつき、オレの腕を柱に固定する。
「ッ!? しまった!」
「言ったアルよ、お兄さん。私達が収集したのは伝説の武具ばかりアル」
「そうネ。いくらお兄さんでも、それら全てを破壊するのは骨アルよ」
それを証明するように次々と惜しみない武器を投射しているルルとネネ。
アリアの方も後ろにいるシュリをかばいながらのため自由に戦えない。
このままではまずい。
なんとかこの状況を打開する方法を考えなければ。
武器。これだけのアイテムを自在に操るスキル。それに対抗できるのは――
「アリア! 一分でいい、時間を稼いでくれないか!?」
「え、どういうこと!?」
「いいから頼む! オレが今からあいつらに対抗出来る『真名スキル』を生み出す!」
オレの発言に一瞬驚くアリア。
だが、すぐさま「分かった!」と告げると一人でオレとシュリ、さらに自分と三人に向かってくる武器を相手にする。
「えー? 真名スキルー? 私達に対抗するアルかー?」
「無理無理ー。そんな簡単に対抗出来る『真名スキル』を作れるわけないアルよー。そもそも真名スキルの土台となるには最低でも三つ以上のスキルが必要ある。うち一つはレベル10のスキルが基盤とならないといけないアル。すでにお兄さんはさっきの『加速』っていうスキルのためにそれらのスキルを消費しているはずアルよ。そこからさらにスキルを取得して複合するなんて、とんでもないスキルポイントが必要アルね」
「お生憎様だな。そのスキルポイントなら大量にあるんだよ、腐るほどな」
無論それはハッタリでもなんでもない事実だ。
スキル『睡眠』によってオレが得たのはレベル999の肉体だけではない。それによって得られた膨大なスキルポイント。
そして、花澄の助言に従い、オレはこれまで最低限のスキルしか取得していない。
つまり、その分のスキルポイントも余っている。
オレが真名スキル『加速』を生み出すために取得したスキルは肉体強化LV10・五感強化・縮地・格闘術LV10の四つ。
これらを複合し組み合わせることで『加速』を生み出した。
それと同様に今ここで生み出すスキルのために、オレはステータス画面を開き、取得するべきスキルを選択する。
「仮にお兄さんに真名スキル取得のためのポイントが余っていたとしても、生み出す真名スキルのイメージはアルか?」
「そうネ。真名スキルはただのスキルじゃないアル。自分の経験、あるいは実際にその目で見てきたものが真名スキルの強さになるアル。付け焼刃で生み出した真名スキルで私達のこの『千却卍礼』には勝てないアルよ!」
「お生憎だな。こいつは付け焼刃なんかじゃないさ」
そう。
オレには生み出すべき明確なイメージがあった。
この異世界に来てすぐ、オレが目にしたのはとある『三つ』のスキル。
一つ、それは己の持ちスピード、あらゆる速度を何倍にもする固有スキル『加速』。
それを持っていたのはオレ達の中でスポーツ万能な男・字野壮一。
そして、二つ目。
異世界に転生したばかりで武器や防具、更にはアイテムを揃えようにも王様から与えられた金貨では足りなかった時、店先やあるいは展示物などに飾られていた伝説の武器を“見ただけ”でコピーし、それを自在に創生したオレ達のリーダーにして、チートスキルの極み。
その再現のために、取得するべきスキルは錬金術LV10・鑑識眼・ポーション生成、そしてアイテム複製。
そこから生まれし複合スキルに与える名前は――
「真名スキル――『創生』!」
刹那、オレの周囲に生まれたのは双子の聖十騎士が生み出した万を超える武器。
それらとまったく同じもの。
「なッ!?」
「こ、こんなことが!?」
オレが生み出した武器を前に一瞬、武器の操作が揺らぐ。
その隙を見逃すことなく、オレは周囲に生み出した武器を全て投射する。
「うおらあああああああああああああああッ!!」
『くッ!?』
慌てた様子で双子も残った武器を全て打ち込む。
だが、オレが生み出した武器は双子が展開した武器とまったく同じもの。それらがぶつかり合えば、当然その二つは砕け散る。
まったく同じ速度、威力、硬度、品質、量によって鏡合わせのように次々砕ける万の武器。
そうして、双子の周囲に張り巡らされたスパイダークイーンの魔糸も同じ魔糸が絡むことによって互いに千切れ、糸はバラバラに四散していく。
「そ、そんな!?」
「バカなアルッ!?」
文字通り全ての武器が砕け散り丸裸となった双子の騎士。
その隙を逃すオレではなかった。
「真名スキル『加速』!!」
『ッ!?』
双子が残った武器をカバンから取り出そうとする前に速く、オレは彼女達の眼前に接近し、その両腹に拳を打ち立てる。
「がッ――」
「――っは」
両者ほぼ同時に口から吐瀉物を流し、そのまま仰向けに倒れる。
彼女達の意識が完全に途切れたのを確認し、オレはようやく一息をついた。
「ふぅー……危なかった。見た目以上の使い手だったな。これが聖十騎士か……」
オレはすぐさまステータスを開き、自分のレベルを確認する。
『レベル:855』
思ったよりも消費している。
これはやはり、それ相応の苦戦をしたということか。真名スキルの使用、あるいは創造に思いのほか力を消費するということだろうか。
いずれにしろ、残る聖十騎士は二人。それとネプチューンを合わせれば三人。
……いけるか?
いや、行かせてみせる。
たとえ、ギリギリでも勝てればそれでいい。
なんとしてもここで『四聖皇』ネプチューンの元に行き、全ての謎を聞き出してみせる。
オレは倒れたままの双子を縛った後、彼女達のバックをあさり、その中から一番いい品質の剣を拝借する。
「悪いな、これ借りるぜ」
先程覚えた真名スキル『創生』を使ってもいいのだが、レベルのこともあり、なるべく真名スキルの消費は最小限にしたい。
オレはそのままアリアとシュリのもとへ移動し、この階層に奥にあった転送陣にて更なる階層へと移動する。
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