百合ハーレムファンタジー 婚約破棄された令嬢に転生したけど心は男のままだった

ブラックウォーター

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凛としたイケメン女子だって可愛い女の子

観覧車で愛し合って

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04

 パトリシアは、ターニャに対する愛欲と劣情を抑えられなかった。
 「ターニャ…んん…」
 「…?パトリシア…」
 パトリシアはターニャに軽く唇を重ねる。
 (お漏らしして心が折れたところにつけ込むのは卑怯かも知れないけど、我慢できない)
 実際、ターニャは驚いた顔こそするが、本気で嫌がっている様子はない。
 厳格な家庭に育てられたターニャは、普段であれば女同士で友達以上の関係になることには拒否感を示したかも知れない。
 だが、お漏らしをしてしまった恥ずかしさと、パトリシアがそれを優しく受け入れ、後始末までしてくれたという安堵感、幸福感で、ガードがすっかり緩んでいるらしい。
 「可愛いよ…ターニャ…ちゅっ…」
 「ああ…パトリシア…うむ…」
 パトリシアとターニャは抱き合って口づけを交わす。
 初めは触れあうだけ。ゆっくりと深く唇が重なっていく。
 (ターニャの唇柔らかい…すごく気持ちいい…)
 パトリシアは何とも言えない快感と幸福感に包まれていた。
 いつも凛として男性的でさえあるターニャとのキスは、とても柔らかく甘かった。
 (イケメン女子でも、やっぱり女の子なんだよね)
 とても満たされて、幸せな気分だった。
 「れろお…」
 「ちゅっ…あむ…」
 パトリシアが舌で唇を舐め始めると、ターニャもそれに応じて口を開ける。
 互いに舌をつきだして先端でつつき合う。
 女同士のキスは長く長く続く。
 (ああ…すごく気持ち良くて…蕩けちゃう…)
 パトリシアは、舌同士がねっとりと絡み合うと、女の部分がじゅんと熱くなっていくのを感じた。
 すぐに、淫らな汁がとろりと溢れてパンツを汚してしまう。
 (キスで濡れちゃうなんて…)
 パトリシアは、自分がどんどん高まっていくのを抑えられなかった。
 「ああ…パトリシア…私なんか変だ…なにか来ちゃうよ…ちゅっちゅっ」
 「ターニャ…我慢しなくていいよ…。そのまま来ちゃっても…んん…」
 二つの官能が同時に絶頂に達していた。
 ターニャとパトリシアはきつく抱き合って濃厚なキスを交わして、アクメに達していた。
 「好きだよ…ターニャ…」
 「パトリシア…ああ…私も好きだ…好きだよ」
 愛を囁き合いながら、パトリシアとターニャはまた唇を重ねていた。

 「パトリシア…私にこれは…変じゃないだろうか…?」
 「大丈夫。すごく可愛い。似合ってるよ、ターニャ」
 そう言ってパトリシアはターニャの手を引いてトイレを出る。
 ターニャはパトリシアのワンピースを着ただけの、可愛いが太ももがまぶしい大胆なかっこうだ。
 お漏らしで汚れてしまったパンツとズボンは売店の袋に入れるとして、ターニャの服が問題だった。
 (まあ、最初から手は打ってありましたけどね)
 パトリシアは作戦があまりにもうまく行っていることに怖くなる。
 今日の服装も、ターニャがお漏らしをした時を想定していた。
 パトリシアは、ワンピースの下にロングスカートをはいていた。
 そこで、ターニャのYシャツとワンピースを交換することとしたのだ。
 こうすれば、ターニャがワンピース。パトリシアがYシャツとロングスカートというコーディネートになる。
 「ほら、早くパンツを買いに行きましょうよ」
 「待って…急かさないで…。パンツはいてないの…見えちゃうよ」
 ターニャはしきりとワンピースのお尻を気にしている。
 パトリシアのワンピースは、長身のターニャにはいささか丈が短い。
 もし今風が吹いたら、ノーパンのお尻が丸見えになってしまうことだろう。
 (真っ赤になってそわそわしちゃって。本当に可愛い…)
 パトリシアは、いつもの凛とした男装の麗人であるターニャを思い出して、そのギャップに萌え死にしかけている。
 (まあ、ノーパンで歩かなくとも、ターニャをトイレに待たせておいて私がパンツを買ってくればいいんだけど、それは内緒だ)
 誰ともなく、パトリシアはそんなことをつぶやく。
 いつもの聡明なターニャであればそれくらい思いつきそうなものだ。が、お漏らしの恥ずかしさと、キスでの絶頂の余韻に、頭が蕩けているらしい。
 「え?ちょっと待って…。それ…私がはくの…?」
 「うん、そうだよ。
 きっと素敵だと思うな」
 自販機で購入してパトリシアが差しだしたパンツを見て、ターニャが困惑する。
 可愛いがあざとい、ピンクの花柄だったからだ。
 「いいからはいてみなさいな。きっと似合うからさ」
 「う…うん…。パトリシアがそう言うなら…」
 二人は改めてトイレの個室に入る。
 パトリシアも、淫らなシミがついてしまったパンツを履き替える必要があったのだ。
 (イケメン女子の可愛い女の子コーデって最高じゃない。
 あ…でも…。ターニャのファンから恨まれるかな?
 “私たちのイケメンなターニャ様を返せ!”とか)
 パトリシアはふとそんなことを思って周りを見回した。

 さて、そんな二人の様子を隠れて見ている一団がいた。
 ターニャのファンの女の子たちである。
 「きいいいいっ!悔しい!
 私たちのターニャ様とデートなんて!」
 ターニャのファンAがハンカチを食いちぎりそうになる。
 「ターニャ様、女の子らしいかっこうをするとあんなに可愛いの…?
 あ…やばい…鼻血が…」
 ターニャのファンBが鼻を押さえる。
 いつも凛としたイケメン女子であるターニャの、秘めた魅力に気づいてのぼせたらしい。
 「はっきりと見えた…!ターニャ様があんな可愛いパンツを…。
 やだ…どうしよう…ギャップが…はあはあ…!」
 ターニャのファンCが鼻息を荒くして、いやんいやんと首を横に振る。
 いつも凛としてイケメン女子であるターニャが、可愛い下着を着けている姿を想像してしまったのだ。

 「やっぱりデートといったらこれだよね」
 「そうだね。絶景だ」
 そろそろ日が傾き始めるというところで、パトリシアとターニャは向き合って観覧車に乗っていた。
 観覧車の規模自体は大きくないものの、小高い丘の上にあるので、山林も町も一望できる。
 (夕日を浴びてるとさらにきれい…。私のワンピースも似合ってるし。
 ちょっと我慢できないかも…)
 パトリシアは、ターニャの全てを自分のものにしたい衝動を抑えられなかった。
 「ターニャ、そこに手をついてお尻を突き出しなさい」
 「え…?はい…」
 パトリシアの言葉に、ターニャは頬を染めながらも従う。
 (逆らえないんだね。ターニャ。
 いつもあんなに凛々しいのに、新しい世界に目覚めちゃった?)
 ターニャが自分の言いなりになりつつあることに、激しく興奮してしまう。
 シートに手をついて、尻を高く上げて突き出す。
 「パトリシア…私恥ずかしいよ…」
 「大丈夫。気持ち良くしてあげるからね」
 パトリシアはターニャのパンツを膝まで下ろす。ターニャの美味しそうな尻と、慎ましやかな女の部分が露わになる。
 パトリシアはターニャの花びらにキスを浴びせる。
 「パトリシア…そこは汚いから…!あんっ!」
 「大丈夫だって…とってもきれいで、かわいいおま○こだよ…れろれろ…」
 先ほどの濃厚なキスの余韻だろうか。
 すでにぱっくりと開いていたターニャの女の部分から、とろとろとふしだらな蜜が滴り始めた。
 (ターニャの味、美味しい…興奮しちゃう…)
 ターニャのにおいと味が、パトリシアを興奮させていく。
 股間でなにかがむくむくと大きくなり始めるのを感じる。
 目には見えないが実体を持つ不思議な存在。パトリシアの百合ち○ぽが屹立して、ターニャの中に入りたいと猛り狂っているのだ。
 「ターニャ、もう我慢できないよ…。入れるからね…」
 「え…入れるってなにを…。きゃっ…!これなに…?」
 ターニャが、蜜壺の入口にあてがわれた百合ち○ぽの感触に慌ててパトリシアを振り返る。
 「安心して。気持ち良くしてあげるから…!」
 「ああ…ひいいいいいいいいっ!」
 パトリシアは浅いところで軽く前後させ、一気に貫いた。
 どういう原理なのか、処女膜をスルーして入り込んでくる未知の感覚に、ターニャが戸惑う。
 「ターニャ…ターニャ!ターニャの中…とってもいいよ」
 「待って…待ってってば…!ああ…いい…気持ちいいっ!」
 パトリシアは優しく腰を使いながら、ノースリーブのワンピースの脇から手を入れる。ターニャの膨らみを揉みしだき、乳首をつまんで転がす。
 「ターニャ…出すよ!赤ちゃん孕ませてあげるからあ…!」
 「ああ…パトリシア…孕んじゃう…赤ちゃん孕んじゃう…!
 ああイく…ああああああああっ…!」
 ターニャがぐっと背中を仰け反らせて硬直し、絶頂を迎える。
 パトリシアが少し遅れて、ターニャの一番奥に白い飛沫を浴びせかけていた。
 「ちゅっ…ターニャ…好きだよ。愛してる」
 「んん…私も…パトリシアのことが大好きなの…」
 パトリシアはターニャに肩越しに唇と重ねる。
 ターニャがそれに応じて舌を突きだし、舌同士を絡ませあう。
 
 (大好きだよターニャ。あなたのこと全部私のものにしてあげる。
 私の可愛い奴隷にしてあげる)
 今まで秘められていたターニャの魅力に気づいたパトリシアは、愛欲と支配欲を抑えられないのだった。
 ターニャを調教していく計画は始まったばかりだった。
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