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第三章 魔法陣(進展)編
033_ガラクと紆余曲折(その1)
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自宅でスクラとクロスタの魔力操作の練習をした後、4人分の夕食を準備してからリビングに集合して先程の相談内容について改めて話をすることにした。
「兄貴、さっきの相談の件っすけど、作業場所について最終的には居住区内に用意するべきでしょうけど、当面の間は仕事中、作業に集中できる環境を整えるってのはどうっすかね?」
詳しい話を聞いてみると、まず他のシーカーと別行動をするために資源運搬用のヴィークルを準備、資源を収納魔法からいっぱいにして会社に納品することにすれば隔壁の外に移動用のヴィークルとは別に行動する理由にもなり、業務時間中に魔法関連の作業をすればいいと言うことだった。
「それなら会社の車両を回してもらえないかしら?」
ガラクとしては魔法で動かすためのヴィークルモドキを作っても問題ないが、会社のヴィークルを回してもらえるなら時間の節約になる。
「まぁ、あんまり期待せずに待ってなさい」(絶対に頷かせて見せるから期待して待っててね。の意)
とりあえず業務終了後の作業場所については解決していないものの、最も重要な当面の作業場所について、また作業場所が居住区外に戻ってしまうもののはリスの提案した内容で実施するのが無難だろう。
ただし根本的な解決になっていないので、引き続き居住区内にガラク個人が建屋を所有することと、他者から介入されない組織設立については検討する必要がある。
「場所とか新しい会社や組織を立ち上げる話については、前に私からお母様に子会社立ち上げの相談をしたけど、その話がどこまで進んでるか状況を確認してからでも遅くないんじゃないかしら?だいぶ経ってるし進展してるかもしれないもの。R/R社の子会社であれば初期の備品として中古のヴィークルを一時的にリースしてもらうとか話の持っていきようはいくらでもあると思うわ」
ガラクはパリスの伝手によってビッグマンビル内に作業部屋を確保できたためにクロスタとそういった話をしたことを失念していたが、以前、作業場所確保のためにクロスタから副社長に子会社設立の話をしてもらっていた。
話の内容としてはR/R社に資源を納入する会社として、資源の保管場所としての土地を要した設備を準備してもらうような内容だったはずだ。
「子会社の設立準備が整っているならわざわざ新しい組織を一から立ち上げる必要もないし、R/R社は出資元ってことになるだろうからセキュリティや事務員なんかの組織運営についてはアドバイスしてくれるはずよ」
一般的な認識で言えば資源回収業の会社は数年単位で出来ては消えを繰り返す生き残りの厳しい業種だが、クロスタが生まれる前に立ち上げたR/R社を現在に至るまで存続させ、なおかつ少しずつとは言え業績を上げ続けている副社長の会社経営に関する手腕は卓越しており、その副社長のアドバイスを友達の親といったあいまいな立場からではなく子会社として親会社に公的に問い合わせができるのはかなり心強いものがあると言える。
何せ現状としてガラク達の中で組織や会社の運営に関する知識について最も詳しいクロスタですら副社長に比べれば完全な素人なのである。
「じゃぁ、せっかく集まってもらったけど今日はお開きかな?明日、仕事の後に副社長と話をしたいから、クロスタからアポイントを撮ってもらってもいいかい?」
クロスタにそう話を向けると席を外して連絡を始めた。
「・・・ママ、この前の・・・そうよ!」
「本気に決まってるでしょ!」
「・・・あ、考えてくれてはいたのね?・・・そう、明日、私も行くから・・・」
「・・・ちょっと!聞こえちゃうから!もーやめてよー」
「それじゃぁ、よろしくね!・・・うん大好き!」
どうやら副社長との話を終えたクロスタはリビングに戻ってきてアポイントについてガラクに話し合いの結果を報告してきた。
「お母様、明日ガラクの仕事が終わったら話を聞いてくれるって」
わざわざ席をはずして話し始めたのに会話の内容は概ね聞こえていたため状況はわかっていたが、クロスタが嬉しそうに報告してきたので礼を言いつつ頷いた。
明日の予定が決まったため、夕食を済ませたクロスタとパリスの2人をそれぞれ送ってから帰宅すると、スクラが若干剥れながら家で待っていた。
「今日の話、私全然混ざれなかった」
1時間ほど経った頃、ガラクは明日の仕事帰りにデザートを買ってくることを約束させられていた。
翌日、いつもどおり移動用ヴィークルでシーカーポイント付近への移動が完了してから、周りの様子を見つつパリスと2人で誰もいない方向へ移動し、パリスの魔力操作とガラク本人の金属形成の魔法詠唱の練習をして過ごした。
昨日のパリスから提案された業務中の作業については、金属形成などの大まかな作業は出来るものの設計などの専用端末を使用しての作業については端末用のエネルギーが必要となり、居住区外で作業をしようとすると別途エネルギーパックの確保が必要となってしまうため、結局は今まで通り詠唱の練習を行うこととなった。
エネルギーパックを購入するお金がないわけではないが、一度に使用するエネルギー量の確認や残量がゼロになったら都度購入する必要があるなど、余分な手間が増えてしまう。
それらの手間を避けることに加え、いくつもの作業を並行して進めようとしている現在、色々な事が中途半端になっているためどこかのタイミングで大きな失敗を招いてしまうという不安を感じていた。
そうなる前に一度作業を整理する意味も含めて、ガラクは場所の確保ができるまでの間は当初予定していた2つの魔法の詠唱を最優先で、時間が許す限り使える魔法を増やすことに集中することにしたのだ。
現在練習をしている金属形成の魔法については後何日かで使いこなせるようになりそうなため、次に習得する魔法として金属曲げ伸ばしの魔法の準備もしてある。
箱の時間経過速度が遅くなる効果範囲での集中的な作業や練習ができないことは作業効率的には非常に問題だが、効果範囲を気にせずに展開できる環境以外で箱を出すのは不安があるために避けたいので致し方ない。
2人は普段通りに業務終了まで魔法に関する練習を重ねてから社屋に戻った。
業務終了後の手続きをパリスに任せて着替えを終えて副社長室に向かい、入り口前の秘書さんに声をかけると視線を合わせずに顎で扉の方を指されたのでそのまま入室した。
室内に入ると最近見慣れた光景となった応接セットで書類を睨み付けながら何処かと連絡を取っている副社長がおり、その横に座っていたクロスタがガラクの入室に気がついて手を振ってきた。
副社長がガラクに視線を向けた後に目の前の安楽椅子へ視線を移したので、その意を察してそのまま座り会話が完了するのを待つことにした。
待っていると秘書さんが入室してきて黙ってガラクの目の前に飲料のボトルを置いてそのまま退室し、副社長の業務上のやり取りの邪魔をしないためにクロスタと会話もせずに数分経過すると、連絡が終了して副社長がガラクに視線を向けた。
「さて、クロスタが前に行ってきたのは何かの冗談だと思ってたんだけど、本気だったようね」
「本気と言いますか、あの時はいくつかある手段の一つだったんですが、ちょっと事情がありまして」
「事情?」
問われるままにビッグマンビルで起こった事の経緯を説明する。
「こちらに話をしておきつつ別途場所の確保をしていたことはちょっと気に入らないけど大体の事情はわかったわ」
そういえば、ビッグマンビルに作業場所を確保できた話をクロスタから副社長に説明して置いてもらうのを忘れていたことに気がついて非常に居心地が悪い思いをした。
「まぁ、あなた達みたいな若い子にそこまで気を回せと言っても無理なのはわかってるから責めるつもりはないから気にしないでちょうだい」
そうは言われても話をして置くことを失念していた事実は変わらないjため、申し訳なく思っていると副社長はそのまま話を続けた。
「結論から言うと、元々、事業拡大するつもりで色々と準備していたから、そこに手を加えれば子会社の設立は20日程度で実施可能よ」
R/R社が副社長の手腕により順調に業績を伸ばしているとはいえ、事業拡大の話が具体的に進んでいるほどだとは思っていなかったガラクはかなり驚いた。
「とはいえ、すでに準備のためにかなりの資金を投入しているし時間も費やしているわ。事業が開始後の利益を見込んで準備している事業をあなたに使わせるにはそれ以上のメリットがなければ話にならないの。それはわかるかしら?」
通常であれば門前払いが当たり前の話についてこれだけ丁寧に説明してくれているのだから、こちらもそれなりのメリットを提示する必要があるのはわかる。
話の状況があまり良くないのを理解しているクロスタも心配そうにこちらを見ているなか、副社長には今後も積極的に協力してもらうべきだと感じたガラクは、魔法の一部を開示することを決めた。
「兄貴、さっきの相談の件っすけど、作業場所について最終的には居住区内に用意するべきでしょうけど、当面の間は仕事中、作業に集中できる環境を整えるってのはどうっすかね?」
詳しい話を聞いてみると、まず他のシーカーと別行動をするために資源運搬用のヴィークルを準備、資源を収納魔法からいっぱいにして会社に納品することにすれば隔壁の外に移動用のヴィークルとは別に行動する理由にもなり、業務時間中に魔法関連の作業をすればいいと言うことだった。
「それなら会社の車両を回してもらえないかしら?」
ガラクとしては魔法で動かすためのヴィークルモドキを作っても問題ないが、会社のヴィークルを回してもらえるなら時間の節約になる。
「まぁ、あんまり期待せずに待ってなさい」(絶対に頷かせて見せるから期待して待っててね。の意)
とりあえず業務終了後の作業場所については解決していないものの、最も重要な当面の作業場所について、また作業場所が居住区外に戻ってしまうもののはリスの提案した内容で実施するのが無難だろう。
ただし根本的な解決になっていないので、引き続き居住区内にガラク個人が建屋を所有することと、他者から介入されない組織設立については検討する必要がある。
「場所とか新しい会社や組織を立ち上げる話については、前に私からお母様に子会社立ち上げの相談をしたけど、その話がどこまで進んでるか状況を確認してからでも遅くないんじゃないかしら?だいぶ経ってるし進展してるかもしれないもの。R/R社の子会社であれば初期の備品として中古のヴィークルを一時的にリースしてもらうとか話の持っていきようはいくらでもあると思うわ」
ガラクはパリスの伝手によってビッグマンビル内に作業部屋を確保できたためにクロスタとそういった話をしたことを失念していたが、以前、作業場所確保のためにクロスタから副社長に子会社設立の話をしてもらっていた。
話の内容としてはR/R社に資源を納入する会社として、資源の保管場所としての土地を要した設備を準備してもらうような内容だったはずだ。
「子会社の設立準備が整っているならわざわざ新しい組織を一から立ち上げる必要もないし、R/R社は出資元ってことになるだろうからセキュリティや事務員なんかの組織運営についてはアドバイスしてくれるはずよ」
一般的な認識で言えば資源回収業の会社は数年単位で出来ては消えを繰り返す生き残りの厳しい業種だが、クロスタが生まれる前に立ち上げたR/R社を現在に至るまで存続させ、なおかつ少しずつとは言え業績を上げ続けている副社長の会社経営に関する手腕は卓越しており、その副社長のアドバイスを友達の親といったあいまいな立場からではなく子会社として親会社に公的に問い合わせができるのはかなり心強いものがあると言える。
何せ現状としてガラク達の中で組織や会社の運営に関する知識について最も詳しいクロスタですら副社長に比べれば完全な素人なのである。
「じゃぁ、せっかく集まってもらったけど今日はお開きかな?明日、仕事の後に副社長と話をしたいから、クロスタからアポイントを撮ってもらってもいいかい?」
クロスタにそう話を向けると席を外して連絡を始めた。
「・・・ママ、この前の・・・そうよ!」
「本気に決まってるでしょ!」
「・・・あ、考えてくれてはいたのね?・・・そう、明日、私も行くから・・・」
「・・・ちょっと!聞こえちゃうから!もーやめてよー」
「それじゃぁ、よろしくね!・・・うん大好き!」
どうやら副社長との話を終えたクロスタはリビングに戻ってきてアポイントについてガラクに話し合いの結果を報告してきた。
「お母様、明日ガラクの仕事が終わったら話を聞いてくれるって」
わざわざ席をはずして話し始めたのに会話の内容は概ね聞こえていたため状況はわかっていたが、クロスタが嬉しそうに報告してきたので礼を言いつつ頷いた。
明日の予定が決まったため、夕食を済ませたクロスタとパリスの2人をそれぞれ送ってから帰宅すると、スクラが若干剥れながら家で待っていた。
「今日の話、私全然混ざれなかった」
1時間ほど経った頃、ガラクは明日の仕事帰りにデザートを買ってくることを約束させられていた。
翌日、いつもどおり移動用ヴィークルでシーカーポイント付近への移動が完了してから、周りの様子を見つつパリスと2人で誰もいない方向へ移動し、パリスの魔力操作とガラク本人の金属形成の魔法詠唱の練習をして過ごした。
昨日のパリスから提案された業務中の作業については、金属形成などの大まかな作業は出来るものの設計などの専用端末を使用しての作業については端末用のエネルギーが必要となり、居住区外で作業をしようとすると別途エネルギーパックの確保が必要となってしまうため、結局は今まで通り詠唱の練習を行うこととなった。
エネルギーパックを購入するお金がないわけではないが、一度に使用するエネルギー量の確認や残量がゼロになったら都度購入する必要があるなど、余分な手間が増えてしまう。
それらの手間を避けることに加え、いくつもの作業を並行して進めようとしている現在、色々な事が中途半端になっているためどこかのタイミングで大きな失敗を招いてしまうという不安を感じていた。
そうなる前に一度作業を整理する意味も含めて、ガラクは場所の確保ができるまでの間は当初予定していた2つの魔法の詠唱を最優先で、時間が許す限り使える魔法を増やすことに集中することにしたのだ。
現在練習をしている金属形成の魔法については後何日かで使いこなせるようになりそうなため、次に習得する魔法として金属曲げ伸ばしの魔法の準備もしてある。
箱の時間経過速度が遅くなる効果範囲での集中的な作業や練習ができないことは作業効率的には非常に問題だが、効果範囲を気にせずに展開できる環境以外で箱を出すのは不安があるために避けたいので致し方ない。
2人は普段通りに業務終了まで魔法に関する練習を重ねてから社屋に戻った。
業務終了後の手続きをパリスに任せて着替えを終えて副社長室に向かい、入り口前の秘書さんに声をかけると視線を合わせずに顎で扉の方を指されたのでそのまま入室した。
室内に入ると最近見慣れた光景となった応接セットで書類を睨み付けながら何処かと連絡を取っている副社長がおり、その横に座っていたクロスタがガラクの入室に気がついて手を振ってきた。
副社長がガラクに視線を向けた後に目の前の安楽椅子へ視線を移したので、その意を察してそのまま座り会話が完了するのを待つことにした。
待っていると秘書さんが入室してきて黙ってガラクの目の前に飲料のボトルを置いてそのまま退室し、副社長の業務上のやり取りの邪魔をしないためにクロスタと会話もせずに数分経過すると、連絡が終了して副社長がガラクに視線を向けた。
「さて、クロスタが前に行ってきたのは何かの冗談だと思ってたんだけど、本気だったようね」
「本気と言いますか、あの時はいくつかある手段の一つだったんですが、ちょっと事情がありまして」
「事情?」
問われるままにビッグマンビルで起こった事の経緯を説明する。
「こちらに話をしておきつつ別途場所の確保をしていたことはちょっと気に入らないけど大体の事情はわかったわ」
そういえば、ビッグマンビルに作業場所を確保できた話をクロスタから副社長に説明して置いてもらうのを忘れていたことに気がついて非常に居心地が悪い思いをした。
「まぁ、あなた達みたいな若い子にそこまで気を回せと言っても無理なのはわかってるから責めるつもりはないから気にしないでちょうだい」
そうは言われても話をして置くことを失念していた事実は変わらないjため、申し訳なく思っていると副社長はそのまま話を続けた。
「結論から言うと、元々、事業拡大するつもりで色々と準備していたから、そこに手を加えれば子会社の設立は20日程度で実施可能よ」
R/R社が副社長の手腕により順調に業績を伸ばしているとはいえ、事業拡大の話が具体的に進んでいるほどだとは思っていなかったガラクはかなり驚いた。
「とはいえ、すでに準備のためにかなりの資金を投入しているし時間も費やしているわ。事業が開始後の利益を見込んで準備している事業をあなたに使わせるにはそれ以上のメリットがなければ話にならないの。それはわかるかしら?」
通常であれば門前払いが当たり前の話についてこれだけ丁寧に説明してくれているのだから、こちらもそれなりのメリットを提示する必要があるのはわかる。
話の状況があまり良くないのを理解しているクロスタも心配そうにこちらを見ているなか、副社長には今後も積極的に協力してもらうべきだと感じたガラクは、魔法の一部を開示することを決めた。
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