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エピローグ
しおりを挟むその日は新型空母の就役式だった。
抜けるような青空の下、自衛軍海軍の白い制服に身を包んだクルーたち3200名が、港に整列している。クルーの顔ぶれは人間から獣人、エルフ、その他の亜人種と様々だ。
“りゅうさか もとこ”型空母3番艦、“きのはら しんじ”。
全長320メートル。満載排水量91300トン。最大速力45ノット以上。航空機搭載機数95機以上。
異世界でも、地球の技術に頼らず近代兵器の国産化をする努力は進められているが、特に艦艇は今までは地球から輸入するか、ライセンス生産を行わざるを得なかった。“りゅうさか もとこ”型は、正規空母としては異世界の独力で完成した初めての艦だった。
三胴構造の長大なウェーブピアサー型の船体の上に、逆台形の格納庫と広大な飛行甲板が乗っているデザインは、かなり奇抜に見える。
齢80に手が届こうかという古い人間には特に。
「まさか本当に艦名に選ばれるとはねえ」
すっかり頭は白くなり、しわだらけになった木ノ原がぼやく。
“閥族政治”“古い時代の遺物”“石頭”“老害”。
マスコミや世論の評価はさんざんな上に、いろいろとスキャンダルや失策もある自分の名が艦名に選ばれるとは思いも寄らなかったのだ。
木ノ原自身が個人崇拝の対象になることをよしとしないから特に。
もちろん、木ノ原自身、己の信念に従って国政や軍事に関わってきた。
いろいろと危ない橋を渡ったこともあったが、二心や私欲で行動したことは誓って一度もないと言えた。その成果もあったと自惚れてもいる。が、空母の艦名に選ばれるという報われかたは、あまり本位とは言えないものだった。
マスコミの論調も割れているようだ。
“重税や富国強兵政策で、さんざん国民を苦しめてきた人物の名前ではないか”という論調もあれば、“長く政治家をやっていればいろいろある。功罪はきちんと評価されるべき”とする論調もあるらしい。
「すなおに喜ばれればよろしいのに。
初代艦長と航海長があたしたちの娘なんて、2重3重におめでたいじゃないですか」
かたわらの、同じくすっかり白髪となり、かわいいおばあちゃんという風体になった妻、木ノ原静乃が言う。
“きのはら しんじ”の初代艦長は木ノ原とアヤコの3女である木ノ原ミサコ大佐。
褐色の肌と銀髪、琥珀色の瞳が美しい、サキュバスの少女。
どうみても中学生か、下手をすれば小学生にも見えてしまう小柄で愛らしい容姿の持ち主。胸回りだけが不自然なほど発育がいい、危なげな外観だが、御年45歳。
サキュバスとしては子供と言っていい年齢だが、知識や経験、身体能力はそれなり以上にある。艦長を任されるくらいには。
サキュバスは女性しかいない種族で、他の種族と交配しても生まれてくる子は必ずサキュバスなのだ。
寿命が長く、外見年齢は人間の基準とはかけ離れているためにこのような姿になる。
一方、航海長は木ノ原とフィアッセの5女である、木ノ原ティオレ少佐。
笹穂耳が目立つのと、東洋人とアングロサクソンの混血特有のエキゾチックな美貌が特徴の、栗毛のハーフエルフの美少女。
こちらもどう見ても中学生程度にしか見えないが、御年32歳。
自衛軍海軍士官学校を主席で卒業し、士官学校始まって以来の秀才と呼ばれた優秀者だ。
アヤコやフィアッセとも同性婚をしている静乃にとってはどちらも娘も同然と言うことらしい。
「やんちゃで甘ったれだったミサコが今じゃ艦長だがらなあ。私らも歳も取るわけだなし」
「ほんとねえ。あの子が玉のような赤ちゃんだったのが昨日の事みたいに思えるけど、時は流れたねえ。歳も取るわけだ」
小柄で気立ての良さそうなおばあちゃんという印象のアヤコと、すっかり自慢の長い髪が白くなり、貫禄のある老婆という風体になったシノブが感慨深げに言う。
「ちょっとそこの2人。その姿わざとらしいからやめてくれない?」
「そうだよそうだよ」
静乃とフィアッセから突っ込みが入る。
「けっこう気に入ってるんだけんどもなあ」
「ま、そう言うなら…」
漫画的に、“ポンッ!”と擬音が上がって煙が上がる。
そこに現れたのは、この50年でどうにか高校生に見える程度に成長したアヤコと、全く年を取っていないシノブの姿だった。
アヤコはサキュバス特有の外見操作の魔法で老婆の姿を取っていただけ。サキュバスの寿命は非常に長いので、人間の成人程度に見えるようになるまでにはまだまだかかる。
予言者であるシノブは、姿をある程度変えることができるが、20歳前後の黒髪の美人の姿が本来であることに変わりはない。“人の形を取っているにすぎない”予言者に、そもそも老化という概念はない。
「本当は若いくせに年寄りぶってると嫌みにしか見えないのよ」
「私たちだって、シンジと一緒にふけ込めるのが少しうらやましいって思ってるんだから」
静乃とフィアッセが唇をとがらせる。
時の流れと共に老け込んでいくがわに取っても、寿命の長さゆえに愛しい者と一緒に老け込んでいくことが叶わないがわに取っても、若いくせに年寄りぶった外見をあえてしているのは嫌みに映るらしい。
「そりゃ、わからねえ話じゃねえけんじょ、だからって80近い爺さまにあまり頑張らせるのもどうなんだべ?」
「ほんとね。また上の子たちの子供みたいな年の子供産むつもりなわけ?」
アヤコとシノブが、フィアッセとパムの大きくなったお腹を指さす。
「それは…。愛しい人の子供なら何人でも欲しいって思うし…」
フィアッセはおしゃれな白いマタニティドレス越しに、大きくなったお腹を撫でる。
「私、シンジじゃないとだめなのよねえ…」
パムが顔を赤らめながら、黒のシックなマタニティドレスに包まれた大きなお腹をさする。
ハイエルフとヴァンパイアは当然のように人間に比べればすさまじく寿命が長い。2人とも人間で言えば20代前半の外見のままで、全く年を取っているように見えない。
当然のように生殖能力は健在で、ついでに夫である木ノ原も年甲斐もなく現役であることから、2人ほぼ同時にまたおめでたということになったのだ。
「私も、もう1人か2人産ませてもらおうがなし…」
「そうだね。この間また孫を抱いたけど、赤ちゃんてすごく可愛いし…」
そう言ったアヤコとシノブが、木ノ原の方を見る。
「ははは…。やぶさかじゃないけどお手柔らかに…」
木ノ原が苦笑する。アヤコとシノブが底なしなのを思い出したからだ。実際、2人とも、木ノ原との間に多くの子を設けている。
「手加減してあげてね?最後が腹上死じゃ悲しいし、ちょっと体面が悪いからね」
静乃が冗談めかして言う。
寿命が違うもの同士が結婚するとなかなか大変だ。木ノ原は思う。
まあ、不老不死だとかに興味はないが。就役式に列席している同姓カップルを見やりながら、木ノ原は思う。
サニエル・ワンサイト・港崎・ハーマンと、テュキ・オーフ・港崎・ジータ夫妻だ。
ダークエルフであるテュキは当然のごとく寿命は長いが、元は人間で、ゾンビ化菌に適合してゾンビッチとなったハーマンも、寿命という概念がなくなっている。
ハーマンは20代後半、テュキはまだ少女と言える外見を維持している。
ハーマンは警察の道に進み、現在は内務省所管の警察軍、国家憲兵隊の長官を務める。階級は警察大将。
テュキは、軍の教育畑を選んだ。現在海軍士官学校の校長兼、魔法課の課長だ。階級は大将。
2人とも、まだまだ現役でやっていくつもりだし、周りも彼女たちを頼りにしている。外見の若々しさに違わず、身体能力や知覚は衰えるどころか向上してさえいるからなおさらだ。
だが、木ノ原は彼女たちをうらやましいとは思わない。時と共に年老いていくのも、素晴らしいことだと思えるからだ。
まあ、テュキがマタニティ仕様の制服を着ていることからして、またおめでたなのはこちらと同じらしい。
木ノ原は最初は百合妊娠というのを信じていなかったが、2人の子供を見て信じざるを得なかった。
銀髪と褐色の肌、笹穂耳こそダークエルフの母親譲りだったが、顔つきはハーマンの生き写しだったのだ。なにより、その子の瞳にはハーマンと同じ、ゾンビッチの証である♡が浮かんでいたのだ。
今度生まれる子はうちと同じように、一番上の腹違い(?)の子とは、50歳以上も年が離れていることになる。その事実に、木ノ原は苦笑する。
ふと、彼女たちのように寿命が長い者は別として、”ボ神戦争”のとき現役だった人間はもうほとんど残っていないことに気づく。
自分の他には、海軍と財務畑を長く勤めた井上薫と、現在の首相である橋本由紀保くらいか。
橋本は長く政党活動をしてきた経験を買われ、身内のスキャンダルで総辞職した海軍の大御所と言われる前任者に変わって組閣した。
ともあれ、かつて政府と激しい応酬を繰り広げたのも今は昔。高齢である上にかつてほどの政治力も今は無い。空軍閥と海軍閥、そして前内閣の与党を避ける形で、消去法的に首相を任されたに過ぎず、御輿と揶揄されている。
「気がつけば50年と少しか」
我知らず、木ノ原はつぶやく。
“ボ神戦争”が終戦を迎えた後、当時の平和維持軍は深刻な人材不足に陥ることになる。
“死神風邪”のパンデミックは免疫のない地球出身者を主として構成される平和維持軍にも大打撃を与えていたのだ。
加えて、パンデミックに対する対応のまずさを非難され、軍の高官の多くが失脚することになる。
海軍航空隊もその例に漏れず、特に飛行隊の指揮官の不足は無視できなかった。
結局木ノ原は臨時任官の一等海尉の階級を正式に拝命し、同時に戦功に報いることも兼ねて三等海佐に昇進することとなる。
海将に昇進して司令部勤務となった伊藤の後任として、“ほうしょう”2代目艦長となった橋本の下で飛行長を努めることとなったのだ。
それだけでも充分めんどくさ…いや、名誉で責任ある事だったのだが、そこにきて自衛軍の設立、そして平和維持軍の不満分子のストライキやサボタージュといった事態がたたみかけるように続く。
新設なった自衛軍は、人、とくに実戦経験のある上級士官が圧倒的に不足していた。“ほうしょう”とともに自衛軍の指揮下に入った橋本は、大佐から一足飛びに小将に昇進して、艦長職をわずか2ヶ月で離れ、組織の運営に関わらざるを得なかった。
さりとて、不満分子を鎮圧しないわけにもいかず、木ノ原が27歳の若さで大佐に臨時任官し、“ほうしょう”3代目艦長兼飛行長を担当する形とならざるを得なかったのだ。
新設なったばかりの自衛軍は人、物、装備全てが不足しており、士気を保つのも大変な有様だった。“荒鷲の再来”の2つ名を持つ英雄である木ノ原をプロパガンダに用いるのは、ある意味では妥当な流れと言えた。
護衛艦の操艦など経験のない木ノ原だったが、自分より一回りから20歳も年上のベテラン幹部たちになんとか脇を支えてもらい、不満分子の最大の反乱と呼ばれた“セナン戦争”を勝利に導く。むろん他の部隊の奮戦もあったのだが。
その後は、艦長兼艦隊司令として、暴動の鎮圧や海賊退治などに奔走することとなる。ともあれ、馴れない艦隊の指揮にほとほと神経が参ってしまい、元々の本業であるはずの空軍に転属を希望することになる。
だが、そこでまた思いも寄らないことが起こる。地球出身者と、亜人種も含む異世界出身者の寄り合い所帯の当時の空軍は、トラブルや内部対立が絶えなかったのだ。
操縦の経験は地球出身者の方が当然のように長かったが、高い身体能力や魔法力によって地球の人間にはできないことが可能な異世界出身者の方が、単純な戦闘能力は高かった。どちらも、自分たちこそ主力という意識があったのだ
畢竟、どちらの出身者もこの人の下でならと納得する人間が指導者となることが求められた。そこで、操縦能力は折り紙付きで、“ボ神戦争”の英雄であり、異世界出身者と結婚している木ノ原に白羽の矢が立ったのだ。
木ノ原は当時まだ少数精鋭の集団だった自衛軍空軍の司令官を拝命し、なんと20代にして少将に任官するという冗談のような事態となる。
機械に頼る癖が抜けない地球出身者たちに自分の経験と技量だけで飛ぶことを説き、近代的な軍隊組織の構造をなかなか理解できない異世界出身者たちに指揮系統と軍規を教え込む。そしてそれらをマニュアル化することに腐心するのが木ノ原の仕事になった。
そして気がつけば30代前半にして中将に昇進し、環大陸連合国の初代首相に就任した伊藤の下で防衛大臣を拝命していた。
当然のように激務であるだけでなく、茨の道だった。
伊藤は穏健派かつリベラルで、必要に応じては減税や軍事費の削減もやむなしという考えだったが、木ノ原は違った。
内憂外患の状況を鑑みて、自衛軍の軍備の増強は絶対に必要。そのための増税も不可避と主張して譲らなかったのだ。
それが幸いしたのは災いしたのか、“そこまで言うなら自分でやってみろ”とばかりに、第1回連合国議会の開催に併せて元老委員会の満場一致で首相に推されてしまったのだ。
議会が開かれた以上は、議会の承認がなければ予算は下りない。
軍でもいくつもの仕事を兼任していて忙しかったが、予算成立までが自分の政権の仕事という条件で木ノ原は首相を拝命したのだった。
若干36歳の首相が運営する内閣の誕生だった。
記念すべき第1回の議会で自分の存在意義を示したい政党政治家たちは、民力休養、経費節減をスローガンに、特に軍事費の大幅な削減を提示してきた。
根っこの所で軍人である木ノ原は、もっぱら政府の意向を大声で主張する役目に徹し、下院で与党少数の立場を乗り越えるのは、優秀な閣僚やスタッフチームに任せることになる。
あらゆるコネを用いて世論誘導を行い、野党をあの手この手で切り崩して何とか予算は成立させた。だが、政府にとっても予算の削減額が大きく、結果としては痛み分けだった。
木ノ原は予定通り総辞職するが、それで終わりではない。
その後も政府と政党の駆け引きや応酬は続く。
本来何の権限もないはずの元老委員会から“勧告”が出されてようやく護衛艦の建造が認められる場面もあった。
取りあえず時局を鑑みて、下院第一党と第二党の連立内閣を認めるべしという伊藤の主張が通って政党内閣が成立するも、半年で瓦解する一幕もあった。
木ノ原はその後も閣僚を務めたり、将官として軍の現場指揮を執ったりと忙しく立ち回ることとなる。
気がつけば大将を拝命し、統合幕僚長の立場にあった。名誉職ながら元帥の階級も拝命した。
現役を退いた後も、元老委員会の重鎮として政界と軍に隠然たる影響力を保ち続けた。
環大陸連合国という若い国は、まだ選択の結果に責任を負う自由を享受するには未熟すぎたのだ。
プライベートに目を向ければ、5人の妻はたくさんの子供を生んでくれた。可愛かったその子供が大きくなり、子をなして、いつの間にかおじいちゃんと呼ばれていた。
長いと言えば長かったし、一瞬と言えば一瞬の出来事だった。
正しいか間違っているかではない。己の立場で全力を尽くし、なすべきと思ったことをなす。それにひたすら邁進してきた。
その結果か世間一般ではすっかり嫌われ者だが、後悔はない。人に好かれる努力も時には必要だとは思うが、他人に媚びる生き方に真実はない。
自分はこの国を、国民を、家族を心から愛していた。だからこそ、時には口うるさい親父をやらなければならないこともあった。冷酷でずるい大人をやらなければならないこともあった。
見返りや他人の評価を求めず、己を理解して報いられるのは己だけと了解して、己の心に従い行動する。
そのことを怠った事は一度もないと胸を張って言える。
軍楽隊の演奏がたけなわとなり、就役式は滞りなく進む。
ミサコが海軍幕僚長から軍旗を受け取り、お辞儀をする。軍旗を目の高さに固定したまま歩き出すミサコを先頭に、クルーたちが“きのはら しんじ”に乗り込んでいく。
港からは割れんばかりの拍手が巻き起こる。
この“きのはら しんじ”は、1番2番艦とは違い艦そのものだけでなく、電子機器やレーダー、対空兵装まで全てこちらの世界で製造された物なのだ。
真の意味で地球から独立し、こちらの世界独自の近代軍備を整えることができたことが、みな嬉しいのだ。
もちろん、戦争はだれも望むところではない。だが、地球もこちらの世界も、武力なしに平和を担保することはいまだできないのが現実だ。
限界まで使いつぶされた前任の空母に変わって、この“きのはら しんじ”がこの世界の平和の担い手となるのだ。
それが、この場に集まった人間全員の認識だった。
「龍坂さん、伊藤さん。そしてみんな、見ていてくれてるかい?」
木ノ原はそう言って、抜けるように晴れた空を仰ぐ。
今のこの世界を彼らはどう見ているだろうか?今のこの世界は、彼らの犠牲や苦労に報いることができるものになっているだろうか?
「もちろん、見ていてくれるでしょう」
「英雄の名を冠した艦と、私たちの娘たちの晴れ舞台ですもの?」
「あの子たちなら、皆さんも安心して後事を託してくれますよ」
「見て。凜々しい姿じゃない?」
「立派になってくれたなし」
静乃、フィアッセ、パム、シノブ、アヤコが、やや親バカ気味に木ノ原の言葉に応える。
そうだな。と木ノ原は思う。
龍坂、伊藤、西郷、エバラーイス、オークベイ、ゴール、大村、イワークル、ヨーキー、オヤマーノフ、ボードフェンス。そして港崎。
みな、今日という日を喜んでくれている。祝福してくれている。そう思える。
自分たちの役目は終わりつつある。これからは若い者たちの時代だ。
“きのはら しんじ”に軍旗が無事掲揚されるのを見て、木ノ原はそう思うのだった。
了
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