異世界で賢者になったのだが……

反撃ののろし

雄也は目を閉じて何かを考えて目を開いて

「フリージア、作戦変更を通達せよ！艦隊行動停止せよ！」

(了解しました。
各艦艦隊行動停止せよ。
作戦変更伝達する。

麒麟、夜飛、鬼灯、鳴神はこの場で臨戦態勢を取りつつ地面に潜行せよ！全兵装の使用を許可する。

麒麟は臨戦態勢だが甲板に攻撃機及び爆撃を待機せよ。

鳴神及び鬼灯は艦船の撃破を優先し敵を撹乱せよ。

夜飛は低速にて浮上し全兵装を展開し敵を威嚇せよ。

この艦、以外は引き続き作戦を続行せよ。以上通達終わり。)

麒麟達は言われた通りにその場で潜行を開始しレーダーのみ地上に出して警戒を行っていた。

「フリージア、鉄虎に繋いでくれ」

(回線の接続完了。)

「鉄虎こちらフリージア投下準備はできてるか？」

「こちら鉄虎準備完了」

「了解した投下開始！」

「投下！」

そしてグランドサイクロンが通称トンネル掘削機が地面に突き刺さり高速でドリルが回転を開始した。

「フリージアあとは頼んだぞ…高機動戦闘揚陸艇部隊は出撃せよ！」

一方城では 

「見てみよ、フリージアがもどっていくな！」

すると猫精霊族が

「油断は禁物だ…何だか嫌な感じがする…気を抜くなよ…団長」

すると龍剣が

「あぁ、あの時のように油断はしない…決してな！」

すると兵士が息を切らしながら

「でん…れ…い、伝令！都市の正門近くの壁から振動を感知どうやら掘削してるようです！フリージアの動きは陽動だと思われます！」

龍剣が伝令兵に

「なぜ分かる？貴様は密偵か？なるほど探知系の魔術士か…わかったそちらに兵をやる案内せよ」

すると猫精霊族が

「私が行こう…行かねばならん気がする…」

実は真正面からアイリス率いる第2軍を先行配置している。裏からは雄也率いる第1軍が進軍している。

「シド、ここはグリーンペレスの旧地下王都だろ場所はわかるのか？」

(問題ありませぬぞ！そこは我が設計し、我が作らせた街ぞ！わからぬはずがあるまいて…と思ったのじゃが…改築及び区画整理がされておるのでな…イマイチ分からぬ…まぁそこの道は真っ直ぐじゃ！)

「仕方ないあれを使うか…サーチステルスマッピング！ハッキング！」

雄也は思考加速を使いマップを頭の中で構築していった

(地形系解析…完了
深さ解析…完了
ポジション特定…完了
魔法形式解析…完了
術式解析…完了
都市システムハッキング…完了)

「掌握完了…システムON！檻解放都市機能ダウン」

街の街灯やシールドや防衛兵器の機能停止と全てのインフラが停止した。

「第二作戦黒猫発動…全員隠蔽し散開目標地点で合流せよ…ではかかれ！」

(行くぞ紅兎、マダラ)

(了解じゃ)

(行くぞ我が主)

「ステータス装備変更シャドウ」

次回【グラン・セリオス】