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監督役から話が通り、まもなく、ライラとセレスタンは神殿長室に招き入れられた。神殿長は困った子を見るようにこちらに目を向け、ふたりが手を繋いでいることを知ると、小さく嘆息した。
「ご用件は何でしょうか」
「ララを連れて帰りたいのだが、手続きはどのように行えば良いか教えていただけないでしょうか」
その申し出を予想していたのだろう。神殿長は、まっすぐにセレスタンを見上げ、にべもなく言った。
「何かお考え違いをなさっていませんか。ここは娼館ではなく、神殿です。ララは我が神殿所属の巫女見習いであって、娼婦ではありません。身請けの制度などありませんし、還俗は後戻りの利かない重い選択です。そう軽々しく選ぶべき道ではありません」
「神殿を去ることは、彼女も望んでいることです」
「それが本心かどうかは、我々にははかりかねます。──客人は儀式を行うためにだけ、神殿内に滞在を許されます。速やかにお引き取りください」
毅然とした物言いで主張する神殿長は、寄り添うふたりの間に割って入り、背にライラを庇った。勢いに押されて、セレスタンと手が離れた。見かねて、ライラは神殿長に声をかける。
「神殿長様、わたくしはほんとうに──」
「あとになさい。客人がお帰りになってから話しましょう」
神殿長が手を打ち鳴らすと、巫女らしき女たちが数名現れた。彼女らは慣れたようすで、命令もないうちからセレスタンを取り囲んで、隔離しようとする。
「客人にお帰りいただきなさい」
「はい、お姉さま」
巫女たちがそれぞれに手を繋ぎ、セレスタンを部屋の外に追い立てる。彼は焦ったようすで振り返って、ライラに向かって叫んだ。
「ララ! 明日も必ず来るから!」
依然として神殿長に守られながら、うなずきを返し、彼の姿がすっかりと見えなくなるまで見送る。部屋の扉が閉まると同時に、目の前の神殿長の肩から、力が抜けるのが見てとれた。
神殿長はこちらを向くと、ライラの手を取り、長椅子へと誘った。ライラを座らせると、自分も隣に腰掛ける。ライラの手は膝に置かれ、神殿長の両手に挟まれるかたちになった。
「あの客人とのあいだに何があったか、教えてもらえますか」
問われて、ライラは自分が王女であること以外を洗いざらい正直に答えた。そうすれば、自分の本気がわかってもらえると思った。だが、すべてを聞いた神殿長はやや険しい顔になり、ライラの目を下から覗き込むようにして、ゆっくりと告げた。
「厳しいことを言いますよ、ララ。客人が巫女見習いに愛をささやくのは、神殿を手軽な娼館と勘違いしてやってくる殿方の常套手段です。彼らはそうやって婚姻をちらつかせて見習いを籠絡し、妾にするためにあなたがたを連れ帰ろうとします。妻ではなく妾にされると気づいて、あとから逃げようとしても、一度神殿に入った見習いを、ご実家はもう守ってはくれません。還俗してしまえば、二度と巫女見習いにも戻れません。けれども、あなたには居場所も後ろ盾もないので、結局は神殿の門を叩くでしょう。神殿の下働きをしている女たちには、そうした境遇の者が数多くいます」
「そんな……ティノは違います。彼は誠実ですもの。わたくしは彼を知りませんでしたが、彼はわたくしを見知っていて、家も知っていました」
神殿長は痛ましげにライラを見つめ、手の甲を撫でた。
「なお悪い状況です。以前から知っているなら、俗世で求婚するはずです。それができないほどの身分差や経済力の差があったか、家同士の確執でもあったのでしょう。誠実だと言うなら、彼の熱意を思い出してごらんなさい。どうです? 彼なら俗世で求婚していそうだと思いませんか」
ライラは言われて初めて、そのとおりだと思った。目を瞠ってことばを失ったライラを慰めるように肩を抱いて、神殿長は優しく言い聞かせる。
「明日も来ると、あの客人は言っていました。もし、明日ももう一度、儀式の相手になることがあれば、聞いてごらんなさい。あの客人がなんという家のだれなのか、自分をどこで見初めたのか、なぜ、神殿入りする前に求婚しなかったのかを。その答えに心底納得したなら、巫女にならずに見習いを辞め、神殿を出て行っても構いません。けれども、少しでも不審を感じたなら、およしなさい。ここで姉妹とともに過ごすのが、あなたのためです」
「──そんなに、数多くの前例がございますの?」
「ええ。客人にいかにしてお帰りいただくかの対策を練る程度には、よくあることです。私たちには、見習いたちの身体と、巫女になりたいと望む志を守る義務があります。ララが望む限り、あなたを守りましょう。御母は、あなたの進むべき道を必ず照らしてくださいますから、例えそれが細く微かな光だとしても、むざむざ見落とすことのないようになさい」
ライラは神殿長のことばを胸に留め、割り当てられた部屋に戻った。小部屋にはまだ、先ほどの情事の跡が色濃く残っていた。敷布に散った体液は乾きかけていたが、空間にはいまなおセレスタンのにおいがした。
しばらく待つと、監督役の巫女がやってきて、寝台のうえに座るようにと、促された。
「足を開いて、からだの力を抜きなさい。……ちょっと痛いわよ」
巫女は、布きれを巻きつけた木の棒をライラの陰唇に指のひと節ぶん押しこんだ。そのままぐるりと捻ってから、棒を引き抜く。布には乳白色の液体と、血の筋が細く付いた。布を検分し、椅子の上に置かれたままだった布施に目をやり、ライラに視線を向けて、十ほど歳上に見える巫女は呆れたように笑った。
「あんた、なんて顔してるのよ。いまの、気持ちよかった?」
実のところ、図星だった。セレスタンとの行為をからだが思い出してしまって、腰が疼いている。自分の変化についていけずに、ライラは熱くなった頬を両手で冷やした。そのようすを見下ろしながら、巫女は布切れをくるくると棒から巻き取っていく。
「一日目は合格よ。明日も励みなさい。それにしても、あんた、とっても大事にされたじゃないの。運が良かったわね。血もあんまり出てないし、痛がらないどころか、気持ちいいんでしょ? あの客人、見た目に似合わず、遊び人だったの? ……ああ、でも、違うか。あの客人、追い出しを受けたんだもんね」
「なぜ、違うと思われますの?」
問いかけたライラに、巫女は眩しいものでも見るような目になって、苦笑した。
「手の繋ぎかた、かな。同じように追い出しを受ける客人は、たいてい、見習いの手首を掴んで引きずるのよ。でも、あんたの客人は違ったわ。こう、恋人同士がするみたいに、指を絡めてたでしょ?」
ライラは違いがよくわからず、きょとんとして、首を傾げた。
「それが、どう違うのでしょう」
「全然違うわよ! あんたをきちんとひととして対等に扱ってるってことよ。追い出しを受けるヤツらはね、みーんな、神殿長相手に金銭交渉しようとするの。金で見習いを買えると思ってるのよ? そんなワケないじゃない。こっちは、それぞれの理由はどうあれ、母なる神に仕えるために儀式に臨んでいるんだから。それに」
一度ことばを区切って、巫女は目で椅子のうえを示す。そこには、小金貨が三枚転がっていた。
「ご用件は何でしょうか」
「ララを連れて帰りたいのだが、手続きはどのように行えば良いか教えていただけないでしょうか」
その申し出を予想していたのだろう。神殿長は、まっすぐにセレスタンを見上げ、にべもなく言った。
「何かお考え違いをなさっていませんか。ここは娼館ではなく、神殿です。ララは我が神殿所属の巫女見習いであって、娼婦ではありません。身請けの制度などありませんし、還俗は後戻りの利かない重い選択です。そう軽々しく選ぶべき道ではありません」
「神殿を去ることは、彼女も望んでいることです」
「それが本心かどうかは、我々にははかりかねます。──客人は儀式を行うためにだけ、神殿内に滞在を許されます。速やかにお引き取りください」
毅然とした物言いで主張する神殿長は、寄り添うふたりの間に割って入り、背にライラを庇った。勢いに押されて、セレスタンと手が離れた。見かねて、ライラは神殿長に声をかける。
「神殿長様、わたくしはほんとうに──」
「あとになさい。客人がお帰りになってから話しましょう」
神殿長が手を打ち鳴らすと、巫女らしき女たちが数名現れた。彼女らは慣れたようすで、命令もないうちからセレスタンを取り囲んで、隔離しようとする。
「客人にお帰りいただきなさい」
「はい、お姉さま」
巫女たちがそれぞれに手を繋ぎ、セレスタンを部屋の外に追い立てる。彼は焦ったようすで振り返って、ライラに向かって叫んだ。
「ララ! 明日も必ず来るから!」
依然として神殿長に守られながら、うなずきを返し、彼の姿がすっかりと見えなくなるまで見送る。部屋の扉が閉まると同時に、目の前の神殿長の肩から、力が抜けるのが見てとれた。
神殿長はこちらを向くと、ライラの手を取り、長椅子へと誘った。ライラを座らせると、自分も隣に腰掛ける。ライラの手は膝に置かれ、神殿長の両手に挟まれるかたちになった。
「あの客人とのあいだに何があったか、教えてもらえますか」
問われて、ライラは自分が王女であること以外を洗いざらい正直に答えた。そうすれば、自分の本気がわかってもらえると思った。だが、すべてを聞いた神殿長はやや険しい顔になり、ライラの目を下から覗き込むようにして、ゆっくりと告げた。
「厳しいことを言いますよ、ララ。客人が巫女見習いに愛をささやくのは、神殿を手軽な娼館と勘違いしてやってくる殿方の常套手段です。彼らはそうやって婚姻をちらつかせて見習いを籠絡し、妾にするためにあなたがたを連れ帰ろうとします。妻ではなく妾にされると気づいて、あとから逃げようとしても、一度神殿に入った見習いを、ご実家はもう守ってはくれません。還俗してしまえば、二度と巫女見習いにも戻れません。けれども、あなたには居場所も後ろ盾もないので、結局は神殿の門を叩くでしょう。神殿の下働きをしている女たちには、そうした境遇の者が数多くいます」
「そんな……ティノは違います。彼は誠実ですもの。わたくしは彼を知りませんでしたが、彼はわたくしを見知っていて、家も知っていました」
神殿長は痛ましげにライラを見つめ、手の甲を撫でた。
「なお悪い状況です。以前から知っているなら、俗世で求婚するはずです。それができないほどの身分差や経済力の差があったか、家同士の確執でもあったのでしょう。誠実だと言うなら、彼の熱意を思い出してごらんなさい。どうです? 彼なら俗世で求婚していそうだと思いませんか」
ライラは言われて初めて、そのとおりだと思った。目を瞠ってことばを失ったライラを慰めるように肩を抱いて、神殿長は優しく言い聞かせる。
「明日も来ると、あの客人は言っていました。もし、明日ももう一度、儀式の相手になることがあれば、聞いてごらんなさい。あの客人がなんという家のだれなのか、自分をどこで見初めたのか、なぜ、神殿入りする前に求婚しなかったのかを。その答えに心底納得したなら、巫女にならずに見習いを辞め、神殿を出て行っても構いません。けれども、少しでも不審を感じたなら、およしなさい。ここで姉妹とともに過ごすのが、あなたのためです」
「──そんなに、数多くの前例がございますの?」
「ええ。客人にいかにしてお帰りいただくかの対策を練る程度には、よくあることです。私たちには、見習いたちの身体と、巫女になりたいと望む志を守る義務があります。ララが望む限り、あなたを守りましょう。御母は、あなたの進むべき道を必ず照らしてくださいますから、例えそれが細く微かな光だとしても、むざむざ見落とすことのないようになさい」
ライラは神殿長のことばを胸に留め、割り当てられた部屋に戻った。小部屋にはまだ、先ほどの情事の跡が色濃く残っていた。敷布に散った体液は乾きかけていたが、空間にはいまなおセレスタンのにおいがした。
しばらく待つと、監督役の巫女がやってきて、寝台のうえに座るようにと、促された。
「足を開いて、からだの力を抜きなさい。……ちょっと痛いわよ」
巫女は、布きれを巻きつけた木の棒をライラの陰唇に指のひと節ぶん押しこんだ。そのままぐるりと捻ってから、棒を引き抜く。布には乳白色の液体と、血の筋が細く付いた。布を検分し、椅子の上に置かれたままだった布施に目をやり、ライラに視線を向けて、十ほど歳上に見える巫女は呆れたように笑った。
「あんた、なんて顔してるのよ。いまの、気持ちよかった?」
実のところ、図星だった。セレスタンとの行為をからだが思い出してしまって、腰が疼いている。自分の変化についていけずに、ライラは熱くなった頬を両手で冷やした。そのようすを見下ろしながら、巫女は布切れをくるくると棒から巻き取っていく。
「一日目は合格よ。明日も励みなさい。それにしても、あんた、とっても大事にされたじゃないの。運が良かったわね。血もあんまり出てないし、痛がらないどころか、気持ちいいんでしょ? あの客人、見た目に似合わず、遊び人だったの? ……ああ、でも、違うか。あの客人、追い出しを受けたんだもんね」
「なぜ、違うと思われますの?」
問いかけたライラに、巫女は眩しいものでも見るような目になって、苦笑した。
「手の繋ぎかた、かな。同じように追い出しを受ける客人は、たいてい、見習いの手首を掴んで引きずるのよ。でも、あんたの客人は違ったわ。こう、恋人同士がするみたいに、指を絡めてたでしょ?」
ライラは違いがよくわからず、きょとんとして、首を傾げた。
「それが、どう違うのでしょう」
「全然違うわよ! あんたをきちんとひととして対等に扱ってるってことよ。追い出しを受けるヤツらはね、みーんな、神殿長相手に金銭交渉しようとするの。金で見習いを買えると思ってるのよ? そんなワケないじゃない。こっちは、それぞれの理由はどうあれ、母なる神に仕えるために儀式に臨んでいるんだから。それに」
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