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第一章 死んでないが死にかけた
第20話 心意気
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オレたちがギルドの受付部屋に戻ると、ハッカイさんはまるで太陽が輝いているかのように満面の笑みで迎えてくれた。
その笑顔はどこか温かく、優しさを感じさせるものだった。
その瞬間、ジャックさんの顔がピクリと動く。
わずかな嫌悪感を滲ませながら、それでも口をつぐんでいた。
この反応を見る限り、ただの知人というわけでは無さそうだ。
「もしかして、お二人は長いんですか?」
「勿論だとも。オレはとある一件でジャックの剣の腕に惚れてな。ギルドマスターに指名されるまでは、ずっと共に戦っていたんだ」
ハッカイさんは過去を懐かしむようにジャックさんを見て笑う。
「お前が勝手についてきただけだろ」
ジャックさんは少し苛立ったように反応するが、その言葉にはどこか照れ隠しのようなものも見え隠れしていた。
「だが、迷惑だとも言わなかっただろう?」
ハッカイさんはにっこりと笑いながら返す。
彼らの会話は軽妙で、ギルドマスターと冒険者という関係性でありながらどこか砕けた雰囲気を漂わせている。
それがまるで長年の友情を証明するかのように、自然と心地よい空気を作り出していた。
オレはふと、自分もこんな風に心から信頼できる友人を持てたらいいな、と思わずにはいられなかった。
二人に確かな絆が感じられ、心の中で羨ましさが湧き上がる。
オレの周囲には活動的な人達が多く、自分と趣味がまったく異なっていた。
だからオレは周囲の空気に馴染むために当たり障りのない趣味を装っていたんだ。
自分が傷付かないために──。
「ガキんちょの冒険にはオレが付き添う事になった。チームとして登録しておいてくれ」
腕を組んだジャックさんが告げると、台帳を眺めていたエレインさんはあら、と首を傾げた。
「ということは、レティさんはジャックさんとは初共同任務になりますね」
「あ? レティも加わるのか?」
「ええ、マティス君と一緒にバベルテュラーに行くんですけど、魔法だけでは戦力に偏りがあるから、物理特化の魔法剣士さんを探そうと思ってたんですけど……」
まさかジャックさんを誘うとは想像すらしていなかった、とレティは朗らかに笑う。
勧誘したオレ自身も衝撃だった。
まさか誘った人が伝説級の戦士だなんて思わなかったから。
「そんで、嬢ちゃんはともかくガキんちょはそんな風体で冒険に行くつもりか?」
「あの、ガキンチョじゃなくてオレは……あ! 今さらだけどオレ、マティスって言います。すみません」
ようやくオレは自分が名乗ってないことに気付く。
場の空気に飲まれて舞い上がっていたらしい。
恥ずかしさから頭の後ろを掻くオレを、ジャックさんがニヤニヤしながら見下ろす。
「度胸はあるが、妙なところで抜けてるな。子供らしくて悪くないが」
「えー、えーっと防具……ですよね。お金がないのでこのままってわけにはいかないですよね……? 逃げ足だけは自信あるし、戦闘の邪魔にならないようにするんで」
するとその場にいた全員が虚を突かれたような顔で閉口する。
(いや、だってマジで金ねぇし! 皮とか鉄とか集めるの、この体じゃ無理だし、かと言って借りる事もできないしなぁ……)
「そんな所だろうとは思ってたけど、さすがに楽観的過ぎるだろ。標高どんだけ高いと思ってるんだ。氷の精霊だって潜んでるだろうし、もし見付かったら一瞬で猛吹雪だぞ」
そう言われれば確かにその通りである。
精霊達の存在は、まるでこの世界の息吹そのものだ。
火山の熱を宿す火の精霊、北の冷気に身を委ねる氷の精霊──。
それぞれの土地に根ざし、環境に応じてその形を変える。
その姿はまるで自然そのものが命を持っているかのようだ。
人間が利便を求めて勝手に土地を広げ破壊してきた結果、精霊達と人間の関係は冷え切っている。
今では好意をもって接してくれる精霊なんてほとんどいないと言っても過言ではない。
その目には怒りと悲しみが渦巻き、遭遇すればそれが激しい攻撃となって人間を襲うだろう。
そうなれば無防備なオレは無傷ではいられないはずだ。
その痛みを想像するだけで、背筋に寒気が走る。
「……いや、まあ、外に出たことが無いだろうし、そんなもんか。仕方ない、ちょっと待ってろ」
ジャックさんはそう言うと、足音を響かせてギルドを出て行った。
その背中を見送りながらオレは椅子に座り、無意識に足をブラブラと揺らした。
静かな空間に、レティと受付二人の何気ない会話が響いていた。
時間が過ぎ、物珍しい部屋の中を眺めるのも飽き始めた頃、ようやくジャックさんが戻ってきた。
その手には大きめの麻袋が握られている。
「おらよ」
「え?」
「え、じゃねえよ。お前にやるよ。さっさと受け取れ」
押し付けられた袋は予想以上に重くて、オレはしっかりと腕で抱え込んだ。
袋を床に下ろしレティと一緒に覗き込むと──。
「わあ……! これって……!
「ちょっ!! これ、こんなもの貰っていいんですか!?」
レティの声が嬉しそうに響く中、オレは思わず手を震わせながら袋の中身を見つめた。
驚きと戸惑いが入り混じった感情が胸に広がる。
「声がでけえよ。いいって言ってんだろ」
何だ何だ、とハッカイさんとエレインさんが興味津々に歩み寄ってきた。
その目線が袋の中身に集まり、ふっと二人の顔が綻ぶ。
「ほう、これは随分と懐かしいものを引っ張り出してきたものだな」
ハッカイさんがその品を見て、懐かしむように声を漏らす。
袋の中にあったのは鎧狼の毛皮で作られた精十分な耐久性を備えた装備一式。
価格にして3万ゴールド──それは、決して軽い金額ではない。
むしろかなり高級な部類に入る装備であり、そんなものを簡単に他人に渡してしまっていいのだろうか。
商店に売れば、半額以上で買い取って貰えるはずだ、
「こ、こんなの貰えませ」
「いいって言ってんだろ、貰っとけ。どうせオレも貰い物だ。そこのお節介な幼馴染からな」
「えっ」
幼馴染って誰が?と思って周囲を軽く見ると、ハッカイさんが宝物を見つけた子供のような顔で装備を眺めているのに気付く。
そういえば先程、懐かしいものと言っていたのも彼だ。
幼馴染で、歴戦を共にしてきた戦友の贈り物だなんて羨ましすぎる。
年数の長さに重きを置く訳では無いが、ゲームの中では「友よ」や「我が親友」といった言葉が簡単に使われていることが多い。
クエストをいくつかクリアしただけで、NPCたちはあっという間に親友のような顔をする。
突然「親友」と言われても、正直なところ複雑だった。
ゲームの設定だから仕方ないと分かってはいるが、どこか現実と離れた感じがしてしっくりこない。
友情というものは、そんなに簡単に成り立つものではないからだ。
「この装備はハッカイの手作りだ」
「えっ、作ったんですか!? これを!?」
鍛冶や錬金術のスキルは、数百、数千の素材を忍耐強く、そして何度も何度も消費し続けることで少しずつその技を磨いていく。
その過程はまるで無限の試練を重ねるようなものだ。
だからこそ、これらのスキルは「極マゾスキル」と呼ばれ、プレイヤー達の間で恐れられている。
「ハハハ、そんな大したことじゃないさ。ジャックの努力に比べれば我などまだまだよ」
「埃を被らせてるより余程良い。お前にはこれが今必要だろう?」
(本当に、いいのか?)
心苦しくなると同時に、ジャックさんのとハッカイさんの温かさがじんわりと心に染み込んでいく。
「良かったね、マティスくん」
「ハッカイは手を抜かない人だから、大切な友人への贈り物として精霊の加護も付けてるのよ。こうして誰かの想いが誰かに引き継がれていくって、とても素敵なことだわ。大切にしてね」
「……はい!」
下ろし立ての新品の装備よりずっと素敵な、誰かを守りたいという思いが込められた大切にされてきた品だ。
レティとエレインさんの言葉に、オレは大きく頷いた。
その笑顔はどこか温かく、優しさを感じさせるものだった。
その瞬間、ジャックさんの顔がピクリと動く。
わずかな嫌悪感を滲ませながら、それでも口をつぐんでいた。
この反応を見る限り、ただの知人というわけでは無さそうだ。
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「勿論だとも。オレはとある一件でジャックの剣の腕に惚れてな。ギルドマスターに指名されるまでは、ずっと共に戦っていたんだ」
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ジャックさんは少し苛立ったように反応するが、その言葉にはどこか照れ隠しのようなものも見え隠れしていた。
「だが、迷惑だとも言わなかっただろう?」
ハッカイさんはにっこりと笑いながら返す。
彼らの会話は軽妙で、ギルドマスターと冒険者という関係性でありながらどこか砕けた雰囲気を漂わせている。
それがまるで長年の友情を証明するかのように、自然と心地よい空気を作り出していた。
オレはふと、自分もこんな風に心から信頼できる友人を持てたらいいな、と思わずにはいられなかった。
二人に確かな絆が感じられ、心の中で羨ましさが湧き上がる。
オレの周囲には活動的な人達が多く、自分と趣味がまったく異なっていた。
だからオレは周囲の空気に馴染むために当たり障りのない趣味を装っていたんだ。
自分が傷付かないために──。
「ガキんちょの冒険にはオレが付き添う事になった。チームとして登録しておいてくれ」
腕を組んだジャックさんが告げると、台帳を眺めていたエレインさんはあら、と首を傾げた。
「ということは、レティさんはジャックさんとは初共同任務になりますね」
「あ? レティも加わるのか?」
「ええ、マティス君と一緒にバベルテュラーに行くんですけど、魔法だけでは戦力に偏りがあるから、物理特化の魔法剣士さんを探そうと思ってたんですけど……」
まさかジャックさんを誘うとは想像すらしていなかった、とレティは朗らかに笑う。
勧誘したオレ自身も衝撃だった。
まさか誘った人が伝説級の戦士だなんて思わなかったから。
「そんで、嬢ちゃんはともかくガキんちょはそんな風体で冒険に行くつもりか?」
「あの、ガキンチョじゃなくてオレは……あ! 今さらだけどオレ、マティスって言います。すみません」
ようやくオレは自分が名乗ってないことに気付く。
場の空気に飲まれて舞い上がっていたらしい。
恥ずかしさから頭の後ろを掻くオレを、ジャックさんがニヤニヤしながら見下ろす。
「度胸はあるが、妙なところで抜けてるな。子供らしくて悪くないが」
「えー、えーっと防具……ですよね。お金がないのでこのままってわけにはいかないですよね……? 逃げ足だけは自信あるし、戦闘の邪魔にならないようにするんで」
するとその場にいた全員が虚を突かれたような顔で閉口する。
(いや、だってマジで金ねぇし! 皮とか鉄とか集めるの、この体じゃ無理だし、かと言って借りる事もできないしなぁ……)
「そんな所だろうとは思ってたけど、さすがに楽観的過ぎるだろ。標高どんだけ高いと思ってるんだ。氷の精霊だって潜んでるだろうし、もし見付かったら一瞬で猛吹雪だぞ」
そう言われれば確かにその通りである。
精霊達の存在は、まるでこの世界の息吹そのものだ。
火山の熱を宿す火の精霊、北の冷気に身を委ねる氷の精霊──。
それぞれの土地に根ざし、環境に応じてその形を変える。
その姿はまるで自然そのものが命を持っているかのようだ。
人間が利便を求めて勝手に土地を広げ破壊してきた結果、精霊達と人間の関係は冷え切っている。
今では好意をもって接してくれる精霊なんてほとんどいないと言っても過言ではない。
その目には怒りと悲しみが渦巻き、遭遇すればそれが激しい攻撃となって人間を襲うだろう。
そうなれば無防備なオレは無傷ではいられないはずだ。
その痛みを想像するだけで、背筋に寒気が走る。
「……いや、まあ、外に出たことが無いだろうし、そんなもんか。仕方ない、ちょっと待ってろ」
ジャックさんはそう言うと、足音を響かせてギルドを出て行った。
その背中を見送りながらオレは椅子に座り、無意識に足をブラブラと揺らした。
静かな空間に、レティと受付二人の何気ない会話が響いていた。
時間が過ぎ、物珍しい部屋の中を眺めるのも飽き始めた頃、ようやくジャックさんが戻ってきた。
その手には大きめの麻袋が握られている。
「おらよ」
「え?」
「え、じゃねえよ。お前にやるよ。さっさと受け取れ」
押し付けられた袋は予想以上に重くて、オレはしっかりと腕で抱え込んだ。
袋を床に下ろしレティと一緒に覗き込むと──。
「わあ……! これって……!
「ちょっ!! これ、こんなもの貰っていいんですか!?」
レティの声が嬉しそうに響く中、オレは思わず手を震わせながら袋の中身を見つめた。
驚きと戸惑いが入り混じった感情が胸に広がる。
「声がでけえよ。いいって言ってんだろ」
何だ何だ、とハッカイさんとエレインさんが興味津々に歩み寄ってきた。
その目線が袋の中身に集まり、ふっと二人の顔が綻ぶ。
「ほう、これは随分と懐かしいものを引っ張り出してきたものだな」
ハッカイさんがその品を見て、懐かしむように声を漏らす。
袋の中にあったのは鎧狼の毛皮で作られた精十分な耐久性を備えた装備一式。
価格にして3万ゴールド──それは、決して軽い金額ではない。
むしろかなり高級な部類に入る装備であり、そんなものを簡単に他人に渡してしまっていいのだろうか。
商店に売れば、半額以上で買い取って貰えるはずだ、
「こ、こんなの貰えませ」
「いいって言ってんだろ、貰っとけ。どうせオレも貰い物だ。そこのお節介な幼馴染からな」
「えっ」
幼馴染って誰が?と思って周囲を軽く見ると、ハッカイさんが宝物を見つけた子供のような顔で装備を眺めているのに気付く。
そういえば先程、懐かしいものと言っていたのも彼だ。
幼馴染で、歴戦を共にしてきた戦友の贈り物だなんて羨ましすぎる。
年数の長さに重きを置く訳では無いが、ゲームの中では「友よ」や「我が親友」といった言葉が簡単に使われていることが多い。
クエストをいくつかクリアしただけで、NPCたちはあっという間に親友のような顔をする。
突然「親友」と言われても、正直なところ複雑だった。
ゲームの設定だから仕方ないと分かってはいるが、どこか現実と離れた感じがしてしっくりこない。
友情というものは、そんなに簡単に成り立つものではないからだ。
「この装備はハッカイの手作りだ」
「えっ、作ったんですか!? これを!?」
鍛冶や錬金術のスキルは、数百、数千の素材を忍耐強く、そして何度も何度も消費し続けることで少しずつその技を磨いていく。
その過程はまるで無限の試練を重ねるようなものだ。
だからこそ、これらのスキルは「極マゾスキル」と呼ばれ、プレイヤー達の間で恐れられている。
「ハハハ、そんな大したことじゃないさ。ジャックの努力に比べれば我などまだまだよ」
「埃を被らせてるより余程良い。お前にはこれが今必要だろう?」
(本当に、いいのか?)
心苦しくなると同時に、ジャックさんのとハッカイさんの温かさがじんわりと心に染み込んでいく。
「良かったね、マティスくん」
「ハッカイは手を抜かない人だから、大切な友人への贈り物として精霊の加護も付けてるのよ。こうして誰かの想いが誰かに引き継がれていくって、とても素敵なことだわ。大切にしてね」
「……はい!」
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レティとエレインさんの言葉に、オレは大きく頷いた。
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