ゲイホストだったけど、異世界でカリスマ男妾になるから てか、男同士でも孕める?

ブラックウォーター

文字の大きさ
2 / 72
プロローグ

2 ★

しおりを挟む
「あああーーっ……。♡里実様お願いですう……。アレクサンドルに里実様のち×ぽをくださいませえ……♡」
 ついにノーブルな美青年は、自分から挿入をねだる。いつもの凜として上品な王族の面影はない。美しい身体は完全に堕落して、里実にホモセックスをしてもらわなければ狂ってしまうと悲鳴を上げている。
「いいですとも。♡僕もアレクサンドルのケツ穴に入れたくてたまらないです」
 そう言って王子の美しい手を、猛り狂った自分のものに導く。
「ああああ……。♡すごい……早く……早くいれてください……♡」
 そう言うアレクサンドルの表情は、理性をなくしたメスのそれだった。
(これこれ。♡この表情が見たいから、王子とヤるのはやめられないんだ♡)
 里実は思う。臣民に愛される美しく聡明な王子は、ベッドの上ではすごくかわいい。そして、それを知るのは自分だけだ。
 すぐにでもアレクサンドルに襲いかかって尻の穴を犯したい。それをぐっとこらえる。もっと、この美貌の青年の堕落した姿が見たかった。
「それではアレクサンドル。僕を挑発してごらんなさい。その気になるように。あなたのケツ穴に入れたくてたまらなくなるようにね。♡そうだ、今日は言葉を発せず、仕草だけで僕を誘惑してみましょう♡」
「仕草だけで……?わ……わかりましたあ……♡」
 アレクサンドルはベッドから降りると、壁際によって床に立つ。里実に尻を向け、足を肩幅に開いてがに股の下品で淫猥なポーズになる。上半身を倒して股覗きの姿勢になると、両手で尻肉を左右に押し広げる。紫のすぼまりも、荒々しく勃起したものも、全て露わになる。
「…………♡…………♡」
 股越しに妖艶に微笑みながら、尻を上下させる。広がった菊の花をヒクつかせながら、美しく白い尻が卑猥に振られる。下品に股を開いて中腰になったまま。屹立した肉茎が透明な汁をしたたらせながら、ブランブランと揺れる。
(やばい……下品でエロすぎ……。男の挑発の仕方は教えたけど……ここまで習熟しているとは思わなかった……♡)
 里実の理性は急速に麻痺していく。高貴な金髪の青年のハレンチな挑発に、彼の巨根はいつもより大きくなってさえいる。性器と化したアレクサンドルの尻の穴に挿入したい。そればかり求めている。
「よくできました、アレクサンドル。じゃあ、入れてあげようね♡」
「あああーー……。♡うれしい……。♡入れてください……。アレクサンドルのケツ穴を里実様のち×ぽで愛してくださいませえ……♡」
 美貌の王子は恥も外聞もなく懇願する。碧眼はトロンと半開きになり、挿入してもらうことしか考えられない表情をしている。
 アレクサンドルの手を壁につかせ、立ちバックの形にする。男妾の巨根の先端が、紫のすぼまりの入り口にあてがわれる。ローションがたっぷりと塗られ、入り口で軽く前後する。体重をかけ、ゆっくりと背後からのしかかっていく。
「おおお……!♡おお……おおおおおおおうううっ!♡入って……来るうっ!♡」
 王子が挿入の感触に歓喜する。太く大きなものが、メリメリと括約筋を押し広げて尻の穴を犯し始めた。なのに痛みはない。幸福感と充足感、そして、脳まで焼かれるような快感に包まれる。
 拡張され開発されて完全に性器に堕落したのが、彼の尻の穴だ。日本人としてはもちろん、世界レベルでも巨大な方に入る里実のものでも、難なく受け入れている。
(やっぱり最高だな。♡王子様のケツま×こは……♡)
 里実はアレクサンドルの粘膜の心地よさと伝わってくる体温を、うっとりと味わった。この素晴らしさ、どんな美酒もかなわない。王子の性器と化した排泄の場所の感触に、酔ってしまう。
「じゃあ、このまま動かずに少し待ちましょうか……♡」
「おおおお……。♡私……おかしくなってしまうかも……。だめっだめっ……!♡」
 美貌の金髪青年が、背筋をブルンと震わせる。動かれてもいないのに、ドライオーガズムを迎えてしまう。括約筋が切なげに肉茎を締め付ける感触だけで、頭の奥が白く弾けてしまったのだ。
 だが、ホモセックスの快楽地獄はこれからだった。アレクサンドルの内側がジンワリと巨根に馴染んでいく。勃起したものの形に広がってしまうのだ。こうなるともう抵抗できない。肉の杭から与えられる快楽を、まったく我慢できなくなるのだ。
しおりを挟む
感想 13

あなたにおすすめの小説

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。

一人の騎士に群がる飢えた(性的)エルフ達

ミクリ21
BL
エルフ達が一人の騎士に群がってえちえちする話。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

敗戦国の王子を犯して拐う

月歌(ツキウタ)
BL
祖国の王に家族を殺された男は一人隣国に逃れた。時が満ち、男は隣国の兵となり祖国に攻め込む。そして男は陥落した城に辿り着く。

臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話

八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。 古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

【BL】捨てられたSubが甘やかされる話

橘スミレ
BL
 渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。  もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。  オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。  ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。  特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。  でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。  理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。  そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!  アルファポリス限定で連載中  二日に一度を目安に更新しております

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...