31 / 131
トリの柔らか煮込み
トリの柔らか煮込み3
しおりを挟む
道に沿っていくとエドは森の開けたところに入っていく。誰かが焚き火をした跡があり、近くにあるブナの木に荷車を外したスリを繋いだ。
「ここで火を焚いておくからスリと荷車はここで留守番だ」
「じゃあ私はスリが見える範囲でベリーを摘むわ」
「ああ。周りには気をつけろよ」
朝日が昇る前に村を出てきたので太陽はまだ真上どころか朝日に近い。そんな太陽を見上げるエドは「昼過ぎには撤退だな。お前居るから野宿はな……」と、言う。
アリシャは腰に手を当てて眉を吊り上げた。
「そうやっていつもいつも邪魔者みたいに!」
「んなこと言ってねーし。違うだろ。お前女なんだし、俺の優しさだ。バーカ」
少し怯んで、でもやはりツンとして言い返す。
「それなら言い方ってものがあるじゃない。優しさなら優しく言ってほしいわ」
あほらしと呟くとカゴに入れてあったパンを包みから出して咥えた。
弓矢と矢筒は既に携帯していたので、槍を一本掴んでさっさと狩りに出ていってしまった。
「自分で火を焚くみたいなこと言って、なによ!」
怒って火を焚くのを忘れて行ってしまったことに悪態をついたが、スリが見ていたので口を噤む。それからスリに近寄ってスリの身体に額をつけた。
「なんでかなぁ。エド相手だと上手くいかないのよ。ホントはさ、感謝しているのよ? だって助けてくれた人だし、色々言いながらもこうやって連れてきてくれたんだもの」
自分がただの足手まといなのは承知していたし、だからエドの態度はまぁまぁ寛大だと頭では思っていた。
「帰りは仲良く出来るようにする。よし、そうしよう。じゃあ、火を起こすわね。まずは木を集めましょ」
落ちている枝を集め、火を点けると白い煙が上がる。これで遠くからでも場所がわかるし、狼などからスリを守れるのだ。
荷台からカゴを掴むとスリに言って聞かせる。
「ベリーを採ってくるわね。ベリーのパイは最高に美味しいのよ。遠くには行かないから待っていてね」
スリの顔を撫でるとアリシャもすぐ近くの森に入っていく。落ち葉が積み重なった森は独特の臭いがした。
探すという程手間もかからずベリーの大きな茂みがアリシャの前に現れて、鈴なりのベリーに心が踊った。振り返ると木々の合間から頭を垂れているスリが見えた。場所も悪くない。アリシャは屈んで青く熟したベリーを摘み始める。
コロコロの実を掌に落とし込むように摘んでいき、ある程度手の中に貯まるとカゴへ。同じ動作の繰り返し。やってもやっても嬉しいのか悲しいのか、まるで木のベリーが減っているようには感じない。
これは何も考えずとにかく摘むことに集中しないと心が折れると思ったアリシャは無心に手を動かしていった。甘熟したベリーは甘い匂いを漂わせ、それに惹きつけられた蜂がブンブン羽音を立てている。単純作業は楽しいとは言えないが香りや羽音を楽しめるのは悪くない。
時々カゴを覗けば頑張った分だけベリーの山が築かれていて気分が良かった。
ベリー摘みに集中していたアリシャの耳に、突然風を切る音がした。その直後、鳴き叫びながら森を走り回る猪の姿を間近で見て思わず尻もちをついていた。
いつの間にか猪がアリシャのすぐ横まで来ていたらしい。人間を見つけると攻撃態勢に入るのは熊や狼だけではない。猪も襲ってくるのだ。
「アリシャ! こっちだ! 走ってこい!」
尻もちをついたまま声のする方に顔を向けると、エドが弓を引いた状態で荒れ狂う猪を狙っていた。それでなくても気性の荒い猪なのに、エドが放った矢が背に刺さっていて怒り狂っている。
「早く!」
エドに急かされるがアリシャは震えて立ち上がることも出来ない。
「エド!」
這って移動をするアリシャに、エドは弓を構えるのを諦めて、槍を持って走ってくる。
アリシャはエドの背後から突進してくる猪の姿を見ていた。ぐるりと回ってきた猪はエドに狙いを定め、さっきまでとは違い一直線に駆けてきた。
「エド! 後ろ!」
エドは直ぐに振り向くが、槍を構える時間的余裕はなかった。
(ダメーー!!)
叫んだのかどうかすらわからなかった。ただ、アリシャはエドが傷付くのを見たくなかった。
その時、エドの前方に凄まじい風が吹いた。それは扇状に広がり草を薙ぎ倒し猪を吹き飛ばした。
森の木々に居たであろう鳥達が一斉に空へと飛び立って危機を知らせる警戒音を叫び大騒ぎを始めた。
アリシャは自分の目の前に広がる光景に愕然とし、震え慄いていた。
(村が……私の村が……。母さん、父さん)
火のついた家がバリバリと音を立てて崩れていく。焦げ臭さや土の匂いや、生臭さ。折り重なるように亡くなっているのは牛飼いのナジ一家。まだ三つにしかなってない末っ子のイムまであり得ない方向に首が向いている。
(なんてことなの……あぁ、なんで)
「……おい! アリシャ! しっかりしろ」
遠く、遥か彼方から聞いたことのある声がしていた。アリシャは止まらない涙を拭うが、見えるのは父と母の無惨な姿だけだった。
「またか……アリシャ。泣くな、俺を見ろ」
涙で滲む世界に見たことのある顔。
「そうだ。俺が誰だかわかるか?」
「村が……村が燃えているの。ああ、みんなが……」
「しっかりしろ! 俺はエドだ。お前はもう違う生活をしてるだろ?」
「エド……エド……?」
錯乱し涙を滴らせるアリシャを抱き寄せ力強く抱きしめた。
「そうだ。思い出せ。レオさんに、父さんはドクだ。母さんはレゼナ。ウィンやリアナやジャンがいたろ」
アリシャはエドにしがみつき「村が燃えているの。私はどうしたら……どうしたらいいの?」と、またパニックに陥っていく。
「ここで火を焚いておくからスリと荷車はここで留守番だ」
「じゃあ私はスリが見える範囲でベリーを摘むわ」
「ああ。周りには気をつけろよ」
朝日が昇る前に村を出てきたので太陽はまだ真上どころか朝日に近い。そんな太陽を見上げるエドは「昼過ぎには撤退だな。お前居るから野宿はな……」と、言う。
アリシャは腰に手を当てて眉を吊り上げた。
「そうやっていつもいつも邪魔者みたいに!」
「んなこと言ってねーし。違うだろ。お前女なんだし、俺の優しさだ。バーカ」
少し怯んで、でもやはりツンとして言い返す。
「それなら言い方ってものがあるじゃない。優しさなら優しく言ってほしいわ」
あほらしと呟くとカゴに入れてあったパンを包みから出して咥えた。
弓矢と矢筒は既に携帯していたので、槍を一本掴んでさっさと狩りに出ていってしまった。
「自分で火を焚くみたいなこと言って、なによ!」
怒って火を焚くのを忘れて行ってしまったことに悪態をついたが、スリが見ていたので口を噤む。それからスリに近寄ってスリの身体に額をつけた。
「なんでかなぁ。エド相手だと上手くいかないのよ。ホントはさ、感謝しているのよ? だって助けてくれた人だし、色々言いながらもこうやって連れてきてくれたんだもの」
自分がただの足手まといなのは承知していたし、だからエドの態度はまぁまぁ寛大だと頭では思っていた。
「帰りは仲良く出来るようにする。よし、そうしよう。じゃあ、火を起こすわね。まずは木を集めましょ」
落ちている枝を集め、火を点けると白い煙が上がる。これで遠くからでも場所がわかるし、狼などからスリを守れるのだ。
荷台からカゴを掴むとスリに言って聞かせる。
「ベリーを採ってくるわね。ベリーのパイは最高に美味しいのよ。遠くには行かないから待っていてね」
スリの顔を撫でるとアリシャもすぐ近くの森に入っていく。落ち葉が積み重なった森は独特の臭いがした。
探すという程手間もかからずベリーの大きな茂みがアリシャの前に現れて、鈴なりのベリーに心が踊った。振り返ると木々の合間から頭を垂れているスリが見えた。場所も悪くない。アリシャは屈んで青く熟したベリーを摘み始める。
コロコロの実を掌に落とし込むように摘んでいき、ある程度手の中に貯まるとカゴへ。同じ動作の繰り返し。やってもやっても嬉しいのか悲しいのか、まるで木のベリーが減っているようには感じない。
これは何も考えずとにかく摘むことに集中しないと心が折れると思ったアリシャは無心に手を動かしていった。甘熟したベリーは甘い匂いを漂わせ、それに惹きつけられた蜂がブンブン羽音を立てている。単純作業は楽しいとは言えないが香りや羽音を楽しめるのは悪くない。
時々カゴを覗けば頑張った分だけベリーの山が築かれていて気分が良かった。
ベリー摘みに集中していたアリシャの耳に、突然風を切る音がした。その直後、鳴き叫びながら森を走り回る猪の姿を間近で見て思わず尻もちをついていた。
いつの間にか猪がアリシャのすぐ横まで来ていたらしい。人間を見つけると攻撃態勢に入るのは熊や狼だけではない。猪も襲ってくるのだ。
「アリシャ! こっちだ! 走ってこい!」
尻もちをついたまま声のする方に顔を向けると、エドが弓を引いた状態で荒れ狂う猪を狙っていた。それでなくても気性の荒い猪なのに、エドが放った矢が背に刺さっていて怒り狂っている。
「早く!」
エドに急かされるがアリシャは震えて立ち上がることも出来ない。
「エド!」
這って移動をするアリシャに、エドは弓を構えるのを諦めて、槍を持って走ってくる。
アリシャはエドの背後から突進してくる猪の姿を見ていた。ぐるりと回ってきた猪はエドに狙いを定め、さっきまでとは違い一直線に駆けてきた。
「エド! 後ろ!」
エドは直ぐに振り向くが、槍を構える時間的余裕はなかった。
(ダメーー!!)
叫んだのかどうかすらわからなかった。ただ、アリシャはエドが傷付くのを見たくなかった。
その時、エドの前方に凄まじい風が吹いた。それは扇状に広がり草を薙ぎ倒し猪を吹き飛ばした。
森の木々に居たであろう鳥達が一斉に空へと飛び立って危機を知らせる警戒音を叫び大騒ぎを始めた。
アリシャは自分の目の前に広がる光景に愕然とし、震え慄いていた。
(村が……私の村が……。母さん、父さん)
火のついた家がバリバリと音を立てて崩れていく。焦げ臭さや土の匂いや、生臭さ。折り重なるように亡くなっているのは牛飼いのナジ一家。まだ三つにしかなってない末っ子のイムまであり得ない方向に首が向いている。
(なんてことなの……あぁ、なんで)
「……おい! アリシャ! しっかりしろ」
遠く、遥か彼方から聞いたことのある声がしていた。アリシャは止まらない涙を拭うが、見えるのは父と母の無惨な姿だけだった。
「またか……アリシャ。泣くな、俺を見ろ」
涙で滲む世界に見たことのある顔。
「そうだ。俺が誰だかわかるか?」
「村が……村が燃えているの。ああ、みんなが……」
「しっかりしろ! 俺はエドだ。お前はもう違う生活をしてるだろ?」
「エド……エド……?」
錯乱し涙を滴らせるアリシャを抱き寄せ力強く抱きしめた。
「そうだ。思い出せ。レオさんに、父さんはドクだ。母さんはレゼナ。ウィンやリアナやジャンがいたろ」
アリシャはエドにしがみつき「村が燃えているの。私はどうしたら……どうしたらいいの?」と、またパニックに陥っていく。
89
あなたにおすすめの小説
【完結】追放された生活錬金術師は好きなようにブランド運営します!
加藤伊織
ファンタジー
(全151話予定)世界からは魔法が消えていっており、錬金術師も賢者の石や金を作ることは不可能になっている。そんな中で、生活に必要な細々とした物を作る生活錬金術は「小さな錬金術」と呼ばれていた。
カモミールは師であるロクサーヌから勧められて「小さな錬金術」の道を歩み、ロクサーヌと共に化粧品のブランドを立ち上げて成功していた。しかし、ロクサーヌの突然の死により、その息子で兄弟子であるガストンから住み込んで働いていた家を追い出される。
落ち込みはしたが幼馴染みのヴァージルや友人のタマラに励まされ、独立して工房を持つことにしたカモミールだったが、師と共に運営してきたブランドは名義がガストンに引き継がれており、全て一から出直しという状況に。
そんな中、格安で見つけた恐ろしく古い工房を買い取ることができ、カモミールはその工房で新たなスタートを切ることにした。
器具付き・格安・ただし狭くてボロい……そんな訳あり物件だったが、更におまけが付いていた。据えられた錬金釜が1000年の時を経て精霊となり、人の姿を取ってカモミールの前に現れたのだ。
失われた栄光の過去を懐かしみ、賢者の石やホムンクルスの作成に挑ませようとする錬金釜の精霊・テオ。それに対して全く興味が無い日常指向のカモミール。
過保護な幼馴染みも隣に引っ越してきて、予想外に騒がしい日常が彼女を待っていた。
これは、ポーションも作れないし冒険もしない、ささやかな錬金術師の物語である。
彼女は化粧品や石けんを作り、「ささやかな小市民」でいたつもりなのだが、品質の良い化粧品を作る彼女を周囲が放っておく訳はなく――。
毎日15:10に1話ずつ更新です。
この作品は小説家になろう様・カクヨム様・ノベルアッププラス様にも掲載しています。
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
【完結】没落令嬢、異世界で紅茶店を開くことにいたしました〜香りと静寂と癒しの一杯をあなたに〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
夜会で父が失脚し、家は没落。屋敷の裏階段で滑り落ち、気づけば異世界――。
王国貴族だったアナスタシアが転移先で授かったのは、“極上調合”という紅茶とハーブのスキルだった。
戦う気はございませんの。復讐もざまぁも、疲れますわ。
彼女が選んだのは、湖畔の古びた小屋で静かにお茶を淹れること。
奇跡の一杯は病を癒やし、呪いを祓い、魔力を整える力を持つが、
彼女は誰にも媚びず、ただ静けさの中で湯気を楽しむのみ。
「お代は結構ですわ。……代わりに花と静寂を置いていってくださる?」
騎士も王女も英雄も訪れるが、彼女は気まぐれに一杯を淹れるだけ。
これは、香草と紅茶に囲まれた元令嬢の、優雅で自由な異世界スローライフ。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/466596284/episode/5320962
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/387029553/episode/10775138
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/84576624/episode/5093144
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/786307039/episode/2285646
出来損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出来損ないを望む
家具屋ふふみに
ファンタジー
この世界には魔法が存在する。
そして生まれ持つ適性がある属性しか使えない。
その属性は主に6つ。
火・水・風・土・雷・そして……無。
クーリアは伯爵令嬢として生まれた。
貴族は生まれながらに魔力、そして属性の適性が多いとされている。
そんな中で、クーリアは無属性の適性しかなかった。
無属性しか扱えない者は『白』と呼ばれる。
その呼び名は貴族にとって屈辱でしかない。
だからクーリアは出来損ないと呼ばれた。
そして彼女はその通りの出来損ない……ではなかった。
これは彼女の本気を引き出したい彼女の周りの人達と、絶対に本気を出したくない彼女との攻防を描いた、そんな物語。
そしてクーリアは、自身に隠された秘密を知る……そんなお話。
設定揺らぎまくりで安定しないかもしれませんが、そういうものだと納得してくださいm(_ _)m
※←このマークがある話は大体一人称。
平民に転落した元令嬢、拾ってくれた騎士がまさかの王族でした
タマ マコト
ファンタジー
没落した公爵令嬢アメリアは、婚約者の裏切りによって家も名も失い、雨の夜に倒れたところを一人の騎士カイルに救われる。
身分を隠し「ミリア」と名乗る彼女は、静かな村で小さな幸せを見つけ、少しずつ心を取り戻していく。
だが、優しくも謎めいたカイルには、王族にしか持ちえない気品と秘密があり――
それが、二人の運命を大きく動かす始まりとなるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる