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Mission6: 魔物の脅威を退けよ
第5話 傷と薬草
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――夜が明けた。
村の広場には、昨夜の戦いの痕跡が色濃く残っていた。血に染まった土、壊れた槍の柄、矢羽根の残骸。魔物の死骸はすでに処理されたが、その臭気がまだ漂っている。
「ぐっ……!」
呻き声に、村人たちの視線が一斉に集まった。昨日、狼型の魔物に飛びかかられ、腕を深く裂かれた若者だった。布を巻いていたが血は滲み出し、顔は青ざめ、目はうつろだ。
「こんな傷じゃ……もう助からねえんじゃないか……」
誰かが呟くと、周囲の空気が一気に沈む。戦えば死ぬ。そう信じていた村人たちの恐怖は、再び強く膨らんでいった。
「諦めるな。」
その声が静かに響いた。悠真だった。
彼はしゃがみ込み、傷口を確かめると、すぐに立ち上がって指示を飛ばす。
「森に生える“苦草(にがぐさ)”を知っているか? 止血に効くはずだ。あと“白花草”を探せ、傷の腫れを抑える。」
村人たちは顔を見合わせたが、怪我をした仲間を前に迷ってはいられない。ユナが率先して駆け出し、数人の若者も後に続いた。
しばらくして、手に一抱えの草を持ったユナたちが戻ってきた。苦い匂いを放つ緑の葉と、小さな白い花がまだ朝露を纏って光っている。
悠真は火にかけた鍋に水を張り、草を細かく刻んで放り込む。煮出した汁を布に染み込ませ、傷口に押し当てた。
「いっ……てぇぇ!!」
若者が悲鳴を上げる。
「我慢しろ、これで膿まない。」
悠真は短く言い、布を巻き直した。
周囲の村人たちは固唾を呑んで見守っていた。やがて、噛み切られたような出血が次第に弱まり、若者の呼吸も落ち着いていく。
「……血が、止まってきた?」
「まさか……こんな草で……」
驚きと安堵が交錯する。昨日まで「戦えば死ぬ」と怯えていた彼らの心に、小さな希望が灯った。
治療を受けた若者は弱々しい声で言った。
「俺……死なねえのか……? 戦っても……生き残れるんだな。」
その言葉に、周囲からどよめきが起こった。
絶望しかなかった戦いに、“生き残れる”という感覚が初めて生まれた瞬間だった。
ユナは薬草を煮詰めながら、真剣な眼差しで悠真を見上げる。
「……やっぱり、戦ってもいいんだね。怖いけど……生きるために。」
悠真は頷いた。
「戦うだけじゃない。戦った後にどう生き残るか、それも大事だ。」
その言葉に、若者たちは槍を握る手を強めた。恐怖はまだ残っているが、目には確かな光が宿っていた。
長老が口を開いた。
「……戦の術だけでなく、生き残る術も授けてくれるのか。ならば、わしらも腹を括るしかあるまい。」
年老いたその声は、村全体の心を支える支柱となった。
だが課題も浮き彫りになった。
薬草は限られた資源だ。いくら効き目があっても、使えば尽きる。
「これからは、薬草の備蓄も兵糧と同じくらい大事になる。森へ定期的に探索隊を出そう。」
悠真の言葉に、村人たちは頷き合う。
戦いは終わっていない。
けれど、ただ恐怖に怯えるだけの村ではなくなった。治療が希望を生み、希望が新しい決意を生み出していく。
その日、見張り台に立っていた少年が、血相を変えて鐘を打ち鳴らした。
「お、奥に……森の奥に、でっけぇ影が!」
耳をつんざく鐘の音に、村人たちは一斉に顔を上げる。畑にいた者は鍬を投げ出し、子供を抱いた母親たちは慌てて家へ駆け戻った。
見張り台へと駆け上がった悠真は、森の奥を睨みつける。
木々を押し分けるように、異様な大きさの影がゆっくりと揺れていた。形ははっきりとしない。だが確実に、狼型の魔物や小型の獣とは比べ物にならない巨躯であることが分かる。
「……まさか、あんなものまで出てくるのか。」
村長が蒼白な顔で呟く。周囲の村人も恐怖に駆られ、足元を震わせていた。
「戦ったら全員死ぬ……」
誰かが口にしたその言葉が、瞬く間に広場全体を覆う。
「逃げよう! あんなもの勝てるわけがない!」
「でも、逃げても追いつかれるぞ!」
言い争う声が次々に上がり、子供の泣き声が混じり、村は混乱に包まれていった。
ユナは不安そうに悠真の袖を掴み、震える声で言った。
「……悠真さん、本当に戦えるの? もしも……」
その瞳には恐怖と、かすかな期待が入り混じっていた。
悠真は深く息を吐き、村人たちの前へと立った。
「正面から挑んでも勝ち目はない。それは俺も分かってる。」
ざわめきが広がる中で、彼は棒切れを拾い、土の上に素早く線を引いていく。
「だが、俺たちには“知恵”がある。落とし穴だ。深さは三人分、底に槍を突き立てる。通り道には横槍を仕掛ける。森を抜けてくる大物は、必ず決まった道を通る。その道を俺たちが仕掛け場に変えればいい。」
棒で描かれた図が、落とし穴や槍の罠を示していた。村人たちは口を開けて見つめ、やがて一人が声を上げた。
「……本当にそんなもので勝てるのか?」
悠真は真っ直ぐに答える。
「勝てるかどうかじゃない。“やらなければ滅ぶ”。だからやるんだ。」
その一言に、動揺していた空気が止まった。
最初に動いたのは、前に出た若者だった。
「……やってみる。死ぬのを待つより、掘る方がマシだ。」
次いで別の者が「俺も!」と声を上げる。
こうして、村総出の罠作りが始まった。
男たちは鍬やつるはしを手に、必死で地面を掘り進める。女たちは縄を編み、槍の先に巻く布を焼き固めるための火を準備する。子供たちですら枝や石を運び、作業を手伝った。
土を掘るたびに汗が滴り落ちる。手は豆だらけになり、息も荒くなる。だが「死にたくない」「守りたい」という一心が、彼らを動かしていた。
作業の合間、ユナが不安げに呟いた。
「……もし罠にかからなかったら?」
悠真は一瞬だけ言葉を失ったが、すぐに真剣な眼差しで答えた。
「その時は俺が前に出る。だが必ず仕留める。みんなを守るために。」
その声は村人たちの胸を震わせ、不安を押しのける力を持っていた。
夕暮れ、最初の落とし穴が完成した。底には槍が突き立てられ、伐採した枝葉で巧妙に隠されている。横には木を削って作った槍の罠も仕掛けられた。
「これで……本当に止められるのか?」
誰かが呟くと、悠真は落ち葉を払いながら言った。
「必ず止められる。みんなが力を合わせた罠だ。信じろ。」
日が沈み、村の周囲には十数箇所の罠が並んでいた。
人々は疲れ果てていたが、同時に奇妙な高揚感も感じていた。恐怖の中でも、初めて“戦う準備”を共有したのだ。
村の広場には、昨夜の戦いの痕跡が色濃く残っていた。血に染まった土、壊れた槍の柄、矢羽根の残骸。魔物の死骸はすでに処理されたが、その臭気がまだ漂っている。
「ぐっ……!」
呻き声に、村人たちの視線が一斉に集まった。昨日、狼型の魔物に飛びかかられ、腕を深く裂かれた若者だった。布を巻いていたが血は滲み出し、顔は青ざめ、目はうつろだ。
「こんな傷じゃ……もう助からねえんじゃないか……」
誰かが呟くと、周囲の空気が一気に沈む。戦えば死ぬ。そう信じていた村人たちの恐怖は、再び強く膨らんでいった。
「諦めるな。」
その声が静かに響いた。悠真だった。
彼はしゃがみ込み、傷口を確かめると、すぐに立ち上がって指示を飛ばす。
「森に生える“苦草(にがぐさ)”を知っているか? 止血に効くはずだ。あと“白花草”を探せ、傷の腫れを抑える。」
村人たちは顔を見合わせたが、怪我をした仲間を前に迷ってはいられない。ユナが率先して駆け出し、数人の若者も後に続いた。
しばらくして、手に一抱えの草を持ったユナたちが戻ってきた。苦い匂いを放つ緑の葉と、小さな白い花がまだ朝露を纏って光っている。
悠真は火にかけた鍋に水を張り、草を細かく刻んで放り込む。煮出した汁を布に染み込ませ、傷口に押し当てた。
「いっ……てぇぇ!!」
若者が悲鳴を上げる。
「我慢しろ、これで膿まない。」
悠真は短く言い、布を巻き直した。
周囲の村人たちは固唾を呑んで見守っていた。やがて、噛み切られたような出血が次第に弱まり、若者の呼吸も落ち着いていく。
「……血が、止まってきた?」
「まさか……こんな草で……」
驚きと安堵が交錯する。昨日まで「戦えば死ぬ」と怯えていた彼らの心に、小さな希望が灯った。
治療を受けた若者は弱々しい声で言った。
「俺……死なねえのか……? 戦っても……生き残れるんだな。」
その言葉に、周囲からどよめきが起こった。
絶望しかなかった戦いに、“生き残れる”という感覚が初めて生まれた瞬間だった。
ユナは薬草を煮詰めながら、真剣な眼差しで悠真を見上げる。
「……やっぱり、戦ってもいいんだね。怖いけど……生きるために。」
悠真は頷いた。
「戦うだけじゃない。戦った後にどう生き残るか、それも大事だ。」
その言葉に、若者たちは槍を握る手を強めた。恐怖はまだ残っているが、目には確かな光が宿っていた。
長老が口を開いた。
「……戦の術だけでなく、生き残る術も授けてくれるのか。ならば、わしらも腹を括るしかあるまい。」
年老いたその声は、村全体の心を支える支柱となった。
だが課題も浮き彫りになった。
薬草は限られた資源だ。いくら効き目があっても、使えば尽きる。
「これからは、薬草の備蓄も兵糧と同じくらい大事になる。森へ定期的に探索隊を出そう。」
悠真の言葉に、村人たちは頷き合う。
戦いは終わっていない。
けれど、ただ恐怖に怯えるだけの村ではなくなった。治療が希望を生み、希望が新しい決意を生み出していく。
その日、見張り台に立っていた少年が、血相を変えて鐘を打ち鳴らした。
「お、奥に……森の奥に、でっけぇ影が!」
耳をつんざく鐘の音に、村人たちは一斉に顔を上げる。畑にいた者は鍬を投げ出し、子供を抱いた母親たちは慌てて家へ駆け戻った。
見張り台へと駆け上がった悠真は、森の奥を睨みつける。
木々を押し分けるように、異様な大きさの影がゆっくりと揺れていた。形ははっきりとしない。だが確実に、狼型の魔物や小型の獣とは比べ物にならない巨躯であることが分かる。
「……まさか、あんなものまで出てくるのか。」
村長が蒼白な顔で呟く。周囲の村人も恐怖に駆られ、足元を震わせていた。
「戦ったら全員死ぬ……」
誰かが口にしたその言葉が、瞬く間に広場全体を覆う。
「逃げよう! あんなもの勝てるわけがない!」
「でも、逃げても追いつかれるぞ!」
言い争う声が次々に上がり、子供の泣き声が混じり、村は混乱に包まれていった。
ユナは不安そうに悠真の袖を掴み、震える声で言った。
「……悠真さん、本当に戦えるの? もしも……」
その瞳には恐怖と、かすかな期待が入り混じっていた。
悠真は深く息を吐き、村人たちの前へと立った。
「正面から挑んでも勝ち目はない。それは俺も分かってる。」
ざわめきが広がる中で、彼は棒切れを拾い、土の上に素早く線を引いていく。
「だが、俺たちには“知恵”がある。落とし穴だ。深さは三人分、底に槍を突き立てる。通り道には横槍を仕掛ける。森を抜けてくる大物は、必ず決まった道を通る。その道を俺たちが仕掛け場に変えればいい。」
棒で描かれた図が、落とし穴や槍の罠を示していた。村人たちは口を開けて見つめ、やがて一人が声を上げた。
「……本当にそんなもので勝てるのか?」
悠真は真っ直ぐに答える。
「勝てるかどうかじゃない。“やらなければ滅ぶ”。だからやるんだ。」
その一言に、動揺していた空気が止まった。
最初に動いたのは、前に出た若者だった。
「……やってみる。死ぬのを待つより、掘る方がマシだ。」
次いで別の者が「俺も!」と声を上げる。
こうして、村総出の罠作りが始まった。
男たちは鍬やつるはしを手に、必死で地面を掘り進める。女たちは縄を編み、槍の先に巻く布を焼き固めるための火を準備する。子供たちですら枝や石を運び、作業を手伝った。
土を掘るたびに汗が滴り落ちる。手は豆だらけになり、息も荒くなる。だが「死にたくない」「守りたい」という一心が、彼らを動かしていた。
作業の合間、ユナが不安げに呟いた。
「……もし罠にかからなかったら?」
悠真は一瞬だけ言葉を失ったが、すぐに真剣な眼差しで答えた。
「その時は俺が前に出る。だが必ず仕留める。みんなを守るために。」
その声は村人たちの胸を震わせ、不安を押しのける力を持っていた。
夕暮れ、最初の落とし穴が完成した。底には槍が突き立てられ、伐採した枝葉で巧妙に隠されている。横には木を削って作った槍の罠も仕掛けられた。
「これで……本当に止められるのか?」
誰かが呟くと、悠真は落ち葉を払いながら言った。
「必ず止められる。みんなが力を合わせた罠だ。信じろ。」
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