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ブラック経営は御法度
ご奉仕致します
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04
「本当にこれでするの…?」
夜もふけた王宮の寝室。
困惑気味のイレーヌに、フリードリヒは「もちろん」と応じる。
フリードリヒがイレーヌに要求したのはコスプレ。
それもメイド服だった。
と言っても、秋葉原のメイド喫茶で見られるようなものとは違う。
色は紺。長袖とロングスカートで、顔と手首以外は肌をさらさない。
シックで清楚なデザインだった。
(メイド服をサブカルチャーとして広めたのはまずかったかしら?)
イレーヌはそんなことを思う。
前世、日本で生きていた身としては、王国のメイドたちの服装はあまりにも野暮ったく見えた。
まあ、作業着と言ってしまえばそれまでだが、味気ない紫や黒のワンピースはいささか不満があった。
(ならおしゃれにしてしまおう)
そんなことを思って、まずは実家であるヴェルメール家のメイドの服を思い切って買えてみたのだ。
イレーヌが前世のおぼろげな記憶を頼りにデザインしたフリルの多いエプロンドレスやヘッドドレスは、家族にもメイドたちにも大変好評だった。
が、それらを貴族仲間が放っておくはずもない。
「ヴェルメール家のメイドさんがなんだかイケてるらしいぞ!」
噂はたちまち広まり、どこの家もこぞっておしゃれなメイド服をデザインし始めた。
やがて、メイド服は一大サブカルチャーとして王国を席巻してしまったのだった。
「素晴らしいね。
女王陛下のメイド服。そうそう見られるもんじゃない」
フリードリヒは上機嫌だった。
「その…変ではないかしら…?」
イレーヌは頬を赤く染める。
別にメイド、要するに使用人の服だから抵抗があるのではない。
彼女の基準では、メイド服というのは着る人間を選ぶ。
モデルが悪かったりマッチしないと、メイド服のかわいさが台無しになるどころか、見るがわにとってトラウマになりかねない。
まあ、コスプレ全てに言えることだが。
「大丈夫。充分きれいで魅力的ですとも。
こんなメイドさんがいたら本当に至福だよ。嘘じゃない」
フリードリヒは満面の笑みだった。
彼はこういうことでお世辞や嘘を言う人間ではない。
(まあ…そういうことなら…)
イレーヌは自分も楽しむことに決める。
「ではご主人様、イレーヌがご奉仕致します」
精一杯しおらしい笑顔を作って、イレーヌはそう言う。
「おお、素晴らしい。素晴らしいよ」
フリードリヒは本気で感激していた。
(メイド萌えなのかしら?)
そんなことを思いながら、イレーヌはベッドに腰掛けたフリードリヒの前にひざまずく。
そして、寝間着のズボンを下ろしてしまうと、口奉仕を始める。
「ちゅっ…れろれろ…」
すでに勃起したものの先端に軽くキスし、ついで舌でちろちろと愛撫する。
「ああ…イレーヌのフェラは本当に上手だよ…」
フリードリヒが、早くも先走りをたらし始める。
(喜んで良いことなのかしら?)
確かに、口奉仕に関しては才能があると自負しているし、練習も怠っていない。
どんな商売女よりもうまい自信はあるのだが。
「れろれろ…じゅるるるっ…!」
わざと下品に湿った音を立てて、イレーヌは屹立したものに激しく奉仕していく。
熱くて固いものが、口の中でまた大きくなった気がした。
(口が裂けちゃう…)
本当にそう思えるほど、太く大きいのだ。
「おおー…もうでそうだ…!」
「じゅぷじゅぷ!れろれろお…じゅりゅじゅりゅうっ!」
勃起したものがびくびくとし始めると、それに応じるようにイレーヌの口奉仕も激しくなる。
口の中につばを吐き出して滑りを良くし、思いきりバキュームしながら頬の内側の粘膜に擦りつける。
「うう…!」
「んんんん…おお…」
フリードリヒが盛大に爆ぜて、イレーヌの口の中に信じられないほどの量の白濁を注ぎ込んでいた。
「まだ呑み込んではいけないよ。口を大きく開けておくれ」
フリードリヒのいいつけに、イレーヌは苦しがりながらも従う。
「おお…すごい量だね、我ながら。
さ、もう呑み込んでもいいよ」
「はい…んく…」
濃くてのどに引っかかるが、どうにも美味しく感じてしまう。
イレーヌは、白濁の味とのどごしをうっとりと味わった。
互いに少し休憩して、続きが始まる。
「もう…フリードリヒったら…あん!マニアックなんだから…!」
「でも、イレーヌも感じているだろう?じゅるっ」
フリードリヒはイレーヌのメイド服を脱がすことなくベッドの上に四つん這いにさせる。
そして、ロングスカートをまくると、パンツの上から女の部分を舐め始めたのだ。
(なんか直に舐められてるよりハレンチな感じ…恥ずかしい…)
絹のクロッチ越しに舌が女の部分を這い回る感触は、恥ずかしく屈辱的だった。
「パンツがよだれとスケベな汁でぐっしょりだよ」
「ああ…言わないで…」
フリードリヒにフェラをして興奮していたイレーヌの女の部分は、すでにぱっくり開いて潤い始めていた。
そこを舌で愛撫され、パンツに恥ずかしい染みを作ってしまっている。
「そろそろ入れても大丈夫かな?」
「えと…脱がないまま…?」
フリードリヒが身体を起こす。
イレーヌは、メイド服姿のままセックスをすることに、なんだかひどく恥ずかしくなる。
(なんだかすごく倒錯的…)
今までも着衣セックスをしたことはあるが、メイド服で抱かれるというのは、なにやらいけないことをしているように思えてしまうのだ。
「もちろん、せっかくこんな素敵なメイドさんなんだもの。
脱がせるなんてもったいない」
「ああ…でも…やだ…熱くて固いのがおま○この入口に…」
フリードリヒは喜々として、自分の先端をイレーヌの蜜壺にあてがう。
パンツを脱がさずにずらした、いわゆるずらし挿入の形で。
これならば、ガーターベルトのホックを外す手間も省ける。
「ああ…入る…入るう…!」
熱くて固いものが柔肉を押し広げてじんわりと侵入してくる。
その感触だけで、敏感になったイレーヌは軽く達していた。
(なんだか、子供が生まれるたびに敏感にハレンチになっていくみたい…)
ついこの間4人目の子に恵まれたばかりだが、もともとビッチであったイレーヌの身体は、出産のたびにさらに淫らになっていくようだった。
意思に関係なくアクメに達してしまうのを全く我慢できないのだ。
「イレーヌ、動かすからね。ほら」
「ああ…だめ…!感じすぎて…声…出ちゃう!」
フリードリヒが腰を使い始める。
イレーヌの身体は敏感に反応し、全身の神経が快感に支配されていく。
(メイド服を着ているからかしら…?なんだかいつもより倒錯して…感じちゃう…)
メイド服姿で、バックから犬の交尾のようにセックスをしている。その背徳感と倒錯感が、イレーヌの女の芯を燃え上がらせてしまう。
「だめだめ…イく…またイっちゃうわ…!あああっ…!」
フリードリヒの剛直が蜜壺のどこをこすっても心地良い。
彼が果ててしまうまで、イレーヌは数え切れない程に絶頂に押し上げられる。
そして強い快感にのたうち回り、最後には気絶した。
「ああ…フリードリヒ…?」
ゆっくりと意識が浮かび上がると、イレーヌはベッドの上でフリードリヒと一緒に横になっていることに気づく。
「大丈夫かい、イレーヌ?ちょっと感じさせ過ぎたかな」
フリードリヒは心配そうだった。
セックスの時は倒錯的で意地悪だが、イレーヌのことを本気で愛しているのはわかる。
「本当に…信じられないくらい気持ち良かったわ…。
あんなに気持ちいいことってあるのね」
身体に力が入らないまま、イレーヌは答える。
まだ蜜壺に入っているかのような感覚があるのだ。
「またコスプレしてくれるよね?」
「恥ずかしいからいや。
と言いたいところだけど…たまになら…いいかも…」
自分を抱きしめながら耳元で囁くフリードリヒに、イレーヌはためらいがちに答えていた。
認めたくなかった。自分もすでにコスプレセックスにはまってしまっていることを。
「本当にこれでするの…?」
夜もふけた王宮の寝室。
困惑気味のイレーヌに、フリードリヒは「もちろん」と応じる。
フリードリヒがイレーヌに要求したのはコスプレ。
それもメイド服だった。
と言っても、秋葉原のメイド喫茶で見られるようなものとは違う。
色は紺。長袖とロングスカートで、顔と手首以外は肌をさらさない。
シックで清楚なデザインだった。
(メイド服をサブカルチャーとして広めたのはまずかったかしら?)
イレーヌはそんなことを思う。
前世、日本で生きていた身としては、王国のメイドたちの服装はあまりにも野暮ったく見えた。
まあ、作業着と言ってしまえばそれまでだが、味気ない紫や黒のワンピースはいささか不満があった。
(ならおしゃれにしてしまおう)
そんなことを思って、まずは実家であるヴェルメール家のメイドの服を思い切って買えてみたのだ。
イレーヌが前世のおぼろげな記憶を頼りにデザインしたフリルの多いエプロンドレスやヘッドドレスは、家族にもメイドたちにも大変好評だった。
が、それらを貴族仲間が放っておくはずもない。
「ヴェルメール家のメイドさんがなんだかイケてるらしいぞ!」
噂はたちまち広まり、どこの家もこぞっておしゃれなメイド服をデザインし始めた。
やがて、メイド服は一大サブカルチャーとして王国を席巻してしまったのだった。
「素晴らしいね。
女王陛下のメイド服。そうそう見られるもんじゃない」
フリードリヒは上機嫌だった。
「その…変ではないかしら…?」
イレーヌは頬を赤く染める。
別にメイド、要するに使用人の服だから抵抗があるのではない。
彼女の基準では、メイド服というのは着る人間を選ぶ。
モデルが悪かったりマッチしないと、メイド服のかわいさが台無しになるどころか、見るがわにとってトラウマになりかねない。
まあ、コスプレ全てに言えることだが。
「大丈夫。充分きれいで魅力的ですとも。
こんなメイドさんがいたら本当に至福だよ。嘘じゃない」
フリードリヒは満面の笑みだった。
彼はこういうことでお世辞や嘘を言う人間ではない。
(まあ…そういうことなら…)
イレーヌは自分も楽しむことに決める。
「ではご主人様、イレーヌがご奉仕致します」
精一杯しおらしい笑顔を作って、イレーヌはそう言う。
「おお、素晴らしい。素晴らしいよ」
フリードリヒは本気で感激していた。
(メイド萌えなのかしら?)
そんなことを思いながら、イレーヌはベッドに腰掛けたフリードリヒの前にひざまずく。
そして、寝間着のズボンを下ろしてしまうと、口奉仕を始める。
「ちゅっ…れろれろ…」
すでに勃起したものの先端に軽くキスし、ついで舌でちろちろと愛撫する。
「ああ…イレーヌのフェラは本当に上手だよ…」
フリードリヒが、早くも先走りをたらし始める。
(喜んで良いことなのかしら?)
確かに、口奉仕に関しては才能があると自負しているし、練習も怠っていない。
どんな商売女よりもうまい自信はあるのだが。
「れろれろ…じゅるるるっ…!」
わざと下品に湿った音を立てて、イレーヌは屹立したものに激しく奉仕していく。
熱くて固いものが、口の中でまた大きくなった気がした。
(口が裂けちゃう…)
本当にそう思えるほど、太く大きいのだ。
「おおー…もうでそうだ…!」
「じゅぷじゅぷ!れろれろお…じゅりゅじゅりゅうっ!」
勃起したものがびくびくとし始めると、それに応じるようにイレーヌの口奉仕も激しくなる。
口の中につばを吐き出して滑りを良くし、思いきりバキュームしながら頬の内側の粘膜に擦りつける。
「うう…!」
「んんんん…おお…」
フリードリヒが盛大に爆ぜて、イレーヌの口の中に信じられないほどの量の白濁を注ぎ込んでいた。
「まだ呑み込んではいけないよ。口を大きく開けておくれ」
フリードリヒのいいつけに、イレーヌは苦しがりながらも従う。
「おお…すごい量だね、我ながら。
さ、もう呑み込んでもいいよ」
「はい…んく…」
濃くてのどに引っかかるが、どうにも美味しく感じてしまう。
イレーヌは、白濁の味とのどごしをうっとりと味わった。
互いに少し休憩して、続きが始まる。
「もう…フリードリヒったら…あん!マニアックなんだから…!」
「でも、イレーヌも感じているだろう?じゅるっ」
フリードリヒはイレーヌのメイド服を脱がすことなくベッドの上に四つん這いにさせる。
そして、ロングスカートをまくると、パンツの上から女の部分を舐め始めたのだ。
(なんか直に舐められてるよりハレンチな感じ…恥ずかしい…)
絹のクロッチ越しに舌が女の部分を這い回る感触は、恥ずかしく屈辱的だった。
「パンツがよだれとスケベな汁でぐっしょりだよ」
「ああ…言わないで…」
フリードリヒにフェラをして興奮していたイレーヌの女の部分は、すでにぱっくり開いて潤い始めていた。
そこを舌で愛撫され、パンツに恥ずかしい染みを作ってしまっている。
「そろそろ入れても大丈夫かな?」
「えと…脱がないまま…?」
フリードリヒが身体を起こす。
イレーヌは、メイド服姿のままセックスをすることに、なんだかひどく恥ずかしくなる。
(なんだかすごく倒錯的…)
今までも着衣セックスをしたことはあるが、メイド服で抱かれるというのは、なにやらいけないことをしているように思えてしまうのだ。
「もちろん、せっかくこんな素敵なメイドさんなんだもの。
脱がせるなんてもったいない」
「ああ…でも…やだ…熱くて固いのがおま○この入口に…」
フリードリヒは喜々として、自分の先端をイレーヌの蜜壺にあてがう。
パンツを脱がさずにずらした、いわゆるずらし挿入の形で。
これならば、ガーターベルトのホックを外す手間も省ける。
「ああ…入る…入るう…!」
熱くて固いものが柔肉を押し広げてじんわりと侵入してくる。
その感触だけで、敏感になったイレーヌは軽く達していた。
(なんだか、子供が生まれるたびに敏感にハレンチになっていくみたい…)
ついこの間4人目の子に恵まれたばかりだが、もともとビッチであったイレーヌの身体は、出産のたびにさらに淫らになっていくようだった。
意思に関係なくアクメに達してしまうのを全く我慢できないのだ。
「イレーヌ、動かすからね。ほら」
「ああ…だめ…!感じすぎて…声…出ちゃう!」
フリードリヒが腰を使い始める。
イレーヌの身体は敏感に反応し、全身の神経が快感に支配されていく。
(メイド服を着ているからかしら…?なんだかいつもより倒錯して…感じちゃう…)
メイド服姿で、バックから犬の交尾のようにセックスをしている。その背徳感と倒錯感が、イレーヌの女の芯を燃え上がらせてしまう。
「だめだめ…イく…またイっちゃうわ…!あああっ…!」
フリードリヒの剛直が蜜壺のどこをこすっても心地良い。
彼が果ててしまうまで、イレーヌは数え切れない程に絶頂に押し上げられる。
そして強い快感にのたうち回り、最後には気絶した。
「ああ…フリードリヒ…?」
ゆっくりと意識が浮かび上がると、イレーヌはベッドの上でフリードリヒと一緒に横になっていることに気づく。
「大丈夫かい、イレーヌ?ちょっと感じさせ過ぎたかな」
フリードリヒは心配そうだった。
セックスの時は倒錯的で意地悪だが、イレーヌのことを本気で愛しているのはわかる。
「本当に…信じられないくらい気持ち良かったわ…。
あんなに気持ちいいことってあるのね」
身体に力が入らないまま、イレーヌは答える。
まだ蜜壺に入っているかのような感覚があるのだ。
「またコスプレしてくれるよね?」
「恥ずかしいからいや。
と言いたいところだけど…たまになら…いいかも…」
自分を抱きしめながら耳元で囁くフリードリヒに、イレーヌはためらいがちに答えていた。
認めたくなかった。自分もすでにコスプレセックスにはまってしまっていることを。
応援ありがとうございます!
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