ぽっちゃり精霊王は推しを幸せにしたい

かわもり かぐら(旧:かぐら)

文字の大きさ
18 / 20
番外編

第五話 元悪役令息の自覚


 ウォレス神父から手紙が届いたのにリオルは首を傾げた。つい最近、両親宛に近況報告の手紙を送ったものの、ウォレス神父から手紙が届いたのは初めてのことだったからだ。
 なんだろうと首を傾げながら内容を読み進めて ―― リオルは頭を抱えた。
 幸いにも、部屋には今リオル以外誰もいない状態である。ここにルームメイトであるトールらがいれば「どうしたの」と心配しただろう。

(メディがビュエラ様の不貞の証拠を入手したから、ミラン先輩に話したいって)

 ウォレス神父から話すということは、よっぽどの証拠を手に入れたのだろう。
 そもそも、メディフェルアが証拠を入手したタイミングは校舎内の人気が少なくなる授業中だ。
 婚約関係が壊れるような…メディフェルアですら、話すのを戸惑うほどの証拠が確保できたのだとリオルでも分かる。恋人にしろ婚約にしろ、関係が壊れるほどの不貞の証拠となるとたかがキスではないのだろう。

 だが、それをミランが見て。どう思うだろうか。

「…ねぇ。お願いがあるんだけど」
『なぁに?』

 リオルの傍にはよく野良の闇精霊がいる。
 彼らは報酬さえ与えればかんたんな頼まれごとはやってくれる子らだ。リオルは引き出しから購買で購入したクッキーを二枚取り出すと、精霊に渡した。

「ミラン・グランパスって人に会いたいからカフェテリアに来てって伝えてくれる?」
『いーよ!』

 ぱ、と精霊とともにクッキーが消えた。

 寮に自炊する環境もないので、カフェは基本いつでも開いている。
 ロビーでは人目に付きやすいし、話しにくい内容であることも確かだった。
 軽く身だしなみを整えてからカフェテリアに向かおうとして、リオルは「あ」と眉間に皺を寄せた。

(…時間、伝えてないや)

 どこで、の指定はしたものの、時間を伝えていないため今日は来ないかもしれない。
 ため息をつきながら、リオルは勉強道具をカバンに突っ込んだ。勉強しながら待って、来なければ明後日の登校日の昼にでもまた会えるだろうから、そのときに話そうと考えたのである。


 まさか、カフェで席について勉強道具を広げた段階でミランが来るとはリオルは予想していなかった。

 私服姿のミランもきちっとしていた。ループタイをしているし、シャツの上にベストも着込んでいる。平民であるリオルは生成りのシャツにズボンというシンプルな出で立ちだが、全体的にぼさっとしていた。
 勉強道具をテーブルに広げているリオルに、ミランは怪訝な表情を浮かべる。

「話があったんじゃないのか?」
「あ、いや…時間を伝え忘れてたから…」
「…なるほど。まあ、そのままでいい。それで、話とは?」

 向かいの席に座ったミランを見て、片付けようとしたリオルにミランは制した。
 広げたままでいいというのであれば、とリオルは周囲の様子を探り、人がいないことを確認してから手紙を取り出す。

「僕がお世話になってるウォレス神父様から、メディが証拠を確保したと連絡がありまして」
「神父から…ということは、よっぽどの証拠なんだな」
「おそらくは。メディが授業中に体調不良を装って、精霊態になって確保しにいったので」
「……授業についていけているのか?彼女は」
「算学や周辺国の歴史等は苦手ですけど、Aクラスに在籍し続ける程度には」

 メディフェルアにとって、魔法は呼吸と同じだ。
 だが実力を出しすぎると目をつけられる、という理由でメディフェルアは魔法学については手抜きをしている。
 だが歴史等は長年生きているからこそ「こんなことあったっけ?これあっちの国の出来事じゃね?」と事実との乖離に混乱するため苦手としていた。算学はもともと、暮らしていく上で重要な要素ではなかったし、彼女の前世も数学は苦手だったということもあって成績はよろしくない。

 そして、リオルはといえば。

「…君はチェザリエ語か」
「う…はい」

 ミランに言われた通り、広げられた勉強道具はチェザリエ共和国の言語に関するものだ。
 チェザリエ共和国は、ここグランディス王国の隣国で貿易も活発である。交流も多く、第二言語として習得する者は平民でも多い。
 平民は、近所に住むチェザリエ出身の者に教わったりしているが、学園では授業として確立されている。学園卒業者はチェザリエ語をなんなく扱えるようになるので、彼の国に就職する者もいる。

 余談だが、チェザリエ共和国はグランディス王国よりも闇属性の扱いは良くないため、闇属性の者たちが行きたくない国のひとつでもある。
 だがこの国で働くにしても習得しておいて困ることはない、ということでリオルはチェザリエ語の授業を受けていた。

「隣の国なのに文法が全く違うので頭に入らなくて…」
「あの国は、以前は小国が連立していた。それぞれの言語が混ざった結果だな。我が国も国々を吸収しながら大きくなったが、違いは我が国の言語に統一させたこと。それによって統治はチェザリエよりは早く、大きな混乱もなく進んだが…吸収した国の言語が失われてしまったのが痛いな」

 ぱしぱし、とリオルは目を瞬かせた。
 歴史として国の成り立ちは習っていたが、言語の統一までさせていたとは知らなかったのだ。メディフェルアも国の統治方法は知らない、というよりも興味がなかったというのが正しい。

「どうして言語が失われたのが痛いんですか?」
「その吸収した国の文献が残っているんだ。だが、言語を操る者がいないから、解析しないといけない。当時の国が保有していた魔法なんかの記録もあるから」
「へえ…」
「闇魔法に関してもいくつか発見されている。当時は闇魔法もメジャーなものだったようだ」

 出世の道すら閉ざされている闇属性の人間も、当時は今よりも楽に生きていたのだろうか。
 そう、ぼんやり思ったリオルの視界に、すらっとした指が入った。肌荒れがない、きれいな指。
 それがトントンとノートのある箇所を叩いたので、リオルは我に返った。

「これは違う」
「えっ」
「我が国では正しいがな。向こうの国では違う意味になる」
「うぐ…」

 ―― 気づけば、いつの間にか勉強会になっていた。

 さすが貴族令息とでも言うべきか、チェザリエ語は習得済みで現在はツェルンガ皇国の言語を学んでいるとミランは告げた。
 ツェルンガ皇国といえば、この国からはだいぶ離れた位置にある国である。そこまで勉強する必要があるのか、とリオルが関心していると、ミランはあっさりと答えた。

「闇属性の皇子殿下が俺のクラスに留学していらっしゃるんだよ。何かと接する機会が多いから、学ばせてもらっている」
「闇属性…そういえば、ミラン先輩は俺やメディとも話してくれますね」
「俺の父があまり属性には頓着しないからか、俺もあまり気にならないんだ。むしろ、闇属性の魔法は生活面でも活用できると思うんだが…」

(…はじめてだ)

 リオルにとって、同世代の別属性の人間から変わらず接してくれる相手はジェーンとミラン以外知らない。ジェーンに至ってはもう数年前の話で、今はそうじゃないかもしれない。
 幼い頃から普通に話せるのは両親や精霊以外ではウォレス神父だけで、ウォレス以外の神父からは渋々といった態度で応対されることがほとんどだった。
 同じ属性同士のトーリやフランソワたちとは普通に話せるけれど、クラスメイトでも別属性の生徒なんかは硬い表情で会話はしてくれるだけ。阻害されないだけマシ、といった状態だ。

(こんなきれいで優しい人を悲しませるのか、ジャックって人は)

 僕だったらそんなことしないのに。
 そんな考えが頭を一瞬過ぎったが、リオルは胸の内にしまいこむ。

「…活用、できるかは分からないですけど」
「ん?」
「例えば、興奮してる人には鎮静効果だったり、不眠の人には眠りを与えることはできます」
「医療行為にも使えそうだな。風属性での治療で患者が暴れてしまい治療もままならないことがあると聞いたことがある」

 闇属性、というだけで皆厭われていたため、闇属性の魔法を研究した例は少ない。
 使うこと自体が悪、という見解が広まっている。発動する見た目が禍々しいからという理由もあるだろう。
 もし、戦闘以外でも皆の役に立てると理解が広まれば、リオルたち闇属性の人間も生きやすくなるのは明らかだ。

(考えてくれるだけでも、嬉しい)

「…今度、メディア嬢と一緒に俺のクラスに来てくれないか。許可証は渡す」
「ハイグレードのクラスに…?」
「そこに、闇の下級精霊がいるんだ。理不尽に囚われていたところをツェルンガ皇子殿下が保護されたのだが、|呪いがかけられているせいで鳥かごからも出れず、衰弱していくばかりで…」
「そんな!」
「ツェルンガ皇子殿下の魔力を受け取ってくれればいいんだが、警戒されてるのかできないんだ。だが、君らふたりならあの子も受け入れてくれるんじゃないかと思って」
「僕からメディに話します。絶対、メディなら助けてくれますから」

 メディフェルアは属性関係なく精霊たちに優しいことはリオルも知っている。
 彼女なら、その下級精霊の状態を知れば協力してくれるだろうとも。

「…ありがとう」 

 ふわり、とミランが嬉しそうに微笑んだ。
 普段の彼は無表情かアルカイックスマイルだから、こんな風に微笑むミランを目の当たりにするのはリオルは初めてだった。

 ドキドキと心臓が動く。どうしたんだろう、と思いながら、リオルはそこからしばらくの間、ミランから勉強法を教えてもらった。
 ミランの教え方はわかりやすく、その結果リオルは後日のテストで初めてチェザリエ語のテストで満点に近い点数を叩き出した。メディフェルアや周囲は驚いたものの、素直に祝福してくれてリオルは嬉しく、笑った。


 ◇◇


 日程を調整し、ウォレスに訪問したのはミランに説明した一週間後だった。
 十五年間過ごした、勝手知ったる敷地をリオルはミランに案内しながら進む。
 今日はメディフェルアは都合が悪いらしく、リオルとミランのふたりだけだ。

「やあ、いらっしゃい」

 指定された応接部屋に行けば、すでにウォレスが待っていた。
 スッと流れるように軽く頭を下げ「神のご加護に感謝を」と神父に対する挨拶を済ませたミランに、ウォレスは微笑んで頷く。
 リオルは案内役だから、とそのまま部屋から出ていこうとするとミランに引き止められた。首を傾げながらも、促されてソファにリオルはミランと並んで座る。シスターが三人分のお茶を配膳した。
 ミランの前に置かれたカップはリオルが見たことがある中でも文様が美しいものだ。おそらく、貴族向けのものなのだろう。リオルとウォレスの前に置かれたカップは見慣れた白磁のシンプルなものである。

 シスターが部屋から下がり、三人だけになって唇をお茶で潤してから「さて」とウォレスが呟いた。

「どこから話したものかな」
「リオルから大体の話は。メディア嬢が証拠を確保したと」
「うん、まあ、そうなんだ。映像記録の魔道具でね」
「そちらを拝見させていただくことは?」
「……当事者とはいえ、青少年である君には閲覧は許可できない。お父君であれば」

 ミランが眉間に皺を寄せる。
 どれほどのことをやらかしたのか…とは、リオルも抱いた感想だった。

「それに、ちょっとややこしいことになっていてね」
「ややこしいこととは?」
「アルス・ヤディール殿とジャック・ビュエラ殿、それからテオドール王子殿下三人での逢瀬の内容だった」

 ミランとリオルの目が大きく開かれる。
 映像自体の閲覧が制限される内容という前提からすると、要するに三人で不貞の言い逃れができない状況を作っていたということになる。

(だからメディはあの日早々に帰ったのか)

 証拠が確保できそうだ、と言われて協力したあの日。普段であれば成功しても失敗しても内容を話してくるメディフェルアが、証拠確保のため偽装した体調不良を理由にそのまま早退したのだ。
 映像を撮るためにそれを見ていたであろうメディフェルアの心労が計り知れない。
 
「……そうですか」

 しばらく間をおいて、ミランは淡々と感情を込めない声でそう呟いた。
 だが、膝の上に置かれた手は握り込まれ、ぐ、と力が込められている。

「どうする?証拠を送るかい?」
「…いえ。もう一押しがほしいので、まだ預かっていてもらえますか」
「もちろん」

 これではまだ、足りない。そう言わんばかりの申し出に、リオルはきゅっと口を一文字に結んで俯いた。
 この程度の不貞の証拠だけでは動いてくれないだろうとミランはグランパス伯爵を分析しているようだった。父なのに。家族なのに。

(ミラン先輩が、こんなに嫌がってるのに)

 どうしてこの人の幸せを願ってやれないのだろうか。
 庶民の考えかもしれないが、貴族だって、自分の家族が幸せになってほしいと思えないのだろうか。

「リオル」

 ミランから声がかかって、リオルはゆっくり顔をあげる。
 彼は苦笑いを浮かべている。そこに怒りなどの感情は見当たらない。

「そんなに握ってると血が出る」
「…ぁ」

 そっと手をとられる。いつの間にか握り込んでいた手のひらは真っ白になっていて、爪が食い込んだ痕がくっきりとついていた。

「ありがとう」
「え?」
「君がここにいてくれたから、落ち着いて聞けたと思う。ウォレス神父様も、彼の同席を許可いただき感謝いたします」
「内容が内容だから本来なら君ひとりで聞くべきだったんだろうけれど…リオルも事情を知っているし、いいかと思ったんだ。それが君の精神の安定に繋がったなら、良かったよ」

 ここに案内したとき、リオルは一度部屋から出ようとした。
 本来ならリオルが聞いてはいけない内容なのだ。事情は知っていてもセンシティブな内容だから。
 けれどミランは、リオルの同席を望んだ。ウォレスもそんなミランの様子を見て許可した。

 貴族子息らしく、立派で、勉強もできて、頼りになると思っていたミランに逆に頼られたのだと思った瞬間、リオルはぶわ、と頬を赤くした。
 そんなリオルの様子にミランは目を丸くしたが、リオルが照れたのだと思ったのだろう。年相応な笑顔を浮かべる。


 それを見た瞬間、リオルは理解した。
 ミランが好きだと。


 ウォレスはそんな微笑ましい光景を眺めながら、お茶を一口飲んだ。
感想 0

あなたにおすすめの小説

母は何処? 父はだぁれ?

穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。 産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。 妹も、実妹なのか不明だ。 そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。 父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。 母は、どこへ行ってしまったんだろう! というところからスタートする、 さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。 変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、 家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。 意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。 前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。 もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。 単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。 また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。 「小説家になろう」で連載していたものです。

私の生前がだいぶ不幸でカミサマにそれを話したら、何故かそれが役に立ったらしい

あとさん♪
ファンタジー
その瞬間を、何故かよく覚えている。 誰かに押されて、誰?と思って振り向いた。私の背を押したのはクラスメイトだった。私の背を押したままの、手を突き出した恰好で嘲笑っていた。 それが私の最後の記憶。 ※わかっている、これはご都合主義! ※設定はゆるんゆるん ※実在しない ※全五話

転生令嬢の食いしん坊万罪!

ねこたま本店
ファンタジー
   訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。  そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。  プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。  しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。  プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。  これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。  こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。  今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。 ※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。 ※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。

余命半年のはずが?異世界生活始めます

ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明… 不運が重なり、途方に暮れていると… 確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。

メインをはれない私は、普通に令嬢やってます

かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・ だから、この世界での普通の令嬢になります! ↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・

伯爵令息は後味の悪いハッピーエンドを回避したい

えながゆうき
ファンタジー
 停戦中の隣国の暗殺者に殺されそうになったフェルナンド・ガジェゴス伯爵令息は、目を覚ますと同時に、前世の記憶の一部を取り戻した。  どうやらこの世界は前世で妹がやっていた恋愛ゲームの世界であり、自分がその中の攻略対象であることを思い出したフェルナンド。  だがしかし、同時にフェルナンドがヒロインとハッピーエンドを迎えると、クーデターエンドを迎えることも思い出した。  もしクーデターが起これば、停戦中の隣国が再び侵攻してくることは間違いない。そうなれば、祖国は簡単に蹂躙されてしまうだろう。  後味の悪いハッピーエンドを回避するため、フェルナンドの戦いが今始まる!

乙女ゲームの悪役令嬢、ですか

碧井 汐桜香
ファンタジー
王子様って、本当に平民のヒロインに惚れるのだろうか?

【完結済】悪役令嬢の妹様

ファンタジー
 星守 真珠深(ほしもり ますみ)は社畜お局様街道をひた走る日本人女性。  そんな彼女が現在嵌っているのが『マジカルナイト・ミラクルドリーム』というベタな乙女ゲームに悪役令嬢として登場するアイシア・フォン・ラステリノーア公爵令嬢。  ぶっちゃけて言うと、ヒロイン、攻略対象共にどちらかと言えば嫌悪感しかない。しかし、何とかアイシアの断罪回避ルートはないものかと、探しに探してとうとう全ルート開き終えたのだが、全ては無駄な努力に終わってしまった。  やり場のない気持ちを抱え、気分転換にコンビニに行こうとしたら、気づけば悪楽令嬢アイシアの妹として転生していた。  ―――アイシアお姉様は私が守る!  最推し悪役令嬢、アイシアお姉様の断罪回避転生ライフを今ここに開始する! ※長編版をご希望下さり、本当にありがとうございます<(_ _)>  既に書き終えた物な為、激しく拙いですが特に手直し他はしていません。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載させていただいています。 ※作者創作の世界観です。史実等とは合致しない部分、異なる部分が多数あります。 ※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係がありません。 ※実際に用いられる事のない表現や造語が出てきますが、御容赦ください。 ※リアル都合等により不定期、且つまったり進行となっております。 ※上記同理由で、予告等なしに更新停滞する事もあります。 ※まだまだ至らなかったり稚拙だったりしますが、生暖かくお許しいただければ幸いです。 ※御都合主義がそこかしに顔出しします。設定が掌ドリルにならないように気を付けていますが、もし大ボケしてたらお許しください。 ※誤字脱字等々、標準てんこ盛り搭載となっている作者です。気づけば適宜修正等していきます…御迷惑おかけしますが、お許しください。