85 / 226
第2部:壁 - 国会という名の怪物
第85話 官僚からの無視
しおりを挟む
法案を再提出した翌朝、健人は議員会館のデスクに向かっていた。
机の上には、分厚い資料とスケジュール表。そこには「厚労省ヒアリング」「財務省協議」「内閣官房意見聴取」と赤字で書かれている。
真田がコーヒーを置きながら言った。
「法案は受理されましたが、次は省庁との調整です。彼らが動いてくれなければ、議題にも上がりません」
健人は頷き、手帳を開く。「まずは厚労省だな」
メールを送った。
件名:「地域小児医療支援法案に関する打ち合わせのお願い」
しかし、数時間経っても返事はない。
電話をかけても、秘書課の職員が機械的に答える。
「担当者が本日不在でして」
「いつ戻られるか分かりますか?」
「確認して折り返します」
――そして、折り返しは来なかった。
その沈黙に、健人は違和感を覚えた。
単なる忙しさではない。“あえて返さない”という意志のような、冷たい空気。
国会の壁は超えた。だが、その先にある霞が関の壁は、さらに高く厚かった。
三日後。
健人は意を決して、厚生労働省へ向かった。
初めて訪れる霞が関。
ガラス張りの庁舎の前で、スーツ姿の職員たちが慌ただしく出入りしている。
「政治家が来ても誰も立ち止まらないんだな」
田島がぼそりと呟いた。
健人は少し苦笑し、「俺たちが来るのは“招かれざる客”かもな」と返した。
受付で名刺を出す。
「国会議員の坂本健人と申します。医療支援法案の件で担当課に伺いました」
受付の女性は一瞬目を瞬かせ、平然と答えた。
「アポイントはお取りでしょうか?」
「いえ、急ぎの件で直接――」
「では少々お待ちください」
20分後。
別の職員が現れ、「担当が出張中でして」と頭を下げた。
そのまま名刺だけ渡し、会うこともできずに庁舎を後にした。
冷たい風がビルの間を吹き抜けた。
田島が苛立ったように呟く。
「新人議員をなめてるのか? 国会議員が来てんだぞ!」
健人は苦笑し、「怒鳴っても意味はない。彼らは“怒らせること”すら目的じゃないんだ」と言った。
真田が歩きながら低い声で言う。
「官僚は反対はしません。ただ、何もしない。それが一番効くんです」
その言葉に、健人は胸の奥がざらついた。
翌日も電話を入れたが、返答は同じだった。
「担当者が会議中でして」
「こちらから折り返します」
――それで終わり。
一週間が過ぎた頃、ようやく厚労省の若手官僚から一通のメールが届いた。
『非公式であれば、少しお話しできます。』
健人は迷わず返信した。
その夜、霞が関の近くの喫茶店。
若い官僚が席に着くと、落ち着かない様子でコーヒーをかき混ぜていた。
「正直に言います。上はこの件、動かす気がありません」
健人は驚いて身を乗り出した。「なぜだ?」
「大臣も理事も“リスクが大きい”と。前例がない法案は、ミスが出た時の責任を取る人がいないんです」
「だから、放置する?」
「そうです。否定もせず、進めもせず、時間だけを過ごす。霞が関の得意技ですよ」
官僚は苦笑し、視線を落とした。
その言葉が、健人の胸を深く突き刺した。
翌週、厚労省から書類が返送された。
内容は「様式の不備」――ほんの表記上の指摘だった。
それでも手続きは最初からやり直しになる。
真田が眉をひそめた。
「体裁の問題というより、“時間を潰す口実”ですね」
健人は頷きながら、机に肘をついた。
「理事会の壁を越えても、官僚の壁で止まる。これが日本の政治の現実か」
夕方、財務省にも意見聴取を申し込んだが、返ってきた答えはさらに冷たかった。
「現状の予算編成上、対応は困難です」
つまり――“やる気はない”のだ。
その夜、議員会館の自室。
外は静まり返り、時計の針が小さく音を刻む。
田島が椅子にもたれて言った。
「官僚って、政治家の上に立ってるような顔してるな」
真田が淡々と答える。
「実際、制度上は彼らが政策の実務を握っています。政治家がどんな理想を語っても、動かすのは彼らの“手”なんです」
健人はしばらく沈黙し、ノートを開いた。
ページの隅に小さく書き込む。
――政治が壁なら、官僚は迷路。
諦める気はなかった。
無視されても、回り道をすればいい。
正面から押しても開かないなら、横から、下から、誰も見ていない隙間からでも通してみせる。
数日後。
SNSで「健人議員の法案がまた止められている」との投稿が拡散し、市民のコメントが次々と寄せられた。
《あきらめないでほしい》《子どもの命を政治で救ってください》《厚労省は何をしてる?》
小さな波紋が広がっていくのを見て、健人はようやく微笑んだ。
「国会が黙っても、市民は黙ってないな」
「官僚は世論が怖いですからね」
真田がそう言って、少しだけ表情を緩めた。
健人は立ち上がり、夜の窓から霞が関のビル群を見下ろした。
ガラスの光が星のようにまたたく。
そこに無数のデスクと、冷たい沈黙がある。
「静かな敵ほど、厄介だな」
誰に向かうでもなく、呟いた。
翌朝、議員会館の廊下で同僚議員が肩をすくめながら言った。
「官僚に嫌われると仕事が回らなくなるぞ、坂本くん」
健人は笑って返した。
「好かれるために政治をやってるわけじゃありません」
その一言に、相手の笑みが引きつった。
議員室に戻ると、机の上には真田が置いた新しい資料。
「国会図書館で見つけました。過去にも似た法案があります。参考になるはずです」
健人は資料を手に取り、「ありがとう」と小さく呟いた。
ページの隅に書かれた文字が目に入った。
“国民の声を、行政が聞かない国は、やがて声を失う。”
誰が書いたのかも分からない言葉だったが、健人の胸に深く響いた。
夜。
議員会館の灯りが次々と消える中、健人の部屋だけがまだ明るかった。
窓の外には国会議事堂、そしてその背後に霞が関の影が見える。
健人は深呼吸し、静かにノートを閉じた。
「官僚が黙るなら、俺が喋る。
行政が止まるなら、市民と一緒に押し出す」
誰にも聞こえない独り言だったが、言葉には確かな力が宿っていた。
机の上に置かれた法案資料をもう一度開き、ペンを走らせる。
修正でも、再提出でもいい。
――動かし続けることが、政治の仕事だ。
そして健人は小さく笑った。
「無視は、敗北の証じゃない。注目され始めた証拠だ」
“政治の敵は、反対ではない。
沈黙と無視こそが、最も冷たい拒絶だ。
だからこそ、俺は声を出し続ける。”
机の上には、分厚い資料とスケジュール表。そこには「厚労省ヒアリング」「財務省協議」「内閣官房意見聴取」と赤字で書かれている。
真田がコーヒーを置きながら言った。
「法案は受理されましたが、次は省庁との調整です。彼らが動いてくれなければ、議題にも上がりません」
健人は頷き、手帳を開く。「まずは厚労省だな」
メールを送った。
件名:「地域小児医療支援法案に関する打ち合わせのお願い」
しかし、数時間経っても返事はない。
電話をかけても、秘書課の職員が機械的に答える。
「担当者が本日不在でして」
「いつ戻られるか分かりますか?」
「確認して折り返します」
――そして、折り返しは来なかった。
その沈黙に、健人は違和感を覚えた。
単なる忙しさではない。“あえて返さない”という意志のような、冷たい空気。
国会の壁は超えた。だが、その先にある霞が関の壁は、さらに高く厚かった。
三日後。
健人は意を決して、厚生労働省へ向かった。
初めて訪れる霞が関。
ガラス張りの庁舎の前で、スーツ姿の職員たちが慌ただしく出入りしている。
「政治家が来ても誰も立ち止まらないんだな」
田島がぼそりと呟いた。
健人は少し苦笑し、「俺たちが来るのは“招かれざる客”かもな」と返した。
受付で名刺を出す。
「国会議員の坂本健人と申します。医療支援法案の件で担当課に伺いました」
受付の女性は一瞬目を瞬かせ、平然と答えた。
「アポイントはお取りでしょうか?」
「いえ、急ぎの件で直接――」
「では少々お待ちください」
20分後。
別の職員が現れ、「担当が出張中でして」と頭を下げた。
そのまま名刺だけ渡し、会うこともできずに庁舎を後にした。
冷たい風がビルの間を吹き抜けた。
田島が苛立ったように呟く。
「新人議員をなめてるのか? 国会議員が来てんだぞ!」
健人は苦笑し、「怒鳴っても意味はない。彼らは“怒らせること”すら目的じゃないんだ」と言った。
真田が歩きながら低い声で言う。
「官僚は反対はしません。ただ、何もしない。それが一番効くんです」
その言葉に、健人は胸の奥がざらついた。
翌日も電話を入れたが、返答は同じだった。
「担当者が会議中でして」
「こちらから折り返します」
――それで終わり。
一週間が過ぎた頃、ようやく厚労省の若手官僚から一通のメールが届いた。
『非公式であれば、少しお話しできます。』
健人は迷わず返信した。
その夜、霞が関の近くの喫茶店。
若い官僚が席に着くと、落ち着かない様子でコーヒーをかき混ぜていた。
「正直に言います。上はこの件、動かす気がありません」
健人は驚いて身を乗り出した。「なぜだ?」
「大臣も理事も“リスクが大きい”と。前例がない法案は、ミスが出た時の責任を取る人がいないんです」
「だから、放置する?」
「そうです。否定もせず、進めもせず、時間だけを過ごす。霞が関の得意技ですよ」
官僚は苦笑し、視線を落とした。
その言葉が、健人の胸を深く突き刺した。
翌週、厚労省から書類が返送された。
内容は「様式の不備」――ほんの表記上の指摘だった。
それでも手続きは最初からやり直しになる。
真田が眉をひそめた。
「体裁の問題というより、“時間を潰す口実”ですね」
健人は頷きながら、机に肘をついた。
「理事会の壁を越えても、官僚の壁で止まる。これが日本の政治の現実か」
夕方、財務省にも意見聴取を申し込んだが、返ってきた答えはさらに冷たかった。
「現状の予算編成上、対応は困難です」
つまり――“やる気はない”のだ。
その夜、議員会館の自室。
外は静まり返り、時計の針が小さく音を刻む。
田島が椅子にもたれて言った。
「官僚って、政治家の上に立ってるような顔してるな」
真田が淡々と答える。
「実際、制度上は彼らが政策の実務を握っています。政治家がどんな理想を語っても、動かすのは彼らの“手”なんです」
健人はしばらく沈黙し、ノートを開いた。
ページの隅に小さく書き込む。
――政治が壁なら、官僚は迷路。
諦める気はなかった。
無視されても、回り道をすればいい。
正面から押しても開かないなら、横から、下から、誰も見ていない隙間からでも通してみせる。
数日後。
SNSで「健人議員の法案がまた止められている」との投稿が拡散し、市民のコメントが次々と寄せられた。
《あきらめないでほしい》《子どもの命を政治で救ってください》《厚労省は何をしてる?》
小さな波紋が広がっていくのを見て、健人はようやく微笑んだ。
「国会が黙っても、市民は黙ってないな」
「官僚は世論が怖いですからね」
真田がそう言って、少しだけ表情を緩めた。
健人は立ち上がり、夜の窓から霞が関のビル群を見下ろした。
ガラスの光が星のようにまたたく。
そこに無数のデスクと、冷たい沈黙がある。
「静かな敵ほど、厄介だな」
誰に向かうでもなく、呟いた。
翌朝、議員会館の廊下で同僚議員が肩をすくめながら言った。
「官僚に嫌われると仕事が回らなくなるぞ、坂本くん」
健人は笑って返した。
「好かれるために政治をやってるわけじゃありません」
その一言に、相手の笑みが引きつった。
議員室に戻ると、机の上には真田が置いた新しい資料。
「国会図書館で見つけました。過去にも似た法案があります。参考になるはずです」
健人は資料を手に取り、「ありがとう」と小さく呟いた。
ページの隅に書かれた文字が目に入った。
“国民の声を、行政が聞かない国は、やがて声を失う。”
誰が書いたのかも分からない言葉だったが、健人の胸に深く響いた。
夜。
議員会館の灯りが次々と消える中、健人の部屋だけがまだ明るかった。
窓の外には国会議事堂、そしてその背後に霞が関の影が見える。
健人は深呼吸し、静かにノートを閉じた。
「官僚が黙るなら、俺が喋る。
行政が止まるなら、市民と一緒に押し出す」
誰にも聞こえない独り言だったが、言葉には確かな力が宿っていた。
机の上に置かれた法案資料をもう一度開き、ペンを走らせる。
修正でも、再提出でもいい。
――動かし続けることが、政治の仕事だ。
そして健人は小さく笑った。
「無視は、敗北の証じゃない。注目され始めた証拠だ」
“政治の敵は、反対ではない。
沈黙と無視こそが、最も冷たい拒絶だ。
だからこそ、俺は声を出し続ける。”
2
あなたにおすすめの小説
ゴミ捨て場領主のクラフト無双 ~最弱魔法【分解と合成】で領地を黄金郷に変えたら、俺を見下していた大貴族令嬢たちが掌を返してすり寄ってきた件~
namisan
ファンタジー
東西南北の大貴族から「毒の川」「凶暴な魔獣」「莫大な借金」を押し付けられ、王国の『ゴミ捨て場』と化したローゼンベルク領。
父と兄を謀殺され、その絶望の領地を押し付けられた無能貴族のアークは、領地の分割を企む高慢な令嬢たち(王女、公爵令嬢、姫将軍など)に嘲笑われていた。
だが、彼には現代の知識と、隠された最強チート能力があった!
触れたものを瞬時に素材に戻し、全く別のモノに作り変える神の御業――【分解と合成】。
「毒の川」を分解して『超高価な宝石と純水』へ!
「魔獣の死骸」と「瓦礫」を合成して『絶対に壊れない防壁』へ!
借金取りには新素材を高値で売りつけ、逆に敵の経済を支配していく。
圧倒的なクラフト能力で、瞬く間にゴミ捨て場を「無敵の黄金郷」へと作り変えていくアーク。
己の敗北を悟り、震え上がる悪徳貴族と高慢な令嬢たち。
さらに、アークの圧倒的な知略と底知れぬ実力は、気高い令嬢たちの本能に深く刻み込まれていく。
「どうか、私をあなたの手駒としてお使いください……っ!」
プライドを完全にへし折られた最高位の美少女たちは、いつしかアークの与える『恩恵』なしでは生きられないほど、彼に絶対の忠誠と依存を誓うようになっていく――。
最弱のゴミ捨て場から始まる、爽快クラフト内政&ざまぁファンタジー、堂々開幕!
ブラック企業で倒れた私を、ネトゲ仲間の社長が強制保護して溺愛しています
紅 与一
恋愛
過労で倒れた私を救ったのは、
ネトゲ仲間――そしてIT企業の若き社長。
「もう君は、僕の管理下だよ」
退院と同時に退職手続きは完了。
住む場所も、生活も、すべて彼に囲われた。
外出制限、健康管理、過保護な独占欲。
甘くて危険な“保護生活”の中で、
私は少しずつ彼に心を奪われていく――。
元社畜OL×執着気味の溺愛社長
囲い込み同棲ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
怒らせてはいけない人々 ~雉も鳴かずば撃たれまいに~
美袋和仁
恋愛
ある夜、一人の少女が婚約を解消された。根も葉もない噂による冤罪だが、事を荒立てたくない彼女は従容として婚約解消される。
しかしその背後で爆音が轟き、一人の男性が姿を見せた。彼は少女の父親。
怒らせてはならない人々に繋がる少女の婚約解消が、思わぬ展開を導きだす。
なんとなくの一気書き。御笑覧下さると幸いです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
〖完結〗私はあなたのせいで死ぬのです。
藍川みいな
恋愛
「シュリル嬢、俺と結婚してくれませんか?」
憧れのレナード・ドリスト侯爵からのプロポーズ。
彼は美しいだけでなく、とても紳士的で頼りがいがあって、何より私を愛してくれていました。
すごく幸せでした……あの日までは。
結婚して1年が過ぎた頃、旦那様は愛人を連れて来ました。次々に愛人を連れて来て、愛人に子供まで出来た。
それでも愛しているのは君だけだと、離婚さえしてくれません。
そして、妹のダリアが旦那様の子を授かった……
もう耐える事は出来ません。
旦那様、私はあなたのせいで死にます。
だから、後悔しながら生きてください。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全15話で完結になります。
この物語は、主人公が8話で登場しなくなります。
感想の返信が出来なくて、申し訳ありません。
たくさんの感想ありがとうございます。
次作の『もう二度とあなたの妻にはなりません!』は、このお話の続編になっております。
このお話はバッドエンドでしたが、次作はただただシュリルが幸せになるお話です。
良かったら読んでください。
勝手にしろと言われたので、勝手にさせていただきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
子爵家の私は自分よりも身分の高い婚約者に、いつもいいように顎でこき使われていた。ある日、突然婚約者に呼び出されて一方的に婚約破棄を告げられてしまう。二人の婚約は家同士が決めたこと。当然受け入れられるはずもないので拒絶すると「婚約破棄は絶対する。後のことなどしるものか。お前の方で勝手にしろ」と言い切られてしまう。
いいでしょう……そこまで言うのなら、勝手にさせていただきます。
ただし、後のことはどうなっても知りませんよ?
* 他サイトでも投稿
* ショートショートです。あっさり終わります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる