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本編
もう一回食べれるなんて聞いてません!
しおりを挟む「……って事なんです。
ホンマにごめんなさいっ。
ついて来るって言って聞かへんくて。」
昼休みに空いている会議室に入って明石さんに電話をかけ、長谷川がついて来る経緯を話した。
『俺は別にいいよ。
でもミニットじゃない人が来るなら、
セカンドの話あんまり出来ないかなぁ。
それはちょっと寂しいかも。』
ですよねぇ。
やっぱりお呼びで無いわ長谷川。
「土日どっちか空いてますか?
私は飲み直すのもアリかなぁと思ってるんで
すけど。」
『あっじゃあ、この間言ってたDVD、
俺の家でフルで見ない?
土曜日だと一日暇だから。
ペンライト持ってさ。』
この間の、ということは、
クリスマスライブ一日目!アンコール!
投げキッス!
長谷川のせいで沈んでいた気分が一気に上がる。
「え!見たっ……。あっ、うぅ~っ。」
『何?どうしたの?』
「いやぁ、即答したら、危機感無さすぎって
また明石さんに怒られるかなぁって……。
っていうか何で試すような事するんですかぁ。」
土曜日の記憶が蘇り、あの時は自分がベッドに潜り込んだのが悪かったが、明石さんから誘って来た場合はどうするべきなのだろう。
『えっ、あっ、ごめん。忘れてた。
何も考えて無かった。
単純にきぃちゃんと見たら楽しいだろうなぁ
ぐらいで……。
きぃちゃんに注意した身が何してんだって
感じだよね。
あぁー恥ずかしいなぁ……。』
えっ、何それ可愛い。
私と見たかっただけ……?
えっ、可愛いっ。
「明石さんが良いって言ってくれるなら私は行
きますよ?」
『……きぃちゃんがそう言うなら、
来てもらおうかな。
十一時とかでどう?
ご飯作ろうかと思ってるんだけど。』
何だって?
あの美味しいご飯がもう一回食べられるだと!?
このチャンスを逃す手はない。
「食べたいですっ!」
『決まりだね。何か食べたいのある?』
うーん。まだ一回しか食べたことないけど、
何作って貰っても美味しそうやしなぁ。
あの玉子焼き美味しかったなぁ。
とそこで、卵が好きだから卵料理が得意だと明石さんが言っていたのを思い出した。
「えっとぉ…オムライスとかって……。」
自分で作るとなるとそれなりに面倒なため、ちょっと申し訳なさを感じながらリクエストしてみる。
『オムライス?いいよ。
ケチャップかデミどっちがいい?』
何その軽い感じ。
明石さん程になると、オムライスなんて造作もないのか。
女子力…………負けてるな。
「デミグラスでお願いしますっ。」
『了解。
迎えに行くから十一時に駅に来てくれる?』
「何から何まですみません……。分かりました。
十一時に駅で待ってます。」
『ん。じゃあまた金曜日に。』
「はい。土曜日楽しみにしてますっ。では。」
スマホを耳から離し、明石さんが電話を切るのを待つ。
あぁー、心が癒された。
明石さんって声からマイナスイオン出てんじゃない?
帰りにペンライト用の電池買ってかーえろっ。
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