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プロローグ
婚約破棄上等
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01
(あれ…ここはどこ…?
俺…いえ…私は…?)
パトリシア・レイランドは、突然頭の中で花火が爆発したような感覚に襲われた。
一瞬、自分が誰なのか、ここがどこなのかわからなかった。
まるで頭の中の霧が晴れたかのように全部を思い出していく。一方で、突然頭の中に発生した莫大な情報に脳がオーバーヒートを起こしそうだった。
(私は確か21世紀の日本に生きていたはず…。
でも、おぼろげだけど死んだ記憶がある…。
そして今いるのは…)
パトリシアは、心が二つあるかのような混乱した状態を冷静に整理していく。
ここはレタント大陸にあるエムロード公国。地球から見ればいわゆる異世界だ。
科学よりは魔法の方が発達した世界。
日常生活も科学ではなく魔法で多くが賄われている。
自分が今いるのは、公国の首都クラレントにある私立聖メイラ学院の裏庭。
そして、自分は…。
「パトリシアさん。
聞いているかい?」
かけられた声に、パトリシアは我に返る。
「ああ…なんだったかな…?」
声の主は、マックス・シモンズだった。
(誰だったっけ…?)
パトリシアは混乱している記憶をたどる。
そしてすぐに、親同士が決めた婚約者だと思い出す。
「ショックなのはわかるが、聞き分けて欲しい。
君との婚約を解消したいんだ。
わかってくれるね?」
パトリシアの胸に、奇妙な感覚が去来した。
胸がつぶれそうなほど悲しいのに、一方でどうでもいいと思っている部分もある。
おそらく、現世のパトリシアの部分が激しく悲しんでいるのに対し、前世の部分が全くなんの感慨も持っていないのだ。
パトリシアは何となく思う。
「そう。わかりました。
婚約破棄を受け入れます」
自分でも驚くほど冷静に返答していた。
「ええ…いいのか…?」
マックスが困惑した顔になる。
公国では、婚約破棄というのはそれなりに重大事だ。
破棄したがわは周りの信用を無くしかねないし、破棄されたがわにしても捨てられたと噂を立てられてしまう。
だが、今のパトリシアには激しくどうでもいいことだった。
(なんと言っても、前世の私は男だった。
そして、転生したのに心が男のままみたい)
なんとなくだがわかるのだ。
現世のパトリシアと前世の自分が混在しているのを感じるからなおのこと。
男の感性で見れば、マックスは軽薄で自信過剰なろくでなしだ。
さっきまでの婚約破棄の言い方を聞いていれば、そして今までのつき合いを思い出してみればわかる。
申し訳ないとは少しも思っていない。
女を家畜かおもちゃのように見ている。
口説いているときは優しく誠実そうに振る舞うが、ことが終わって賢者タイムを迎えた瞬間ヤリ捨てるようなタイプだ。
婚約破棄にしたって、他に女ができたか、実家が別の婚約者を見つけたということだろう。彼にしてみれば、そうなったらパトリシアは用済みでまるで未練はない。それを当然と思っている。
女の感性であれば、惚れた弱みというか、そんな男だと知ってなお愛し、尽くさずにはいられないらしい。
ヒモ男やDV野郎から離れることのできない女が世に絶えないのは、こういう悲しい女の感性ゆえなのだろう。
だが、男であった記憶と男の感性が蘇った自分にとっては、いなくなってくれてせいせいする存在だった。
「では、失礼しますね」
「ちょ…ちょっと待ってくれ。ずいぶん淡泊じゃないか。
他に言うことはないのかい?」
マックスが不満そうな顔になる。
(何様だ)
パトリシアはこっそり鼻を鳴らす。
マックスは別段自分を引き留めたいわけではない。
ただ、自信過剰でナルシストなこの男は、“自分ほどいい男に婚約破棄を言い渡されて何とも感じないなど理不尽だ”と思い込んでいるのだ。
パトリシアが泣きわめくことも取り乱すこともしないのが、感情的に気に入らないのだ。
(婚約破棄されてむしろ良かった)
そう思う。こんな男と結婚したところで、幸せになりようがない。こっちから願い下げだ。
マックスから破棄を言い渡してくれたのは渡りに船だった。
パトリシアは改めてマックスを見る。
茶色のかった金髪は見事だし、碧眼もきれいだ。顔全体もイケメンと言ってさしつかえない。
だが、この男の本性を垣間見た今は、パトリシアにはマックスがひどく醜く見えた。
「さよなら」
パトリシアはそう言って裏庭を後にする。
後ろでマックスが舌打ちするのが聞こえる。
(くわばらくわばら)
パトリシアは怖くなる。
もし婚約破棄されていなければ、あるいは前世の記憶が戻っていなければどうなっていたか。
考えるだに怖ろしいことだった。
(さて、前世の記憶が戻ったけどどうしたものか)
教室に戻ったパトリシアは思案していた。
いまだに変な気分なのだ。
記憶が戻ったからといって、急に自分が変わってしまうものではないし、別人になってしまうわけでもない。
さりとても、自分は男だという感覚は消えることはない。
まるで女体化してしまったかのような気分だ。
(まずは、現世での状況を整理しよう)
前世と現世の両方の記憶があるので妙な気分だが、両者が矛盾することはない。現世のことはちゃんと思い出せる。前世の記憶はあいまいなところが多いが。
まず、自分は現世ではパトリシア・レイランド。
貴族の称号を持つ都の商人の娘だ。
現在聖メイラ学院に通っている。
いずれは家の商売を継ぐために、一般教養に加えて経済や商業を学んでいる。
両親が決めた縁談で、シモンズ候爵家次男、マックス・シモンズと婚約していたが、たった今破棄されたところだ。せいせいした。
(まあ、基本的には今まで通りの生活をすることになるでしょうけど…)
今の生活と学業に不満はない。取り立てて不便もない。
科学より魔法の方が発達した世界だが、前世の記憶が蘇るまでは普通に生活できていた。これからも問題ないだろう。
(でも、心は男なんだよな)
そこが問題だった。
女の身体が嫌ということもないが、少し違和感があるのだ。
「パトリシアさん、次は体育ですよ」
「ああ、そうだったね。今行きます」
クラス委員長である金髪美少女、メリーアン・ハインリヒの声で、パトリシアの思考は中断される。
(こうしてみるとかわいいよね)
心と感性が男になってしまったせいだろうか。
急にメリーアンを意識し始めてしまう。
ともあれ、体育となれば移動しなければならない。
体操服の袋をつかみ、教室を出るのだった。
(ををををををを!)
パトリシアは心の中で歓喜の声を上げた。
クラスの女の子たちが、全員下着姿なのだから。
まあ、ここは女子更衣室で、女の子たちは体育のために着替えなければならないのだから当然。ついでに、自分も女の子だ。
だが、心が男であることに変わりはない。
昨日までならとくになんでもなかった光景が、今は素晴らしいものに思えた。
(すごい…みんなかわいいし…。うわ…あの娘あんな派手なのを…)
どうどうと女の子の着替えを見られる。
正に天国と言えた。
(そうだ!)
パトリシアの頭に閃くものがあった。
(どうせ心が男なら、女の子と百合百合しよう!
そのためには…)
婚約破棄されたのも何かの啓示だろう。今は自分はソロ。
なら、女の子といろいろなことをしてみよう。
(こうして見ると、この学院てかわいい娘が多いしね)
パトリシアは、女の子と親密な関係になる方策を思案するのだった。
(あれ…ここはどこ…?
俺…いえ…私は…?)
パトリシア・レイランドは、突然頭の中で花火が爆発したような感覚に襲われた。
一瞬、自分が誰なのか、ここがどこなのかわからなかった。
まるで頭の中の霧が晴れたかのように全部を思い出していく。一方で、突然頭の中に発生した莫大な情報に脳がオーバーヒートを起こしそうだった。
(私は確か21世紀の日本に生きていたはず…。
でも、おぼろげだけど死んだ記憶がある…。
そして今いるのは…)
パトリシアは、心が二つあるかのような混乱した状態を冷静に整理していく。
ここはレタント大陸にあるエムロード公国。地球から見ればいわゆる異世界だ。
科学よりは魔法の方が発達した世界。
日常生活も科学ではなく魔法で多くが賄われている。
自分が今いるのは、公国の首都クラレントにある私立聖メイラ学院の裏庭。
そして、自分は…。
「パトリシアさん。
聞いているかい?」
かけられた声に、パトリシアは我に返る。
「ああ…なんだったかな…?」
声の主は、マックス・シモンズだった。
(誰だったっけ…?)
パトリシアは混乱している記憶をたどる。
そしてすぐに、親同士が決めた婚約者だと思い出す。
「ショックなのはわかるが、聞き分けて欲しい。
君との婚約を解消したいんだ。
わかってくれるね?」
パトリシアの胸に、奇妙な感覚が去来した。
胸がつぶれそうなほど悲しいのに、一方でどうでもいいと思っている部分もある。
おそらく、現世のパトリシアの部分が激しく悲しんでいるのに対し、前世の部分が全くなんの感慨も持っていないのだ。
パトリシアは何となく思う。
「そう。わかりました。
婚約破棄を受け入れます」
自分でも驚くほど冷静に返答していた。
「ええ…いいのか…?」
マックスが困惑した顔になる。
公国では、婚約破棄というのはそれなりに重大事だ。
破棄したがわは周りの信用を無くしかねないし、破棄されたがわにしても捨てられたと噂を立てられてしまう。
だが、今のパトリシアには激しくどうでもいいことだった。
(なんと言っても、前世の私は男だった。
そして、転生したのに心が男のままみたい)
なんとなくだがわかるのだ。
現世のパトリシアと前世の自分が混在しているのを感じるからなおのこと。
男の感性で見れば、マックスは軽薄で自信過剰なろくでなしだ。
さっきまでの婚約破棄の言い方を聞いていれば、そして今までのつき合いを思い出してみればわかる。
申し訳ないとは少しも思っていない。
女を家畜かおもちゃのように見ている。
口説いているときは優しく誠実そうに振る舞うが、ことが終わって賢者タイムを迎えた瞬間ヤリ捨てるようなタイプだ。
婚約破棄にしたって、他に女ができたか、実家が別の婚約者を見つけたということだろう。彼にしてみれば、そうなったらパトリシアは用済みでまるで未練はない。それを当然と思っている。
女の感性であれば、惚れた弱みというか、そんな男だと知ってなお愛し、尽くさずにはいられないらしい。
ヒモ男やDV野郎から離れることのできない女が世に絶えないのは、こういう悲しい女の感性ゆえなのだろう。
だが、男であった記憶と男の感性が蘇った自分にとっては、いなくなってくれてせいせいする存在だった。
「では、失礼しますね」
「ちょ…ちょっと待ってくれ。ずいぶん淡泊じゃないか。
他に言うことはないのかい?」
マックスが不満そうな顔になる。
(何様だ)
パトリシアはこっそり鼻を鳴らす。
マックスは別段自分を引き留めたいわけではない。
ただ、自信過剰でナルシストなこの男は、“自分ほどいい男に婚約破棄を言い渡されて何とも感じないなど理不尽だ”と思い込んでいるのだ。
パトリシアが泣きわめくことも取り乱すこともしないのが、感情的に気に入らないのだ。
(婚約破棄されてむしろ良かった)
そう思う。こんな男と結婚したところで、幸せになりようがない。こっちから願い下げだ。
マックスから破棄を言い渡してくれたのは渡りに船だった。
パトリシアは改めてマックスを見る。
茶色のかった金髪は見事だし、碧眼もきれいだ。顔全体もイケメンと言ってさしつかえない。
だが、この男の本性を垣間見た今は、パトリシアにはマックスがひどく醜く見えた。
「さよなら」
パトリシアはそう言って裏庭を後にする。
後ろでマックスが舌打ちするのが聞こえる。
(くわばらくわばら)
パトリシアは怖くなる。
もし婚約破棄されていなければ、あるいは前世の記憶が戻っていなければどうなっていたか。
考えるだに怖ろしいことだった。
(さて、前世の記憶が戻ったけどどうしたものか)
教室に戻ったパトリシアは思案していた。
いまだに変な気分なのだ。
記憶が戻ったからといって、急に自分が変わってしまうものではないし、別人になってしまうわけでもない。
さりとても、自分は男だという感覚は消えることはない。
まるで女体化してしまったかのような気分だ。
(まずは、現世での状況を整理しよう)
前世と現世の両方の記憶があるので妙な気分だが、両者が矛盾することはない。現世のことはちゃんと思い出せる。前世の記憶はあいまいなところが多いが。
まず、自分は現世ではパトリシア・レイランド。
貴族の称号を持つ都の商人の娘だ。
現在聖メイラ学院に通っている。
いずれは家の商売を継ぐために、一般教養に加えて経済や商業を学んでいる。
両親が決めた縁談で、シモンズ候爵家次男、マックス・シモンズと婚約していたが、たった今破棄されたところだ。せいせいした。
(まあ、基本的には今まで通りの生活をすることになるでしょうけど…)
今の生活と学業に不満はない。取り立てて不便もない。
科学より魔法の方が発達した世界だが、前世の記憶が蘇るまでは普通に生活できていた。これからも問題ないだろう。
(でも、心は男なんだよな)
そこが問題だった。
女の身体が嫌ということもないが、少し違和感があるのだ。
「パトリシアさん、次は体育ですよ」
「ああ、そうだったね。今行きます」
クラス委員長である金髪美少女、メリーアン・ハインリヒの声で、パトリシアの思考は中断される。
(こうしてみるとかわいいよね)
心と感性が男になってしまったせいだろうか。
急にメリーアンを意識し始めてしまう。
ともあれ、体育となれば移動しなければならない。
体操服の袋をつかみ、教室を出るのだった。
(ををををををを!)
パトリシアは心の中で歓喜の声を上げた。
クラスの女の子たちが、全員下着姿なのだから。
まあ、ここは女子更衣室で、女の子たちは体育のために着替えなければならないのだから当然。ついでに、自分も女の子だ。
だが、心が男であることに変わりはない。
昨日までならとくになんでもなかった光景が、今は素晴らしいものに思えた。
(すごい…みんなかわいいし…。うわ…あの娘あんな派手なのを…)
どうどうと女の子の着替えを見られる。
正に天国と言えた。
(そうだ!)
パトリシアの頭に閃くものがあった。
(どうせ心が男なら、女の子と百合百合しよう!
そのためには…)
婚約破棄されたのも何かの啓示だろう。今は自分はソロ。
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