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うなぎの団子入りクリームシチュー
うなぎの団子入りクリームシチュー3
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そんなジャンヌと入れ違いでエドが広間に入ってきた。
「揉め事か?」
エドは親指を後ろ向きに指し、ジャンヌの事をボリスに問う。ボリスは戸の所にいるアリシャを手招きして呼び寄せ、三人揃ったところでため息をついた。
「ジャンヌの職業がわかったよ」
そこでまずアリシャにこう前置きをした。
「俺は職業差別はしない主義なんだ。どんなに汚れた仕事でも、それを誰かがやらなきゃならないなら従事している人を笑ってはいけないと思う」
いわゆる墓守などは蔑まされることがあるが、そういう人が居ないと墓は荒らされ死者は浮かばれない。アリシャはボリスの言葉に同意の意味で頷いてみせた。
「いいかな? ジャンヌは娼婦だ」
断言したボリスに、エドはああと納得してみせたが「なぜわかる?」と質問した。
「アリシャにギノスって言ったのが聞こえたんだ。これは娼婦たちしか使わない隠語で金の亡者って意味だ」
そこで言い訳のように肩を上げ「娼婦と酒場で仲良くなってね。一時期よく酒を飲んでいたんだ」とアリシャに言った。
「そう……。娼婦たちだけなのね、その言葉を使うのは」
「らしいよ。俺も始めて聞いたときに意味がわからなくて聞いたからね」
アリシャは重い気持ちで口を引き結んだ。ジャンヌが娼婦でも構わないが、それなら絶対に従者は来ない。持ち金がないなら宿代は払ってもらえそうもない。
「どうしたらいいのかしら。宿代が貰えてないの。払えないなら出て行って欲しいと言ったら従者が来たら払うって……でも来ないわよね」
来ないだろうね。と断言したボリスの言葉にアリシャは改めて肩を落とした。
「お金は諦めて出て行って貰うしかないのかな。でも、いつも話にならなくて」
黙って聞いていたエドが「服を売らせればいい。レゼナ曰くあれは高いってさ」と言い、ボリスはそうだなと答えた。
「服を売ってくれるとは思えないわ」
うーんと唸ったボリスが髪を掻き上げる。
「この辺に娼館はあるか? 俺はそこまで土地勘がないから」
ボリスとアリシャの視線がエドに集まると「知らねぇよ。俺に聞くなよ」と不機嫌に答えた。
「リリーさんに聞いたら早いか。アヴリルに聞きに行ってもらおう。娼館に引き取ってもらえば借金は回収できる」
それにはアリシャの良心が傷んで同意しかねた。プライドを持って働いているくらいならいいが、ジャンヌは娼婦であることを隠していた。知られたくないくらいなのだから、もう娼婦には戻りたくないのかもしれないと思ったのだ。
「リリーさんに聞くのはいいけど、本人に行く気があるかどうかは聞いてほしい。行きたくないなら服を売ってもらって、自活する為に家をなんとか──」
アリシャが庇って自活する方向で話をしていたら、ボリスが首を横に振った。
「アリシャ、ジャンヌを見ていただろ? 彼女には娼婦以外に金を稼ぐ能力はないよ。自活は無理だ」
方向性が纏まらずにその場はとにかくお開きになり、アリシャはウナギの皮を剥いで身を取る作業に勤しんだ。
骨を残してスプーンで身を削ぎ落とすと、そのまま骨は炉に乗せてこんがり焼けたら待機中のココに食べさせた。取り残しの身と骨に大喜びするココを見ていると気持ちが癒やされる。
(商いをするって簡単ではないわね……)
仕入れて売るだけではないことを改めて思い知る。この先、ジャンヌのような客が来たらどうしたらいいのかと悩みながら作業を進めていった。
玉ねぎは大量にスライス、人参は小さく切り分けて待機させる。ふわふわの身だけになったウナギには塩を軽く振り、すり潰したアーモンドを入れた。
(娼婦の人が居なければ犯罪が増えると言われているし、ジャンヌが娼婦だったとしてもそれは悪くない。それよりお金を払う宛がないのに宿屋に居続け方が問題だわ)
そこで手を止めてアヴリルの話していた内容を思い出した。
(もしかするとウィンを誘ったのはそういう事だったのかしら。お金を得るために……でも、そんなことされたら夫婦仲に亀裂が入ってしまうじゃない)
気持ちは複雑だ。仕事をしてもらわねば宿代は回収できない。しかし、村人相手に体を売られるのは抵抗がある。
下味をつけ終えたウナギのすり身を油に落として揚げることにした。中はふわふわで周りはパリッとした団子にし、クリームシチューに入れる。想像しただけでアリシャの腹がキュッと鳴った。
かなりの量が出来そうだし、これなら余っても翌日に間食用に売りに出せそうだ。その時は得意のエビ塩を掛ければいいだろう。
料理を完成させるには、先にクリームシチューを作らなければならない。小麦粉と玉ねぎを同時に弱火で炒め、その後ミルクを入れて塩で味を調える。用意してあった具材を投入し、弱火で煮込んでいく。
いつものように翌日のパン生地を仕込んでいると広間から何やら言い争う声がし、アリシャは急いで鍋を火から下ろして広間に顔を出した。
「いやいや待て、ルク。ナジさんはなんて言ってるんだ?」
暖炉の石の間に粘土を詰めていたボリスが片手で道具を、もう片方の手でルクの手を掴んでいた。ルクの隣にはジャンヌが居て、エドは手にしていた石を足元に置いているところだった。
「俺たちのことを許してくれないなら出ていくって言ったら、それなら好きにしろって許してくれた」
それは許したとは言わないんじゃないかとエドが呟く。
「どうしたの?」
アリシャが声を掛けると、ジャンヌがルクの腕にしがみついて涙を浮かべた。
「どうしたのって、あなたが言うの? 私を追い出そうとしたくせに。私がストルカ国ルヴェリ町の領主の娘だと話しても信じず、火事に遭って逃げてきたと言ったら鼻で笑ったじゃない」
そんなの初耳だ。驚いているところにルクがアリシャを批難した。
「君は優しい人だと思っていたのに冷たいな」
「揉め事か?」
エドは親指を後ろ向きに指し、ジャンヌの事をボリスに問う。ボリスは戸の所にいるアリシャを手招きして呼び寄せ、三人揃ったところでため息をついた。
「ジャンヌの職業がわかったよ」
そこでまずアリシャにこう前置きをした。
「俺は職業差別はしない主義なんだ。どんなに汚れた仕事でも、それを誰かがやらなきゃならないなら従事している人を笑ってはいけないと思う」
いわゆる墓守などは蔑まされることがあるが、そういう人が居ないと墓は荒らされ死者は浮かばれない。アリシャはボリスの言葉に同意の意味で頷いてみせた。
「いいかな? ジャンヌは娼婦だ」
断言したボリスに、エドはああと納得してみせたが「なぜわかる?」と質問した。
「アリシャにギノスって言ったのが聞こえたんだ。これは娼婦たちしか使わない隠語で金の亡者って意味だ」
そこで言い訳のように肩を上げ「娼婦と酒場で仲良くなってね。一時期よく酒を飲んでいたんだ」とアリシャに言った。
「そう……。娼婦たちだけなのね、その言葉を使うのは」
「らしいよ。俺も始めて聞いたときに意味がわからなくて聞いたからね」
アリシャは重い気持ちで口を引き結んだ。ジャンヌが娼婦でも構わないが、それなら絶対に従者は来ない。持ち金がないなら宿代は払ってもらえそうもない。
「どうしたらいいのかしら。宿代が貰えてないの。払えないなら出て行って欲しいと言ったら従者が来たら払うって……でも来ないわよね」
来ないだろうね。と断言したボリスの言葉にアリシャは改めて肩を落とした。
「お金は諦めて出て行って貰うしかないのかな。でも、いつも話にならなくて」
黙って聞いていたエドが「服を売らせればいい。レゼナ曰くあれは高いってさ」と言い、ボリスはそうだなと答えた。
「服を売ってくれるとは思えないわ」
うーんと唸ったボリスが髪を掻き上げる。
「この辺に娼館はあるか? 俺はそこまで土地勘がないから」
ボリスとアリシャの視線がエドに集まると「知らねぇよ。俺に聞くなよ」と不機嫌に答えた。
「リリーさんに聞いたら早いか。アヴリルに聞きに行ってもらおう。娼館に引き取ってもらえば借金は回収できる」
それにはアリシャの良心が傷んで同意しかねた。プライドを持って働いているくらいならいいが、ジャンヌは娼婦であることを隠していた。知られたくないくらいなのだから、もう娼婦には戻りたくないのかもしれないと思ったのだ。
「リリーさんに聞くのはいいけど、本人に行く気があるかどうかは聞いてほしい。行きたくないなら服を売ってもらって、自活する為に家をなんとか──」
アリシャが庇って自活する方向で話をしていたら、ボリスが首を横に振った。
「アリシャ、ジャンヌを見ていただろ? 彼女には娼婦以外に金を稼ぐ能力はないよ。自活は無理だ」
方向性が纏まらずにその場はとにかくお開きになり、アリシャはウナギの皮を剥いで身を取る作業に勤しんだ。
骨を残してスプーンで身を削ぎ落とすと、そのまま骨は炉に乗せてこんがり焼けたら待機中のココに食べさせた。取り残しの身と骨に大喜びするココを見ていると気持ちが癒やされる。
(商いをするって簡単ではないわね……)
仕入れて売るだけではないことを改めて思い知る。この先、ジャンヌのような客が来たらどうしたらいいのかと悩みながら作業を進めていった。
玉ねぎは大量にスライス、人参は小さく切り分けて待機させる。ふわふわの身だけになったウナギには塩を軽く振り、すり潰したアーモンドを入れた。
(娼婦の人が居なければ犯罪が増えると言われているし、ジャンヌが娼婦だったとしてもそれは悪くない。それよりお金を払う宛がないのに宿屋に居続け方が問題だわ)
そこで手を止めてアヴリルの話していた内容を思い出した。
(もしかするとウィンを誘ったのはそういう事だったのかしら。お金を得るために……でも、そんなことされたら夫婦仲に亀裂が入ってしまうじゃない)
気持ちは複雑だ。仕事をしてもらわねば宿代は回収できない。しかし、村人相手に体を売られるのは抵抗がある。
下味をつけ終えたウナギのすり身を油に落として揚げることにした。中はふわふわで周りはパリッとした団子にし、クリームシチューに入れる。想像しただけでアリシャの腹がキュッと鳴った。
かなりの量が出来そうだし、これなら余っても翌日に間食用に売りに出せそうだ。その時は得意のエビ塩を掛ければいいだろう。
料理を完成させるには、先にクリームシチューを作らなければならない。小麦粉と玉ねぎを同時に弱火で炒め、その後ミルクを入れて塩で味を調える。用意してあった具材を投入し、弱火で煮込んでいく。
いつものように翌日のパン生地を仕込んでいると広間から何やら言い争う声がし、アリシャは急いで鍋を火から下ろして広間に顔を出した。
「いやいや待て、ルク。ナジさんはなんて言ってるんだ?」
暖炉の石の間に粘土を詰めていたボリスが片手で道具を、もう片方の手でルクの手を掴んでいた。ルクの隣にはジャンヌが居て、エドは手にしていた石を足元に置いているところだった。
「俺たちのことを許してくれないなら出ていくって言ったら、それなら好きにしろって許してくれた」
それは許したとは言わないんじゃないかとエドが呟く。
「どうしたの?」
アリシャが声を掛けると、ジャンヌがルクの腕にしがみついて涙を浮かべた。
「どうしたのって、あなたが言うの? 私を追い出そうとしたくせに。私がストルカ国ルヴェリ町の領主の娘だと話しても信じず、火事に遭って逃げてきたと言ったら鼻で笑ったじゃない」
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