異世界で賢者になったのだが……

加賀 燈夜

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異世界転生!!

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俺は夜月 雄也「やづき ゆうや」普通の高校生である。訳あって異世界に転生したのだ。何故こんな事になったかと言うと

「暑いなぁー今日も」

太陽の日差しが地面を照りつけて、地面から陽炎が起きて揺らめいていた。こんなにも暑いのに彼女の表情は嬉しそうだった。

「そうだね」

そう言って微笑みながら笑う君はまるで夏の太陽のようだった。それを見ながら俺は嬉しそうにこう返した。

「あともう少しで夏休みだ!」
 
そして汗を拭いながら彼女はこう言った。

「ねぇ、夏休み一緒に海に行かない?」

また微笑みながら聞いてくる。

「いつもは川だから海に行くのも悪くないな。」

すると俺の前に彼女が行ってこっちを見つめながら

「行ってくれる?」

ここはノーと言う選択肢はない

「勿論だ。」

俺は即答した。彼女の名前は
志熊 利沙しぐま りさ
と言う。付き合って一年が経つ、学校は毎日一緒に通っているし、休日は一緒に遊んでいる。そしてそんな話をしながら公園の前を歩いていたら、日本刀を持ったおっさんが突進してくるのが見えた。

「梨沙!俺の後ろに来い!」

すかさず梨沙の前に立ち

「どうしたの?」

「いいから早く!」

叫びながらこちらに突進してきた。

「死ねええええええええ!」

「くっ!梨沙すまない」

「きゃ!」

梨沙を左へ突き飛ばした瞬間俺の腹に激痛が走った。腹を見ると出血していて日本刀が突き立っていた。激痛を我慢しながら腹から刀を抜いて応戦し

「痛てぇなぁ!クソジジイ!」

「俺はなんてことを…」

ジジイが正気に戻った時俺はふと刃を見ると血のような赤い色をしていて変なオーラを感じた瞬間に頭の中で声がする。

(壊セ!全部キエロ!殺セ!)

「なるほどね。この刀のせいか、さっきから破壊衝動が収まれねぇ。ジジイ眠れ」

峰打ちをして気絶させて警察と救急車呼んだ辺りから意識が朦朧としてきた。
腹を見ると血が地面にたれて血溜まりができていた。

「こんな所で死ぬのか。はっ!いいぜ、地獄でも行きたいものだな。」

薄れ行く意識の中で微かに聞こえて来る俺を呼ぶ声が

「雄也君!雄也君!起きてよ!」

最後の力を振り絞り、目を開けると真夏の太陽と青い空が見えた。そして亜梨沙の顔が見えた。

「はは…短い間だったけど楽しかったよ。ありがとう。」

「そ、そんな…死ぬなんてやだよ…」

頬に俺の手を当てて泣いていた。

「最後位笑えよ…がはっ!…」

「うん、私も楽しかったよありがとう。」

「うん、いい笑顔だ。そろそろ眠い、俺はいつでもそば…にいる…から…な…」

腕が頬から力なく落ちた

「う、あ、うあぁぁぁ!何で死んじゃうのよ!それじゃ意味ないじゃない!」

梨沙の泣いてる声が微かに聴こえていたが消えかけていた。そして気づくと暗闇に浮かぶ神社にいた。そして巫女風の女の子がこちらを眺めていた。

「ここは何処だ?」

混乱していて訳が分からなかった。

「ん?君は誰かな?」 

すると女の子と言うより少女が話しかけて来た。

「俺の名前は、夜月 雄也。おっさんに串刺しにされて反撃して死んだ。」

そして俺は巫女に話をしたら、刀を指さして

「それは賢者の秘石で出来た刀だよね?」

「え!?何それ。全然知らなかった。」

そして巫女はクスクスっと笑い、桜が装飾された扇子で口を隠して

「それはまた災難でしたね。あ、そうだ!君は異世界で賢者にならないかい?それと私の名前はフラン・アルカナ。女神だよ。よろしくね。」

自己紹介をしてきたが今は状況が知りたかったので聞いてみた

「フラン、賢者になるのも悪くない。けど俺がどうなったかだけ聞かせてくれないか?」

すると悲しそうな顔をして

「君の彼女は君が目の前で死んでうつ状態になって病院で治療中なんだよ。そして君は火葬されて墓の中さ。」

そして俺は悟った。漫画で見た状況と一緒だと言うことに

「異世界に行く前に彼女に合わせてくれないか?」

「賢者になるのかい?」

「勿論だ。」

迷いなど微塵もなかった。

「ならいい合わせてあげる。だだし、体が自然崩壊するのがリミットだよ。忘れずにね」

そう言ってフランは俺の胸に手を当てると光出して目を開けると病院室に飛ばされた。そこには梨沙がベットの上で首吊りをする瞬間だった。慌てた俺は何故か手に持っていた。刀で紐を切り降ろした。

「梨沙!なんて馬鹿な事をしているんだ。」

「その声は…雄也くん?」

「あぁ、そうだよ。」

「どうして生きてるの?あの時死んだはずじゃ…」

「訳あって生き返らせて貰った。そして君に会うことを体が消えるまで許して貰った。」

「……ゔぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙」

すると泣き出してしまった。

「何であの時私を守ったの?」
「付き合った時から俺は君を守るって決めてからだよ。」

「それで死んじゃったら意味ないじゃない。」

返す言葉もない。実際即死レベルの傷を負ってるにも関わらず動けていたのだから

「君に俺が渡す予定だった物だよ。」
小さな長い箱を開けるとルビーのネックレスが入っていた。

「このネックレスは俺が作った奴だよ。だから俺の魂が宿っているんだ、だからいつもそばに居るからどんな事があっても負けるな」

「うん!ありがとう!大事にするね。」

「良かった。」

体が消え始めた。

「体が消えてるよ。」

「そろそろ時間だ。」

「またね!」

「おう、またな!最後ぐらい笑えよ。うん!いい笑顔だ。その笑顔を忘れるな」

そしてまたあの空間に来た。

「君達は私を泣かせたいのかい?」

「いや、別にそいうわけじゃないのだが。て言うか見てたのかよ…」

「君には特別だよ。神の中で唯一泣かない私を泣かせたんだ。彼女又は大切な人がピンチの時は僕を召喚出来るそれと君にだけのスキルをあげるよ。スキル名は(創造者)このスキルは君が行く世界に存在する全てのものを使用出来る。そして君のその刀は何でも切断できるし、魔法を纏わせる事も出来るし、魔法を切ることも出来る。そして君の身体能力は人知を凌駕しているから。あんまり披露しない事だ。」

「(スルースキルたけーな、さすが女神)
あぁ、分かってる。それと服をくれないか?こんな感じの?」

持っていたスケッチブックを見せて言った。

「効果はこの位で良いのかい?」

「全属性無効、物理無効、魔法無効、認識阻害、擬態、でいい。」

「うんうん似合うじゃないか。」

「早速初めてくれ!」

「分かった。」

すると俺の周りに光が降り始めた。

「目覚めるとそこは世界樹の根元そして貴方は世界を救うでしょう。」

そこで意識が途切れた。目が覚めると木の根元にいた。

「う…眩しい。」

木々の隙間から木漏れ日が刺していて眩しかったので起き上がると見渡す限り森林だったところと頃に変な生き物が沢山いた。そして取り敢えず定番のあれをやってみた。

「ステータス表示」

そう言うと目の前にアイコン表示されステータスを見るとチートじみていた。

「えっとなになに職業は大賢者でHPは無限NPも無限、攻撃力はカンストね。うん、魔王秒殺だな…楽しくねえーよ!!あ、設定しないと駄目なのね。」

すると微風が吹いたがとてもやな風だった。

「嫌な風だな。」

次回「異世界で新たな一歩」
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