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悲しき炎の子
いつか
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十二月も終わりに差し掛かった夜、連絡も無くコトネが家にやって来た。
「こんばんは、体調はどう?」
突然の訪問者は、ビニール袋片手に挨拶をする。
「あのね、ここに来る途中に日葵ちゃんたちに会っちゃって。凄いんだよ、男の人達に絡まれてたんだけどね、すぐに倒しちゃったの」
玄関で靴紐をほどきながら、ビニール袋を手渡してきた。中にはサンドイッチと缶コーヒー。部屋に持って行って食べろということらしい。
俺が不思議そうにビニール袋を除いていると、コトネは既に靴を脱ぎ終わり廊下の床を踏んでいた。
俺の住む家は、町はずれのアパートの一室だ。ドアを開ければ、キッチンと寝室を兼ねた私室が目に見える。
せっせと歩いていくコトネに続き、俺も私室へ移動した。
「陽登、今日寝てなかったでしょ。神を狩るのは良いけど、こんな時ぐらいは休まないと。無理はしないって言ってたのに」
「君、それ俺のこと言えないぞ。前に一人で戦いに行ったこと、忘れてないんだからな」
「うっ・・・・・・。それは、だって」
たどたどしい口振りをして、コトネが椅子に腰を下ろした。俺はコトネの前にある椅子に腰を下ろす。
その、十六歳にしては小柄な少女を観察してみる。
姫野コトネという名をしたこの少女は、二年前に知り合った友人だ。
彼女は、通常であれば笑顔を崩すことは無い。
コトネの容姿は、はっきり言って出来過ぎだった。
髪は絹の様に美しく、華奢な体に優しい目つき。少しおめかしすれば、通行人がこぞって足を止める美女なのではないだろうか。
過去、こうやって慣れるまではずっと笑うだけで、最低限の会話しかしてくれなったのだが今は落ち着いている。
「そういえば、最近日葵ちゃんが連絡とってくれないって言ってたけど」
「ああ、風邪引いたなんて言ったら、家まで突っ込んで来るだろう?できるだけ心配させたくないんだよ」
「う、ん。妹さんを気にかけるのは良いことだけど・・・・・・余計に心配させてるような気がする」
「ええ・・・・・・マジか、心配してるのかあ」
妹とは、訳あって別居している。親はいないし、完全に一人暮らしなのだ。
風邪程度で、そこまで心配することだろうか。時間が経てば治るのに。
・・・・・・今度、会いに行ってみよう。
*****
但馬陽登は、二年前からの友達だ。
私たちが出会ったのは、神と人間が殺しあう血みどろの世界。私はこの世界とは違う世界に住んでいたのだけれど、刀を持った女の人にこちら側へと連れてこられた。
この世界に来て初めての戦闘の際、共闘関係を結んだということもあり、私にとっての初めての友人となった。
この世界は人類のほとんどが消されているので、生存を確保した人間はそれぞれ生を謳歌しようとしたのだと思う。そんな中、彼の姿は良く目立った。
何しろ、生きた人間で私以外に帯刀していたから。
背は百六十前後、刀を持つ人間にしては温和な表情をしていて、その可愛い顔立ちのせいで女の子に見えることがある程。
外を出歩く人が私達以外にいれば、目を止める人がいると思う。
こんな世界でもなければ恋をすることは無かったのだけれど、私の認識はその対象に彼を選んでしまった。
この思いに気づいたのは、一年前位になるだろうか。いや、気づいたというよりも気づかされたの方が正しい。
・・・・・・まあ、今のままでもいいのだけれど。
*****
例えるなら、子供だろうか。
しあわせな、なにもしらない無垢な子供。
自分がみなから愛されていると思っているから、何も怖くない。
だが、現実はいずれやってくる。
現実を、どんな形であれ認識できたのなら、それでいい。
―――――――現実が失墜していく。
海に沈みゆくクラゲの様なそれは、けれど鳥の様にも見えた。
その光景が、酷く痛ましくて。
救ってあげたいとまで思った。
でも、それは無理な話だ。
だって、アレと人間では、視ているものが違いすぎるから。
*****
ぱちぱちと何か物音がするので、目覚めることにした。
・・・・・・身体が重い。まだ寝足りないことを、脳の命令を無視して身体が主張している。
いつもなら、まだ寝ていられるのに。と愚痴っていると、いつの間にか意識は眠気に勝ってしまった。
確か昨日は、椅子に座って読書していて、
それで―――――――
バサッ、と音を立てて勢いよく体を起こす。
やっぱり、ここは陽登の家だった。
「眩しい・・・・・・」
東側の窓から陽射しが差し込んでいるということは、夜が明けてからそんなに時間が経っていない。そんな中、
「あれ、早いね。おはよう」
陽登は暢気に料理をしていた。
さっきのぱちぱち音は、油が跳ねる音だったようだ。
相変わらず、陽登は黒い制服から見た目を変えていない。そこにエプロンとなると、どこか兄を見ている錯覚に襲われる。
「ん」
「相変わらずぶっきらぼうだねえ、君」
呆れる様に言って、爪楊枝を唇に当てる陽登。
「そうだ、刀を持ってきてくれないか。丁度肉が切れちゃったから、後で調達しに行こうかと思うんだ」
「・・・・・・?」
どうしてだろう、肉類は一昨日調達したばかりなのに。
どうして肉が無いのかは謎でしかないけど、陽登が動くということだから是非を問うのはやめておくことにした。
*****
アパートの一室を家とする陽登の住まいには、合計で三つの部屋がある。
その内の一部屋が、さっき私のいた台所兼陽登の私室。そして残り二部屋が全て物置。
さて、と物置を漁る。漁るといっても武器しかないから漁る程の量は無い。この部屋には三本の刀があるが、内二つがボロボロに風化してしまっている。
陽登は、分かりやすくていいよね、と言うが、区別をしなければならないなら使い物にならないこの二本を捨ててしまえばいいと思う。
私、姫野コトネがここに住み着いてから、かれこれ半年近くになる。
この世界に呼ばれ到着した後、ただ神を殺すことだけを目的に辺りを歩き回った。
神を殺すのは、私をこの世界に呼んだとある少女との約束でもあったし、何よりも腐りきった世界から引っ張り出してくれた少女への感謝の意があったから、この約束を守ったのだ。
でも、それから私は行く手を失った。神狩りになった私は、周囲の神を一通り殺し終えた後、ただ日にちを数え続けるだけだった。
そうして、森の中で野宿を続けていると、なんの用向きがあったのか一人の少年に出会った。
泥だらけで服も変えていなかった私を見て、哀れみでも込み上げたのだろうか。彼は家に来ないかと言ってきたのだ。結局、行くあてもなかったから慈悲にすがることにしたのだが。
信じられないことに、温かい食事や布団、寝間着までもが与えられるという私にとって異常な生活が始まった。
陽登曰く、困ってる人がいるなら助けなければならないだろう、それが君のような女性ならなおさらだ。あっ、それでも家事とか手伝ってね。だそうだ。
要約すると、女を一人にしておくのは危険が過ぎる。だから家で保護しよう。ということになる。
「おーい、コトネ、どうした?」
少し離れた台所から、陽登の心配そうな声が届く。
気づけば、右手には既に刀が握られていた。
「こんばんは、体調はどう?」
突然の訪問者は、ビニール袋片手に挨拶をする。
「あのね、ここに来る途中に日葵ちゃんたちに会っちゃって。凄いんだよ、男の人達に絡まれてたんだけどね、すぐに倒しちゃったの」
玄関で靴紐をほどきながら、ビニール袋を手渡してきた。中にはサンドイッチと缶コーヒー。部屋に持って行って食べろということらしい。
俺が不思議そうにビニール袋を除いていると、コトネは既に靴を脱ぎ終わり廊下の床を踏んでいた。
俺の住む家は、町はずれのアパートの一室だ。ドアを開ければ、キッチンと寝室を兼ねた私室が目に見える。
せっせと歩いていくコトネに続き、俺も私室へ移動した。
「陽登、今日寝てなかったでしょ。神を狩るのは良いけど、こんな時ぐらいは休まないと。無理はしないって言ってたのに」
「君、それ俺のこと言えないぞ。前に一人で戦いに行ったこと、忘れてないんだからな」
「うっ・・・・・・。それは、だって」
たどたどしい口振りをして、コトネが椅子に腰を下ろした。俺はコトネの前にある椅子に腰を下ろす。
その、十六歳にしては小柄な少女を観察してみる。
姫野コトネという名をしたこの少女は、二年前に知り合った友人だ。
彼女は、通常であれば笑顔を崩すことは無い。
コトネの容姿は、はっきり言って出来過ぎだった。
髪は絹の様に美しく、華奢な体に優しい目つき。少しおめかしすれば、通行人がこぞって足を止める美女なのではないだろうか。
過去、こうやって慣れるまではずっと笑うだけで、最低限の会話しかしてくれなったのだが今は落ち着いている。
「そういえば、最近日葵ちゃんが連絡とってくれないって言ってたけど」
「ああ、風邪引いたなんて言ったら、家まで突っ込んで来るだろう?できるだけ心配させたくないんだよ」
「う、ん。妹さんを気にかけるのは良いことだけど・・・・・・余計に心配させてるような気がする」
「ええ・・・・・・マジか、心配してるのかあ」
妹とは、訳あって別居している。親はいないし、完全に一人暮らしなのだ。
風邪程度で、そこまで心配することだろうか。時間が経てば治るのに。
・・・・・・今度、会いに行ってみよう。
*****
但馬陽登は、二年前からの友達だ。
私たちが出会ったのは、神と人間が殺しあう血みどろの世界。私はこの世界とは違う世界に住んでいたのだけれど、刀を持った女の人にこちら側へと連れてこられた。
この世界に来て初めての戦闘の際、共闘関係を結んだということもあり、私にとっての初めての友人となった。
この世界は人類のほとんどが消されているので、生存を確保した人間はそれぞれ生を謳歌しようとしたのだと思う。そんな中、彼の姿は良く目立った。
何しろ、生きた人間で私以外に帯刀していたから。
背は百六十前後、刀を持つ人間にしては温和な表情をしていて、その可愛い顔立ちのせいで女の子に見えることがある程。
外を出歩く人が私達以外にいれば、目を止める人がいると思う。
こんな世界でもなければ恋をすることは無かったのだけれど、私の認識はその対象に彼を選んでしまった。
この思いに気づいたのは、一年前位になるだろうか。いや、気づいたというよりも気づかされたの方が正しい。
・・・・・・まあ、今のままでもいいのだけれど。
*****
例えるなら、子供だろうか。
しあわせな、なにもしらない無垢な子供。
自分がみなから愛されていると思っているから、何も怖くない。
だが、現実はいずれやってくる。
現実を、どんな形であれ認識できたのなら、それでいい。
―――――――現実が失墜していく。
海に沈みゆくクラゲの様なそれは、けれど鳥の様にも見えた。
その光景が、酷く痛ましくて。
救ってあげたいとまで思った。
でも、それは無理な話だ。
だって、アレと人間では、視ているものが違いすぎるから。
*****
ぱちぱちと何か物音がするので、目覚めることにした。
・・・・・・身体が重い。まだ寝足りないことを、脳の命令を無視して身体が主張している。
いつもなら、まだ寝ていられるのに。と愚痴っていると、いつの間にか意識は眠気に勝ってしまった。
確か昨日は、椅子に座って読書していて、
それで―――――――
バサッ、と音を立てて勢いよく体を起こす。
やっぱり、ここは陽登の家だった。
「眩しい・・・・・・」
東側の窓から陽射しが差し込んでいるということは、夜が明けてからそんなに時間が経っていない。そんな中、
「あれ、早いね。おはよう」
陽登は暢気に料理をしていた。
さっきのぱちぱち音は、油が跳ねる音だったようだ。
相変わらず、陽登は黒い制服から見た目を変えていない。そこにエプロンとなると、どこか兄を見ている錯覚に襲われる。
「ん」
「相変わらずぶっきらぼうだねえ、君」
呆れる様に言って、爪楊枝を唇に当てる陽登。
「そうだ、刀を持ってきてくれないか。丁度肉が切れちゃったから、後で調達しに行こうかと思うんだ」
「・・・・・・?」
どうしてだろう、肉類は一昨日調達したばかりなのに。
どうして肉が無いのかは謎でしかないけど、陽登が動くということだから是非を問うのはやめておくことにした。
*****
アパートの一室を家とする陽登の住まいには、合計で三つの部屋がある。
その内の一部屋が、さっき私のいた台所兼陽登の私室。そして残り二部屋が全て物置。
さて、と物置を漁る。漁るといっても武器しかないから漁る程の量は無い。この部屋には三本の刀があるが、内二つがボロボロに風化してしまっている。
陽登は、分かりやすくていいよね、と言うが、区別をしなければならないなら使い物にならないこの二本を捨ててしまえばいいと思う。
私、姫野コトネがここに住み着いてから、かれこれ半年近くになる。
この世界に呼ばれ到着した後、ただ神を殺すことだけを目的に辺りを歩き回った。
神を殺すのは、私をこの世界に呼んだとある少女との約束でもあったし、何よりも腐りきった世界から引っ張り出してくれた少女への感謝の意があったから、この約束を守ったのだ。
でも、それから私は行く手を失った。神狩りになった私は、周囲の神を一通り殺し終えた後、ただ日にちを数え続けるだけだった。
そうして、森の中で野宿を続けていると、なんの用向きがあったのか一人の少年に出会った。
泥だらけで服も変えていなかった私を見て、哀れみでも込み上げたのだろうか。彼は家に来ないかと言ってきたのだ。結局、行くあてもなかったから慈悲にすがることにしたのだが。
信じられないことに、温かい食事や布団、寝間着までもが与えられるという私にとって異常な生活が始まった。
陽登曰く、困ってる人がいるなら助けなければならないだろう、それが君のような女性ならなおさらだ。あっ、それでも家事とか手伝ってね。だそうだ。
要約すると、女を一人にしておくのは危険が過ぎる。だから家で保護しよう。ということになる。
「おーい、コトネ、どうした?」
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