異世界で賢者になったのだが……

加賀 燈夜

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キングとクイン

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これがあのレジェンドガンナーのレジェナ・キングスハートと隣は伝説の戦乙女
ミーシャ・クインズハートか迫力が凄いな、取り敢えず挨拶をするか

「初めまして夜月 雄也と申します。職業は大賢者です。以後お見知り置きを」

するとキングスハートが

「君があの賢者か…若いな。それより、リアとルイを何故連れている?」

「エルネアをご存知ですね。彼女から救いました。」

するとキングスハートは

「エルネアから救った?馬鹿馬鹿しい…その子らは出来損ないの奴隷だよ。」

多分、だけど本音では無い…何故ならスキル読心を使用しているからである

「それは、本性じゃありませんね?」

何だこの空気と思いながらレジェナ氏の顔を見ていると

「少し庭で散歩しないか?」

戸惑いつつ返事を返した。

「 はい」

広い庭に行くと薔薇園の真ん中にテラスがあった。そこに座り、俺が紅茶を出した。

「何故、分かったんだい?」

「首に呪龍黒印があったのでもしやと思って読心を使いました。」

「これが見えるのかい?」

「地獄ノ紋章があるので見えます。消せるかどうか試しますね。」

そして首に手を当て

「ブラックハント、アンチゼバヘスト」

呪いが消えて何となくではあるが明るくなった気がした。するとレジェナ氏が

「あなた、もしかして継承者ですか?」

「そうです」

「なるほどそれで古代魔法が使えるんだね。そのブラックハントは初代勇者である。芥  タツミが使っていたんだ。アンチを付けることによって効果が反転するだよ。ゼバヘスト、バゼルバ、リベルバ、ガバゲス、ダンティシュカ、バハムートダンティシュカ、全部使えるのだろ?」

何だこいつ怖いなと思いながら

「そんな感じです。初代勇者って転生者ですよね?」

「あ、ああそうだが?」

思い切って話した。

「にわかには信じ難いですが、私は継承者であり転生者でもあるんですよ。」

すると目を丸くして

「もしかして!?神にあったのか?」

「もちろんです。確かフラン・アルカナって言う女神です。」

すると立ち上がって俺の手を握って

「君は神なんだね?そうだよね。フラン・アルカナは誕生の女神何だよ。」

「改めてまして、創造神夜月です。恋人は龍神です。」

すると大爆笑しながら

「あはは!だからリアとルイが懐くのですね。一つ教えて起きます。神人は神に近い種族です。神の元で修業し、神見たいな力が使えるようになるのです。」

「そうなんですね。」

すると雲行きが怪しくなっできたのでテレパシーでアイリスに連絡した。

「アイリス、船の状況は?」

「雄也!どうして艦長室に狐族の長の娘が寝てるんですか?」

怒っているようだった。

「フリージアに聞かなかったのか?」

「何故かは、分からないんだけどアップデート中で今会話できないんだよね。白瑛も」

「そうか…速度はどのくらい出てるだ?」

「だいたい500キロぐらいフリゲートが400キロだからこれ以上出すと見えなくなる。フリゲートとの距離は500メートル。シャルロッテは暇すぎて寝てる。シャルはドールと訓練してるよ。私は狐族の子といる。艦橋は桜が見てる。」

「1時間後に雨雲に当たるから注意しろよ。」

「地図的にはサンクチュアリフォレストの真上」

「不味い!…かい…ひ…し…ザーーーー」

テレパシーが途切れてしまった。急に途切れた反動で気絶してしまった。

「雄也君!雄也君、大丈夫かね?」

レジェナ氏に起こされた。

「大変なことになりました。フリージアがサンクチュアリフォレスト上空にいます。フリゲートの位置から約20キロ離れています。」

すると風王が空から来て

「フリージアがレーダーから消えました。フリゲートから約20キロ地点、地図の位置からしてサンクチュアリフォレストの上空です」

「そうだ…」

「分かりました。ラインハルト」

「お呼びでしょうか?」

「例の戦闘艦使えるか?」

「システム自体は生きているようですが使えるか?どうかまでは分かりません。」

戦闘艦?どっかで聞いたぞと思っていたら思い出した。

「戦闘艦バルバトスって名前じゃないか?」

「それだ!」

「急いで案内してくれて」

ラインハルトとリアとルイを連れて走った。艦底に着くとバルバトスが止まっていた。そして搭乗口に行くとパネルから

〈コードを入力してください。〉

「コード0488」

〈コード認証完了〉

〈ようこそ夜月司令官〉

「エンジン始動開始」

〈魔力粒子エンジン起動します。フライホイール作動、反重力機作動完了〉

「出航!目標フリージア」

〈目標設定完了  本艦との距離約20キロ〉

マッハ1で追いかけた。

一方フリージアはと言うとアップデートが完了してアイリスと会話をしていた。

「何か魔力粒子が安定しなくなりましたね。」

(どうやら、賢者の結界に迷い込んでしまったようです。)

すると警告音がなった。

【警告!魔力粒子が不安定になりました。】

「不味いわね…」

次回「フリージア緊急着陸」













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