異世界で賢者になったのだが……

加賀 燈夜

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フリージア緊急着陸

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「フリージア、いばん近いドックは?」

(本艦から約500メートルの場所です。ドック名サンクチュアリフォレストフリージアドック)

雄也が居ないと魔力粒子が安定しなくなる。

「シャルロッテそっちはどう?」

「主砲は使えない。機関砲ぐらいは使える。視界はほぼゼロだ。」

ドックに入る為に船を旋回させてドックにある誘導レールをハッキングして作動させた。着陸して格納庫の扉を閉じたらあかりが着いた。そこには雄也が経っていた。そして拡声石を使って

「お前ら、危なかったな!」

するとアイリスが艦橋から神速通を使って降りてきた。そしてそのままダイブしてきた。

「雄也!雄也!怖かったよォ…」

「分かったから泣くなよ。」

涙を拭いながら

「よく、追いついて来れたね…」

「実はたまたまこのドックを見つけてな、そこに着陸したって訳よ。」

数分前の話である。

「くっそ!追いつけない」

するとルイが

「雄也…あれって…」

窓から外を見るとフリージアが建造されたドックが見えたので。

「着陸するぞ!」

着陸を試みたが中から超級のドラゴンが出てきて口から溶岩をぶっぱなして来た。

「シールド展開!正面砲戦よーい。神鉄弾発射!」

見事に一撃で命中して落ちていった。ドラゴンが落ちた場所に着陸して確認すると龍人族の男の子が倒れていた。

「これは…殺ったかもしれない」

するとムクっと起き上がって

「勝手に殺すな!」

何だこいつと思いながら

「お前、ドラゴナイトか?」

「うむ、以下にもこの世界で7人しかいないドラゴナイト惰眠の騎士とは俺の事だ!」

「惰眠って、ふっ!ははは」

すると少し怒った様子で

「お前は何なんだよ」

「俺は大賢者夜月だ!」

すると、跪いて

「無礼を申した!創造神  夜月様」

「なーんだ、つまないの…頭をあげよ。あのドックは使って良いな?無礼は許す。」

「もちろんです!好きな様にお使い下さい。」

雄也は急いでバルバトスに戻って自宅に向かい結界のレベルを下げた。それからドックに向かいフリージアの着陸準備をしていた所にハッキングがかったらしい

「そんなこんなで、フリージアと無事合流って訳よ」

「なるほどー」

見たところフリージアに異常は無かった。取り敢えず整備と点検の為しばらくフリージアが使えなくなった。そして久しぶりに魔導戦車を動かしたら形が変わっていた。

「砲身が二つになってる!?しかも、前より速いし、重い!弾の種類増えてるし凄すぎて笑えてきた。」

新型魔導戦車は出力がそもそも違う、従来の魔導機関だとエネルギー変換率が悪かったが夜月式魔力石反射型魔導エンジンを搭載しており、快速で走ることが可能になった。主砲は紫電パルス砲を採用し、なおかつ!夜も走行が可能である。


と脳内で説明していると上で爆発音がした。急いで階段を上がるとサンクチュアリフォレストの半分が焼け野原になっていた。

「不味い!世界樹が!ホームまで走った。」

そこには世界樹の燃える姿があった、精霊達が次々と逃げて行くのを見ていられなかった。

「スキル消火!」

何とか消えた。そして後ろに炎王がいた。

「よぉ!くそ賢者、久しぶりだなー。俺が4代目魔王爆炎の覇者だ。挨拶代わりに森を燃やしたぜ。」

「やってくれたな…」

その瞬間周りが凍りついた。

(な、何だ!動けない…こいつまさか!?)

雄也は両手の手袋を取って

「あの時は、お世話になりました。閻魔大王様…この刻印を有難く使わせていただきます。」

「そんな魔力で何が出来るというのだ?」

(可笑しい!こいつから魔力が消えた?)

すると変な魔力が徐々に満ちて言った。

「俺は忘れ掛けていた。刻印のことをそして、愛する者を守ることを!俺は大賢者?いや、俺は創造神!夜月  雄也だ!そして紅兎!君に地獄ノ紋章を刻印する!紳造魔法クリエイション!紅兎に閻魔ノ紋章を付与する!」

(俺は自分の力が怖かっただけだっただがもう逃げない!これが俺がしたかった唯一のことだからありがとうフラン様、ウロボロス様、そして閻魔大王様この世界で俺は生きるって決めたんだ!)

そして雄也は枷を外した。

「レベル9999!神大魔法ゴッドクリエイティブオーダー!紳造刀オルトリクション」

すると炎魔王が

「ふはは!くだらない。魔法で俺に勝てると思っているのか?」

そして俺は奴に

「お前が思っているほど俺は弱い…だが!もう俺は誰かが死ぬ姿なんて見たくない!そう誓ったんだ。莉奈、アイリスそしてこの世界を俺は守るって誓ったんだ!だからここで終わらせる!神名解放三日月巫女」

雄也を御札が包み込んだそして弾けた瞬間に余りにも美しすぎる神の使い巫女が現れた。

「行きますわよ…奥義!紳造剣舞 神楽舞」

すると炎魔王が

「奥義!グリムアーカディア」

次回「炎魔王死す」









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